こんにちは 岡山市長の大森です。
10月19日、20日の2日間、G20保健大臣会合が岡山市で開催されました。G20加盟国や招待国などの34名の代表により、高齢化への対応や感染症対策などの国際的な保健医療の課題について議論が交わされました。
会合前日の18日には、地元主催の歓迎レセプションを開催し、地場産の食材をふんだんに使った料理や備中神楽、ピアノなどでおもてなししました。
19日の会合では、私は開催地の市長として、同会合支援推進協議会で取りまとめた「ポジティブ・ヘルス・オカヤマ」について説明しました。これは、岡山の保健医療の将来像を示し、2030年までの実現を目指すもので、市、県、関係団体等から地元協議会で取りまとめたものです。
また、市内にある城東、操山、学芸館高校の学生8人からは、女性に関する保健医療の課題などについての提言がありました。予行演習では、少しプレッシャーを感じているようで心配な面もあったのですが、当日はしっかりと発表し、内容も含めて素晴らしいスピーチで、多くの賞賛の拍手を受けていました。
その日の大臣主催の夕食会は、岡山後楽園内にある、武家屋敷の雰囲気を伝える鶴鳴館で開催され、岡山産の食と狂言などが披露されました。
和やかに談笑していたところ、突然、スウェーデンの方が即興で歌を歌いだし、スペインの方がペアでフラメンコを踊り、最後には、リトアニアの方が机を太鼓代わりにしてたたき始めるなど、大いに盛り上がりました。
20日には、岡山市が民間の資金やノウハウを活用して健康づくりを進めているブランチ岡山北長瀬で、食品スーパーやウォーキング専門店などを視察していただきました。
視察中、フランスの方に健康食について説明したところ、「日本人はいいね、フランス人はチーズとワインの食文化を変えようとしない、なかなか頑固な人が多い」、という話がありました。
また、全市を挙げて歩くことを奨励していることを評価していただき、「次回、サウジアラビアで開催されるサミットをウォークサミットにしよう」と言う冗談も上がるほどでした。
アメリカの方は、わざわざ事務局スタッフのところまで来られて、「これまでいろいろな会議に参加したが、このように心のこもった会議は初めてだった」と直接伝えてくださり、また、イタリアの方からも、「今までにない素晴らしいおもてなしだった」と言っていただけました。
3日間を通じて、各国、各地域の皆さんに会合の成果とともに、岡山の良い印象を持って帰っていただけたのではないかと実感しています。
今後は、本会合の経験を今後の国際会議やコンベンション開催にいかすとともに、レガシーとして作成した「ポジティブ・ヘルス・オカヤマ」の実現に向けた取組を進め、市民全体の健康増進を図ってまいります。
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