こんにちは、岡山市長の大森です。
今秋、3年ぶり2回目となる現代アートの国際展「岡山芸術交流2019」が開催されます。
実は、第1回を開催したときには、まちなかに現代アート作品が突然現れるかつてない光景に、市民の皆さんがどう反応されるか、心配するとともに、興味も覚えていました。
始めのうちは、皆さん恐る恐る作品に接していたようでしたが、来場者が発信する口コミや外部からの高い評価を受けて、会期が進むごとに来場者が増えていき、最終的には、約23万4千人もの方々に観ていただくことができました。
また、市民の皆さんから予想を上回る好評をいただいたことで、一部の作品をまちなかに残すことができましたし、作品を展示した会場では、オリエント美術館が前年比で157%、岡山城が127%と入場者が増え、地域の歴史・文化資源の魅力を合わせて感じていただけたことも大きな成果でした。
そして、さらなる期待がかかる第2回。
アーティスティックディレクターに、前回、裸婦像の頭部に大きな蜂の巣をかぶせた作品で反響を呼んだピエール・ユイグ氏を迎え、先日、同氏が考案したタイトルを、私から発表させていただきました。
その名も、「IF THE SNAKE もし蛇が」。
このタイトルを聞いて、皆さんはどう思われますか。
私には、意味がよく分かりません。
ただ、想像をかきたてられることは事実です。
人それぞれ見え方・捉え方が違うことに気づかせてくれるのが、現代アートの魅力の一つなのではないでしょうか。
ニューヨークタイムズが発表した今年行くべき旅行先に、「瀬戸内の島々」が日本で唯一7位にランクインしました。
これには、瀬戸内の多島美や地域色豊かな観光資源とともに、回を重ねてきた瀬戸内国際芸術祭も大きく貢献していると思いますし、同時期に開催する瀬戸芸と岡山芸術交流が、岡山の地に現代アートを根付かせ、岡山のファンを増やす2大芸術祭として定着していくよう、今後とも努力していきたいと思います。
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