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第19回市長と大盛トークを実施しました

[2015年9月10日]

ID:2396

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会場の福島コミュニティハウスの写真

会場の福島コミュニティハウス

開催日:平成27年8月21日(金曜日)
開催場所:福島コミュニティハウス
テーマ:地域の振興について
~地域の特性を踏まえ、5年後10年後を見据えた中・長期的なまちづくり~

市長が地域に出向いて、市民の皆様と膝を交えて語り合い、市民の皆様の思いをしっかりと受け止める「市長と大盛トーク」
第19回は福浜・福南中学校区の皆さん14人と意見交換しました。

参加者と市長の主な発言

地域のまちづくり

地域のまちづくりについて話をする様子その1

(参加者)南区役所に消防署を、そしてコミュニティーホールなどをこの南の環状線沿いに考えていただきたい。また南区は大きな工場とか商業、農業、住宅地と多種にわたってあるんですが、南区の活性化にも取り組んでほしい。

(参加者)岡南地区の飛行場について撤去をするのか、それとも継続するのか展望はあるか。また淡水湖の中に大体6町歩ほど埋め立てをしているが、そこも含めて、あのままほっておくというのは大変もったいない。準工業地帯などを構築していけば、人の流通もよくなり活性化するのではないかと思う。

(参加者)公民館やコミュニティハウスについて建築年数も建っており、耐震面でも不安がある。避難場所ともなっているため建替等を検討してほしい。

(市長)それぞれの地域がよくなっていくっていうのは当然必要なのだろうと思いますが、中心市街地活性化の話というのは、その地区の問題というよりは、岡山に人を呼び、そして経済効果を多くもたらす。ないしは市内の各地からそこに行って、みんなが楽しんでいく、そういうエリアとしての中心市街地なのではないかというように思っています。それが岡山全体の底上げになっていくというのがまず一つある。今度は、それぞれのエリアをどうするかというのは、私もすごく重要だと思うし、そこは一緒になって知恵を出してやっていきたい。
将来展望をマクロで見るときに、人口減少をイメージして、施策を展開していかないといけないということが一つあり、例えばどんどん市街化区域を広げていくとなると、みんな住みにくくなる。また空港のような一つの大きな資源、それをどうやって使っていくのかというのも大きいです。だから、選択と集中というか、岡山を東京のような大きな大都市にするっていうのは不可能だし、私はする必要はないと思う。岡山らしい、いい岡山になっていけばいいと思います。

地域のまちづくりについて話をする様子その2

(参加者)地域で見守りをしましょうという話がありますが、だんだん見守りができなくなってきています。できる見守りのひとつに、みんなごみを捨てに来ますからごみステーションで会うということがあります。だから、小さい範囲のミニコミュニティーができるようなごみステーションの設置をお願いしたいなと思う。

(参加者)南区に縦横に張りめぐらせてある農業用水について、この多くは住宅街の中にあり暗渠になっていたりする。しかし、町内によってはわずか50センチぐらいの幅の用水路に小魚やザリガニが泳いだりしています。それを子どもたちが非常に喜んで、ザリガニや小魚をすくったりする姿をよく見かけます。また川でコイが産卵する姿や、サギや、シロサギが小魚をくわえている様子を見かけたりもする。そういう小さな自然がたくさん残っており、これをもっと生かした、水に親しめる緑地帯をつくっていただけないかなと思っています。

(市長)岡山市の橋梁は9,600あり、政令市で2番目に多いのが浜松の6,500です。岡山は干拓で用水路が張りめぐらされており、こんなに水路が張りめぐらされているところはない。それを市の老朽化のチェックというふうに考えると負担になるのですが、水っていうものに対して、これだけ張りめぐらされているというプラスのイメージをもっていくと、より親しみのある水路になってくる。これをどうやって使っていくかというのが重要なのだと思います。

保育園 児童クラブ

保育園 児童クラブについて話をする様子

(参加者)認定こども園について、中学校区に1つというのが原則のようだが、地区によって規模や児童数の違いがあるため柔軟な対応をしてほしい。また保育園にも民営化の流れがあるが、そういったところに不安を感じているお母さんもいるので、不安を解消できるようしっかりと広報をしてほしい。

(参加者)学童保育の支援員について、今まで有償ボランティアのような形で来てもらっているが、児童数を多く受け入れたり、時間が長くなったら、やっぱりそれに対して支援員が足らなくなってくる。そういうなかで経験者の人材確保が難しくなっているので、そういった人材確保を出来るよう取り組んでほしい。

(市長)私もお母さん方が不安に思っているのは一番良くないと思う。だから、それは変えていくようにどんどん動いていかなきゃいけないと思うんですが、まず民営化というのは、物事が全部変わってしまうわけではない。民に対しても当然助成措置をやって、同じ保育水準を確保するようにやっていきます。とにかくお母さん方が働きたいのに働けないというのが、出生率が下がっているときに絶対いけないということで、今政策の中にもトップのものとして扱っていきます。

次世代育成

次世代育成について話をする様子その1

(参加者)やはり地域の一番にぎやかさのもとは子どもであり、その子どもが地域で活動するというのは、子ども会という組織がしっかりして、その子ども会を中心に動いているのが実情じゃないかなと思うんですが、今だんだん子ども会そのものが衰退している。少なくとも子ども会が存続する、子ども会を活性化させるようなことを市当局としても考えていただきたい。

(参加者)愛育委員としてこんにちは赤ちゃん訪問をやっています。初めて赤ちゃんが生まれたお母さん方にも困らないようにQ&Aをやったり、資料を持っていくんですが、その中に絵本を2冊入れていました。それがお金がないため1冊になりました。その1冊でもいいよっていう考えはあるだろうけれども、この活動が心豊かな岡山っ子応援賛助会員さんを募集して、賛助会員さんの寄付で補いながらやっていく部分において、極端な話、寄付がなくなったら止めるのかということになる。このいい活動をこれから先どう展開していくのか、どういうビジョンを持っているのかと思う。

(市長)最も重要なことは、子どもたちが成長するときに一体どんな岡山にしてあげるのか。多くの事業がある、その中のどういうものをとって、どうやってバランスをとって、大きな借金を残さずに、いい岡山をつくっていくのかということに尽きるんです。一つ一つのものというのは何でもやりたいっていう気持ちはありますが、だけどそれをやり過ぎると、ほかのができなくなる。木を育てるみたいなところがあって、あるところに枝が張っちゃい過ぎると全体のバランスがおかしくなる。こんにちは赤ちゃん訪問についても愛育委員の人とお母さんが接触することが一番意味のあること。続けていく最低限のものはやっぱり考えないといけないことは間違いない。

次世代育成について話をする様子その2

(参加者)5年、10年というスパンで地域のことを考えると、これからどんどん少子・高齢化が進んでいくなかで、今これから次の世代をどうやって育てていくのかが一番メインになるかと思うが、次の世代を育てていくための社会の基盤づくりをどうやっていくのかと思います。

(参加者)今の子どもたちは都市化傾向が強いと思えるが、岡山で育っている子が将来岡山に戻ってくるのはどうしたらいいのかと親として考えることがあります。振り返ると、あまり岡山市、岡山県という郷土や歴史といった教育がされていないような気がします。住んでいるところへの愛着は絶対あると思いますが、漠然とした岡山市や岡山県への愛着を持つというのは多分教育なのかなあと思います。子どもが将来戻ってくるために何か施策として思われることあれば聞きたい。

(市長)次世代の育成について、今、保育園から小学校、中学校、高校と一定の教育があります。今回の総合教育会議では、今までの先生の世界からもう少し広げて、各市町村長に預けられている。そして首長に預けられたというのは、みんなの力を結集して人材育成しようじゃないかということなのだろうと思います。みんなの力というと、地域や大学生をどうやって関わらせていくか。先生のステータスをどうやって上げていくか。こういったことをとにかく具体的にやっていかないといけないと思っています。
子どもたちが岡山へ戻ってくるために、一つは思い。思いというのは郷土を愛する心であり、郷土を愛する心というのは何かっていうのは、歴史もあるでしょうし、そのほか幾つかの要素がある。それともう一つは就職ですよね。それはいつの時点に戻るかにもよりますが、この2つが大きいと思います。だから、両方の側面を補強していかないといけない。観光とよく言いますが、観光の光というのは何かというと、文化、歴史、伝統、それらを指すときに光と言い、光を見に行く。だから、観光するっていうのは、そういう地域によって違う何か、アイデンティティーを持っているその地域を見るということ。それで自分が今度は外へ出て、その思いが強ければ戻ってくる要素が強くなる。そういったことが重要になってくるんじゃないでしょうか。

第19回大盛トーク参加者の皆さんとの写真

第19回大盛トーク参加者の皆さんと

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