[2024年7月1日]
ID:31918
東京2020パラリンピック聖火リレーは、「パラリンピック聖火はみんなのものであり、パラリンピックを応援する全ての人の熱意が集まることで聖火を生み出す」という国際パラリンピック委員会(IPC)の理念に基づいて開催されます。
聖火リレーで用いられるパラリンピック聖火は、パラリンピック発祥の地であるイギリスのストーク・マンデビルと47都道府県で採火された火が開催都市で一つに集火され、パラリンピック聖火リレーとして開催都市を巡ります。
東京2020パラリンピック聖火リレーのコンセプトは、Share Your Light (英語) / あなたは、きっと、誰かの光だ。(日本語)です。
これは、「新たな出会いから生まれる光を集めて、みんなが調和し活かしあう社会を照らし出そう。」という思いを端的に表しており、また、パラリンピック聖火リレーを通じて、多様な、そして社会の中で誰かの希望や支えとなっている光(人)が集まり、出会うことで、共生社会を照らす力としようという想いを表現しています。
聖火フェスティバルでは、聖火リレーで用いられる聖火の「採火」、採火した火の展示「聖火ビジット」、そして採火した火を集火し開催都市へ送り出す「出立」が行われます。
岡山市の採火式は「桃太郎伝説」ゆかりの鳴釜神事を斎行する吉備津神社の御竃殿において、岡山市出身車いす陸上選手の豊田響心(とよた ひびき)さんが見守る中、行われました。
採火に先立ち、「東京2020パラリンピック大会の安全」と「本大会へ出場する岡山市ゆかりのパラアスリートの必勝」を鳴釜神事にて祈願しました。この神事の起源は、桃太郎のモデル・吉備津彦命が鬼神・温羅の首を埋めたとされるご祭神の温羅退治のお話に由来され、竃から出る音の大小長短により吉凶禍福が占われます。本祈願では「ボォーー」と音が鳴り響きました。
鳴釜神事
神事終了後、採火が行われました。
岡山市の火は、本殿の竃から採火する「岡山桃太郎伝説の火」です。神事に奉仕する神職と阿曽女(あぞめ)により採火された点火棒が豊田選手へ受け渡され、豊田選手により大森市長が持つランタンへと納火されました。
竃から採火
豊田響心選手へ託される火
ランタンへ納火
大森市長が「まさに岡山市を代表するに相応しい火。東京パラリンピック大会の成功と岡山市ゆかりの選手の活躍を祈りたい」と話された後、豊田選手は「この火が、世界中にいる誰かの希望や未来を照らす光となり、すべての人が共に手を取り生きていけますように」と火への想いを込められました。
そして、「将来パラリンピックに出場し活躍できるよう日々精進してきたい!」と、競技に取り組む決意を力強く話されました。
採火した岡山市の火は、同日夕刻より行われる岡山県主催の集火・出立式に届けます。
お二人より一言
岡山市の聖火(岡山桃太郎伝説の火)
令和3年8月16日(月曜日)夕刻、東京2020パラリンピック聖火の一部となる「岡山県の火」を採火・集火・出立する「東京2020パラリンピック聖火リレー岡山県聖火フェスティバル」が開催されました。
岡山市の火も無事に送り届け、県内27市町村がそれぞれ想いを込めた火と一緒に紹介されました。
岡山市の火
ランタンから採火
集火台へ点火
27市町村の火
マスカットをモチーフにした集火台へ灯された27市町村の火を、岡山県ゆかりのパラアスリート(※)により一つに集火されました。式典には岡山市在住パラアスリートの松本友和さん(柔道)も出席されており、見事に大役を務められました。
※出席した3名の岡山県ゆかりのパラアスリート
3名のパラアスリート
集火の様子(松本友和さん)
聖火トーチへ点火
岡山県の火
集火された「岡山県の火」は、東京へ送り届けられ、東京2020パラリンピック聖火の一部となります。
岡山県の火
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1614 / 086-803-1615 / 086-803-1616 ファクス: 086-803-1768