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令和5年1月24日市長記者会見

[2023年1月26日]

ID:46599

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令和5年1月24日市長記者会見

  • 【第4弾】がんばろう岡山市!スマホ決済最大20%が戻ってくるキャンペーン」の利用実績について

  • 令和5年4月の認可保育園等入園申込状況(一次募集)について
  • 企業誘致の決定について
  • WEBハザードマップの導入について
  • リユース促進DX事業 それホントに捨てるの?
  • 第38回「坪田譲治文学賞」の受賞作決定について

令和5年1月24日市長記者会見資料

市長記者会見動画

「【第4弾】がんばろう岡山市!スマホ決済最大20%が戻ってくるキャンペーン」の利用実績について

 それでは、会見を始めます。まずは、「がんばろう岡山市!スマホ決済最大20%が戻ってくるキャンペーン」の利用実績であります。
 第4弾でありましたが、この還元額は予算約12.9億円に対しまして約12.6億円、利用額約80.2億円、利用者数はPayPayが約47万9,000人、d払いは約12万2,000人ということで、経済波及効果は約25億1,000万円ということであります。
 利用者数を第3弾から比較してみますと、PayPayは約15%増加し約47万9,000人、先ほど言ったようになっています。d払いも約23%増加し約12.2万人となっており、2社で約8.4万人増加し、全体で約60万1,000人ということになっております。PayPay、d払い両方利用した人の割合は42.6%で、第3弾より20.1ポイント増加し、非常に多くご利用いただいたと思います。

 令和4年11月の岡山市消費支出額は約469億円であり、世帯平均消費支出額のコロナ前、令和元年11月と比較しても、岡山市では約103%ということになっております。中国地方は約96%、全国約100%ということであり、キャンペーン実施の効果が見られると思います。

令和5年4月の認可保育園等入園申込状況(一次募集)について

 次に、令和5年4月の認可保育園等入園申込状況(一次募集)でありますが、資料1をご覧いただきたいと思います。
 令和5年度の認可保育施設の入園申し込みは、過去最高の1万9,155人でありました。そのうち一次調整での内定児童数は1万8,096人、入園が決まらなかった児童数は1,059人ということになりました。入園の調査結果については先週の20日に発送しておりますので、そろそろお手元に届く頃だろうと思います。
 まず、申し込み児童数でありますが、0歳から5歳の就学前人口は、少子化の影響で令和4年度と比較して645人減少しております。しかしながら、保護者の保育ニーズは引き続き上昇し、申込数は逆に31人増加しております。全体としてはその数でありますけれども、その中でも特に1歳児でありますが、人口は33人減少しておりますけれども、申し込みは56人増えているところであります。
 昔のように、妊娠、出産で仕事を辞めて育児をするのではなく、育児休暇を取ってそのまま仕事を続ける人が増えているということであり、ゼロ歳、1歳といった低年齢児の保育ニーズが高まっているという状況であります。育休の場合は1年というところが多いわけでありますが、その1年を経てすぐにもう保育所に預けている。そして仕事に向かっているという女性が多くなっているということは、この保育の状況を見てよく分かるところであります。
 そして、内定児童数は各園での受け入れが進み1万8,096人、未入園児童が1,059人ということになっております。この1,059人をどう評価するかということであります。前年に比べて減っているっていうのは一ついい傾向でありますけれども、数としては決して小さな数字ではございません。しかしながら、これからまだ受け入れに余裕のある園や、急な辞退があった園などについては、二次、三次の募集を行っていきます。二次、三次の募集でなるべく多くの児童に入園してもらうことが重要であり、我々が置いています保育コンシェルジュがこの機能を大きく果たしていただけるんだと思っております。
 待機児童数ですが、昨年は8人ということでほぼ解消したというふうに申し上げました。これから二次調整、三次調整をやっていくことで、最終的に結果が出ていくわけでありますけれども、今の段階では何とも言えませんけれども、現在の数字、昨年との比較、また全体の需要と供給の関係などを見てみると、ほぼ同じぐらいの数に落ち着くのではないかというように思っております。最後に、令和5年4月に向けて一人でも多くのお子さんが保育サービスを利用できるよう取り組んでいきたいと思います。

企業誘致の決定について

 次に、企業誘致です。企業誘致の決定について報告をさせていただきます。このたび、地域未来投資促進法に基づく支援措置の活用が2件、補助金の活用が5件、合わせて7件の企業誘致が決定しております。
 これは、地域未来投資促進法の支援措置は初めてだよね?(担当課に尋ねる)。地域未来促進法に基づく支援措置自体は岡山市においては初めてであります。その2件から説明いたしますが、1件目のオカネツ工業株式会社は、工場等の新増設が決定されました。受注拡大や自社製品の拡充等を図るため、地域未来投資促進法に基づく農地転用許可の配慮等の支援措置を活用し、既存敷地内の駐車場等を隣接農地に移転・整備し、敷地内の工場、本社ビル等を新増設するものであり、新規常用雇用者は15名の採用を予定しているところであります。

 2件目のヒラタコーポレーション株式会社は、物流倉庫の新設が決定されました。金属原料に特化した物流倉庫業を開始するため、地域未来投資促進法に基づく農地転用許可の配慮等の支援措置を活用し、倉庫を新設するものであり、新規常用雇用者は10名採用を予定しているところであります。そのほか補助金を活用した5件については配付資料のとおりであります。
 本年度これからどう動いていくかという問題でありますが、昨日も日銀の支店長のほうが来られて、説明を受けたところであります。また、1月6日に日銀の岡山支店が発表した岡山県金融経済月報では、本年度の設備投資は増加傾向にあるとなっております。依然として、我々として設備投資の意欲は高水準であるというように伺っているところであります。
 本年度の誘致件数は、昨年7月に公表した分を含め、現時点で10件となっております。このほかに複数の企業と継続的に協議を行っており、今年度中に誘致につながる可能性のある企業も出てきております。こうした企業とのさらなる交渉を進めるとともに、新たに様々な企業との接触を試みて、企業誘致の推進を図っていきたいと思います。

WEBハザードマップの導入について

 次に、WEB版ハザードマップの運用であります。この運用を開始することといたしました。(会場内モニターを示して)これがWEB版のハザードマップであります。今まで紙情報のハザードマップがありましたけれども、なかなか避難するときに紙情報を持って出るわけにいかない。だから、皆さん方、スマートフォンは必ずもう身につけておられるとなると、例えば、何でもいいんですけど、近辺の桑田中学校の関連情報ということですが、例えば洪水が危ないということであれば、開設状況はどうなっているか、今開設中だからちょっと待ってくれっていうような話とか、混雑の状況は大丈夫とか、やや混雑とか、こういったものが情報に出ます。現在地からこのルートを通って避難所に行くと、こういったものがスマートフォンで表示されますので、非常に分かりやすくなると思います。

 そして対応する言語は日本語だけでなく、英語、韓国語、中国語の4言語であります。令和5年2月21日から運用を開始するところであります。なお、高潮のハザードマップは、今ありましたように、種類は洪水・土砂、高潮、津波でありますけども、この高潮のハザードマップは、WEB版ハザードマップでの提供が最初となります。今後、地図情報システムには令和5年3月に反映する予定であります。紙版の高潮ハザードマップは、現在作成中ということであります。
 このハザードマップの利用ですけれども、岡山市のホームページより検索していただければと思います。災害時には、岡山市ホームページのトップ画面にリンクする予定であります。今後も市民の皆さんに適切な避難行動につなげていくための取組を進めてまいりたいと思います。 今日は案件が多くて、あと2件。すみませんが聞いてください。

リユース促進DX事業~それホントに捨てるの?~

 次は、リユース促進DX事業ということで、「それホントに捨てるの?」っていうサブタイトルがついております。
 近年、岡山市では、家具、家電製品などの廃棄が多く、増加しております。その一方で、経済情勢はインフレ傾向にあり、物価高による市民生活の圧迫が懸念されております。これらの課題を解決する方策の一つとして、まだ使用できるものは捨てずにリユース、もう一度使う、再利用するという市民の意識の向上を図りたいと思います。
 岡山市のリユース促進の課題解決に対して効果的な提案をいただいた事業者2社と連携協定を締結し、取り組んでいきます。事業者2社は、インターネットを使ったプラットフォームを提供し、豊富な自治体との連携実績を持っている会社であり、1社目はジモティー。「ジモティー」を運営しているところであります。2点目は株式会社マーケットエンタープライズ、「おいくら?」を運営しているところであります。
 ちなみに、ジモティーは71自治体と連携をしている、1月16日現在ですが。マーケットエンタープライズは18自治体との連携をしていると、1月17日現在ということであります。こういう自治体との連携実績もあり、利用者に利用料金がかからないという点もあり、我々としては、取りあえずこの2社と連携を取るということにさせていただいております。
 リユースのためのプラットフォームとは、不要品を売却や処分したい人と、その不要品が欲しい事業者や個人をつなぐ仕組みであります。これら2社のプラットフォームをホームページや市のごみ分別アプリ等で連携し、市民にリユースの周知、啓発を行っていきます。この取組の推進により、リユースが手軽に実践できる活動として市民に認知されるとともに、市内のリユース市場の活性化につながることを期待しております。
 また、市民の皆様には、まだ使えるものを捨ててしまうことは、もったいないという意識を持っていただき、物を長く大切に使われる社会の構築に協力をしていただきたいと思います。市民、事業者をはじめ、全てのステークホルダーと連携し、SDGs達成に貢献する環境先進都市の実現に向けて、循環型社会の構築に取り組んでいきたいと思っております。

第38回「坪田譲治文学賞」の受賞作決定について

 最後の話題は、第38回坪田譲治文学賞の受賞作の決定であります。受賞作は、いとうみくさんの「ぼくんちのねこのはなし」に決定いたしました。なお、受賞作はくもん出版から出版されております。受賞作の概要と作者の略歴は、資料1のとおりであります。
 選考の経過についてお話し申し上げます。令和3年9月1日から令和4年8月31日までの1年間に全国で刊行された単行本の中から、大人も子供も共有できる優れた作品という観点で、小説家、児童文学者の方々から推薦があった101作品について4回の予備選考会で審査し、受賞候補5作品を選考しました。
 選考委員会は、令和5年1月17日に東京都内で開催されました。選考委員は小説家の五木寛之さんを含む7名であります。選考委員会では、候補作を1作ずつ審議した結果、いとうみくさんの「ぼくんちのねこのはなし」が受賞作品に選定されたということであります。
 坪田譲治文学賞については、資料2に記載のとおり、岡山市名誉市民でもある坪田譲治氏の偉大な業績をたたえるとともに、市民の創作活動を奨励し、市民文化の向上に資することを目的として、昭和59年12月に制定し、昭和60年度から毎年度優れた作品にお贈りするものであります。資料3では、これまでの坪田譲治文学賞受賞作の一覧を掲載しております。今年度の贈呈式は3月4日土曜日、午後2時から岡山市民会館で開催し、記念行事として受賞者と、エッセイスト、小説家であり本文学賞の選考委員でもあります阿川佐和子さんによる対談を開催する予定であります。私からは以上です。

質疑応答

○記者
 おはようございます。よろしくお願いします。私からは、スマホ決済の案件で質問をさせてください。第3弾と比べて利用はすごい好調でいろんな数値を比べてみても効果があったということが分かるんですけれども、効果が上がった要因としてどういうふうな分析をされていますか。

○市長
 幾つかあるんじゃないかと思うんですけど、まず第1にやはり今まで3社でやってちょっと分散傾向にあったものを2社にしているということが一つと。それから、まずみんな慣れてきた、その前に慣れてきたっていうのはあるんじゃないでしょうかね。だから、先ほど申しましたように、予算額と執行額がほぼ同じになっています。当初は、予算額がなかなか、逆に消化できないという現象があったんですけど、今はもう計算したとおり、大体皆さん使っていただく。
 それから、11月に設定したのが大きかったと思います。様々な行事がありました。(岡山)芸術交流もありましたし、岡山城のリニューアルも大きかったと思います。それからあと、ハレまち通りでの歩行者天国も大きかったと思いますし、これ、今のは市の行事だけですけれども、様々なものが11月ぐらいから動き出しているというようなことも大きかったんじゃないでしょうかね。公共交通の無料DAYも効いているんじゃないでしょうか。だから、様々なものがワークしていったということで、中国地方が全体で96%のところが103%、7ポイント増えているというのは相当活性化はしたということであるんではないかなと思っています。よろしいでしょうか。

○記者
 あともう一件。この取組自体が、利用された方にダイレクトに実感できる取組としてすごい好評な事業だと思うんですけども、今現在エネルギーの価格高騰、物価高騰等で市民生活は厳しい状況がまだまだ続きそうなんですけれども、現時点で第5弾なんかを検討されてる状況はあるんでしょうか。

○市長
 我々、交付金を積極的に活用しながら、一般財源も今年度31億円使ってコロナ対策、また物価高騰対策を行ってきたところであります。今の状況を見ると、日銀さんも設備投資意欲は大きいとはいいながら、リスク要因は結構あるというような話もされており、我々として幾つかの点を対応していかなきゃならない。一つの消費喚起とか、それから低所得者層にどう対応していくのかとか、大きな柱を考えて今作業をしているところであります。
 2月の補正と6月補正を念頭に置きながらやっておりますけれども、キャッシュレス決済、岡山は非常に好調であります。先ほど言ったように、市民の方が慣れておられるっていうのが大きな要素になってるんで、そういった市民が持っておられるノウハウをより活用していくっていう点は、やはり持っておく必要があるだろうというように思っております。まだ補正のところの決着がついていませんので、ここで明確なことを申し上げる段階ではありませんが、私は消費喚起の視点からいくと、キャッシュレス決済っていうのは、これからもやっていく大きな候補の一つだろうと思っております。

○記者
 WEB版のハザードマップ、改めてですけど、このメリット、効果はどうお考えだということと、どのように活用してもらいたいかという、今2月であまりそういう出水期ではないですけど、早い辺で準備するっていうのは当然大事だと思います。スマホも武器になると思うんで、そこら辺のあたりをお願いします。

○市長
 先ほど申し上げましたように、紙媒体のハザードマップ、これは参考にはなるんですね。洪水が起こったとき、我が家はどうなるんだろうって。これを見るとすごい分かるんですけども。じゃあ、いざ洪水だと、床下浸水そして床上浸水、こういう状態になったときに、自分はどうすればいいのかっていうのは、なかなか情報を得るっていうのは案外難しい。そうなると、先ほどちょっと説明いたしましたけど、このWEB版を使っていただければ、あそこの避難所は今開設準備してるから、もうちょっとしたら開く、そこにまだ開いてるようだし、行けばいい。というのが非常に分かりやすいんですね。
 出水期が岡山にとって一番大きなポイントだろうと思いますが、そういう6月、7月、毎年のように大雨が来ています。このWEB版を使っていただいて、より適切な避難ができるのではないかというように思っております。

○記者
 認可保育園の入園申し込みの状況なんですけれども、先ほど市長がおっしゃっておりました、昨年ほぼ解消したという8人というこの数字、昨年との比較でほぼ同じに落ち着くのではないかというご説明でしたけど、目標としてここを目指されるということでいいでしょうか?
ということと、過去最多で申込者数が増え続けている中で、一次の段階でこの数字に抑えられたというべきなのかなというのも思って、この数字に納められたというふうに思うんですけれども、ここの施策を進めてこられた、一番数字を増やさずに済んだというところの背景というのはどういうところの施策の効果が現れているか、この2点を教えてください。

○市長
 まず端的に言うと、やはり供給の増ですね。要するに保育所整備が進んだということで、今、供給過多になっている、保育の申し込みよりも保育の定数のほうが多い、こういう状況になっています。ただやはり、地域によって違いが出てきている、やはり子供たちが多い地域とそうでない地域があり、必ずしも定数と需要が一致してないという状況にあることは間違いないと思うんですね。
 目標はどうかというと、これはゼロが一番いいと思います。ただ、今言ったように、供給と需要の、地域によってのバランスが少し、どうしても偏りがありますから、じゃあ8人がゼロになるかっていうと、これは必ずしもそうは言えないわけであります。障害のある方とか、一定のそういった方に対しての対応というのも個別にはありますし、我々として一つ一つ丁寧にやっていく必要があるだろうというように思っております。
 そういう中で、結果として何人になるかということでありますけれども、我々としてはそういう障害のある方の受け入れも増やしていこうと思ってますし、一つ一つ質の向上を図っていきながら、今、政府のほうでも少子化対策ということが、異次元とかっていう話が出てますが、我々はずっと進めてまいりましたんで、だんだん完成形といいますか、それに近づいているんではないかなというようには思っております。

○記者
 先ほどのハザードマップの関係でもう一問追加なんですけど、実際、いざ発災時にこれをスムーズに使っていただくためには、あらかじめこの存在を知っておかなければいけませんし、使ってみておくほうがいいと思うんですけれども、これができることをきっかけに、例えば家族で一度使ってみて話し合うですとか、そのあたり呼びかけたいことがあればお願いします。

○市長
 先ほど申し上げましたように、災害時にはホームページのトップに持っていくということを申し上げましたけど、トップ画面を出したことない人とか、それでも今の方はすぐできるのかも分かりませんけど、一度事前にやっていただくと全く違うと思いますね。OHKさんの質問ですけれども、テレビでも発信していただいて、新聞も発信していただいて、ぜひ市民の方、熟知していただければというように思います。
 これ、広報広聴課長、SNSでも流すの? SNSでも流すそうです。様々な媒体で我々も発信していきますので、先ほどのご質問にもありましたが、一番ポイントは出水期であります。でもその前にも災害がないとは言えないわけで、これからの寒波だって災害につながらないとは限りませんし、ちょっと寒波とは…ごめんなさい、余計なことを言いました。
 WEB版とは直接関係ないんですけど、災害はいつ起こってもおかしくない、特に南海トラフなどは事前に教えてくれませんから、いざというときは対応していかなきゃならないんで、ぜひとも報道の皆さん方、市民の方に発信をしていただいて、こういう存在を知らせていただければと思います。

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