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岡山市内でESD活動に取り組む若者の座談会その1

[2014年10月15日]

ID:38247

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「飛び出せ若者!E・S・D!」では、高校生や大学生の活動を紹介してきました。

今回の主役は、20代前半から30代のいろいろな立場でESD活動に取り組む4名の若者。
彼らが学生生活や社会人生活の中で、ESDをどのように考えて活動に取り組んでいるか、座談会形式でざっくばらんに話し合いました。
座談会の様子

トークテーマ

ESDマンとサステナちゃんとさるが話し合っている様子

テーマ1:あなたの一品

座談会を開催するにあたって、4名には「自分のESD活動を象徴するもの」を持ってきてもらい、その品をもとに4名が取り組むESD活動について紹介しました。

多田正和さん(岡山理科大学3年生)

多田和正さん

一品:環境保全活動で使用している虫網と虫カゴ

  • 愛媛県出身で、現在は岡山理科大学で生きものやその周辺の環境のことについて勉強しています。岡山市大野学区で取り組まれているダルマガエルの保全活動や、高島地区で取り組まれているホタルやアユモドキの保全活動を中心に、環境保全活動や環境教育活動、普及啓発活動に取り組んでいます。
  • ダルマガエルの保全活動については「生物多様性・ダルマガエルの保全活動」、アユモドキの保全活動については「ESDおすすめ観光スポット(高島エコウォーク)」で紹介しています。

河原彩花さん(NPO法人だっぴ)

河原彩花さん

一品:NPO法人だっぴが主催するイベントで、使用するスケッチブック

  • 岡山県出身。現在はNPO法人だっぴ(以下、だっぴ)で活動しています。だっぴでは、自分の生き方について考える若者と、すでに岡山で自分の在り方を見つけて魅力的に生きている人との出会いを生み出し、若者が「自分らしい生き方」を見つける場づくりを行っています。

利根弥生さん(NPO法人タブララサ)

利根弥生さん

一品:NPO法人タブララサが主催する、西川キャンドルナイトで使用しているキャンドルと、岡山県内外のイベントに貸し出しているリユース食器

  • 大分県出身。大学2年生からNPO法人タブララサ(以下、タブララサ)に参加し、2014年(平成26年)4月からはタブララサの職員として働いています。
    タブララサは、「おしゃれでエコなイベント」をテーマに、結婚式で使われ捨てられていたキャンドルをリサイクルし、毎年5月にキャンドルナイトを開催しています。また、ゴミの出ないイベントを普及させるためにリユース食器を貸し出したり、公民館などでキャンドルづくりのワークショップを行ったりしています。
  • NPO法人タブララサの活動については、「第15回ESDリレーコラム」で紹介しています。

高平亮さん(ESD市民活動推進センター)

高平亮さん

一品:ESD市民活動推進センターで、セミナーなどを開催する際にゴミを出さないために使用しているプラスティックのコップ

  • 岡山県出身。岡山NPOセンターに勤務し、2014年6月からはESD市民活動推進センターのセンター長に就任。岡山県内でNPOなどが取り組む市民活動の中に、ESDの理念を広げていくためのサポートや、ESDを推進する人材育成に取り組んでいます。

テーマ2:初めてESDを知った時のイメージ

初めてESDを知ったとき、みなさんが思い浮かべたESDのイメージについて、ぶっちゃけ話も交えつつ話し合いました。

利根さん:学校の授業できいたことがあったと思うんですけど、「地球にいいことなのかなー?」というぼやっとしたイメージしか浮かびませんでした。

河原さん:私も利根さんと同じで、最初はESDに対してぼやーっとしたイメージしか浮かびませんでしたね。単に、「環境保全に関する取り組みなのかな?」とも思いました。


多田さん:大学の授業で初めてESDを知った時、何かイメージが浮かぶより先に、「本当に持続可能な未来をつくることなんてできるのかな?」という疑問を抱きました。

高平さん:みなさんは学校の授業でESDを知ったんですね!ぼくは仕事で、岡山市の京山地区を中心にESDを推進されている池田満之さんにお会いしたとき、ESDを知りました。ぼくも最初はESDって環境に関することだと思いました…。

4名がESDを知ったときには、すでに現在活動している団体や職場に所属していたそうです。次回は、ESDを知ったことで、それぞれの活動に対する考え方や行動にどのような変化があったのか聞いていきます。