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岡山市長メールマガジン「桃太郎のまち岡山の挑戦」(107)10月29日号

[2018年11月13日]

ID:12928

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新劇場を文化芸術の発信拠点に!

こんにちは、岡山市長の大森です。

表町千日前地区に整備を予定している「岡山芸術創造劇場(仮称)」について、去る10月24日、市街地再開発事業に伴う権利変換計画を認可しました。

これにより、岡山市は、予定していた保留床を取得する権利を得て、今後、2022年秋頃のオープンに向けて、事業が大きく動き出すことになります。

この新劇場は、地上6階・地下2階、床面積約19,600平方メートルで、最大の特長は、大ホール(約1,750席)と中ホール(約800席)の他に、大スタジオや大中小練習室、工房、ギャラリーなどを併設し、近隣の既存施設には十分になかった“創造活動を支援する機能”を充実させていることです。

基本コンセプトに沿って具体的に説明しますと、まず「魅せる」。

大・中ホールの舞台を広く、かつ舞台機能を高めることで、これまで行うことが難しかったオペラなどの大掛かりな舞台芸術を鑑賞できるようになります。

また、舞台周辺に複数の楽屋を配置し、舞台と同じ高さの搬入口を設けるなど、劇場利用者にとって利用しやすい舞台機能が調います。

次に「集う」。

北側の事業棟と南側のホール棟を大屋根でつなぐ広大な吹き抜け空間(賑わいスペース)やオープンロビー、ギャラリーなどを設け、公演がないときでも誰もが気軽に訪れ、コーヒーなどを片手に憩える、賑わい空間が生まれます。

最後に「つくる」。

「大スタジオ」は、大ホール主舞台の全面使用に相当するスペースを確保し、本番に近い環境で練習やリハーサルを行うことができます。

また、約300人までの公演を行うこともでき、演者の近くで一体感を味わえるような鑑賞が可能です。

「大練習室」は、中ホール主舞台の全面使用に相当するスペースを確保し、屋上庭園との一体的な利用も可能です。

自然の光が入る開放空間での練習のみならず、遮光して公演やレセプションを行うこともできます。

「中小練習室」は、様々な広さの約15室の練習室を設け、公演前の練習やリハーサル、創造活動、趣味の集まり、研修会など、多様な用途に利用することができます。

以上のような新劇場ならではの機能を備える中で、保留床取得費は当初の予定を大きく上回る約235億円となる見込みですが、合併推進債など有利な財源を活用することで、財政的には十分対応できるものと考えています。

また、来年1月から解体工事や文化財調査に入り、来年秋頃建設工事に着手する予定であり、2021年度末の完成、2022年度秋頃のオープンに向けて、順調に動いています。

私自身、これだけの施設が新たにできることで、表町界隈に自然に人が集い、賑わいが生まれること、多彩な演劇や音楽が岡山の地に芽吹いてくることを期待していますが、そのためには、ハードを整備するだけでは不十分。

子どもや若者といった文化芸術を担う人材の育成や市民の創造活動を促すための支援、各種団体・施設同士のネットワークづくりなど、ソフト事業の充実が鍵になってくるでしょう。

岡山ならではの文化芸術を創り出し、国内外に発信する、中四国地方を代表する「創造型劇場」を、様々な専門家の方々や市民の皆様と一緒につくり上げていきたいと考えていますので、今後とも、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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