ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

令和4年10月25日市長記者会見

[2022年10月31日]

ID:43046

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

令和4年10月25日市長記者会見

  • 電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給給付金

  • 【第4弾】がんばろう岡山市!スマホ決済最大20%が戻ってくるキャンペーン11月1日スタート

  • 「ももちゃり」利用カードの無料配布

令和4年10月25日市長記者会見資料

市長記者会見動画

電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金

 皆さんおはようございます。 それでは、会見を始めさせていただきます。

 まずは、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金についてであります。これらの価格高騰によって、特に家計への影響が大きい低所得者世帯等に対して、新たに1世帯当たり5万円を給付するものであります。
対象でありますが、基準日となる令和4年9月30日に岡山市に住民票があり、世帯全員の令和4年度住民税均等割が非課税である世帯となります。10月31日月曜より、対象となる約9万5,000世帯へ案内通知を順次発送いたします。給付金は、口座情報等の必要書類を返送していただいた世帯より、11月21日から順次振込を開始する予定であります。

 家計急変世帯についてでありますが、これらは世帯からの申請が必要で、先ほどの住民税非課税世帯以外で申請時に岡山市へ住民票があり、予期せず令和4年1月から12月までの家計が急変し、世帯全員のそれぞれの年収見込額が住民税非課税相当水準以下となった世帯が対象となります。
 申請期限は、どちらも令和5年1月31日火曜までの受付となります。手続などの詳細は市ホームページへ掲載しておりますので、そちらもご参照いただければと思います。
 なお、いずれの給付金も岡山市や他自治体において、令和3年度及び令和4年度の住民税非課税世帯または家計急変世帯に対する臨時特別給付金の給付を既に受けられた世帯も支給要件を満たしている場合は対象になります。

【第4弾】がんばろう岡山市!スマホ決済最大20%が戻ってくるキャンペーン 11月1日スタート

 次に、がんばろう岡山市!スマホ決済最大20%が戻ってくるキャンペーンであります。このキャッシュレス決済による還元第4弾となります。今までも経済効果は非常に大きいものがありました。1.6倍から2.9倍ということになっておりますけれども、今回11月に行うスマホ決済でもぜひ大きな経済効果があることを望んでいるところであります。
 具体的に申し上げますと、還元率は20%、そしてPayPay、d払いの1社当たりの還元上限はそれぞれ4,000円相当で、期間中に全てをご利用いただくと最大で8,000円相当のポイントが還元されます。また、決済1回当たりの還元額上限は前回同様1,000円相当であります。
 対象店舗でありますが、次第に増加しております。9月末現在で2社で約1万1,000店舗となっております。業種は飲食そして宿泊、小売、サービス業、交通などであります。対象店舗には、前回同様PayPay、d払いのうち利用できる決済事業者が表示されたキャンペーンポスターやステッカーを掲示する予定であります。
 また、スマホ決済に不慣れな方へのサポートとして、10月3日から11月8日まで市内37の全ての公民館でスマホ決済講座を実施しております。これまで10月24日時点でありますが、25の公民館で開催し、約260人の方に参加をいただいているところであります。今後の申し込みについても市のホームページでチェックしていただき、ご利用いただければというように思います。
 11月には岡山城のリニューアル、(岡山)芸術交流、おかやまマラソン、様々なイベントがあります。先ほど申し上げましたように、今まで大きな経済効果を生んだ事業であります。やはり小売とか飲食等々全体として、消費はまだまだ十分とは言えませんので、こういう制度を活用して多くの買物をしていただき、消費につなげていただければと思います。

「ももちゃり」利用カードの無料配布

 続きまして、ももちゃりの利用カードの無料配布であります。皆さん方もたぶん1度は利用されたことがあるんではないかと思います。このももちゃりですが、今日のように岡山は晴れの日が多いということと、何といっても平たんな地形であります。そして、冬には雪がそれほど降りません。という面で、このようなコミュニティサイクルっていうか、利用度は非常に高いものがあります。このももちゃりを使って、先ほど述べたスマホ決済等々での消費拡大をさらにプラスに持っていきたいというように思っております。
 具体的に申し上げますと、ももちゃりの利用カードですが、11月1日火曜から配布を開始いたします。今回配布するのは、1回60分以内で7回利用することができる利用カード6,000枚であります。配布期間については、来年3月末といたしますが、なくなり次第終了させていただきます。使用期限はございません。

岡山城リニューアルオープン

 続きまして、案件にない話でありますが、岡山城のリニューアルについてお話を申し上げたいと思います。昨年の6月に閉館し、1年5カ月をかけた令和の大改修を終え、歴史を伝える城、集う城として生まれ変わった姿を皆さんにお披露目することができます。今回、磯田(道史)さんほか何人もの方といろいろと相談をしてまいりました。私として着目しているのは3点あります。
 1つは、やはり我々のルーツ探しっていいますか、先人たちの偉業を適切に市民の皆さん方に伝えたいということであります。5人の先人をターゲットに置いております。宇喜多直家公、秀家公、そして小早川秀秋公、池田光政公、綱政公が中心でありますが、私が特にその中でもやはり市民に知っていただきたいなっていうのは、宇喜多直家公であります。
 戦国時代の3大梟雄(きょうゆう)とかって言われておりますが、いろいろと調べていくと、もちろん計画性を持ち、厳しい姿勢で臨んだことは間違いないんですが、私はすばらしい戦国時代を駆け抜けた人だと思いました。今の瀬戸内市に当たる砥石城で生まれたわけでありますが、そこでおじいさんが殺され、本人は商人の家に育ちました。そして、尼寺に移り、それから戦国の浦上家に仕えていったわけであります。一歩一歩壁を乗り越え、ハードルを乗り越えてゼロからスタートして50万石近くなったわけであります。その間、資料として出ている限りにおいては、家臣団も全く離脱していない、そして当時兄弟たちを殺すのも当たり前の時代に母の異なる弟とも本当に仲よくやっております。

 そういうふうに戦国を駆け抜けた直家公は、残念ながら彼の資料っていうのが生き残った人たちが基本的にはみんな敵方なんです。大きくいえば秀吉方側についてたわけですから、徳川家康の配下にある様々な方は、非常に厳しく直家のことを筆跡しています。戦の相手方だった毛利も生き残っているわけであります。
 したがって、本当に厳しい目で歴史は勝者によってつくられるということで、直家公が必ずしも正当な評価を受けていないんではないかっていうことを受け、我々としては理解し、そういったところも表現させていただいたつもりであります。先人の中でも特に宇喜多直家公っていうものをこの岡山城のリニューアルを機に、我々として世の中に正当な評価をしていただきたいということで打ち出したいというのが1点であります。
 2点目は、例えば今申し上げた直家公の周りのまとめ方、家臣団のまとめ方等々についても、直家公の奥さんである、おふくの役割が非常に高かったんではないか、大きかったんではないかというように想像いたします。磯田さんとの話の中では、相撲部屋のおかみさん的なイメージがあるのかなっていうような話もありました。女性の活躍なくして戦国時代も生きていくことはできないわけでありまして、そういう面から見ると直家公に対するおふく、そして秀家公に対するお豪、そして光政公に対しての勝姫、彼女たちがいて初めて3人の偉業、ないしは秀家に関しては八十数歳まで生きることができたんではないかということで、この女性たちから自分の旦那さんを紹介してもらうという、そういう試みをしております。
 5階のプロジェクションマッピング、ぜひ皆さんそこへ行って、我々の戦国時代をいろいろと見ていく中で女性たちがどういう働きをしたのか、それがなければ、例えば承応の大洪水、1654年に起こったものでありますけど、勝姫、これは千姫の娘、徳川家康のひ孫でありますけども、彼女の働きがなければ光政公は医療対策、福祉対策等ができていないわけであります。そういう面で、女性たちの力をどうやって発揮してるのか、我々としてもまだまだ不十分、この前見に行ったときはもう少しやれるんではないかと思ったこともありますけれども、ぜひご覧いただきたいと思います。
 もう一つは、ユニークベニューっていって、そこでの食事会でありますが、皆さん方もリニューアル前も経験された方があるかもしれませんが、やはり真ん中のエレベーター、階段のところで分断されている、ないしは備前焼工房ということで、すごいスペースが狭くなってる、若干汚いっていうようなところで、幾つかの指摘を受けたわけでありますけれども、随分よくなっています。映像も使いながら、行って楽しい岡山城っていうことになると思いますんで、ぜひ行ってご経験していただければと思います。
 全体的に言うと、歴史に非常に詳しい大人から子供まで、クイズもありますし、それからあの当時の馬の形に乗れるようにもなっております。うちの秘書課の女性たちもそこに乗って非常に楽しんでいたっていうのがありますんで、結構楽しめる場所になっていると思います。ぜひ行っていただければと思います。

おかやま秋の収穫祭「地産地消マルシェ2022」

 おかやま秋の収穫祭、地産地消マルシェ2022でありますが、岡山市の農業の魅力を発信する年に1度の農業祭り、おかやま秋の収穫祭、地産地消マルシェ2022を11月5日土曜日、下石井公園で開催いたします。この下石井公園での実施は3年ぶりとなります。
 会場では、産直農産物の販売ブースやグルメブースなど約50ブースが出展するほか、市内の飲食店や地元生産者の農産物を使用して考案した地産地消メニューやレシピを一般募集した桃太郎さんの地産地消どんぶり王選手権の最優秀作品を販売いたします。多くの方のご来場を期待しております。

岡山芸術交流2022

 最後の話題ですが、岡山芸術交流2022、開幕1か月時点での結果報告であります。開幕から1か月を迎えようとしております。現時点での累計来場者数は約5.4万人と多くの方にお越しをいただいているところであります。学校単位では54校、約3,400名に来場していただいており、最終的には100校、7,300名にご来場いただく運びとなっております。
 休日には、学校鑑賞で来場した子供さんが家族を連れて再入場し、自分が気に入った作品を紹介しているような様子も見られております。また、今月末からは、表町商店街に学生グループが独自の視点で展覧会を取材し作成した新聞を提示するほか、小学生が柔軟な視点で作品を紹介する子どもナビと楽しむアートツアーなどを実施する予定としております。
 先ほど岡山城の話を申し上げました。私が申し上げたのは天守閣のところでありますけれども、岡山城の「中の段」では現代アートが、それも本当にすばらしい、「時」を映像化したっていいますか、そんなものが流れており、岡山城が11月3日からオープンしますけれども、ぜひそのときも中の段にある現代アート作品、また近くの内山下小学校、オリエント美術館等々にも行っていただければありがたいなというように思います。私からは以上です。

質疑応答

○記者
 2点お伺いいたします。まず1点目は、電力・ガスの価格高騰給付金の関係ですけども、これはあくまで国の事業ということで、それに沿ってされるということで、ただまだまだ高騰っていうのは続くようなことも言われていますので、今後市として何か独自の支援策みたいなものを検討されるようなことはあるんでしょうか。

○市長
 国も総合対策、経済対策を講じていくっていう話がございます。我々としても今の状況、そして国の動き、そういうのを見て判断をしていかなきゃならないなというように思っております。9月の補正で、一般財源だけで30億近くを、30億ちょっとプラスがあったと思いますけど、使わせていただきました。我々としては、できるだけの対応を今までさせてもらっているところであります。
 実は、エネルギー高騰で光熱費が上がった、ガソリン代が上がったということで、法人に関して言うと、最大100万円の給付金を、支援金をお出しすることにして、昨日担当から聞きましたけども、大勢の方が手を挙げていただいているところであります。そういう状況を見て、今回は低所得世帯への話でありますが、全体を見ながら、また今後議会の方々とも話をし、昨日も商工会議所のメンバーとの話の内容、そしてJAグループとの話の内容、いろいろなところを議論させてもらっております。それらを総合的に勘案しながら、11月の補正、2月の補正、来年度の予算、それらをどうやって対応していくのかこれから決めていきたいと思います。

○記者
 あともう一点は、市長のお話にありましたように、岡山城のオープンであるとか、この秋にイベントが盛りだくさんで、市民だけじゃなくて市外の方もすごい楽しみにしてるっていう声をすごい聞いています。そこでちょっと気になるのが、コロナの関係で今ちょっとずつ増えているようなことも言われていますし、海外では新しい変異株も報告をされているようです。
 全国旅行支援も始まって、水際対策も緩和される中で、外国の方もどんどんどんどん来られて、今、休日を見てみても岡山市も結構観光客の方が増えているような状況だというふうに実感をしてるんですけれども、その中で新しいワクチンBA5対応ワクチンであるとか、それから乳幼児用のワクチン接種なんかもこれから始まるということなので、改めてですけど秋のイベントを十分楽しむために、市長としてどういうふうなことに、感染対策を含めて気をつけて楽しんでほしいかっていうところをお聞かせください。

○市長
 まず、全体の状況としては、岡山市だけでも一日で1,800人を超えるような感染者を出したことがございました。それから比べると、相当感染状況は落ち着いてきております。ただ、ご指摘のように、今若干下げ止まっている感はありますが、それほど反転してぐっと上がっているっていう感じでもございません。その状況を見ながら、何といってもこちらのほうは専門家と相談をして、昨日も感染対策の局長たちと十分話をしております。ワクチン等々が最大のこれからの我々の対策になると思いますが、それは近々に本部会議を開いて、具体的な日程等と、また市民にお願いしたいことを申し上げたいと思います。
 感染対策をやっていくっていうのは当然の前提でありますけれども、一方でやはり経済自身が落ち込んでいることもまた事実でありますから、我々としては今の状況下であれば、11月に様々なイベントを行うことは可であるという認識のもとでやるべきことをやっていきたいというように思っております。
 11月って先ほど来、話がありましたけど、多くのイベントが出てきます。市のほうも力を入れておりますが、民間の人たちも本当に一生懸命やっていこうというような空気になっておりますので、ぜひ感染対策を気をつけながら経済を盛り上げていきたいというように思っております。

○記者
 ももちゃりで2点お尋ねします。今回、2回目の無料配布だと承知しています。そういう中で今の冒頭のお話もありました多くのイベントですとか、旅行支援が実施されているさなかに実施ですけど、今回の2回目に期待することを教えてください。

○市長
 11月から始めるということであります。11月って自転車を走らせるには最高のシーズンであります。様々なイベントがありますし、今も実は今年に入って回転率はもう3を超えてるんですね。大分よくなってきていますから、ぜひ活用してもらって、大きな面での消費喚起、経済効果が最大限になるように我々としては期待しているところであります。

○記者
 あと一方で、市長も今おっしゃいましたけど、今年度利用回数が回復傾向にあります。そういう中で、もちろんコロナ前と比べるとまだ少ないですけれども、そんな回復傾向にあるさなかでわざわざ税金を使って今回この施策を打った狙い、思いっていうのはどこにあるんでしょうか。

○市長
 実は、いろいろと資料を見てます。日銀の短観等々の動きもありますが、例えば5年単位でものを見ていったら、平成28年から令和3年までの経済センサスを見ると、岡山って今、再開発とか相当動いているじゃないですか。だから、建設業とか不動産業、それからあと保育園も随分造らせてもらいましたから、そういう福祉面での営業者、そして従事者は増えているんですけど、やっぱり小売、飲食、宿泊は随分減ってるんですよ。

 そういう面では、全体としての設備投資意欲っていうのは減退はしていないということではありますが、業種によっては相当厳しいんじゃないんでしょうか。我々としては、特にこういう小売とか飲食に直に効いてくるような、そういう策っていうのは打っていかなきゃならないというように思っております。 

○記者
 私からもももちゃりについてなんですけれども、11月、先ほども言われていたようにイベントがたくさんある中で、ももりゃりの無料カードの配布はどのようなターゲットを見込んでいらっしゃるんでしょうか。

○市長
 岡山市内も広いんですよね。したがって、ももちゃりっていうのはもっともっと増やしてくれっていう声はあるんですが、実際上ももちゃりっていうのは、今機能しているのは中心街プラスアルファのところであります。ただ、そういった中で、今回、先ほど来の岡山城、そしてマラソン、芸術交流、様々なものがあるんですね。
ということであれば、こういう平たんな地、ももちゃりを使って市内の中心街プラスアルファのところを行き来するっていうのは効果的じゃないかなというように思っております。したがって、ももちゃりを使っていただいて、多くのイベントに参加し、多くの飲食店に寄っていただき、消費を拡大させていただければというように思ってます。

○記者
 岡山城に関してお伺いしたいんですけど、市民の方々に歴史を知っていただきたいっていうことだったんですけれど、市民の方に来ていただきたいのか、それとも市外とか県外から来ていただきたいのか、そういったターゲット層ってあるんですか。

○市長
 両面あるんです、そこは。岡山市民にターゲットを絞っているわけではありませんが、幾つかの中で市民向けのが多いことは事実だろうと思います。例えば、今のユニークベニューの件でいくと、それも両方になっちゃうのかな、どっちかっていうとコンベンション系にはなりますね。岡山に来て、どこかで会議をする、食事をする、そういったときに岡山城を使っていただくっていうのは、市民プラスアルファ要素は大きいだろうと思いますし、宇喜多家っていうのをよく知っていただきたいっていうのは、岡山市民も案外宇喜多直家公の話は知らない人が結構います。そういった面で、我々のルーツを知ってもらいたいっていうのもありますけど、私はもう完全に宇喜多直家公っていうのは全国区だろうというように思ってますから、多くの県外の方にも知っていただきたいという要素で、ターゲットを絞り切っているわけではありません。回答になっているかどうかよく分かりませんけども、よろしくお願いします。

○記者
 あともう2点お伺いしたくて、11月にイベントがたくさんあって、消費拡大とか経済復活みたいなお話だったと思うんですけど、例えばコロナ前の何割ぐらいまで戻したいみたいな目安とかってあったりするんですか。

○市長
 例えば、(過去のキャッシュレス決済実績で言うと)経済の波及効果は、3回のうち一番悪かったのが最初なんですね。これが1.6倍だったんです。どんどん伸びて、たしか2.9倍までいってます。これはなぜ最初が伸びなかったかっていうと、キャッシュレス決済に市民の方が慣れてないんです、当時は。
 それが慣れてきて、また対象店舗も増えてきたというところで、私は相当数の経済効果はこれから出てくるんではないかというように思ってます。2.9倍を超えれば、私としてはありがたいなというように思ってて、全体としての数値目標っていうのは明確に持っているわけではありませんけれども、やはりコロナ前と同様のにぎわいを岡山に戻していきたいっていうのが私のイメージですね。

○記者
 ありがとうございます。コロナ前と同様っていうのは、それはもう11月にっていうことなんですか、それとももっとその先にっていう感じですか。

○市長
 3年前の11月とか、それで比較して定量的にどうのこうのっていうところまでは持っているわけではありません。しかしながら、今回経済の落ち方もそうですが、市民の皆さん方の絆っていうのもちょっと失われつつあるところもありますから、取りあえずは今回の様々な動きによって、前と同じような活気を呈する、そういった世の中にしていきたいと思っています。

○記者
 ありがとうございました。あと最後一点なんですけど、ちょっと別のことになるんですけど、先日ハレまち通りの名称変更の発表があったと思うんですけど、それに対して伊原木知事のほうが「名称に名称を重ねるのはちょっと残念だ」みたいな話を先日知事会見……。

○市長
 「愛称に愛称」

○記者
 県庁通りっていう愛称に対して、その一部をハレまち通りって愛称を重ねるのはちょっと残念だ、みたいな話を知事会見のほうでされてたんですけど、それに対してコメントとかあればお伺いしたいです。

○市長
 愛称の上に愛称を重ねたつもりはないんですね。県庁通り自身は、(国道)53号よりも東は県庁通りのままですから、特に1車線化したところを楽しめる場所、人が憩う、そういう場所にしていきたいと。
 道路の機能には、交通の機能があることは事実でありますけれども、もっともっと大きな公共空間であると私は認識をしております。そういう面で、東側の通りと今のハレまち通りが東西南北相まって歩いて楽しいまちづくりにしていきたいということで、それにふさわしい名称って何なんだと、多くの市民の方からもそれにふさわしい名称を考えたらっていうような話をいただきました。
 したがいまして、そういう市民の声、また我々市役所のスタッフとの話の中で愛称を考えていこう、したがって愛称の上に愛称をというのは少し、私は直接知事からお話をお伺いする機会がなかなかございませんので聞いたことはありませんけれども、この県庁通りの、いわゆる昔の県庁通りの1車線化の部分は、市民の声等々を踏まえて愛称を変更させていただいたと。ハレまち通りっていうのは、当該道路にふさわしい名称ではないかなと思っております。

○記者
 スマホ決済の分で質問があります。今さらにはなってしまうんですが、第4弾っていうのは比較的全国の中でも多く実施してる自治体になるのかなと思うんですけれども、それだけ効果があるからやられてると思うんですが、数ある経済政策の中でもこの方法が効果があると感じる部分を改めて市長の言葉でお伺いできますでしょうか。

○市長
 以前もキャッシュレス決済の前にやってたんですよね。ちょっと待ってください。平成27年に「プレミアム付き商品券事業」としてやったんですが、費用対効果、やっぱりなかなか出なかったんです。実は、これはうちの職員のアイデアでキャッシュレス決済だったら早く対応できるということで、また商品券だと、印刷の時間だとかいろんなことがありますよね。今までのものがキャッシュレスになると、そういう面で即効性が出てくるっていうのが1点。
 それから、当時飛沫感染っていうのが必ずしも明確になっているわけじゃなくて、何か物に触れるっていうのを嫌う人も非常に多かった、そうなるとキャッシュレスになると、そういう感染対策にもなってくるということでやりましょうというのを、私は担当の職員から聞きました。
 やってみました。効果自身が先ほど言ったように1.6倍ということで、商品券は1倍いってなかったんで、私はある程度の効果があったなと思ったんですが、さらにやってみるともっともっと経済効果が増えてくる。落ち込んでいるときには非常に有効な手立てだろうということで、3社にしてなかなかみんな管理ができなかったということもあって、今回2社に変えたんですけども、そういう面では経済効果が非常に大きいということは言えるものだと思います。
 したがって、岡山市に追随して関連の市町村も幾つかのところは動いているというように理解をしているところであります。もちろん、これがコロナの影響が小さくなればもう必要ないと思うんですけれども、今は最後かどうか分かりませんが、やる時期だろうと踏んでやらせていただいているということであります。長々としゃべっちゃってごめんなさい。

○記者
 岡山城の件で質問です。岡山城リニューアルオープン後に1.3倍から1.5倍の集客を見込むというか、目標とされているということだったと思うんですけれども、具体的な観光の戦略といいますか、外国人観光客なども入ってくると思いますけれども、岡山市としてどのような観光や経済の戦略があるのかっていうのを教えていただければと思います。

○市長
 まず、岡山市ということでいくと、何が一番頭に浮かぶかっていうと、やっぱり後楽園じゃないでしょうか、たぶん。後楽園っていうと何なのかっていうと、これはやっぱり岡山城、池田綱政公時代、1700年にできてるんです、あれ。領民にも市民にも開放しているとか、いろんな特徴がある。私はそういう面で岡山市の観光スポットって言ったときの後楽園、併せて行っていただく岡山城っていうのは、そしてそれを魅力的なものにしていくっていうのは重要なことだろうというように思っておりました。
 もともと国宝だったってご存じですか。国宝だったんですよ。それが空襲で焼けたんですよね。町の有志たちが再建しようっていうことで岡山城の天守閣を再建した。実は、まだ展示内容も果たしてどうかっていうことと、あれがエレベーターがついてるんです。エアコンがついてるんです。したがって、姫路城とは全く違うんですよ。そういう文化財としての価値っていうのはあまりない。だったら、それを逆に、逆転の発想で利用すりゃいいじゃないかと。先ほど言ったユニークベニューの対象の場所にするとか、そこのお城を使った様々な展示をして、先人たちの話をお見せするとか、いろんなことをやっていこうじゃないかというのが、集大成が今回であります。
 皆さん方、どんどん批判をしていただければと思うんです。その批判の中でまた新たなものが生まれていくだろうと思いますので、どんどんやっていただいて、岡山の観光スポット、ほかにもいろんなものをつくっていかなきゃなりませんけれども、既存の価値としては最も大きなものだろうと思いますので、それをさらにグレードアップしたというように考えていただければと思います。

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: (広報担当)086-803-1024 (広聴担当)086-803-1025 ファクス: 086-803-1731

お問い合わせフォーム