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岡山市SDGs推進パートナーズ交流会

[2024年3月27日]

ID:58670

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2024年3月14日、「岡山市SDGs推進パートナーズ交流会」が岡山コンベンションセンターにて開催されました。
岡山市内でSDGsに取り組む「岡山市SDGs推進パートナーズ」の登録事業者から28事業者・52名の方が参加されました。
開会あいさつでは、SDGs・ESD推進課の岩田課長より「今回の交流会で、SDGsを通じた事業拡大のヒントや、横のつながりを作るきっかけにしてほしい」と交流会の趣旨が述べられました。

会場の様子の写真

会場の様子

開会あいさつの様子

開会あいさつ

事例紹介 岡山ビューホテル

岡山ビューホテル代表取締役の上野宏一郎さんより「ホテルが取り組む社会課題解決」と題して、SDGsに関する事業者の取組事例が紹介されました。
岡山ビューホテルでは、「住みやすいまちづくり」を目標に、子どもの貧困問題について、ジビエ活用、外国人留学生の活躍の場の提供、フードロスなどのごみ減量化、プラスチックごみ問題、エシカル商品の開発と販売など、幅広い取組が行われています。

本業であるホテル業は、アメニティに多くのプラスチック製品を使用するなど、使い捨てのものが多く出てしまいがちな現場です。バイキングでのフードロス問題も大きな課題です。
しかし、岡山ビューホテルではほとんどのアメニティを廃止し、バイオマス歯ブラシを設置するなどの工夫をされています。朝食はフルバイキングから、お客様が来店してから魚を焼くスタイルに変更しました。こうした取組によるクレームなどは全くなく、お客様と一体となってSDGsに取り組むことができています。

取組は幅広いですが、最初から広げることを考えていたわけではありません。まずは自社でできることを、と「心と行動」をモットーに丁寧に取組を続けてこられました。そうしているうちに地元の生産者や企業、NPO法人などさまざまな方に出会い、連携した取組が生まれていったのです。例えば、ジビエ料理の子ども食堂での提供や、障害のある方がパッケージデザインをしたエシカル商品の売り上げを、子ども食堂で提供する食品の原資にする取組など、パートナーシップで発展を遂げています。
「orからand、そしてwithへ」と、他者へ二者択一を迫るのではなく、他者を認め、そして他者と共存していくことの大切さをお話しされました。

事例紹介の様子の写真

事例紹介の様子

質疑応答の様子

質疑応答

PRタイムと交流

同じグループ内での交流の時間には、自社のSDGsの取組の紹介や、「取組を進めていくうえで、SDGs達成に向けた意識を社内にどう浸透させるか」といった悩みなどを共有しました。悩みに共感したり、乗り越えた経験を持っている方はそのノウハウなどをお話しされたりと、各社での取組を進めるヒントをお互いに伝え合いました。

PRタイムでは、10社から取組の紹介や、連携して取り組みたいと考えている内容などが紹介されました。短時間でのPRながら、電力コンサルティング、環境に関する出前授業、孤独を抱えた方の居場所づくり、性教育など、さまざまなテーマで投げかけがなされました。
PRした皆さんの「他の企業と連携したい」「活動をさらに広げていきたい」「自社の取組をもっと盛り上げていきたい」という熱意が感じられました。

グループ内での交流の様子

グループ内での交流

PRタイムの様子

PRタイム

自由交流では、チラシやパンフレットを渡して自社の取組を説明したり、事例紹介やPRタイムを踏まえたお話などが同業者・異業者を問わず活発に行われました。

事例紹介で取組のヒントや心意気などを学び、PRタイムでは連携を希望する方々の存在や多岐にわたる取組の方向性が明らかになりました。交流の時間では各社の取組や悩みが共有され、連携の種も生まれたかもしれません。

自由交流の様子の写真

自由交流の様子

ESDマン


岡山市SDGs推進パートナーズの登録事業者は337社だよ(令和6年3月14日時点)。
それぞれの現場で取組をさらに進めていってほしいし、交流会をきっかけに、今後連携した取組が生まれていくことに期待したいね!

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