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令和5年2月13日市長記者会見

[2023年2月13日]

ID:47229

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令和5年2月13日市長記者会見

  • 岡山芸術創造劇場ハレノワの開館PR

  • 岡山市未来をはぐくむ出産・子育て応援金

  • 下石井公園リニューアル工事(芝生化)の着工

  • 路線バス・路面電車の運賃無料DAYの実施結果

  • 水道料金等のクレジットカード決済の開始

  • 西日本初「チームオレンジ特別賞」の受賞

令和5年2月13日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山芸術創造劇場ハレノワの開館PR

 皆さん、おはようございます。それでは、幾つかの内容についてお話を申し上げます。まずは、岡山芸術創造劇場ハレノワの開館PRでございます。このハレノワの開館に向けた広報のメインとなるビジュアルデザインと開館事業ラインナップについて申し上げたいと思います。
 ハレノワは、今年の9月1日にグランドオープンを迎えます。開館後は多くの方が大、中、小それぞれの劇場を使って演劇、音楽、ダンスをしたり公演を観たりすることで、いろいろな人とつながり、晴れやかな気持ちになることができる、地元商店街も一緒になって地域のにぎわいをつくり、魅力あるまちづくりへと「ハレ」の輪が広がっていくことを期待しているところであります。PRのためのビジュアルデザインが決まったので紹介をいたします。資料の1をご覧ください。

 皆さん、どうでしょうか、この感じ。なかなかハレノワらしいものだと私は思うんですけれども、正式な名前を忘れちゃった。(公益財団法人)岡山文化芸術創造が制作したものであります。人の身体やその動き、また劇場感のある表現やモチーフを掛け合わせることで、大人も子どもも直感的に楽しむことができ、未知の創造が生まれるどきどき、わくわく感を演出したものだと聞いております。

 今、私が自分で言ってても少し論理的な言葉ではない、感覚的な言葉で申し上げてるところでありますけれども、そんなイメージのものだと理解できると思います。見る人それぞれの自由な解釈で楽しむことができるように、あえてデザインに曖昧さを残しつつ、街中が劇場の開館を祝ってくれるような楽しさっていうものが伝わってくるということであります。

 (会場内モニターを指差しながら)ここに「ワレワレハ ハレノワダ」と書いていますよね。読めます。このキャッチコピーっていうのは、未来に会うわくわく感をなじみあるフレーズを使って表現していることと、この新しい劇場はかしこまった場所ではなく、みんなが気軽に楽しめる場所という思いが込められているそうであります。

 どんどんこのビジュアルデザインを使ってPRしていきたいと思います。例えば、道行く多くの人の目に留まるように、バナーフラッグを大通り沿いに出したり、ラッピングの路面電車を中心部で走らせるなど、開館機運を一段と高めてまいりたいと思います。

 ラインナップについては資料の2でございます。こけら落とし公演のオペラ「メデア」をはじめとした開館事業について、現時点でお知らせできる内容を記載しております。ちなみに草加(叔也 劇場長)さんが来られてますから、後でお聞きになっていただければと思いますけど、「メデア」っていうのはギリシャ悲劇だそうでありまして、日本で初公演というように聞いております。オペラ以外にも演劇やバレエ、伝統芸能をはじめ、ダンス、音楽など多様な公演を展開し、幅広い層の市民に楽しんでいただければと思います。

 前回、岡山(連携中枢)都市圏の協議会でもこの話をさしあげましたけども、岡山市民はもちろんのこと、もっと広い範囲での人に楽しんでもらうように考えているところであります。これからどこの市町村も来年度の予算審議のための議会が開かれるんですけども、その議会が終わったら岡山都市圏のメンバーは今視察をしてもらおうというように考えているところであります。ある町長さんと話をしたら、「なかなか見る機会がない」と。「いろいろと宣伝されて岡山の街へ行ってもすごい目立っているんだけど、見たいなと思っていた。機会を与えていただいてありがとう」っていうような感じの言葉もありました。

 なお、今申し上げたような内容を広報するために、開館事業特設ホームページを明日2月14日に開設いたします。資料の3をご覧いただきたいと思います。このホームページをご覧いただき、公演にお越しいただきたいと思います。ハレノワ・メンバーズというのは、劇場のウェブ会員であり、こちらに登録していただくと公演チケットを先行で予約できます。希望者には公演情報などのメールマガジンを配信するということになっております。今後このホームページなどで公演の情報等について発信していくので、多くの方にハレノワにお越しいただき、様々な公演を楽しんでいただきたいと思います。先ほど申し上げましたように草加さんが来られてますんで、一言お話をいただければと。

○草加
 おはようございます。岡山芸術創造劇場劇場長の草加でございます。今日初めてラインナップを発表させていただきますけども、私どもは3つの視点があるというふうに考えております。
 1つ目は、この劇場ができることを広く市民と一緒にお祝いをしたいというふうに思っております。岡山圏域だけではなく中四国を含めて広く認知もしていきたいというふうに考えております。
 それから、2つ目は、「魅せる」「集う」という大きなコンセプトを持っておりますので、多くの市民の方たちにいらっしゃっていただきたいというのが2つ目です。それから、ラインナップを見ていただきますと、私どもの基本コンセプトの3つ目である「つくる」ということも、まず端緒につこうということで数本予定をしております。ぜひ内容等につきましては、また改めて広報あるいは私のほうに聞いていただければというふうに考えております。以上でございます。

○市長
 質問は併せて最後でしていただければと思います。

岡山市未来をはぐくむ出産・子育て応援金

 次は、出産・子育て応援金であります。国の令和4年度の2次補正予算で創設された出産・子育て応援交付金について岡山市でも準備を進めていましたが、この3月1日から受付開始することとなったのでお知らせをいたします。

 この事業は、妊娠届出時や出産後において、出産、育児等の見通しを確認する面談やプッシュ型で子育て関連情報を届けるなどの伴走型の相談支援と、経済的支援である応援金の給付を一体的に実施することで、支援の実効性を高め、安心して出産、子育てができる環境の整備を行うものであります。対象者は、令和4年4月1日以降に出産された方または妊娠届出をされた方でありまして、給付額は妊娠届出時、妊婦1人当たり5万円、出生届出時、新生児1人当たり5万円と、詳細は資料を見てください。

 この3月1日から各保健センター内の「さんさんステーション」にて申請受付を開始し、3月中旬から順次振込を開始いたします。令和5年2月末までに出生届出済みの方や妊娠届出済みの方については、3月上旬に申請書等を発送の予定であります。問合せに対応するため、3月1日から9月29日までの間コールセンターを設置する予定であります。今後、妊娠、出産された方は窓口でご案内をいたしますが、申請書が手元に届いた方はぜひ早めに申請をいただきたいと思います。

下石井公園リニューアル工事(芝生化)の着工

 次は、下石井公園のリニューアル化であります。(モニターに)下石井公園が載っておりますけれども、社会実験を実施していたっていうのは皆さんご存じだと思います。好評であったということもあって、全面天然芝化を検討し、今年、今年度半面をやるというお話をさせていただいていたところであります。
 美しい芝生空間が持続できるようにどうすりゃいいかということで、いろいろ検討して、スプリンクラーの設置などの対策を講ずることになったということで、随分検討に時間がかかったようであります。当初想定していたよりも遅れましたが、リニューアル工事を3月の中旬から着手することになりました。次、いいですか。

 1つのイメージでありますけれども、もちろん天然芝生化をイメージしていると、ここにベンチとか木陰が生ずるような樹木を植えていく、こんなイメージのものであります。次、お願いします。

 今の資料だと芝生の部分が狭い、小さいという感じがあるんですけど、これが全体像でありまして、結構広くなっていると思います。一応イメージとしては分かりやすい。1期工事は令和5年3月中旬から8月頃で、グラウンドの東半面の芝生化、西川緑道公園寄りです。また、スプリンクラー設置に必要な機械設備等の整備を。2期工事は今年の秋頃に着手し、5年度中には完成する予定であります。

 この下石井公園っていうのは1kmスクエア、いわゆる都心部分の中の中心的な位置にもありますし、シンボリックな公園だと思います。時々ここでのイベントで砂が舞って困ったっていうような話も聞いていたところでありますが、この芝生化によってそういったことは避けられるんではないかと。あと、今度は芝生を傷めないようにしていただくという必要があって、使い方には一緒になってご相談させていただくということになろうかと思います。

路線バス・路面電車の運賃無料DAYの実施結果

 次の分。運賃無料DAYを昨年7月から12月にかけて8回実施いたしました。第7波が収束した9月以降、資料1を見てください。比較して毎回2倍以上に利用者数が増加しております。岡山城がリニューアルオープンした11月3日が最大となっております。

 資料2の図2でありますが、アンケート調査でありますけれども、無料DAYをきっかけにその後の公共交通利用が増えたと回答した人は、路線バス、路面電車をふだん利用する人で30から41%、ふだん利用しない人でも17%となり、一定の利用促進効果が確認されております。また、無料DAYへの参加回数が多いほど、その後のふだんの利用増につながる可能性があることが確認されております。図の4では、無料DAYがなければ外出しなかった方や自動車で移動する方が各年代で存在しており、外出機会の創出や自動車からの転換が一定程度図られたということであります。

 資料の3でありますが、消費喚起効果であります。無料DAYでは3,000から3,500人程度の外出促進効果があったということで、無料DAY1日当たり2,100から3,000万円程度の消費喚起効果があったと。大型商業施設の入店者数、図の5でありますが、通常の日曜日と比較してほとんどの実施日で増加していると。また、中心部店舗の売上げへの影響でありますが、商工会議所が実施した調査では、通常の日曜日と比較して売上げが増加した中心部の事業所は11月20日で38%、11月27日で33%となり、経済への好影響が確認されております。

また、中心部の滞在人数及び主要動線上の通行人数、資料の4でありますが、滞在人数は通常の日曜日と比較し、9月以降全ての無料DAYで増加し、特に岡山城がリニューアルオープンした11月3日で33%、ハレまち通りや西川緑道公園筋でホコテン等が開催された9月25日や11月27日が約20%の高い増加率となっております。図の8、通行人数についても表町商店街で37%、桃太郎大通り、県庁通りで36%、ハレまち通りで31%、西川緑道公園筋で27%増となるなど、面的なにぎわいが創出されております。

 これらから見て、8日間の無料DAYを通じて公共交通の利用促進また外出機会の創出が確認されております。前回バス協会の皆さん方が来て、今後公共交通の議論をしようといったときがあったわけでありますが、そのときでも、あるバス会社の社長さんは、無料DAYを実施以降、通常時においてもバスの利用が増えたということで、このバスの無料DAYの効果を社長自ら確認をしていたという感じであります。また、当日は中心部へ多くの方が来訪し、経済への好影響が確認されたということであります。

 コロナ禍における運賃無料DAYは、公共交通の利用促進はもちろんのこと、まちのにぎわい創出や消費喚起に非常に効果的であったというように思っております。しかしながら、この前予算の説明で申し上げましたけど、まだ全体としていくとコロナ前に比べて、2019年比較でしたけど、岡山の中心街の人出はトータルでいくと7割強、東京、大阪とは遜色ないとはいいながら、これからもこのにぎわいづくりっていうのはやっていかなきゃなんないなというように思っているところであります。

水道料金等のクレジットカード決済の開始

 次に、水道料金等のクレジットカード決済であります。水道料金及び下水道使用料のクレジットカード決済を導入します。令和2年4月のスマートフォン決済の導入など、キャッシュレス化の推進を行う中、クレジットカードの導入について要望をいただいたところであります。

 クレジットカード決済は、事前にご登録いただいたカードに水道局から自動的に請求する「継続払い」と言われるサービスになります。窓口、コンビニ等へ毎回支払いに行く手間がなくなることに加え、紙の請求書が不要となり、自然環境の保全にもつながるということで、請求書でお支払いをいただいている方はぜひ切り替えていただければと思います。なお、手数料については、お客様の負担はありません。水道局で負担させていただきます。

 お申し込み受付は、本日2月13日から水道局ホームページの専用申し込みサイトで開始いたします。インターネットから24時間お申し込みいただけますのでご利用いただければと思います。

西日本初「チームオレンジ特別賞」の受賞

 最後の話題ですが、西日本初チームオレンジ取組事例の特別賞受賞であります。

 岡山市では、認知症の人が地域でどう暮らしていきたいかというご本人の声を聞いた地域づくりを推進する取組「チームオレンジ」を令和4年度から始めております。国においても、全国キャラバン・メイト連絡協議会を設置し、認知症サポーターの養成などを推進していますが、この中で認知症サポーターの活動事例を全国から募集し、優良事例の表彰を行っているところであります。これに応募したところ、岡山市のチームオレンジの取組が西日本で初めて賞を受けることとなったのでお知らせいたします。

 詳細はお手元の資料をご参照していただきたいんですが、今回受賞に至ったのは、介護予防体操を行うグループがチームオレンジの趣旨に賛同し、地域包括支援センター、町内会長、民生委員などと協力、情報共有を行い、着実に地域の仕組みづくりを進めている点、また参加するメンバーが楽しく、ためになることをできる場として成果を上げている点などが評価されたと聞いております。

 今回の受賞は、真摯に取り組んでいただいているメンバーや関係者の皆さんの大きな励みになるとともに、岡山市の中でこのような取組をしている人がいる、自分たちもやってみようという原動力になるのではないかと期待しています。私からは以上です。

 なお、前回の予算(記者会見)のときも時間がなくて、最後質問を打ち切っちゃったところもあります。必要であれば今回の案件外でも結構でございますんで、ご質問いただければと思います。

質疑応答

○記者
 私からは、下石井公園の芝生化の関係で教えてください。今回、天然芝を導入されるということで、今ふだん子どもたちが結構サッカーをやったり、土のグラウンドで遊んでる光景をよく見るんですが、天然芝は人工芝と比べて結構繊細な感じがするので、天然芝を導入することでふだん使っている遊び方に何か制限が出るのかどうかっていうのと、それから人工芝ではなくて天然芝を導入される理由、この点を教えてください。

○市長
 先ほど申し上げましたように、これから芝があまり傷むようなものっていうのは難しいと思うんですが、社会実験のときに、子どもたちがいろいろくつろいだりしていたのは、続けられると思います。サッカーなんかはどうなんだろうね?(担当課に質問)

○担当課
 競技団体とかとは話し合いながら進めていきますので、芝生が傷むようなものは制限をかけさせていただくと思います。

○市長
 これからだな。

○担当課
 はい、そうです。

○市長
 多分、子どもの遊び方っていうのも幾つかカテゴリーに分けられるんじゃないかと思うんですよね。そういう面では、芝自体も皆さん共有のものですから、あまりそれが傷むようでは、まずいんではないかなというように思っています。それからあと、天然芝にした理由を。

○担当課
 自然の芝がやっぱり一番感触がいいと思いますし、人工芝よりは自然の緑を感じていただきたくて、西川緑道公園と一体で自然を感じていただきたいのが一番です。

○記者
 最後に1点、市長のご説明にもあったんですけど、下石井公園はシンボリックな公園、都心になかなかない緑豊かな公園になると思うんですけども、改めてどのような役割を期待するかっていうのを教えてください。

○市長
 大きな方向性としては、まず都心に人があまりいなかったという状況があります。そして、どちらかというと岡山駅周辺に人が集まって、固まっていたっていうのがあるわけですね。もっともっと街を楽しむっていうためには、面的な整備を行って回遊性を高めていく、こういったことが必要じゃないかということでやらせていただきました。
 ハレまち通りの1車線化もそうですし、必ずしも回遊性向上のためにやっているわけじゃありませんが、今日説明しているハレノワ、そういったものもまちづくりには寄与していると思います。そういう中で、中心部である下石井公園が芝生化され、西川緑道公園と一体となって緑あふれる街っていうイメージが出てくるんじゃないかなというように思っております。市民の皆さんに楽しんでもらうのに格好の場所になるんではないかと思ってます。全的な街を楽しむという面でも、大きく寄与するだろうと思ってます。

○記者
 ハレノワの開館事業のことで伺いたいのですけれども、9月30日と10月1日に「老いと演劇」ということで、OiBokkeShi(オイボッケシ)というグループが公演をされるんですけど、市長はOiBokkeShiという団体というのはご存じでしょうか?

○市長
 知りません。

○記者
 その中に、弊社が結構取材をさせてもらっているんですけど、96歳の看板俳優の方がいらっしゃって、もしよかったらエールというか、いただけたらなと思うんですけど。

○市長
 OiBokkeShiってものがどういうものかってよく分からないんですけど、今おっしゃったように高齢の方から子どもの方まで、やはり楽しんでもらうってのが一番じゃないかと思うんです。今、旧市民会館について愛着を持っている方って結構いますよね。その人たちが言っているのって、昔、小学校のときにあそこで演劇をやったとか音楽を、ある楽器を奏でたとか、そういうことをおっしゃっている。これが、この劇場に移っても同じことになると思いますし、高齢の方も同じですね。
 96歳ってのは、私はすばらしいと思いますし、この2年ぐらい敬老の日には行けていませんけど、100歳前後でも自分のこときちっとする人って結構いるんです。したがって、96歳の高齢者の方、ぜひハレノワで楽しんでください。よろしくお願いします。

○記者
 ありがとうございます。あともう一点あるんですけれども、全く話が変わるんですが、3月13日から、政府のほうで話が出たんですけども、マスクの着用について、個人の判断でというお話があるんですけれども、市長のお考えを伺えたらなと思います。政府のほうではこういうお話が出てるんですけど。

○市長
 今、屋外については、必ずしもマスクはなくてもいいんじゃないかっていうような話が出ていますけれども、今大半の方はマスクをされていますよね。屋内は、ほとんどの方がマスクをされている状態であります。5月には5類に落ちていくわけなんでありますけれども。そういう面でいくと、もう少しマスク着用に国民全体も寛容であっていいんじゃないかというようには思ってます。
 ただ、高齢者と会うときとか、重症化リスクが高い人たちと会うとき、そういったところはこれからもずっと考慮していかなきゃならないと思いますが、3月からマスク着用を個人に委ねるということを政府のほうでおっしゃっているのは私も承知をしております。そのとおりだと思いました。個人的には、非常に気にされる方もいますから、その人に強制しちゃならないとも思っております。ごめんなさい。まとまりませんが、いいですか。

○記者
 要するに、「寛容になっていく」っていう流れは確かにそうだけれども、そういうリスクのある方とか、そういう時と場合によってはまだやっぱり着用って必要なんじゃないかっていうことでいいですか。

○市長
 そうですね。まとめると、そういうことになると思います。今でもたまに高齢者施設のクラスターなど出ていますから、それで死亡される方も高齢者の方は多いわけであります。そういった方と接触するときは気をつけるべきだというように思います。

○記者
 出産・子育て応援金で一点確認させてください。市の待機児童対策にもつながる可能性もあると思うんですけれども、改めて応援金に期待すること、期待されることを教えてください。

○市長
 大きな意味では、そういう少子化対策になろうかと思います。政府が、これは全国一律の話ですから、考えていただいているっていうのは我々にとってありがたいことだと思いますし、今回子どもの医療費の助成を拡充いたしました。そういったこと、ないしはまだ今も考えているんですけれども、市独自でも子育て関係の支援、こういったことをやっていかなきゃならないなっていうように思っております。この全国一律の話は粛々とやりながら、市民の皆さんが手続に遺漏なきよう、我々として対応していきたいと思います。

○記者
 運賃無料DAYについてお伺いしたいんです。広い効果があったということなんですけれども、来年度以降、当初予算には入ってなかったかと思うんですが、補正予算などでやっていくっていう可能性はあるんでしょうか。

○市長
 この無料DAYっていうのは、最初はちょっとチャレンジしてみて、公共交通の事業者に対する支援はもとより、もっともっと何か大きな効果がある。これを見ていただけば分かりますように、消費も相当拡大している。やっていると、結構いろいろな関係市からも、視察に来たりもしているんですね。だから、全国的にも広がってきたんじゃないかなと思っております。
 そういう今の消費を拡大しなければならないとき、にぎわいをより生み出していかなければならないときには、効果的な施策だと思っております。したがって、今検討中でありますが、新たに私は、無料DAYについてはできれば実施すべく、補正での提案の中に入れたいと思っています。

○記者
 先ほどのマスク着用関連でもう一点お聞きしたいんですけども。市長のお考え、「リスクがあるところでは必要に応じて必要」だということなんですけども、ウィズコロナ時代に向かっていく中で、マスク着用が個人に委ねられていく、これはウィズコロナ向かっていく中でどういう段階を経ているとお考えでしょうか。

○市長
 昨日、私のところに担当から連絡があった新規感染者っていうのは、岡山市だけで130人なんです。これはピークが2,300人に比べると5%ぐらいになると。先週の同じ日曜日に比べて230人が130人ということで、約半分になっている。こんな状況になってきて、相当自然免疫とワクチン効果で、よっぽどの変異株がない限りはある程度収束していくんじゃないかという予想がなされている。
 ということでいけば、だんだんとマスクの義務化というものは、当然ながら必要ないんじゃないかなというように思っております。しかしながら、あとは個人としてマスクをもう3年間やって慣れちゃっているっていう人もいたり、なぜマスクを外さなければならないんだという人もおられることも事実だろうと思います。
 そういった方に強制して外していただくっていうのは、私はないだろうし、特に今でも死亡者っていうのは多く出ておられますから、高齢者また基礎疾患を持ってる方と接触するときは、お互いがマスクをして気をつけていくということもやっていかなきゃならない。そんな感じで私は考えておりますが、よろしいですか。

○記者
 発表項目にはないことで大変恐縮なんですけれども、今JR岡山駅前にある青春感謝像について取材しておりまして……。

○市長
 旧制高校の。

○記者
 六高のですね。

○市長
 六高のですね、はいはいはい。

○記者
 これに関して幾つか質問をさせてください。市長もご存じのとおり「青春感謝像」は旧制第六高等学校、通称「六高」の創立100周年を記念した像です。岡山市は、路面電車の乗り入れ事業に伴ってこの像を広場から撤去、移設する方針を示していますが、六高の卒業生からは移設について疑問の声が上がっています。
 というのも、この移設の方針は4年前の有識者会議、あり方検討会の中で決まったもので、当時は広場を全面リニューアルする計画でした。しかしその後、乗り入れ事業の予算が膨らんだために、広場のリニューアルは縮小し、青春感謝像の設置されているエリアはリニューアルされないことになりました。にもかかわらず、この像を移設するという方針は残ったままの状態となっています。リニューアルしないのであればそのまま残してもいいのでは、という意見もあるんですけれども、市長のご所見をお聞かせください。

○市長
 これは私が担当から聞いている限りでありますけれども、リニューアルしても、どちらにしても乗り入れてくるわけですから、路面電車が乗り入れをしてくるわけですから、駅前広場の形状は変わらざるを得ない。変わったときに、この旧制六高の像っていうのがどうしても、まずはオープンスペースが必要になってくる、駅ですからいろんなイベントをやっていく。そういうオープンスペースが必要な状況の中で、限られたオープンスペースの中にその像が入ってくるということで、撤去はせざるを得ないのではないかっていう話は聞いております。図面上のチェックが、ここは今できておりませんけれども、そこは担当とよく話をしていただきたいと思います。
 ただ、私のほうにもこの前直接旧制六高の関係者の方が来られました。移設が、その方は反対というよりは、よく市民の皆さん、また岡山駅を訪れる方にその像を見てほしいという要請が、希望があるという話を私も伺いました。となると、オープンスペースを確保したとしても、その像をどこに持っていくのかということはよく検討しなきゃならないねっていう話を、その六高の関係者にはお話し申し上げたところであります。

○記者
 今現段階では、オープンスペースを確保するために移設が必要だろうと。

○市長
 というふうに聞いておりますけど。

○記者
 分かりました。移設する・しない、どこに移設するかということについては、いつ頃までに、工事はもう既に始まっていますけれども、いつ頃までをめどに決まる?

○市長
 そうなんですよね。今乗り入れの工事でタクシーと一般車両の、駐車の場所を動かしてますよね。そういうことをやりながらですが、まだ地下街の移設、補償の関係とかも議論をしているところであります。そういったことから、これからの移設時期っていうのは必ずしも明確になっているわけではない。
 要は、工事の進捗状況自身ががっちり固まっているわけじゃないっていうところがありますんで、それらの動きを見ながら、移設をしなきゃならないと決定する時期ってのはいつなのか、そして事実上移設をするときがいつなのか、そういったことはまたこういう場でも発表していきたいと思います。

○記者
 できるだけ早めにという感じでしょうか。

○市長
 早めにっていうか、スケジュール感が整理されないと駄目だと思うんで、そこは都市整備局、局長たちにもお話をしていただければと思いますが、今すぐはなかなか決まらないんじゃないかと思いますね。

○記者
 あともう少しだけ。六高の卒業生からもできるだけたくさんの人に見てほしい要望があったということなんですけれども、市長としては移設先として想定している場所っていうのは、このあたりがいいんじゃないかっていうのは。

○市長
 いや、ないです、まだ。ただ、岡山においての旧制六高ってどういう意味を持つかっていうことを考えるべきだと思うんですけど、やはり岡山大学の前身でもありますし、ナンバースクールっていうのは全国にそんなに数があるわけじゃありません。私も、随分六高の卒業生だという方に東京時代もお会いしましたし、こちらでもお会いをしております。六高に関しての愛着が非常に強い、そこはよく分かっておりますんで、そういった方々の意向を踏まえながら、我々としても対処していかなきゃならないというように思っています。

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