こんにちは、岡山市長の大森です。
7月5日から7日にかけて降り続いた集中豪雨災害から1か月が経ちました。
岡山市は、この災害によって、避難者数3,300名以上、住家被害7,600戸以上、企業被害400事業所以上と甚大な被害を受け、とりわけ、砂川の決壊によって2,230戸が浸水した平島地区では、浸水高が大人の肩の高さまで及び、死者・行方不明者を出さなかったことは、まさに不幸中の幸いでした。
そして、この1か月間、人命救助に始まり、避難所の運営や災害ごみの収集、砂川等土木施設の応急復旧、り災証明書の交付など、当面の応急復旧・生活再建支援に取り組んできた結果、被災から1か月が経った現在は、被災地全体として見ると、次第に落ち着きを取り戻しつつあるようです。
しかしながら、被災者一人一人の状況を見ると、まだまだ被災前の日常からは程遠い状態であり、応急復旧から生活再建へ、被災者のニーズの変化に応じて、一層生活再建支援に力を注いでいかなければなりません。
まず、様々な公的支援の申請に必要なり災証明書については、1日も早く被災者の方々にお渡しできるよう職員体制を充実させ、り災調査の迅速化を図っています。
7月中に受け付けたものでは、既に9割を超える交付を終えていますが、10日前後には交付を終えられるよう鋭意事務手続を進めています。
また、今回の災害が、市民生活に与える影響が大きく、被災者の経済的負担を少しでも軽減することが必要と考え、国が要請する各種料金等の減免を着実に実施するとともに、市独自に減免率の上乗せ等を実施します。
※全て床上浸水以上の被害を受けた方が対象
さらに、7月30日までにいただいた総額約1億6千万円の義援金について、第1次配分として、人的被害や全壊、半壊、床上浸水、土砂等による一部破損などの住家被害を受けた被災者に支給するとともに、被害の大きさに鑑み、今までこのような災害を対象としていなかった災害見舞金制度を改め、義援金支給対象の被災者に併せて見舞金を支給することとしました。
申請を受けたものは、8月10日から支給を開始し、義援金・災害見舞金合わせて、1件当たり5万円以上(被害程度に応じて5万円~22万円)をお配りします。
これまでの1か月間と今後の対策に必要な経費は、災害見舞金等(1.3億円)、住宅の応急復旧(5億円)、災害ゴミの処理(15億円)などの生活再建支援に約25億円、公共施設等の復旧に約55億円の総額約80億円と見込んでおり、さらに可能な追加策を加えながら、9月補正予算や来年度当初予算で適時確保していく予定です。
被災者の方々が1日も早く日常生活を取り戻せるよう祈りつつ、今後とも、できる限りの支援策を講じてまいる所存です。
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