[2020年3月5日]
ID:20395
令和元年11月2日(土曜日)から11月16日(土曜日)までの15日間、タイ王国女子バレーボールナョナルチームの強化キャンプが行われました。
今回のキャンプは、女子バレーボールVリーグに所属し、岡山市で活動する岡山シーガルズが中心となって誘致してくれたものです。実は、タイとシーガルズは、以前からこの誘致に結び付く様々な交流があったのです。
約20年前にタイが女子バレーの強化を目的に日本から指導者を招聘した際に、タイに出向き指導したのが、岡山シーガルズの監督である河本監督でした。令和元年7月に、岡山シーガルズが初めて実施した海外遠征の遠征先もタイでした。
また、以前タイで開催された国際大会に、日本代表として出場した岡山シーガルズ所属の宮下遥選手のプレーがすばらしかったとのことで、ファンクラブが設立されるほど人気があるようです。
こういった中、タイチームから、「東京2020オリンピック競技大会バレーボール競技における最後の出場枠(アジア大陸)を賭け、令和2年1月に開催される大陸別最終選考大会に向けた強化キャンプを岡山シーガルズと実施したい。」、また、「出場権を獲得した暁には、岡山市で事前キャンプを実施したい。」との希望があり、今回のキャンプが実現しました。
タイでは、女子バレーは国民的人気スポーツ。来岡した選手の中にはヌットサラ選手やブルームジット選手といった国民的スター選手も!
日々の練習は、中国学園大学や岡山理科大学附属高校の体育館で行われました。岡山シーガルズと合同練習の日には、練習試合も行われ、緊張感のある練習が実施されました。
練習風景
練習風景
タイチームの世界ランキングは14位。アジアでは中国、日本、韓国に次ぐ4番手の強豪ということで、想像以上にパワフルなプレーの連続でした。その中でひときわ輝いていたのが、世界を代表するセッターと言われるヌットサラ選手。早い動きからの柔らかで的確なトスはやはり世界一という感じでした。有望な若手選手も育ってきているようで、今後のアジアでの活躍が楽しみです。
キャンプ後半には、地元小学生チームなどを対象にバレー教室や交流試合などを実施しました。
日頃は真剣な選手たちも、子どもたちとの交流では素敵な笑顔で、優しく接してくれ、子供たちも楽しい時間を過ごしました。海外の代表選手との交流は子供たちにとっても貴重な体験だったようです。
当日の様子
当日の様子
このキャンプ期間中、岡山市長を表敬訪問いただいたほか、東京2020オリンピック競技大会の事前キャンプ実施にかかる協定を締結しました。
協定締結式の様子
表敬訪問時の様子
笑顔が素敵で礼儀正しく、とても好感が持てるタイチームの選手たち。令和2年1月に開催される大陸別最終選考大会では、是非とも優勝し、東京オリンピックの出場権を勝ち取ってもらいたいものです。そして、7月の事前キャンプで、また笑顔の再会を果たしたいものです。スース―(頑張れ)、タイチーム!
令和2年1月にタイのバンコクで行われた大陸別最終選考大会には、岡山シーガルズのスタッフ、関係者が駆け付け応援しましたが、残念ながら、タイチームは、決勝で敗れ、東京オリンピック出場の夢は叶いませんでした。
しかし、今回の訪問時には、タイ王国バレーボール連盟と岡山シーガルズは今後もバレーボールを通じた交流事業を実施していく旨の協定を締結しました。こういった取り組みを通じ、岡山シーガルズや岡山市民との交流はこれまで以上に活発になっていくものと信じています。
また、それをきっかけに、岡山市とタイ王国のスポーツ分野を超えた交流が深化していくよう、岡山市もしっかり盛り上げていきたいものです。
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