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岡山市内でESD活動に取り組む若者の座談会その3

[2014年10月15日]

ID:38258

テーマ4:自分の取り組み×ESD×未来=?

話はどんどん盛り上がり、最後のテーマに移るころには、すっかり意気投合した4名の若者たち。最後に、「これからESD活動に取り組む中で、大切にしていきたいこと」について、それぞれ心に浮かんだキーワードといっしょに話し合いました。

座談会の様子

共感とオーナーシップ

高平亮さん

高平さん:今日集まったみなさんは、人との出会いだけでなく、「楽しいな」・「素敵だな」という気持ちに共感したことがきっかけで、活動を始められたように感じました。

ESDを広める上でも、自分や周囲の人だけでなく、世代、文化、ひいては生物の枠組みを超えて「どこまで共感を広げることができるか」ということが、とても大切なことになると思います。
それに加えて何ごとも自分のこととして捉える「オーナーシップ」という考え方も大切です。「地球が抱える課題は自分には関係ない」と見てみぬふりをするのではなく、「自分が豊かな未来をつくる当事者なんだ」と考える姿勢がESD活動に取り組む上で欠かせないんですよね。
なので、この共感とオーナーシップを広げていくことが僕の仕事だと思います。

興味・関心→自然のこと・環境のこと

多田和正さんの写真

多田さん:今日の座談会の中で、まずは興味・関心をもつことはとても大切なことだと感じました。私の活動は生きものだけでなく、人を相手にした活動も行っています。

活動の中で子どもたちには、とにかく田んぼや川など身近な自然を、自分の目で見て、耳で聞いて、鼻でにおって、手でさわって捕って、時には口で味わってもらいたいです。いろんな体験の中で、子どもたちには生きものについて知ってもらうだけでなく、生きものとふれる「楽しさ」・「おもしろさ」を感じてもらうことを大切にしようと思いました。これからはその気持ちをもとに、自然環境や地球に対する興味・関心を持ったり、広げたりする工夫やしかけを考えていきたいですね。

ひとりひとりがキラキラ☆→だれもが生きたい社会

河原彩花さん

河原さん:ESDというと、環境保全やまちづくり、国際理解などいろんな分野があって、自分が何に取り組んだらいいのか分からない人もたくさんいるのではないでしょうか。

だからこそ、自分の「楽しい」と思うことをもとに、一人ひとりが自分らしい生き方を見つけられる社会になってほしいと思います。
まずは、好きなことや興味のある活動に取り組んでみて、活動の幅を広げてみる。そうしたことが積み重なって、豊かな未来をつくることにつながっていくんじゃないでしょうか?
「地球を守らなきゃ!」という肩の力が入った気持ちより、「楽しい」という気持ちを原動力にした方が続けることができるし、何よりやりがいを感じられますよね。
だから私はだっぴの活動を通じて、「自分は何がしたいんだろう?」という悩みを抱える若者が、少しでもヒントを見つけられるようにお手伝いをしていきたいと思います。

今あるものもクリエイティブも、ESDが道しるべ

利根弥生さん

利根さん:タブララサの活動の中で、新しいことに取り組むことがたくさんあります。

そんな中で、一つのゴールを目指して取り組み始めたつもりでも、お金や時間などいろんなことが原因で、いつの間にか道からそれてしまうことがあるんです。そこで、本来の道に引き戻してくれるのが、ESDだと思います。
例えば、キャンドルをつくるときに、紙コップをケースとして使うことがあります。紙コップはくり返し使うことができるプラスチックのケースより安いし、すぐ手に入れることができますよね。そんなときにESDの視点があると、「ゴミが出てもいいのか」、「手軽さ重視・コスト重視になってないか」という点に気づくことができて、地球に優しい別の方法を探すようになると思います。
だからESDって、大切なものを忘れないでいさせてくれるというか・・・活動に取り組む上での道しるべになってくれるんじゃないかな?これからもわたしたちの活動とESDは、つながっていくと思います。
ESDマン

みんなそれぞれESDや今後の活動に対する等身大の想いを話してくれたよ!今回の座談会を通じて、これからもESD活動の輪が広がっていくといいな!

それぞれの若者の取り組みについてみてみよう!

多田正和さん(岡山理科大学)

ダルマガエルの保全活動について:「生物多様性・ダルマガエルの保全活動
アユモドキの保全活動について:「ESDおすすめ観光スポット(高島エコウォーク)

利根弥生さん(NPO法人タブララサ)
タブララサの活動について:「第15回ESDリレーコラム

その他の若者の取り組みについてみてみよう!

高校生(ノートルダム)清心女子高等学校生物部
大学生(環境部ECOLO)

大学生(環境部ECOLO)
住所:岡山市北区
2014年6月 取材

学生たちが談笑する様子

岡山県ユネスコスクール高等学校ネットワーク実践交流会その1その2

住所:岡山市北区
2015年11月 取材
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