ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

第14回市長と大盛トークを実施しました

[2015年1月26日]

ID:2462

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

会場の瀬戸公民館の写真

会場の瀬戸公民館

開催日:平成27年1月20日(火曜日)
開催場所:瀬戸公民館
テーマ:地域の振興について
~地域の特性を踏まえ、5年後10年後を見据えた中・長期的なまちづくり~
市長が地域に出向いて、市民の皆様と膝を交えて語り合い、
市民の皆様の思いをしっかりと受け止める「市長と大盛トーク」
第14回は上道・瀬戸中学校区の皆さん20人と意見交換しました。

参加者と市長の主な発言

地域のまちづくり

地域のまちづくりについて話をする様子

(参加者)上道地区は5小学校区がいろんなテーマをあげて活動をしています。最近は高齢者の見まわりや子育て広場を行っています。まちづくりには人が増えなければならないですし、そのためには働くところがないといけません。高齢化も進んでいます。地域がいくら頑張っても成し遂げられない部分は行政が手を差し伸べてくれないといけないと思います。

(参加者)瀬戸地区はまちづくりが良い方向でいっていると思う反面、乱開発が進んで、田んぼが埋められアパートが建てられています。行政として統制がとれた開発はできないものかと思います。それから瀬戸支所の産業建設課は災害が起きた時、対応が速いのです。細かにいろんな面で助けていただけます。できれば瀬戸支所を残していただきたいと考えております。

(市長)私は一昨年の10月に市長になりました。そのときの大きな課題としてユネスコの世界会議がありました。岡山を発信する大きなイベントです。もう一つは、イオン岡山の開業です。最大限、岡山に対しての経済効果を呼び込むというのは何だろうという議論がありました。また、こどもの医療費助成制度が近隣の市町村と随分かけ離れていて、岡山市の場合、医療費助成をひとつやるとすごくお金がかかるので、そこのバランスはどうするかといったことがありました。1年数か月はそれらに忙殺されたような気がします。

地域のことでは、岡山市内に資源があるからそれらをどう活用していくのか。また、高齢化、人口減少が進んでいることも事実ですから、足となる公共交通をどう考えていくのか。そういったことを本当に考えていこうということで、今回、総合計画というものを動かしていこうとしています。その中でそれぞれの地域資源をどういかしていくかということを真剣に議論していこうと思っています。今後何が具体的にできるのかということを、私なりに真剣に考えさせていただき、できるものは順次やっていくということで考えたいのです。
瀬戸支所の話については、ご意見を踏まえながら、やはり税金で賄うものですから全体のバランスもあるわけです。どこで調和ができるのかということをご相談しながらやっていかなければいけないと思います。支所のことは御津、建部、灘崎も含めてよく伺っているところです。

上道駅 砂川

上道駅 砂川について話をする様子

(参加者)上道駅の乗降客2600人ぐらいです。聞くところによると3000人を超えないとエレベーターを付けてもらえないということです。駅の階段をあがるのが高齢者は困難になっているのでエレベーターをつけていただきたいのです。また、駅利用者を送迎する車がいっぱい来ますので、駅前に車が停車できるスペースができないものかと思います。

(オブザーバー)エレベーターのことは、バリアフリー法の関係で乗降客3000人を超えるとJRさんと交渉できるんです。上道駅前のロータリーについては、周りの土地がすべて民有地で、買う計画について交渉をしたんですけど、なかなか合意をいただけないということです。駅の表に駐輪場もないということで、そこを整備することが乗降者を増やして、バリアフリーが進むという流れにつながります。土地があれば、ロータリー整備について市は決してうしろ向きではないと感じますので、その辺りを地域でも民有地の方とお話をしながらやっていかざるを得ないかなというように思っています。

(参加者)砂川は2年ほど前、集中豪雨のため越水しました。樋門の上げ下げと瀬戸地区でいざというときに行われる砂川に向けての放水の兼ねあいによっては、水位が見る間に上がってくるわけです。ここ2~3年はもう毎年のように避難勧告、避難命令が発令されています。

(参加者)去年の大雨で上道駅から下る道路が約20センチメートル水没しました。大雨が降ったらよくそこが吹き上げます。1時間の雨量が50~60ミリで排水が間に合わないようになるそうです。岡山市の町中がどうもそのようらしいのです。

(市長)水害の多さは政令指定都市でも岡山市はトップクラスです。今は温暖化現象になっています。暑くなればなるだけ飽和水蒸気が増えていくわけだから、それが上昇気流になれば雨の量は増えてくる。昔は1時間の雨量50ミリで施設をつくっていますから、雨量が70ミリ、80ミリになってくると対応できなくなってしまう。だから、下水道施設とか農業用水とか、いろいろなポンプにしろ、うまく使っていかないととんでもないことになる。それなりに市も頑張っているというのはお分かりいただいているかもしれないですけど、まだ十分ではないし、自然の流れ、脅威というのが増えています。われわれも安全安心をどう確保していくかというのは今の声も踏まえながら、頑張っていきたいと思いますので、ときどき温かい目でご叱責をいただければと思います。

天然記念物アユモドキ

(参加者)瀬戸町の吉井川水系・瓜生川水域には、国の天然記念物のアユモドキが生息しています。国土交通省が平成21年度からアユモドキの産卵場を造成しました。平成27年度から地元に産卵場一帯の管理をお願いしたいとのことで、瀬戸町観光文化協会が受け皿となってアユモドキを守る会を立ち上げようと準備しております。広大な土地の草刈りや整備、パトロールなどをどうやって行うか検討し、自然を愛する市民、地元の企業、学校関係などを対象にボランティアを募集する予定です。また、自然観察会などを行い、こどもたちに自然の楽しさ、大切さを伝えたいと思っております。アユモドキ交流館のような自然関係の施設をつくって、道の駅を併設して新鮮野菜や果物を販売すれば岡山市の観光スポットとして注目されると私は思っております。

(市長)道の駅はトイレとかいろんな施設がありますよね。確か、一定額の助成が道路の会計から出てきますよね。それで、通常よりは安い価格で販売できるから、地場産の野菜とかがいっぱい売れていくという仕組みだから、ちょっとうろ覚えで悪いですけれども、地元の方が何をするかというのを整理して対応していけばという感じになるんじゃないですか。アユモドキはESDの看板でしたからね。これからもよろしくお願いします。

瀬戸インターチェンジ周辺の農地

瀬戸インターチェンジ周辺の農地について話をする様子

(参加者)高速道路のインターチェンジから5キロの範囲の開発許可は可能と聞いております。瀬戸町はその5キロの範囲に大部分が含まれ、交通の便に恵まれた地域に市街化調整区域が広がっています。有効な土地利用、例えば雇用を生むような産業の育成とか企業誘致とかを考えていただけないのかと思います。これだけコメの需要が減ったのに、農業振興地域の指定の解除が難しいとか、従来の制度が変えられないとか、何か歯がゆさを感じております。

(市長)私は調整区域をどんどん開発していこうという気はありません。それは岡山というのは、どんどん調整区域を市街化区域にしていった歴史でありまして、いろんな弊害が出ていると思っています。DID(人口集中地区)に関していえば昭和40年頃と比べて面積が4倍になっているんですね。それに対して人口は倍ぐらいにしかなってませんから、人口密度は半分ぐらいになっている。従って中心部の商店街はがらがらですし、交通事故が政令指定都市の中でワーストワンです。やはり、できるだけ今の市街化区域の中を効率的に使っていくほうがいいんじゃないかというように思っているわけです。

ただ、ご指摘のようにインターチェンジ周辺の開発許可を広げたというのは、これは経済活動としてインターチェンジ周辺というのは工場、特に物流などの工場には適しています。これから地方創生で、岡山の経済活動をより活発にしていかないといけないわけですから、やっぱり問題は土地であります。私も農地転用の問題とかは今のままでいいとはまったく思いません。この年末に石破地方創生担当大臣とお話をする場がありました。農地転用の問題は国の制度だからわれわれはそれを守らなければいけないわけです。ただ、それは変えてほしいということを申し上げ、土地についても弾力的な動きが自治体でもできるようにと申し上げたところであります。一応今年度中には結論を出すというようにおっしゃっておりました。

第14回大盛トーク参加者の皆さんとの集合写真

第14回大盛トーク参加者の皆さんと

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課 広聴担当

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1025 ファクス: 086-803-1731

お問い合わせフォーム