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岡山市長メールマガジン「桃太郎のまち岡山の挑戦」(128)5月15日号

[2020年9月3日]

ID:24839

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令和4年の待機児童解消に向けて

こんにちは、岡山市長の大森です。

先日、令和2年4月時点での岡山市の待機児童数が259人となったことを発表しました。
ピークであった平成29年の849人から3年連続で減少させてきましたが、目標である待機児童ゼロを達成できなかったことは、非常に残念であり、市民の皆様には申し訳なく思っています。

その要因としては、幼児教育・保育の無償化の影響等による申込者数の増加と保育士不足を解消できなかったことが挙げられます。

ここで、これまでの待機児童対策について振り返りますと、私は平成28年に、待機児童数の定義を利用者目線の現実的なものに見直しました。
それまでは、例えば、勤務地と反対方向に車で30分かけて通わなければならないような遠くの施設に一人分でも空きがあれば、近くの園に入れずに困っている人が数百人いたとしても、待機児童はゼロ、という考えでした。
これを、第1希望から第3希望までを入園調整したにもかかわらず、入園できなかった子どもを待機児童に含めるように改めました。
この定義の見直しにより、岡山市の待機児童数は、平成28年は729人、平成29年は849人と大きく跳ね上がりましたが、本当の意味で、市民が安心して子育てをできる環境づくりに向けて、解消すべき具体的な目標数値を明らかにすることができたと考えています。

そして、平成29年2月議会において、令和2年4月での待機児童ゼロの実現を宣言し、施設整備と保育士の確保策を進めてきました。
施設については、途中で消費税の増税に伴う無償化の影響も加味しながら、懸命に整備を進めてきた結果、今年4月の受け皿は、入園申し込み者数を上回ることができました。

しかしながら、保育士については、必要となる人数を確保することができませんでした。
保育士の処遇改善策として、これまで岡山市独自で行ってきた賃金の上乗せや宿舎借上げの助成、奨学金の返済助成などの効果も着実に表れ、平成28年から毎年平均約170人の保育士を新たに増員できたものの、需要全体を充足するには至りませんでした。
その背景には、やはり無償化の影響により、全国的に保育士が不足し、地域間での引き合いが一層強まっていることがあると考えています。

今後は、新たな目標として、2年後の令和4年4月までに待機児童をゼロにすることを掲げ、特に保育士の確保に注力していきます。 引き続き、賃金の3%上乗せなどの市独自の施策をしっかりと行っていくとともに、離職防止や保育環境の改善に取り組むなど、更なる保育士確保に最善を尽くし、子育て環境を充実させていく所存です。

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