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令和4年7月26日市長記者会見

[2022年7月27日]

ID:38101

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令和4年7月26日市長記者会見

  • ひとり親家庭等相談支援事業の開始について

  • 路線バス・路面電車の運賃割引専用ICカード「ハレカハーフ」の交付対象(障害者用)に難病患者を追加します

  • プレミアム付きタクシー券を販売します

令和4年7月26日市長記者会見資料

市長記者会見動画

ひとり親家庭等相談支援事業の開始について

ひとり親家庭等相談支援事業の開始について説明する大森雅夫岡山市長

 皆さんおはようございます。それでは、事前にお話をしている項目から入っていきます。まずは、ひとり親家庭等相談支援事業として、ピアサポート事業「さえずりカフェ」と電話・SNS相談事業「さえずりホットライン」を8月から開始いたします。新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中でひとり親家庭等の困窮と孤立の防止を図るため、安心して必要なときに相談できる体制を整備するものであります。

 岡山市が市の社協と1月に、ひとり親世帯等に行ったアンケート調査で、困ったときに相談できる相手がいないとか、生活改善のために受けられる支援が知りたいとの声が多く、こうした声に応えるため、育児も仕事も独りで担っているひとり親家庭が気軽に相談できる休日、夜間の相談窓口が必要と判断したものであります。
 本事業の1つ目は、ひとり親家庭の当事者同士が相談し、支え合うことのできるピアサポート事業として「さえずりカフェ」を開設します。土曜日、日曜日にふらっと立ち寄って当事者同士で語り合うことができる居場所になるとともに、月1回程度の専門家による相談会を実施する。この事業の委託事業者は母子家庭等の当事者の会の「岡山市ひとり親家庭福祉会」で、長年にわたりひとり親家庭の福祉向上に努めてこられた団体であります。当事者として、また経験者として、ひとり親家庭に寄り添った支援ができるものと期待しております。なお、7月30日にはこの事業のオープンセレモニーを開催いたします。
 本事業の2つ目は、電話とLINEで相談できる「さえずりホットライン」の開設であります。平日は毎日18時から21時、土日、祝日は10時から21時に相談することができるようになっております。電話、LINEで全てが解決するわけじゃございませんが、「さえずりカフェ」につないだり、相談内容をひもときながら行政や支援団体につなぐことを行っていきたいと思っております。
 これらの事業については、児童扶養手当受給世帯に直接チラシを郵送するとともに、市の各窓口への配布及び各種支援機関や支援団体にも周知協力をお願いしていく予定であります。
 岡山市としては、各福祉事務所に母子・父子自立支援員を置き、ひとり親家庭の相談支援を行っているところでありますが、本事業の開始で必要な時にいつでも相談できる体制を整えることができる、困難や不安を抱えるひとり親家庭の皆さんに気軽に活用していただきたいと思います。

「ハレカハーフ」の交付対象(障害者用)に難病患者を追加

「ハレカハーフ」の交付対象(障害者用)に難病患者を追加について説明する大森雅夫岡山市長

 次、話題を変えます。難病患者をハレカハーフの交付対象にするということであります。
 路線バス、路面電車を半額で利用できるハレカハーフの交付は、岡山市民で65歳以上の高齢者と身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを所有する障害者を対象にしているところであります。昨年10月からの開始以降、6月末時点で高齢者カードは2万4,302人、障害者カードは2,322人で、全体として2万6,624人に交付しているところであります。利用者数も順調に増加していると考えております。

 昨年9月にこの申し込みを開始した時期に、岡山県難病団体連絡協議会から私に対して、難病患者も日常生活に相当の制限を受けるということからハレカハーフの対象にしてくれないかというお話をいただきました。
 難病患者については、継続的に日常生活に相当の制限を受ける方を対象に、難病法に基づく特定医療費受給者証や障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス受給者証が交付されており、ハレカハーフの交付対象を受給者証によって特定できるということが分かりました。言わば、このハレカハーフの対象として、そういう受給者証があれば特定できるということで、事務的には可能というように考えたところであります。
 この難病患者自身、実は政令市を全て調べてみましたら、政令市20市のうち、どこもこの難病患者を対象として割引を実施している例はございませんでした。他の市町村を全部調べたわけじゃありませんが、それほど少なくとも多くの都市が実施しているという状態ではないという中で、我々としてやはり、これ何のためにハレカハーフを実施するのかということを考えてみると、交通弱者の移動ということでその移動をより容易にするという視点から考えているわけでありまして、そういう視点から見ると、難病患者の方々も当然我々の言っている趣旨に該当するんではないかということで交付対象に加えるということとして、8月1日より交付申し込みの受付を開始いたします。
 昨年の9月に要請があって、どうして1年もかかったのかということでありますが、実は要望を受けた後、直後に我々としては検討開始をしました。事実上、今年の冬、2月の上旬にはもう発注しているんですけれども、ICカードの増刷っていうものが半導体の不足で7月末までかかってしまったということで実施までに時間を要したところであります。そういう面から見ると、難病患者の方々には少しお待たせをしたということで申し訳ないと思っております。
 新たにハレカハーフの交付対象となる難病患者は、受給者証をお持ちの約6,700人のうち、もともと交付対象であった高齢者、障害者を除くと約2,600人になります。また、障害者手帳を持っていないが障害福祉サービス受給者証を持つ障害者約650人も対象といたします。
 新型コロナウイルスの影響で公共交通の利用が減少した状態が続いており、ぜひハレカハーフを使っていただき、公共交通を利用していただきたいというように思います。ちなみに難病患者でありますが、岡山市の実績から見ると、患者数の多い疾病を調べてもらいました。一番多いのはパーキンソン病であります。2つ目は潰瘍性大腸炎、3つ目がクローン病というようになっております。

プレミアム付きタクシー券の販売

プレミアム付きタクシー券の販売について説明する大森雅夫岡山市長

 次に、プレミアム付きタクシー券の販売についてお話をいたします。6月補正予算で皆さん方にご説明したと思いますが、プレミアム付きタクシー券の販売開始に向け準備を進めてきたわけですが、ようやく準備が整いまして8月1日月曜から販売を開始いたします。
 昨年度は4,000円分のタクシー券を3,000円で販売いたしましたが、今年度は4,000円分のタクシー券を2,500円で販売するということで、プレミアム率が昨年度は25%だったものを本年度38%にするということであります。昨年度より1万冊多い5万冊を用意いたします。販売期間、利用期間ともに来年1月末までといたします。これ売り切れで終わりだよね(担当課に確認)。この5万冊が全て売り切れた段階で終わらせていただきたいと思います。

 特に、昨年度初めてやったんですけれども、販売窓口が少ないという指摘が随分ありました。今年度は、その指摘を受けて販売窓口を増やし、コンビニの端末、岡山市内のローソンのうち、マルチメディア端末Loppi(ロッピー)が設置されている90店舗でありますが、そのコンビニの端末とホテルグランヴィア(岡山)、また岡山プラザホテル、JTBイオンモール岡山店、岡山表町店、また岡山県タクシー協会で販売いたします。市内におけるタクシーのより一層の利用促進を図り、市民の重要な移動手段である公共交通を守っていきたいと思います。

県庁通りの一部、千日前商店街の愛称募集

県庁通りの一部、千日前商店街の愛称募集について説明する大森雅夫岡山市長

 皆さん方にお配りしている案件は以上でありますが、2点私のほうから加えさせていただきたいと思います。まずは、道路の愛称募集であります。
 既に広報紙や先週7月19日の広報連絡などでお知らせをしておりますが、8月1日から31日までの1か月間、リニューアルした県庁通りの一部と間もなく再整備を始める千日前商店街の道路愛称を募集いたします。
 今回整備した県庁通りは、中心市街地の2つのにぎわいの核である岡山駅周辺エリアと旧城下町エリアとを結ぶ重要な路線であり、にぎわいの創出また回遊性の向上に資する整備を行いました。ご存じのように、歩道を拡幅するとともにデザイン性の高いベンチを設置し、また十分な緑陰が確保できる樹木に植え替え、さらには舗装材やベンチ、照明、ボラードなどの配色も統一感のあるものとしております。この整備により、多くの方々が歩くだけでなく、歩道の一部と沿道の店舗とが一体となってオープンカフェに利用されるなど、人々が集い、くつろいだりすることができる居心地がよく歩きたくなる空間が構築できたと考えております。

 千日前商店街は、岡山芸術創造劇場ハレノワを含む再開発に伴い、定住人口、交流人口の増加が見込まれております。この効果を活かすため、アーケードを撤去し電線類も地中化して青空を感じる開放的な空間とするとともに、景観形成のため、道路の美装化、植栽、照明の整備を行い、歩いて楽しい道路空間の構築を進めていきます。岡山創造劇場に来ていただいた方が、再整備された千日前商店街に立ち寄り、さらには表町商店街等へも足を運んでいただくことで、街のにぎわい創出につながることを期待をいたします。
 愛称がつけば、店舗や待ち合わせ等の場所が説明しやすくなるなど、市民の日常生活の利便性の向上が図られるとともに、道路や地域への愛着が高まる、また公募という形を取ることで市民のまちづくりへの参加意識を高めていただけるところであります。
 応募方法など詳細は、チラシや市のホームページなどに掲載をしております。我々としては、今申し上げたように2つの道路それぞれ特色を持った形で今変わりつつあるところであります。その特徴をよく捉えていただいて、岡山の市民の方々、県民の方々等々になじみやすい、そういう愛称をつけていただければと思います。

新型コロナウイルス関連

新型コロナウイルス関連について説明する大森雅夫岡山市長

 最後に、新型コロナウイルスであります。昨日の感染者は533人であります。感染者の急増が続いているところでありまして、7月24日までの1週間の感染者は4,996人となりました。前の週に比べて倍増しております。いまだピークが見通せない状況であります。一方、病床使用率は7月23日時点で約32%と、ひっ迫しているとまでは言えないと思っております。

 第6波のときに消防の救急搬送で、なかなか病院がオーケーしてくれないとか、いろんな困った状況になったんですけれども、昨日消防との話を随分しました。結果として、今の消防は第6波に比べ、まだスムーズに動いているというように報告を受けたところであります。そういう面での消防対応はうまくいっているんですが、ひとつ、やはり保健所の対応であります。今、感染者が1日に1,000人近くなるときもあり、相当急増している。こういう状況に対応していかなきゃならないということで何をまず考えるべきかっていう話を担当と行っております。
 やはり我々として考えていかなければならないのは、重症化リスクが高い方、特に入院や医療調整が必要な方などを優先的に対応していく必要があるだろうということで、そういう視点から感染者への連絡体制について見直しを行っていく必要があるだろうということになっております。近日中にコロナ本部会議を開催し、対応を決めていくと、決定していくということにしたいと思っております。
 それから、切り札であるワクチンなんですが、7月22日に医療従事者や高齢者施設従事者などが4回目接種の対象者として追加されました。もう市内の医療機関及び高齢者施設等へは、対象者拡大についてお知らせを終えたところであります。岡山市としては、3回目接種後5か月経過した18歳以上の方には全員接種券を送付しておりますので、この医療従事者の方や高齢者施設従事者の方も既に接種券は届いていると思います。速やかな接種をお願いしたいと思います。
 4回目の接種券が届いている60歳以上の高齢者の方、また基礎疾患がある方、1回目から3回目までの接種がまだの方は、ぜひとも早めのワクチン接種をお願いしたいと思います。
 少し近々の集団接種会場の接種状況を調べてみました。実は、7月の初旬でいきますと、予約枠が540ある中で接種の実績が2桁っていう日がずっと続いていたんですけれども、やはり7月の下旬を見てみると、ファイザーはほぼ予約枠が満杯で、モデルナも200を超えるようなそういう日が続いております。市民の皆さん方もワクチン接種について非常に前向きになっていただいているということではあると思いますが、200を超えるといっても予約枠そのものは540あるわけでありまして、ぜひともワクチンの接種をお願いしたいというように思います。

 ちなみに、ファイザーは先ほど言ったようにもう多くの方に打っていただいているんですが、どうしてもモデルナがなかなか人気がない。これは副反応の関係を気にされている方が多いんじゃないかなというように思います。実は、今朝10人ぐらいでワクチンについて資料整理等々をやらせていただいたんですが、その中では誰一人モデルナで副反応が出て困ったっていうことは3回目接種についてはなかったところであります。もちろん、統計上いろいろな整理をして、皆さん方に結果などもご覧いただいていると思いますけれども。

  私もモデルナを打ちましたけど、もうほとんど、ちょっとワクチンを打ったかな?みたいなそんな感じはしましたけども、実際上はほとんど副反応と言えるようなものはなかった。もちろん、人によって違うのでなかなか明確なことは言えないんですけれども、これだけ感染者が増えているところであります。ワクチンを打っていれば、もう保健所長も間違いなくこの重症化するリスクは相当減っていくっていうような話をされていましたので、ぜひともワクチンの接種をお願いしたいと思います。私からは以上です。

質疑応答

質疑応答中の大森雅夫岡山市長

○記者 
プレミアム付きタクシー券なんですが、6月末のときもご説明があったと思うんですけれども、プレミアム率を今年度上げたというところの理由を教えていただけますか。

○市長
昨年が若干売れ残ってるんですよ。そこの要因の一つが、先ほど言ったように販売場所が少なかったということで指摘を受けました。途中から少し増やしたりはしたんですけれども、そこが徹底しなかったっていうところで販売場所を増やしている。今回、公共交通をどんどん使っていただくということが大きな我々の狙いですから、プレミアムのいわゆる還元率を上げていったほうが、それは当然ながら消費者、市民の皆さん方は喜んで使っていただけるだろうということで、昨年よりも高めの還元率でセットいたしました。

○記者
 一方で、でも販売の数も増やしていると思うんですけども、そこはちょっと売れ残る懸念とかっていうのはないですか。

○市長
 もう売れ残りの懸念はないんじゃないかと思いますけどね。だから、今回コンビニも大きいと思いますね。コンビニの端末でできるわけですから、市民の皆さん方は使い勝手は相当よくなるんじゃないかと思ってます。

○記者
 改めて、市民の皆さんにこういうふうに使っていただきたいっていうのを教えてください。 

○市長
 この長いコロナ禍の中で、公共交通の利用は相当落ちてます。したがって、一昨日の公共交通の無料DAY、これも公共交通を使っていただき、また全体の消費を喚起するということでやらせていただいているわけですが、タクシーも全く同様であります。公共交通の中の重要な一つの要素であるわけですので、タクシーのほうもご利用いただいて、公共交通の維持、そして消費の喚起と併せた効果を狙っているところであります。 以上です。

○記者 
 ハレカハーフのことで、当初2月上旬に準備をされて結構ずれ込んだというご認識だったと思うんですけど、当初予定では2月上旬から準備ということですから、当初の予定では新年度からスタート、当初の予定はどこを目標にされてましたか。

○市長
 当初の目標って、できるだけ早くだったんだよね?(担当課に確認)。だから、既定の予算の中でも可能は可能だったんで、我々としてはもうできるだけ早くやりたいと。難病患者の方、協会の方とも随分お話をさせていただきました。非常に自分たちも交通弱者として困ってるんだという話があり、そういう面から見ると、高齢者の方、障害者の方と何の変わりもない。我々のほうが当初から本当は難病の方も考えればよかったのかも分かりませんが、そのときはちょっと我々の検討対象ではなかったもので、話を聞いてすぐに動いていったと。しかしながら、半導体不足が効いて今になってしまったということであります。

○記者
 半導体不足って、いわゆるICカードの中のチップみたいなのが……。

○市長
 チップですね。

○記者
 先ほどの質問とかぶってしまうんですけども、前年度のプレミアムチケットがかなり売れ残ったというような認識だと思ってるんですけれども、ここの要因と、当時県とのキャンペーンとかぶっていたとは思うんですが、そのあたりの要因をどういうふうに思われているのかと、さらに1万冊増刷して、それだけの需要があるというか、思いというか根拠というか、そのあたりをもう少し説明していただきたい。

○市長
 先ほど言ったように、まず何といっても販売場所が非常に限られた、最初はたしかタクシー協会だけだったんだよね?(担当課に確認)。それでどうすりゃいいか分からないっていうようなお叱りを随分受けました。私も個人的にも受けたところであり、そこの調整を担当とやらせていただき若干増やしましたけど、それほど増えていかなかったということがあります。

 それからもう一つは、先ほどの還元率もそうなんですけれども、十分市民の方に伝わってなかったんではないかなと。私はタクシーに乗るたびに利用の状況を聞いてたんですが、個人として買われている方がそんなに多くないな、これは私の肌感覚ですけどね。会社とか事業所単位で買われている方はあったっていうのは、タクシーの運転手さんからも聞いたんですけれども、個人ベースでなかなか動いていないということでいくと、我々の発信が十分でなかったっていうところもあるのかもしれません。

 それと、今回の還元率25%が38%っていうのは、これは非常に大きいと思ってます。したがって、1万冊増えて大丈夫かっていうところは、数字として何か根拠があるわけではありませんが、以上の昨年の反省からいくと、修正をさせていただいたということから、十分私は対応は可能だと思いますし、逆に早めに売り切れちゃうんじゃないかなというようにも思っております。ぜひ、テレビ、新聞、メディアの関係者の方に宣伝をしていただければと思います。

○記者
プレミアム率を上げるということは、それだけ税金をそこに投入していくという可能性も。やはり現状としてそれほどタクシー業界が厳しいという前提があるということなんですか。

○市長
 もちろんです。タクシー協会の梶川(前)会長とも何回か話をさせていただいております。1社当たりの売上げの問題等々、数字は忘れましたけれども、非常に厳しい状況にあるということはおっしゃっておりました。若干この近々の動きはちょっとよく分かっておりませんけれども、全体を通してみると相当厳しい状況にあるというように認識をしています。

○記者
 ひとり親家庭の支援の件ですが、改めましてどういうことを狙って、どういう人に、どういうふうに使ってほしいか、正面を見てお答えいただきたいと思います。お願いします。

○市長
 全国的にも岡山市も同じなんですけれども、ひとり親家庭の貧困率っていうのは非常に高いんですね。特にこの2年半に及ぶ新型コロナウイルスの影響の中で、ひとり親家庭の方々が相当に困っておられるっていう話を伺います。ただ、一つには様々な支援制度があるんですが、なかなかよく分からないっていう声もありますし、それだけじゃなくて誰と相談していいか分からない。一人でいて、それこそそれがひとり親家庭、子どもとだけの会話が中心になっていくわけですから、いろんな人と相談し、そしていろんな制度を理解する、そういったことで少しでも厳しい生活環境から脱却していただければというように思っております。

○記者
 関連で、ひとり親家庭で2つ質問をさせてください。「さえずりカフェ」の名前に込められた思いを聞かせてください。

○市長
 これは、受託された方とうちのスタッフが相談してつくったものと聞いておりますが、その相談過程の中で何が起こったのか話してもらいます。

○担当課
 失礼します。まず、ひとり親家庭のご家庭の方々が思っておられる悩みであるとか、困られたことであるとかを忌憚なくつぶやいたり、誰かに一緒に寄り添ってもらいたいという気持ちをどこかで受け止めてあげられるようなところができないか、大がかりなことではなく少しつぶやいていただきたい、同じ思いをお伝えする、受け止めるっていうそういうところを目指したいっていうところで「さえずり」というワードが出てきた中で、このワードを使ってカフェだったり、ホットラインを今回設置させていただくことになりました。どうか広めていただきますように、よろしくお願いします。

○市長
 ひとり親家庭の中でも母子家庭が圧倒的に多いですね。そういう家庭を頭に置きながら、孤立化していくっていうのはそれはまずいだろうと。少しさえずるっていうか、話をして、自分は一人じゃないよって、話し相手もいるんだよ、そういうことをイメージする表現として整理したと、まとめて言うとそういうことだよね(担当課に確認)。

○担当課 はい。

○記者
 あと一点、アンケート調査で困ったときに相談できる相手がいない、もちろんそうだと、ごめんなさい、僕がそういう環境にないから分からないんですけれども、そういう中でやっぱり恥ずかしい、なかなか相談したいけど相談できないっていう方、行きたいけど行けないっていう方がきっといらっしゃると思うんですが、そういう人たちに向けたメッセージをお願いします。

○市長
 これSNSとかそういった直接会わなくても、自らの今置かれた状況を書いていただく、それによってレスポンスをしていく、こういう中で一つの意思疎通ができていく。そういうSNSを使ってやる。そしてそれが、ああ、だったら「さえずりカフェ」に行っていろいろとそういった方々と話をしてみたらどうっていう話につながり、恥ずかしさっていうのがだんだんとなくなっていく。

 この2つっていうのは、別々のものじゃなくて連動しているもので、我々としては孤立化を防いでいく、それが最大の目的ですね。それによって、様々な制度を理解してもらって、プラスアルファのことを知っていただくっていうのも大きな効果だとは思いますけど、よろしくお願いします。

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