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令和4年11月25日市長記者会見

[2022年11月25日]

ID:44490

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令和4年11月25日市長記者会見

  • 令和4年度11月補正予算(案)

  • 北長瀬未来ふれあい総合公園を管理・運営する候補者決定

  • 「岡山市SDGs推進パートナーズ」登録事業者募集開始

令和4年11月25日市長記者会見資料

市長記者会見動画

令和4年度11月補正予算(案)

 皆さんおはようございます。それでは、会見を始めさせていただきます。 まずは、11月の補正予算案でありますが、11月補正予算案の概要です。

 まずは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る対策として、ワクチンの接種に向けて、迅速な接種に向けて、必要な体制を確保している、これが1点目であります。 後で細かく詳しく説明いたしますけども、通常は当初予算に計上していくような小・中学校の特別教室への空調整備を早期に整備するための経費を設定している等のことがあり、(新型コロナ関連は)トータルとしては19億2,400万円でございます。

 まずは、新型コロナウイルスの感染症対策の主な事業について説明をいたします。 まず、現在の状況でありますが、1週間平均の感染者数は489.7人、これが25日発表時点であります。11月以降、増加傾向にありますが、岡山市においては第7波のような急増ではございません。足元では増加が鈍化している状況であります。オミクロン株対応ワクチンの接種勧奨を新聞やテレビ、SNSを通じて行っているところであります。22日時点、対人口の接種率11.6%となっております。

 新型コロナウイルス感染症等の関係予算は、先ほど申し上げましたように19億円余、その内訳としてはワクチン接種体制の確保など感染拡大防止等が17億円余、市民生活支援として受付期間の延長に伴う生活困窮世帯に支援金の増額を1,700万円、その他公共施設の管理運営に係る光熱水費の物価高騰対策として1億円余となっております。

 それでは、その他の主な事業について個別に説明をいたします。

特別教室へのエアコン設置

 学校の特別教室、特別教室っていうのは理科室、音楽室、美術室、技術の技術室、そういったものを特別教室と呼んでおりますけれども、その空調の整備事業であります。ここで長くおられる記者の皆さん方はご存じだと思いますが、我々として小・中学校への普通教室へのエアコンの整備、これは令和2年夏までには完成しているところであります。そういう状況下において、実は先ほど申し上げたような特別教室へのエアコンの設置要望が非常に強くございました。これは議会からもございましたし、また特に教育委員会のほうには、子供たちの気持ちを酌んでのことでもあるんですが、例えば今音楽室って申し上げましたが、音楽の先生にとってみるともう音楽教室に長い時間いるわけでありますんで、非常に労働環境が厳しい状況になっております。それから、授業でも今8月、従前は9月から授業を始めてましたけど8月の終わりから始まっている、こういうような状況もあって、何とかしてほしい、すべきだという声が上がっておりました。

 我々としては、特別教室への空調整備っていうのは早期にやらなきゃならないということでありましたが、そこは決断をしたと。当初は当然ながら来年度予算に計上しようということを考えておりましたが、来年度予算に計上したのでは、どんなに早くやっても令和7年の夏には間に合わないということを教育委員会の担当のほうから話がありまして、それならこの11月の補正で、最も早くやれるとして決断してからの最初の議会でやりますよ、11月の補正に出させてもらおうということで、今回の補正予算を計上したものであります。

 最も早くっていうのは、時期的な問題だけではなくて手法にも議論がありまして、当然ながら一つ一つの入札を重ねていくとなるとそれだけで時間がかかるということもあって、設計施工の一括発注方式を採用していこうと。一定数の学校をまとめて発注したほうが早期に整備は可能であるということで、費用面でも有利だということでやらせていただこうということであります。今回の経費は、設計施工一括発注方式による事業者選定を円滑に進めるための発注者支援業務の委託の経費であります。そういうことで、今の設計施工一括を取ったとしても令和5年に予算計上したのでは、令和7年の夏には間に合わないというようなこともあって、我々としてはこの補正に計上させていただくということであります。

SNSを活用した児童相談支援事業

次ですが、SNSを活用した児童相談支援事業であります。岡山市では先月、被虐待児童の死亡事例への検証報告をいただきました。再発防止のため児童相談所の体制強化、また保健センターや教育委員会などの関係する部局との情報共有システムの改修、また警察との連携強化というような宿題をいただいているところであります。

 今は来年度の予算に向けてそれらをどうしていくのか議論をしているところでありますが、こういうときに国のほうから、子供や家庭からのLINE相談ができるように、相談を一元的に受け付けた上で相談内容を各自治体に転送し、各自治体において子供や家庭とLINE上で相談できるシステムの構築を進めていると、そして令和5年2月からの運用が予定されているという話がございました。来年の2月からそういう運用がされるということでございます。

 我々も、そういう児童の虐待事例があるということで、こういった対策はいろんなことでやれることはやっていこうという姿勢の下で、令和5年2月からの国のシステムを活用したLINE相談を開始することを目指して委託料を補正予算に計上するということであります。

 また、皆さん方の資料の中に入っていると思いますけれども、国の想定している時間は平日10時から20時の受付時間ですけれども、それを超えて土・日、祝日を含め毎日9時から21時までの受付時間とする予定としております。相談機会を充実させて虐待予防、早期発見に対応していきたいと思っております。また、この緊急性の高い相談通告が我々把握できたときは、速やかにこども総合相談所の救助活動に切り替えていこうというように思っております。また、事件性が疑われる場合には直接警察への連絡も入れてもらう予定であります。

補正予算(案)について

 以上が今回の補正予算の概要ですが、少し流れを申し上げたいと思います、今年度のですね。新型コロナウイルス感染症への対応、我々岡山市政の最優先課題として位置づけ、今年度になっても適時適切に対応を行ったつもりであります。6月の補正予算、また9月の補正予算で手を打っているところでありますが、それらの事業について現在具体に実施が行われております。

 その中で幾つかのトピックス的なところを申し上げると、プレミアム付タクシーチケット、これは割引率が38%ということで5万冊販売いたしましたが、2か月で完売をしました。ももちゃりの利用カードは9日間で配布が終了いたしました。バス、路面電車無料DAYも毎回、通常時より2倍の利用(9月以降)がなされております。

 また、スマホのポイント決済還元事業は11月末までの実施でありますが、現在、進捗状況を見ていくと、やっぱり今回も市民の皆さん方、大分慣れてきているということで、その執行率も順調に動いております。エネルギー価格高騰緊急対策支援金が12月23日(まで)になっております。これも相当数使われていることは間違いありませんが、まだこちらのほうは余裕があります。ぜひご活用いただければと思っております。

 11月補正、先ほどご説明したように(新型コロナ等対策として)19億円余の予算を計上しております。今後の話ですけど、国の経済対策、予備費を活用した経済対策により追加交付されたコロナ臨時交付金、岡山市のほうには約13億円まいります。この活用、そして今、国会で議論しています国の補正予算、こういう動向を見ながら今年度最後の補正となるだろうと思われる2月に向けて、今検討を重ねているところであります。

北長瀬未来ふれあい総合公園を管理・運営する候補者決定

 補正予算外についても少しお話を申し上げたいと思います。まずは、北長瀬未来ふれあい総合公園を管理運営する候補者の決定であります。この公園は、人々が関わることで育まれる都市の森をコンセプトにしておりますが、いよいよ来年の4月、全面オープンに向けて鋭意工事を進めております。
 今回のこの北長瀬の公園ですが、通常、指定管理ということで民間の企業にお願いをしていくところでありますが、その指定管理はやらせていただきますけれども、新たに制度として、パークPFIという制度がございます。その制度を導入したいというように思っております。

 皆さん方の、この広報連絡資料の主な事業内容のところのパークPFIっていうのを見ていただきたいと思います。4のところですね。この民間事業者が提案により設置運営する収益施設、民間事業者がこういった収益施設の設置を提案していただく。そして、特定公園施設って下に書いてますよね、市が指定する施設を、これは事業者が費用負担して整備をするということになってまいります。我々、事業者にお願いするわけでありますから、こういったことをお願いする条件として、民間事業者に対し上限20年の事業期間や建蔽率の10%上乗せ等の特例措置を適用するということにしております。そういった条件を設定することによって、当該、ここの特定公園施設を整備していただく。したがって、結果として見ると、施設整備に係る市の財政負担が軽減されますし、民間事業者の創意工夫でにぎわい創出に資するような、そういったものが多く出てくるということであります。

 具体的な候補者と提案の内容でございます。候補者が、大和リース株式会社を代表とする北長瀬未来ふれあいパートナーズに決定しております。次、候補者からは、with Park、共に創るみんなの森をコンセプトに、人々がくつろぎ、滞在する空間づくり、イメージが、これは今の岡山ドームですから関係ないですが、この公園のイメージがこのようになっております。

 具体的な点を申し上げますと、みはらしプラザにランニングステーション、シェアスペースなどを配置し活動交流の拠点として活用、芝生広場にカフェ、ベーカリー、アウトドアショップを整備し公園の魅力を向上、プロスポーツ団体や近隣の企業等と連携した体験教室の開催やイベントの実施などでございます。11月の定例議会には本候補者を指定管理者とする指定の議案を提出予定としており、今後、全面オープンに向けて準備を整えてまいりたいと思います。

「岡山市SDGs推進パートナーズ」登録事業者募集開始

 続いては、岡山市SDGs推進パートナーズ登録事業者の募集開始についてでございます。岡山市SDGs推進パートナーズ制度とは、岡山市内で温室効果ガスの削減や4R、リフューズ、リデュース、リユース、リサイクルなどSDGsの趣旨に沿って積極的な活動に取り組む事業者を、岡山市SDGs推進パートナーズとして登録するものであります。これはもう今年度、当初予算に計上し準備を進めてきたものでありますが、12月22日から新たに登録事業者の募集を開始することとしました。

 この登録制度は、SDGsを原動力として、取組によって地方創生を目指す、国によって推進されております。また、企業側においても社会的貢献が企業評価に重要となっている中、SDGsに取り組む企業の認定を望む声に呼応したもので、岡山市経済界からも同様な声があると聞いております。登録によって、事業者は対外的なPRに活用でき、認知度の向上のみならず人材確保の機会拡大や金融機関からの投融資機会の拡大など、様々な形で企業価値を高めることが期待されております。登録された事業者は、岡山市の入札参加審査において工事部門の格付等級を決定する際の加点対象として申請することができるほか、このほか新たに制定した岡山市のSDGs推進ロゴマークの使用が可能になる等のインセンティブをお与えしているところであります。

 登録事業者は、市のホームページからダウンロードできる申請書等の必要書類にご記入いただいて、12月22日から来年の2月6日までの間にSDGs・ESD推進課に提出をいただければと思います。そして、確認審査後、来年の3月下旬にSDGs・ESD推進課のホームページにて登録事業者名を発表し、各事業者には登録証を送付いたします。応募要件などの詳細は、今後ホームページ、また広報紙等に掲載する予定でございます。よろしくお願いいたします。

イベントの開催について

 最後に、案件外でありますけれども、催しについてご案内いたします。11月3日に岡山城リニューアルがなされて、現在、非常に来訪者に多く来ていただき、昨日は5万人の達成ということになりました。昨年は、工事中で天守閣は入れなかったんですけど、その前の年に比べると4倍、またコロナ前に比べても倍の来訪者になっているところであります。多くの方に来ていただき、本当にありがたいと思っております。
 今度は27日でありますけれども、ハレまち通りで初の歩行者イベントとなる「パレード」を実施いたします。BMXやブレイキンなどの華麗なパフォーマンスや体験ブース、あるいはオープンカフェのテラス営業など盛りだくさんの内容であります。リニューアルしたハレまち通りを楽しんでいただきたいと思います。

 岡山城のリニューアルの来訪者の中にも公共交通の無料DAYを使って来ていただいている方が非常に多いのですが、この27日も無料にさせていただきたいというように思います。それから、キャッシュレス決済も11月中は2割還元されるわけですので、十分楽しんでいただける環境は整っているのかなというように思います。

 それから、BMXなどのアーバンスポーツ、報道でご覧になっている市民の方も多いと思いますが、現実にはなかなか見られていない方が多いんじゃないかと思うんですね。それがハレまち通りで見ることができる。非常に臨場感を持って見ていただくとなると、見ていただく方にとっても非常に参考になるし、有意義だと思いますし、またそういうアーバンスポーツをやっている方にとっても、直接市民の方と接することができる。非常に楽しみにされておりますので、多くの方に来ていただければと思います。

 それから、岡山芸術交流2022は27日で閉幕いたします。また、明日26日には旧内山下小学校の校庭の芝生の上で人文字を描くイベントも開催いたします。あと最後の3日間になりましたけれども、ぜひ多くの方に楽しんでいただければと思います。

 私からは以上です。

質疑応答

○記者
 何点か教えてください。まず補正の関係で、新型コロナ対応が中心になっておりますけれども、その中でワクチン接種の体制確保ということで結構な予算をつぎ込まれているんですが、体制確保の状況を整えたといっても、打ってもらわなければ意味がないということで、その中で接種率が高いかどうかと言えば、今現在では若い世代を中心にあんまり高くはない状況で、市としてワクチンを打ってもらうためにどういうふうに呼びかけていくかというところを、まず1点目お願いします。

○市長
 難しいですね。特に、若い人たちの接種がそれほど進んでないっていうのがあります。我々もこのように記者発表させていただいたり、広報(広聴)課でSNSも流させていただいたり、様々なことをやっているんですけれども、なかなか思うように接種率が伸びないんですね。
 ただ、私、自分の経験で、2、3週間ほど前に私もコロナに感染いたしました。どこが原因か私自身もよく分からないんですが、ただ私自身の症状を見てみると、2日間ぐらい喉は非常に痛かったんですけれども、熱はほとんどありませんでした。4回目の接種を終えて、5回目を打とうと思ってた、そういうときだったんですけれども、ワクチンの効果って本当にあると思いますよ。少なくとも、これからコロナへの感染の症状がより悪化していく、そういう予想っていうのは、もう自分の中では全くなかったんです。だから、私はワクチンを打っていただくと、その人の安全材料にもなるなというように思います。
 例えば、自宅でそういう痛み止めとか解熱剤を持っているだけでも随分違うと思いますし、自分の経験を申し上げてではありますけれども、ワクチンの接種はご本人の安心感を高める上でもぜひ必要だと思いますので、今日お集まりの報道の皆さん方はぜひ宣伝をしていただければと思います。我々のほうも、さらにどういうことをやればより効果があるのか検討させていただきたいと思います。

○記者
 すみません、もう一点。北長瀬のふれあい総合公園の関係なんですけれども、今回は候補事業者が決まったということで発表をいただきましたが、ほかに候補は何個か応募があったんでしょうか。

○市長
 いや、1者です。

○記者
 1者で。

○市長
 ここだけです。

○記者
 この1者だけで、ここが最適だというふうなご判断になったという感じでしょうか。

○市長
 そうですね。これは要件に合致している者が出てきて、そしてその中身を見て適切だと判断をしてやらせていただいたということであります。大和リースのほうは、今のブランチもやっておられますし、そういう面では相乗効果も期待されているということもあるでしょうし、それからあとファジアーノなども関与していただいています。そういう面で、スポーツ、ファジアーノもサッカーという、J2の今回は惜しかったですけどね。それはともかく、それだけじゃなくて広くスポーツを振興していこうっていうことで、社団法人だっけ。

○担当課
 はい、そうです。

○市長
 社団法人をつくってやられておりますから、そういう組合せから見ても我々としてありがたいことだと思ってます。

○記者
 最後に、改めてなんですけど、このふれあい総合公園が市にとってどういう位置づけなのかというところと、これから期待するところについて教えてください。

○市長
 どういう位置づけ。大きな位置づけから見ると、今様々な地域に応じたまちづくりっていうのをやらせていただいて、特に中心市街地が少し目立ってますけれども、我々としては各地域それぞれ、その特徴に合ったまちづくりを考えているところであります。そういう面では、この北長瀬っていうのはJRの北長瀬駅がありますし、非常に利便性が高いところであります。操車場跡地という広いエリアもあったので、人がそこに訪れて楽しんでいく、そういう場所としては最適だろうというように思っております。緑を中心として、スポーツ等々を加味しながら、一つの大きな拠点になっていくものだと私は思っております。

○記者
 SNSを活用した児童相談支援事業で2点お尋ねさせてください。今回、国のLINEを使うということですが、実際は岡山市独自のLINEを開設することも可能だったと思うんですけど、なぜ国のを活用するんでしょう。

○市長
 合理性があるからっていうことだと思うけど。

○担当課
 これにつきましては全国一斉にやるシステムでありまして、岡山市につきましては、今何件かSNS相談をやっていますけれども、大規模にはまだ岡山市のほうではできておりませんで、国のシステムに乗っかってやらせていただこうということでございます。

○記者
 市長、それを踏まえた上で、岡山市でもLINEはあるのに、もう一個増えると混在すると思うんですけど、そのあたりっていうのはどのように。

○担当課
 LINE相談をやっているのは、たしか男女共同、女性が輝くまちづくり推進課、それからこども福祉課の独り親家庭の相談ということで、しかも日にちを区切ったLINE相談でやっていたと思います。今回の場合は、国のシステムを利用して毎日相談を受け付けるシステムということで、子供とか子育てに関するいろいろな相談を受け付けるということで、幅広く受け付けさせていただきたいと思っております。

○記者
 あと一点、すみません、市長に聞きたいんですけど、児童相談所の体制強化の一環だと思うんですけど、その中でLINEの存在の意義というか、周知も大切だと思うんですけど、そのあたりはどのようにお考えですか。

○市長
 LINEの存在の意義。

○記者
 はい。周知が必要だと思うんですけど。

○市長
 子供がまだ小さい家庭が中心になるわけですから、当然ながらSNSを頻繁に使っている人たちですよね。これだけそれぞれ両親、片親の場合もあるかもしれませんけど、働いている、こういう中でやはりSNSで何らかの窮状を訴えるっていうのは、通常出かけていって話を受ける、話をするっていうよりも割と取っつきやすい話だろうというように思います。それから、やっぱり直接行って窮状を訴えるってなかなか二の足を踏むときってありますよね。そういう面ではSNSを利用していくっていうのはいいんだろうというように思っております。
 重複感があるかどうかっていうのは、確かに今、所長がちょっと話しましたけど、担当課がどうであるというのは何の関係もありません。そこはおっしゃるとおりだと思いますが。私もこの前、独り親家庭の中での窮状を訴えるようなそういう場に行きましたけど、それはそれですばらしいことだと思いますが、範囲が広がっていくということ自体もいいことでありますし、委託業者をこれから入札で決めていくんです。そうなると、そういった方が、職員のマンパワーっていうのはやっぱり限られていますから、そういう人が直接聞いて、ある面プロの世界の人たちでしょうから、これは危ないぞっていったときにはすぐに、例えば事件性があるっていうのは警察とかこども総合相談所とか、そういったところに送っていく、使えるものは何でも使いたいというのが率直なところであります。
 ご指摘に入っているかどうかはよく分かりませんけれども、我々児童虐待事案というのをどう対処するかっていうのは、広い範囲で、できるだけできるものはやっていこうという範囲で考えていきたいと思います。その中の一環として、我々は今回補正で上げさせていただいたということをご理解いただければと思います。

○記者
 私もLINEの相談の分で質問があります。細かい質問になるんですけれど、あるアカウントに向けて相談者がメッセージを送って、相談をする形だと思うんですが、それは全国共通のアカウントみたいなものになるのか、その中でも岡山市の件はこちらと岡山市のアカウントみたいなものができるイメージなのか、どんな感じなのかもう少し伺えるとありがたいんですが。

○担当課
 私のほうから。接続自体は全国のシステムで一元化されてますので、そちらへ接続するように。その中で、今お住まいの自治体というのを聞かれるところがありますので、そこでお住まいの自治体をチェック、その後、今度はチャットのほうに進むんですけれども、そうなると各自治体のほうへこれが接続されてくる、そういったシステムになります。

○記者
 ありがとうございます。それでは、委託料を予算に計上するということですけど、委託業者というのも岡山市が個別の業者に委託するというより全国共通の業者に委託して、その一部を岡山市がカバーするみたいなイメージの形になるんでしょうか。

○市長
 事業委託は我々が必要だということでやるんで、委託業者が決まっていきますが、全国の業者との関係というのはどうなのか。

○担当課
 これは各自治体が、各自治体の考え方によって対応するようになりますので、岡山市の場合は業者委託をするという形でございます。全国で業者委託というのはございません。

○記者
 どう委ねるかは、各自治体の判断に任せる。

○市長
 直接やる場合もあるってことだよね。

○担当課
 はい。

○市長
 だから、システム的に一つだということになっているということですよね。

○記者
 そこで、今回一番伺いたいところなんですけれども、委託業者がこども総合相談所につなぐというのは非常に大切な役割を担うと思うんですが、どういう業者に任せなさいというような指針が国から出ていたりするのか、または既に岡山市の中でこういう実績のある団体に任せようという考えが既におありなのか、そのあたりをお伺いします。

○市長
 今の点は重要だと思いますが、私は答えられない。

○担当課
 国のほうでは、指針は出ておりません。岡山市のほうは、一般競争入札でさせていただきたいと考えています。

○市長
 もちろん、だから質問でいくと、一般競争入札といっても、単に額が安いとかそういうだけじゃなくて、信用の置けるとか、信頼の置ける、この信頼っていうのは一体何なのかとか、そういう基準を整理をしていくっていう、そういうことですよね。

○記者
 そうですね、リスクの判断とかできるのか…。

○市長
 ですよね。そこは、競争の中で我々として何が最も適切なのか、そこのところを判断、我々として当然していかなければならないと思っております。

○記者
 すみません、少々唐突な質問で申し訳ないんですけども、サッカーのワールドカップについてお聞かせいただければなと思いまして。先日、ドイツ戦で日本代表が勝ちまして、今度は日曜日にコスタリカ戦、決勝トーナメントを目指して注目され、盛り上がると思うんですけども、岡山市はコスタリカの首都のサンホセ市と姉妹(都市)縁組を組まれています。市長ご自身、今度の日曜日の一戦をどのようなお気持ちで見られるのかなというのを聞かせていただきたいのと、もう一個、2019年にコスタリカのほうも訪問されているということなので、コスタリカの印象とか教えていただければと思います。

○市長
 まずは、後段のほうからお話し申し上げたいと思いますが、コスタリカに行かせていただきました。こういっては何なんですけど、中南米の国ってどちらかというと治安が悪いというイメージがありますが、コスタリカは治安面では非常にいい感じを受けました。我々市民団として相当数の方と一緒に行きましたけれども、街の中を我々だけで歩いても全く怖いなとかそういった感じはしなかったということであります。

 それから、多くの方と接触をさせてもらいましたけど、皆さんフレンドリー、非常に人懐っこい感じでありました。また、郊外へ行くと自然が非常に豊か、もうこれは報道されているとおりでして、見たこともないような鳥が実際に目の前にいますし、カエルだって真っ赤なカエルとか、それからクロザルは木の上で遊んでいますし、ワニまでいました。

 そういう面では、私自身は中南米の国ってそんなに行ったことはなかったんですが、コスタリカっていうのはすばらしい国だなというように思っております。したがって、コスタリカファンの日本人として、なかなかコスタリカに行ったことのある方ってそれほど多くはないと思いますけれども、私も行かせてもらった者としてコスタリカファンの一人であるということを自認しているところであります。

 次のサッカーですね。ドイツ戦はすばらしい逆転勝利だったんですけど、やっぱりコスタリカのファンだと言ったって、日本に勝ってもらいたいですね。コスタリカもスペインのような0-7で負けるっていうのはちょっとかわいそうな気もしますけど、次はスペイン戦ですからね。今意気揚々としてますが、間違うとどういうふうに奈落の底に落ちるかも分からない、日本としてぜひ勝ち点を挙げてもらう、できれば勝ち点3を挙げてもらいたいという気持ちはあります。質問の意図に合った答えかどうかはよく分かりませんが、私としてはそういう思いでいます。

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