女子ソフトボール日本代表チームのキャンプが行われました。（平成30年11月21日～11月26日）

平成30年11月21日（水曜日）～11月26日（月曜日）の6日間、女子ソフトボール日本代表チーム（選手22人、監督等スタッフ9人）が来岡し、岡山市内で強化キャンプを行いました。
女子ソフトボール日本代表チームは、世界ランキング2位（2017年12月付ランキング）。オリンピックで金メダルを狙える位置にいます。

オリンピックにおける女子ソフトボールは、2008年の北京大会で日本代表チームが金メダルを獲得して以来、オリンピック正式種目から除外されていましたが、2016年8月のIOC総会において2020年の東京大会で追加種目として復帰することが承認され、日本中が金メダル獲得を期待している注目度の高い種目です。

今回のキャンプは、宇津木麗華監督の他、2008年の北京大会で金メダルを獲得した山田恵里選手、2018世界ソフトでも投打で活躍した藤田倭投手、次世代のエース候補である勝股美咲選手、岡山出身の柳瀬友紀選手や原田のどか選手など、豪華な顔ぶれで行われました。

岡山市では、近年、小学生から社会人まで幅広い世代で全国優勝を飾るなど、ソフトボールに対する注目度が非常に高まっています。
そんなソフトボール熱が高い岡山市で、日本代表チームの強化キャンプが行われ、一般公開されるということで、トップレベルのプレーを一目見ようと、多くの方が球場を訪れていました。

練習は岡山県総合グラウンド野球場と岡山ドームで行われ、（公財）日本ソフトボール協会や岡山県ソフトボール協会のご尽力の他、平林金属男子ソフトボール部の選手達がバッティングピッチャーを努める等、多くの方々のサポートにより、充実した練習環境を整えることができ、日本代表チームにも満足してもらえるものとなりました。
こういった受け入れ態勢が整うことは、岡山市でキャンプを行うことの強みと言えるのではないでしょうか。

オリンピック出場選手の選定に関連する今回のキャンプ。参加した選手は真剣そのもの。自分のプレーを必死にアピールしていました。

11月21日（水曜日）、宇津木監督や柳瀬選手（岡山東商業高校出身）、原田選手（岡山南高校出身）らが岡山市長を表敬訪問。宇津木監督や両選手が、キャンプに掛ける意気込みを語りました。

翌22日（木曜日）に岡山ドームで開催された歓迎会では、岡山市の那須副市長のほか、岡山県、岡山県ソフトボール協会、おかやまスポーツプロモーション機構、岡山市水道局からもご出席いただき、チームを盛大に歓迎しました。

記念品の岡山産あたご梨を見た選手達は、「大きい！」とビックリしていました。

平成30年11月25日（日曜日）、岡山県総合グラウンド野球場において、市内の小学生約200人が選手達と「ティーボール」で交流しました。

「Tボール」とは、本塁プレートの後方に置いた台（バッティングティー）にボールを載せ、そのボールを打つことからゲームが始まる、ソフトボールに類似したボールゲームです。

選手達は、審判を努めた他、子供たちに笑顔で声を掛け、バッティングを教える等、積極的に子供たちと接していました。参加した小学生たちは目を輝かせて大喜び！大いに盛り上がりました。

交流事業中、選手がバッティングを披露する場面も！選手が放つ大飛球に子供たちは大興奮！日本代表選手の凄さを目の前で見ることができました。

交流を終え、帰る選手達を乗せたバスの周りを、参加した多くの方が囲んでお見送りをしていました。
改めて日本代表チームの人気の高さが伺えました。

岡山市でのキャンプを終えた選手たちは、次なるキャンプ地へ移動。既にその後のキャンプ予定も決まっているとのことで、日本各地から引っ張りだこのようです。
さすが日本代表ですね！

これらのキャンプを経て、厳選された選手だけがオリンピックに出場できます。ラストチャンスのつもりで、今回のキャンプに掛けている選手もいたのではないでしょうか。

人気のある華やかな競技である反面、本当に厳しい世界であることも実感できたキャンプでした。

今回来岡した選手たちが、オリンピックの表彰台でメダルをかけている姿を見るのが待ち遠しいですね！