ブルガリア共和国女子バレーボールナショナルチームのキャンプが行われました。（平成30年9月18日～27日）

平成30年9月18日（火曜日）から9月27日（木曜日）までの10日間、岡山市のホストタウン相手国であるブルガリア共和国から、女子バレーボールナショナルチームが来岡し、今年9月に開催された「2018女子バレーボール世界選手権」に向けた強化キャンプが行われました。

ブルガリアチームのウォームアップは、大音量でミュージックを流し、選手間で会話を交えながら自由に行うリラックスしたものであり、日本の規律正しい団体行動とは異なり、文化の違いが見受けられました。
また、同大会に出場するドミニカ共和国女子チームも来岡し、両代表チームで本番さながらに緊張感ある白熱した練習試合が行われるなど、本大会に向けた調整が行われました。

ブルガリア選手はとても背が高くコート上では迫力がありますが、コートを離れ会話を交わしてみると、シャイで笑顔が可愛らしく親近感を覚えました。
また、バラの名産地であるブルガリアの選手やコーチからは、常にバラのいい香りが漂っており、オシャレには欠かせないアイテムだとバラの香水を紹介してくれました。

歓迎式には大森市長をはじめ、経済界や練習相手である岡山シーガルズにも参加いただき、両チームを歓迎しました。
歓迎品として贈呈した岡山産の「シャインマスカット」が大人気！
式が終わるや否や、あっという間に選手たちが頬張り無くなってしまいました。選手からは「おいしい！こんなにジューシーな果物は初めて！」と嬉しい感想をいただき、とても喜んでいただけたようです。

オフの日の「おもてなし」として、（公社）おかやま観光コンベンション協会の協力により、岡山城での着付け体験や岡山後楽園の散策を行いました。
日本の伝統ある着物にぜひ袖を通したいと、選手らは興味津々。試合以上に真剣な面持ちで着物の説明を受けたかと思いきや、着付けではノリノリでお気に入りのポーズを取るなど、大きな笑い声に包まれました。
また、ブルガリア国内では日本の「アニメ」や「サムライ」は人気で、親日家も多く、日本に対するイメージはとても良いと教えてくれました。

地元交流事業として行ったドミニカ共和国や岡山シーガルズとの公開試合、岡山理科大学附属高校女子バレー部とのラリー戦には、平日にも関わらず多くの方が来場されるなど関心の高さが伺えました。

高さのあるブロックや豪快なスパイクなど、次々と繰り出される世界レベルのプレーに観客は大興奮！
また、我らの岡山シーガルズが海外チームと戦う姿は、普段目にすることのない新鮮な光景で、その戦いに多くの声援が送られるなど会場は熱気に包まれました。

高校生とのラリー戦では、海外選手との対戦は初めてで、最初は緊張した面持ちの高校生でしたが、スパイクがブロックされると声を出して悔しがるなど次第に緊張はほぐれていきました。また、ブルガリア選手に積極的に挑んでいく姿はとても逞しく、彼女たちにとって貴重な経験で、素晴らしい思い出となる充実した取組となりました。

一緒にプレーした高校生は「選手を知ることができ親近感が湧いた。これからブルガリアを応援していきたい！」と話してくれました。
こうして、ブルガリアを応援する輪が広まることはとても嬉しいことですね。

今大会（2018女子バレーボール世界選手権）、ブルガリアチームは残念ながら第2次ラウンド敗退となりましたが、2017年に開催された世界U23女子バレーボール選手権では、なんと第3位に輝いており、若手の選手たちが力をつけてくれば、これからが非常に楽しみなチームです。
東京2020オリンピック出場権を競うヨーロッパ予選は、セルビア、イタリア、オランダと強豪国がズラリと揃っていますが、スポーツに絶対はありません！
これからも、ホストタウン相手国であるブルガリアの勝利を信じ応援していきます！

• 合宿期間：平成30年9月18日（火曜日）～9月27日（木曜日）10日間
• 参加者：選手14名、コーチ等8名　計22名
• 練習会場：岡山市総合文化体育館、中国学園大学しらさぎアリーナ、岡山理科大学附属高等学校　加計第3体育館
• 補助事業者：岡山県バレーボール協会