こんにちは、岡山市長の大森です。
5月10日に新型コロナウイルス感染症への対応として、5月補正予算案を発表しました。
岡山市では、5月8日に感染者数が過去最多の118人となるなど、変異株による感染が急速に拡大しています。このたびの補正予算案は、こうした感染の再拡大を防止するとともに、長期にわたって影響を受けている地域経済と市民生活への支援を行うものです。補正予算額は、一般会計で約32億円となっています。
主な内容について紹介します。
■感染拡大防止
〇高齢者入所施設の従事者へのPCR検査
・現状を踏まえ、市内の高齢者入所施設の従事者を対象にPCR検査を定期的に実施。
・対象は392施設、約11,000人を想定。
※既に一部、特別養護老人ホームの従事者へのPCR検査に着手。
■地域経済への支援
〇売上が減少している市内事業者への支援
・対象期間内の1か月の売上が前年又は前々年の同月比で30%以上減少した中小企業者、小規模事業者、医療法人及び農林漁業者等に、従事者数等に応じて20万円又は10万円を支給。
・対象者は約16,520者を想定。
〇市内飲食店の感染防止対策への支援
・市内飲食店の飛沫防止アクリル板や非接触型体温測定器などの感染対策用品の購入経費に対し補助を実施。
・今年4月1日から6月30日までの購入支払分を対象とし、補助上限額は5万円。受付は4月26日から開始し7月12日まで。
〇地域公共交通への支援
・路線バス・路面電車の利用促進として、特に利用者の減少が顕著な休日において運賃無料デーを設け、無料デーに係る運賃を市が負担。
※無料デーの実施日については、感染状況等を踏まえて今後決定。
・タクシーの利用促進として、4,000円分を3,000円で販売するプレミア付タクシーチケットを4万冊発行。プレミアム分を市が負担。
■市民生活への支援
〇低所得のひとり親世帯への支援
・児童1人当たり5万円を支給する国の子育て世帯生活支援特別給付金に加え、市独自に1世帯当たり2万円の支援金を上乗せして支給。
・対象世帯は約6,000世帯を想定。
岡山市では、これまでも感染拡大防止と地域経済の回復のバランスを図りながら時機に応じた対策を講じてきました。現在の感染状況及び医療のひっ迫状況下では、特に感染拡大防止に注力することが必要となっています。今後、更なる緊急的な対応が必要になれば、速やかに対策を講じていきます。
また、今後の感染の収束状況をみながら、地域経済の回復や消費喚起に向けた取組についても、機動的に予算編成をしていきたいと考えています。
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