[2018年6月26日]
ID:16551
平成30年5月14日(月曜日)から5月28日(月曜日)までの15日間、岡山市のホストタウン相手国であるブルガリア共和国より、女子レスリングナショナルチーム(選手8名、コーチ2名)が来岡し強化キャンプが行われました。
ブルガリア共和国はリオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得している欧州の強豪国です。
練習はIPU環太平洋大学レスリング部を軸に、週末には日本体育大学や法政大学レスリング部等が合流するなど、熱の入った合同練習が繰り広げられました。
ブルガリア選手は日本のウォームアップや技術指導を動画で記録し、繰り返し日本のコーチに動きを確認するなど、日本の練習に大変興味を示していました。
また、歓迎式には大森市長をはじめ、練習先であるIPU環太平洋大学の大塚副学長ほか、経済界からも参加いただきブルガリア選手団を出迎えました。
参列者・IPU環太平洋大学レスリング部と一緒に記念撮影
記念品贈呈
スパーリング
技術指導
レスリング競技関係者、地元関係者と盛りだくさんの交流事業を実施し、ブルガリア選手団と交流を深めました。
IPU環太平洋大学の剣道の授業に参加し、礼儀作法や稽古を体験しました。初めて手にした竹刀や身に纏った防具に、ブルガリア選手は大興奮!大きな掛け声や笑い声が入り混ざり、日本文化への理解や大学生との交流を深めました。
打ち込み稽古
集合写真
地元高校レスリング部や、岡山市内のちびっこレスラーを対象に交流を深めました。
高校生は少し緊張した面持ちでしたが、スパーリングではオリンピック選手に果敢に挑んでいました。高校生とは対照的にちびっこレスラーたちは海外の代表選手に大はしゃぎ!ブルガリア式の準備体操や鬼ごっこで意気投合すると、身振り手振りでふれあいを図り、笑顔いっぱいの時間を過ごしていました。
高校生との合同練習
ちびっこレスラーとのふれあい
(公社)おかやま観光コンベンション協会ご協力のもと、観光エクスカーション(体験型観光)で「おもてなし」をしました。
最初は岡山城での着付け体験。初めて日本に来たと話す選手たちは、着物自体を見ることが初めてで大喜び。恥ずかしながらも着付けし、各々に写真を撮りSNSにアップするなど、心身ともにリフレッシュできたと笑顔で話してくれました。
その後、岡山後楽園を散策し和菓子と抹茶で一休み。午後からは岡山市中央卸売市場で回転寿司、-50℃の水産冷蔵庫内を体験し、日本の食文化に触れました。ブルガリア共和国でも寿司は大人気の料理とのことですが、回転する寿司は初めてと興味津々の選手たち!食べ終えた小皿を楽しそうにレールに戻す姿がとても印象的で、日本との文化の違いが見受けられました。
岡山城での着付け体験
岡山後楽園散策
回転寿司体験
-50℃の水産冷蔵庫の中
リオデジャネイロ五輪では、銅メダルを獲得した選手以外に、2名の選手(タイベ・ユセイン選手、ミミ・フリストヴァ選手)が出場しており、ヨーロッパ選手権2018では2名の選手が優勝、数名が上位入賞するなど、東京オリンピックでの活躍が非常に楽しみな国です。
また、今回来岡したペータルコーチは、ブルガリア出身の鳴戸親方(元大関琴欧州)がレスリング選手であった当時、ナショナルチームで一緒に汗を流した仲間であることが分かり、より一層ブルカリア共和国と岡山市の繋がりを感じました。
最後に、今回のキャンプは岡山県レスリング協会受け入れのもと、本当に多くの方に関わっていただき実現することができました。ブルガリア選手団には来年以降も岡山市にお越しいただき、競技関係者や地元関係者の皆さんと一緒になり、ホストタウン相手国であるブルガリア共和国との友好を深めていければと考えています。
ミミ・フリストヴァ選手(左)、タイベ・ユセイン選手(右)
ブルガリア選手団
所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1614 / 086-803-1615 / 086-803-1616 ファクス: 086-803-1768