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第21回市長と大盛トークを実施しました

[2015年12月13日]

ID:2452

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開催日:平成27年11月5日
開催場所:岡山市役所第3会議室
テーマ:多文化共生のまちづくり

市民の皆様と市長が自由に語り合い、市民の皆様の思いと知恵を引き出す「市長と大盛トーク」。
第21回目は、岡山市外国人市民会議委員の皆さんと留学生の皆さん9人と意見交換しました。

第21回市長と大盛トーク参加者の皆さんとの写真

第21回市長と大盛トーク参加者の皆さんと

大森市長のあいさつ

今日は第21回目の大盛トークです。大盛トークって何か変な名前だと思うんですが、私の名前が大森っていうので、じゃあ、市民の方と直接お話をする機会をつくっていこうということで、大体月に1回ぐらいやらせてもらっています。今日は、皆様方岡山に来ていただいて、多分、岡山に住んでいる人よりも岡山のいろんな悪いところ、そしていいところというのは気がつくんじゃないかなと思っていまして、そういうさまざまな点を聞かせていただくのを非常に楽しみにしています。是非率直な意見をいただければというように思います。よろしくお願いします。

参加者と市長の主な発言

岡山について

岡山について話をする様子

(参加者)岡山は日本の中でも自然災害も少ないし、交通アクセスなどの便もよくて非常に住みやすい場所だと思っています。しかし、岡山には観光名所がたくさんある割には海外からの観光客が少ないような気がします。これから日本は2020年オリンピックに向けてますます海外からの観光客が増えると思われるので、観光客のニーズに応えられるようなサービスの提供が重要になってくるのではないでしょうか。例えば、ホテルや駅など主要施設に無料Wi-Fiを設けたり、また観光スポットに学生ボランティアを配置して、訪れた観光客に安心して気楽に旅行が楽しめるような気配りをするのも一つの方法ではないかと思います。そうすることによって、訪れた観光客にはいい印象を与えて、また次の訪問にもつながると思うし、また学生には自分が学んだ外国語が発揮できるいいチャンスにもなり、社会に出る前の大切な社会経験になると思うからです。

(参加者)岡山は福祉と医療の資源がものすごく豊富だと思います。例えば、点字ブロックは岡山が発祥の地です。最近、大きな病院がたくさんできて、とても技術の高そうな病院が多くて、そういうアピールをちゃんとして、外国、東南アジアの人たちに健康診断とか療養とかそういった環境整備などできたらいいなと思っています。東京とか大阪のような大きい都市はかなりにぎやかで、岡山は割と地方都市ですけれど、静かで療養にはむしろ大都会より有利じゃないかなと思います。是非資源をアピールして、旅行会社、医療関係、外交関係などと連携してそういった仕事ができるようになればいいなと思います。

(参加者)ベトナムの学生です。日本に来る前は岡山がどんな地か、どこにあるか全然イメージがなかったですが、今岡山で住んでみたら、本当に安心・安全でとても住みやすいところだと思っています。そこをアピールすればどうかなと思います。
何点か気になるところは、この何年間でベトナム人が急に増えて、現在はたくさんいます。それで、もし岡山市役所で誰かベトナム語ができる人が、毎日じゃなくても、週1回か2回いたらありがたいと思っています。留学生にはいっぱい悩み事があるし、わからないこともいっぱいあるし、もし誰かベトナム語ができる人がいたら何でも聞けるので助かります。
それから、岡山の後楽園でいっぱいパンフレットが並んで、英語版とか中国版とかいろんな言語がありましたが、ベトナム語はありませんでした。ちょっと残念だなと思っています。現在、学生も多いし、観光する人も増えますので、ベトナム語版もできたらどうかなと思っています。

(参加者)富川と姉妹縁組を結ばれていると思いますが、市は展示会とかしているのかよくわからないんですけど、そういう展示会とかで外国に知らせたら観光客も来るんじゃないかなと思います。

(参加者)私は岡山5年目です。前の岡山は、自転車が町の中でぐじゃぐじゃでしたが、最近本当にきれいになりました。ももちゃりがめっちゃ便利なんです。でも、駅前のエリアだけにあるんでしょうか。何か分散したほうがいいかなと思います。
私は西川沿いのレストランでバイトしています。いつも西川沿いでイベントがありますね、とってもいいと思います。歩行者天国とか満月BARとか、最近のハレノミーノとか、とてもいいです。楽しかったです。

(市長)満月BARっていいね、みんなで仲よくなれる。ワインとか水とか立って飲むんだけど、大勢の人が集まるから、ちょっとした机が置いてあるんだけども、割としゃれたものが置いてあって、いろんな人が集まってくるから、自然と話をするようになりますね。満月BARは夜だから、お酒が中心になってるんだけど、料理とお酒でみんなが和気あいあいとやっているので、是非行ってください。

(参加者)もうちょっと岡山を海外にアピールするには、いろいろ工夫しないといけませんが、この前聞いた話では、後楽園に土曜日に和服で行くと無料というサービスがあったそうです。国際交流協会のイベントですね。和服姿の女性を見ると外国の観光客はとても喜びます。外国人観光客は、割と写真とか撮ったらインターネットに登載します。それは世界に発信するので、みんな見て、そこに行こうというふうになるので、すごくアピール力があります。
最近は、後楽園の近くの川沿いに土日青空カフェがあったりして、すごくいいです。もう少し何か見る物を増やせば市民も行きますし、例えばあそこはジョギングにすごくいい環境だと思うんです。ジョギングをもうちょっと促進できるようなアイデアを出せばいいなと思います。

(市長)あそこの、鶴見橋っていうんだけど、その下が歩けないですよね。あそこを走れるように、ジョギングできるようにしようって今考えてます。

(参加者)日本に来てもう2年になりました。岡山市は、やっぱりきれいで静かな町だと思います。私が一番感じるのは、安全な町ということです。なぜかというと、東京に住んでいる友達から時々「東京、今日は地震があったよ。」と聞きます。そのとき、僕は幸せだと思います。岡山市はやっぱり安全な町、地震や津波なんかほぼない、こういうところが一番いいと思います。

(市長)地震については、私は少し前に日本政府でそういう危機管理とか災害対策の担当をしていました。活断層って知っていますか。昔揺れて地面が動いた証拠がある、それを活断層と言います。大体何万年かの間に動いたことがあるかどうか、そういう断層があるんだけど、例えば東京だと東京自身にもあるし、周辺にもいっぱいある。岡山は活断層がない。だから、何万年かの間に震源になったものがない。ただ、もちろん近くで地震があったときに一緒に引きずられて揺れるというのはあるんだけど、そういう面では震度3とか、そういうところはもちろんあるけど、本当に大変な地震というのは今まであったことが少なくとも証明されてない。本当に安全なんです。私も東京にいて、東日本大震災というのに直接遭遇したんですが、本当に怖かったですよ。

岡山での生活

岡山での生活について話をする様子

(参加者)ママとしての立場として、小学校や中学校からもらう配付物が、易しい日本語ではなくて、私たちにはちょっと難しいです。もし、小学校の中にボランティアがいて助けてくれたら助かります。学校から配られたアンケートも日本語の使い方が難しかったりして理解が難しいので、ちょっと先生から説明があればわかりやすいかと思います。

(参加者)私はブラジルから来ているんですけれども、日本に住んでてもう19年です。岡山だけで18年ぐらい住んでいます。本当に岡山を愛しています。人生の半分以上岡山に住んでるということになりますが、子供を育てるのに、とても安心・安全な場所なんです。私の住んでいる地区では、高齢者の方々が「お帰り」とか、朝は「行ってらっしゃい」とか声をかけてくれます。私はサンパウロにいたから、子供たちが小学生1人で学校へ行くというのはあり得なかったんです。私は、子供を小学校へ行かすときに、1人で行くっていうのにすごく不安だったんですけど、声をかけてくれるおじいちゃん、おばあちゃんがいてくれたから、すごくありがたいです。今は、うちの地区のほうでは、おばあちゃんがただ1人だけでその小学校で面倒見てるということで、たまに私はおばあちゃんに缶コーヒーやお茶を持っていって、「ありがとう」と言います。そのおばあちゃんは、私がしてる仕事はボランティアなんだけれども、そこの地区の人が感謝とかなかなか伝えてこない、それから行政も何か私やってることを見てくれないっていうふうに言うんです。だから、もしできるなら、そういった人たちに、感謝とか、感謝状でもいいんですけどね、何でもいいんだけれども、少しの気持ちが行くとすごく何か心がどんどんどんどん大きくなると思います。高齢者たちが今何か家で孤立してるような感じですが、もっと外へ出ていくのではないかなと私は思います。
私の子どもが今高校生ですが、卒業したら大阪行きたい、東京行きたいではなくて、もうちょっと岡山を愛してほしいんですよね。ふるさとを愛してほしいです。岡山で仕事してほしい。岡山のためにも頑張ってほしいと親としてすごく思います。だから、もうちょっと企業など呼びかけるようにお願いしたいです。

(市長)そういう立派なおばあさんに対して、父として、我々としてね、感謝をする、そういう気持ちをきちっと持つことは、私は本当に重要だと思います。
今そういう地方創生という言葉の中で、企業がちょっと東京に集まり過ぎているんじゃないかということを言っていますが、それを本当に何とかしなきゃいけませんね。岡山の特徴というのは、さっき話があったように、大きな病院がいっぱいある。医療に関して言えば、医療関連産業は結構あるんですね。だから、そういう産業を伸ばしていくというのは重要だろうなというふうに思ってて、そこはやっていきたいなと思います。
この前、法人市民税というのを調べてみると、岡山は全国10位ぐらいなんですね。だから、結構いい成績も出してるところはあるんだけど、ただ、やっぱり東京に集まり過ぎてることは事実ですね。頑張っていきます。

(参加者)岡山は医療関係は非常に発展していまして、この間、中国から医療視察のお客さんが来られまして、医療の病院に行くって決まったんですが、レンタカーを借りたくても借りられないです。日本のクレジットカードがないと貸してくれないというシステムになっています。だから、友人の車を借りて案内しました。あとお客様は岡山は両替できるところが少ないと言っていました。例えば、空港に来られて、空港の両替店はもう閉まっていたんです。上海岡山便到着するのがもう8時半、入国手続で外国人はかなり遅くなりまして、ほとんど9時以降になります。そのときもう完全にシャッターは閉まってます。

ごみの出し方について

(参加者)留学生とかは、ごみの出し方がはっきりとわからない、いろんな疑問があります。ごみの出し方の紙があるんですけど、もうちょっと説明とか要る部分もあるというふうに留学生とこちらで定住してる人たちはよく話をしてます。例えば、弁当ガラが透明であったり、透明でなかったり、それをどのようにして分けるか、市民レベルの交流とかあれば交流しながらそういったことが教われたらいいなと思ってます。中国は余り分けてないです。文化としてまだ定着してないので、日本に来て、全部分けて出すというのはものすごくいいことだと思うんです。みんなそれに大賛成で、私はそれに本当に惹かれて、日本の文化はすごいなと思います。今の時代、資源を大切にすること。でも、きちっと分けないで出すと本当に業者の方も困るし、再利用するのにも壁になると思うんですね。だから、ちょっと詳しく教えてもらう。しかも、1回ではなくて、何回か、いろんなレベルで、それで、だんだんの外国人の中にごみの分け方を浸透させられたらいいなと思います。
それと、例えば中国の方、岡山に多分5,000人、6,000人ぐらいがいると思うんですね。だけど、割と日本の方と交流する場が少なくて、もうちょっと何かいろんな工夫して、外国人もここで暮らしやすいように、そして日本人にとっても「外国人は本当に何もわからなくて、ごみの出し方もわからなくて困った」と思わないように、そのような交流ができればいいかなと思います。

(参加者)我々中国人はごみを分けないで出すという習慣というか決まりがあります。ごみ置き場の専門の業者があります。その業者が分けてくれます。だから、みんなこういうシステムに慣れてて、日本に来て、分ける習慣にまだ慣れてないです。つい最近、岡大の留学生が上京し就職しました。この子からすぐ連絡が入って、「東京に行って一番困ったところは、ごみの出し方がわからない。」と言いました。
私はごみの出し方より、ごみの出せる回数が増えてくれればうれしいなと思います。なぜかというと、今は冬だから大丈夫ですが、夏になるとやっぱりひとり暮らしの留学生たちはカップラーメンとかいろいろ生モノなんかすぐに腐って、においがあると思うので、なるべく1日でごみ出したいと思います。

(市長)それは大きな問題ですね。今回資源化物の回収をちょっと増やしたんですが、コストが相当かかってしまいますから、この回数を増やすっていうのは、そう簡単にいかないですね。

相談できるところがほしい

(参加者)皆さんのお話を聞いて、例えばごみの出し方とか、あとベトナムの人がたくさん来てるから、もしかしたら悩みとかが多いかもしれないですけど、そういったようなのを、どこに相談に行けばいいとか、今のところはっきり言ってないと思うんですが、もし市から例えば2カ月に1回か3カ月に1回ぐらいはワンデー相談みたいなのとか、会場を借りて、そこで例えば1日何回かごみの捨て方の説明したりしてはどうでしょうか。相談できる窓口を置いて、ベトナムの方でもブラジルの方でも来て、そこで相談できるとか、大学生、留学生など多いと思うんですけども、宣伝をして、長く岡山に住んでる方々も多いので、その力をかりて、外国人の方のまだわからないところを私たちが教えてあげるべきかなと思うんです。もちろん横では市役所がサポートしていただいて、少しずついろんな問題を解決できるんではないかなと思うんです。もし手伝いがいることがあったらいつでも言ってくれたらやりますから。

(参加者)私は岡山市の公民館がすごく大好きなんです。いろんな活動とかもしています。岡山市にたくさんの公民館があるので、それを使ったほうがいいんじゃないですかね。特に、岡山大学、理大などその近辺の大学もあると思うんですけど、京山公民館か北公民館が一番行きやすいのかなと思います。公民館を使うんだったら、留学生も行きやすいと思います。

(市長)困ったときにはここに来て相談しましょうというのは、西川アイプラザの4階に友好交流サロンという相談窓口があります。市のホームページにも載っているし、いろいろやっているんでしょうが、伝わらないところがあります。こういうのはやっぱり口コミだから、皆さんもお友達に伝えてください。ベトナムの方も最初はたどたどしいコミュニケーションになるかもしれないけれど、いろんな人を紹介してくれたりしたりして輪が広がっていくと思います。

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