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岡山市長メールマガジン「桃太郎のまち岡山の挑戦」(109)12月28日号

[2019年1月4日]

ID:12931

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再び読書のすすめ

こんにちは、岡山市長の大森です。

以前、私の愛読書を紹介して好評をいただいたので、今年一年を振り返り、印象的だった本を挙げてみたいと思います。

今秋、岡山城を築城した宇喜多秀家が、関ヶ原の戦いの後島流しとなった八丈島を訪れましたが、その前に読み返した本が『宇喜多秀家の松』(縞田七重)。

併せて、何気なく手にしたのが『漂流』(吉村昭)。

船の難破で伊豆諸島の鳥島に漂着した船乗り・長平が、青ヶ島、八丈島へと自力で渡り、やがて故郷・土佐への帰還を果たすという実話を元にしたものですが、これに感動して併せて読んだ『高熱隧道』も、第一級作品でした。

新聞広告で知って読んだ本の中でのヒット作は『平城京』(安部龍太郎)。

これに感動し、『風の如く水の如く』『関ヶ原連判状』と読み進めました。

これらは、これまで私が承知していた武将たちの姿や思いに新たな本質を投げかけるもので、何かストンと腑に落ちる思いがしました。

ちなみに、今手元には『レオン氏郷』があります。

先日、坪田譲治文学賞を受賞した川上健一氏が市役所に来られるということで、早速受賞作の『翼はいつまでも』を新幹線で読みましたが、とにかく面白く、乗っていた3時間半が一瞬で過ぎ去ったようでした。

先月発行されたばかりの新作『トッピング』(岡山市の奉還町商店街などが舞台)など、他の著作もぜひ読んでみたいと思います。

同じような分野では、『神去なあなあ日常』(三浦しをん)は、林業の本質を描きながらも、とにかく楽しい本としてお勧めですし、年末にテレビ放送されていた『下町ロケットガウディ計画』『下町ロケットゴースト』(池井戸潤)も忘れられない本の一つです。

新聞などで様々な人が推薦している『流転の海』(宮本輝)も読みました。

今、4巻まで読み終えたところで止まっていますが、時代背景と独特の人間像の描写はなかなかです。

同じ時代背景として、『深夜特急(1~6)』(沢木耕太郎)も、最近読み返し懐かしく感じました。

趣味の歴史関係では、『仕事に効く教養としての「世界史」』(出口治明)を読んで、日本の歴史を世界の流れから見ると面白いと感じ、とりあえず『世界史のなかの昭和史』(半藤一利)に進みました。

少し疲れたところで、昭和史の関係は『昭和の怪物七つの謎』(保阪正康)に。

この本では、ノートルダム清心学園の前理事長・渡辺和子氏(二・二六事件で殺害された渡辺錠太郎の娘)も描かれています。

また、『日本国紀』(百田尚樹)の百田ワールドも独特で面白いですし、磯田道史、加来耕三、本郷和人氏らの本や新聞コラムなどは何を読んでも面白いと感じます。

以上、今年読んで「これは」と思った本を挙げてみましたが、皆さんにも、興味を持って本を手に取っていただければ幸いです。

終わりに、寒さ厳しい折、くれぐれも健康にご留意され、輝かしい新年を迎えられますことを、心からお祈り申し上げます。

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