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令和4年6月7日市長記者会見

[2022年6月14日]

ID:37147

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令和4年6月7日市長記者会見

  • 令和4年度6月補正予算(案)について
  • 「岡山市就職氷河期世代の正規雇用化支援事業」の結果について

令和4年6月7日市長記者会見資料

市長記者会見動画

令和4年度6月補正予算(案)について

 皆さん、おはようございます。
 それでは、会見を始めさせていただきます。昨日は、新規感染者が57名ということでだいぶん減ってまいりました。しかしながら、まだまだ収束という段階には至っておりません。したがって我々としては、感染拡大防止というところに最大限の注意を払いながら、社会経済活動の回復に向けた消費喚起策、そして物価高騰に直面する生活困窮者への支援、こういった点を重視して、市民また事業者の方々の実情に応じた対策を実施しようということで、6月の補正予算を今日説明させていただきます。

(モニター画面を見ながら説明)
 全体としては94億1,900万円ということであります。また、そのうち新型コロナ対策については81億8,100万円という額になっております。これは、新型コロナウイルスの関係にほぼ特化して説明させていただいておりますが、それ以外も国庫支出金の決定に伴う市街地再開発事業の増額、またユネスコ創造都市ネットワークに文学分野で加盟するための申請準備、啓発イベントなどにより12億円余の増額をしているところであります。

 この一般会計補正予算に要する財源につきましては、国の予備費を活用するもののほか、コロナ臨時交付金22億円余に加えて一般財源は2億円余となっており、この2億円余に関しては令和3年度決算により生ずる見込みの剰余金で対応しようと思っております。

 この81億8,100万円の内訳でございますが、感染拡大防止に31億4,000万円ということで、ワクチンの4回目の接種とそういう体制の確保等々であります。市民生活に対する支援33億600万円に関して言えば、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金、それから子育て世帯生活支援特別給付金、これは国が(児童1人あたり)5万円と定めているものでありますが、これに対して(1世帯あたり)2万円上乗せをしていこうというものであります。学校の給食費負担軽減支援金も決まっております。

 事業者に対する支援でありますけれども、これは商工会議所等から我々いろいろとお話を伺っているところでありますが、やはり消費喚起という点が非常に重要視されております。スマートフォン決済ポイント還元事業、これを行う、また昨日も農協の関係者からもお話がありましたが、市内農水産業者応援事業というところであります。それから、公共交通が傷んでるということとともに市内の消費拡大に資するということで地域公共交通の応援事業、また県庁通りの賑わい創出事業、これも人出を県庁通りに集めて消費を喚起していこうというものであります。

 また、ウクライナの避難民支援事業、今まで予備費で対応させていただいておりますが、これも補正で対応すると。これは、新型コロナウイルスの感染症・総合緊急対策の中に国として含まれるという整理をされているので、我々としてはこの中に入れてやらせてもらっております。81億8,100万円のうち、国県支出金が80億7,200万円、(うち)コロナの交付金が22億1,000万円、一般財源が先ほど言ったように1億900万円ということであります。

(記者配布の手元資料を見ながら説明)
 それでは、皆さん方にお配りをしている、この「令和4年度6月補正予算(案)について」というペーパーを出していただければと思います。それに沿って少し追加してお話を申し上げたいと思います。

 具体的な事業が5ページから出ております。先ほど申し上げましたけれども、子育て世帯生活支援特別給付金、国のほうから(児童)1人当たり5万円、項目2の(2)です。これに対して我々のほうで単市でも(1世帯当たり)2万円上乗せをするということであります。ひとり親世帯分として約6,000世帯、またひとり親世帯以外分として約5,300世帯が対象となってくるだろうと推測しております。

 スケジュールですが、6月29日ないしは7月下旬に申請不要(の世帯には)支給をさせていただきますが、以後、要申請の方については申請をいただいて順次支給をしていくということで、来年の2月末には申請受付を終了させていただくということになっております。

 次に、7ページをご覧いただきたいと思います。コロナの影響もありますが、ロシアのウクライナ侵攻の影響もあり、資材等様々な物価高騰が生じているところであります。学校給食費についても軽減できないかという話を伺っているところでありまして、我々としては今年度これを対応させていただこうという決断をいたしました。じゃあ、どの程度の支援になるかということですが、これは8ページをご覧いただきたいと思います。

 (資料の)4番目でありますが、支援イメージっていうのがあります。これが令和3年の平均徴収額で、それに対して物価高騰分で棒グラフで伸びている部分があります。1食当たり小学校でいくと19.6円、また中学校でいくと21.0円ということになっておりますけれども、こういった部分について助成させていただければと思っております。

 それから、スマートフォンの決済(ポイント)還元事業であります。これはもう皆さん方、何度かやらせていただいておりますんでお分かりをいただいていると思いますが、キャッシュレスでのPayPay、この前はd払い、auPAYの3点をやらせていただきました。今回も消費喚起として、このキャッシュレス決済を我々は採用させていただこうと思っております。

 まず、還元率は決済額の20%ということであります。実施期間は11月1日から1か月を予定しております。11月っていう日程をどうして選んだのかということでありますが、1つは後で話しますが、まずは業者の方を選ぶ時間が必要だということが1点、それから11月は様々なイベントが出てまいります。例えば、おかやまマラソンもあります。(岡山)芸術交流も動きます。岡山城のリニューアルも動いてまいります。そういったところで季節もいいときでありますから、多くの方が町なかに出ていただいて、消費をしていただくということになるだろうというように思っておりまして、そういう面からいくと、11月にある程度集中して消費喚起を打っていくっていうことが望ましいかなというように思っております。

 10ページをご覧いただきたいと思います。対象店舗はここに書いてあるとおりなんですが、これ最終版となるのかな(事務方に確認)。2社による実施を想定をしているところであります。なぜ2社かっていうところなんですけど、実はこれ変遷がありました。最初の頃、とにかく消費を喚起するということで、1社限定でPayPayでやらせていただきました。そうなるとPayPayだけに集中するのかっていうご指摘もあり、かつPayPayでは対応できないような事業者もおられるということで、複数事業者を選定するということで3社選定したんです。PayPayとd払いとauPAYだったと思いますが。そうやってみると、3社均等にっていうんですか、なかなか消費が動いてこない。

 うちの市役所内の女性たちにもいろいろと話を聞きましたけど、やはり金銭管理をするときには1社ないしは2社に限定していくという声が非常に多い。となると、なかなか3社目っていうのがそれほどの効果が出てこないということになりました。そういう面から言って、1社だけに戻るっていうのも、またそういう面で公平性ないしは事業者の拡大という面からは若干マイナスもありますし、今回は2社でやらせていただこうということを思っているところであります。

 還元総額も8,000円ということでありますから、2社でいくと4,000円ごとということになります。1回の還元額上限は1,000円でございますけれども、そういったことをやりながら、この11月に我々としては大きく盛り上げていきたいというように思ってます。もちろん、これから新たな変異株が出て大きく我々の対応を動かさなきゃならないということがあれば、根底からちょっとずれるときがありますが、それはまた皆さん方にもお話しながら機会を見ていきたいと思っております。

 次に、11ページでありますが、市内の農水産業者の応援事業ということであります。昨日も農協の方が来られました。おっしゃってるのが、やっぱりこの新型コロナウイルスが蔓延する中で市内の飲食業の皆さん方の稼働率が相当下がっている。となると、米が売れないという話が1つ。これは、根底には昨日はやはり米に対して、米離れっていいますか、それもあるっていうことでありました。米離れに対してどう対応していくかっていうのは、これは構造的な問題であろうと思いますけれども、ただやはり今は相当窮地に立っている、そういう皆さん方に対して、生産農家に対して、我々として対応しなきゃならないという思いであります。もちろん今は米の話をしましたけど、野菜など、また水産物なんかについても飲食が振るわない影響をもろに受けている。だいぶん回復はしてきているとは思いますけれども、そんな状況を我々として打てる手がないかということで考えたものであります。

 初めての試みですから、少し皆さん方にご理解いただきたいと思いますが、まずはポイントキャンペーン、事業内容を見てください。量販店などスーパーなどの店舗に岡山市産の農水産物の特設売り場を設置して販売した商品の金額に対して、最大20%のポイントをお渡しするということであります。その20%のポイント分については我々が全て対応させてもらうと。それが大きな事業者になった場合には100万円というとこでとどまるということであります。

(続いて資料の) (2)です。弁当は、岡山市産の米を使用した弁当の販売に対して市産米購入額を補助する、購入費の2分の1ないしは限度額5万円、これは弁当のテイクアウトの販売ということになると相当数の事業者が該当すると思います。我々としてはこういう対応を取らせてもらいます。

 次に、地域公共交通の応援事業をご覧いただきたいと思います。路線バス、路面電車の運賃無料、プレミアム付きタクシー券を販売するということであります。次のページをご覧いただきたいと思いますが、実は昨年実施したことを覚えておられる方は多いと思いますが、昨年の実施でいくと路線バス、路面電車の利用者数、11月28日の日曜は、前の週の同じ日曜日に比べて2.4倍の方が利用されました。12月10日、これは平日やりましたけれども、金曜日でありますが、1.6倍の方が利用されたということであります。

 そして、利用者増だけじゃなくて具体的に消費に絡んできていることであります。例えば、11月28日の日曜、天満屋が来店者数約40%の増であります。高島屋が約30%増、12月10日金曜日は天満屋が約40%増、高島屋が約37%増になっております。このように大きな効果があり、商工会議所と話しても、この無料デーっていうのは大きく消費喚起に効く、ワークするというお話をいただきました。そういうこともあり、8回やらせていただこうということであります。14ページです。

 セットしたのが大体、見ていただきますと7月から12月の第4日曜、ある程度日を固めたほうが利用者にも分かりやすいということでやりましたが、10月は30日、これは商工会議所などの意向によって少し変えています。大きなこういう「岡山城下山陽道物語」っていうのをやりたいんだと、ここに多くの人を集めたいというご意向もあるようであります。それから、11月に3日と20日、27日という3つを選ばせてもらってます。これ先ほど言ったように、11月にやはり大きく岡山を盛り上げていければと考えております。3日は岡山城のリニューアルオープン、また20日、27日はそこに書いてるような催し、ホコテンについては後でお知らせをしたいと思います。また、7月から9月にデスティネーションキャンペーンも行われます。こういったことも、この無料デーも効いてくるのではないかなというように思います。

 それから、プレミアム付きタクシー券の発行、販売を予定しております。実は昨年度もやらせていただきました。これは4,000円分のタクシー券を3,000円で販売をいたしました。しかしながら、これが完売とまで行かなかった。タクシーも相当ダメージを受けているところであります。タクシーも公共交通の重要な一つの手段であるわけでありまして、そういう面から、より効果的な利用を我々していただくための方策はないかと考えたんですけれども、そういう面でプレミアム率を上げていこうということであります。4,000円分のタクシー券を2,500円で販売いたします。25%から38%に引き上げると。

 実は、最初これ皆さん方からも不評でありました。なぜ不評かというのは、販売場所が当初、本当に限定されてたということもあり、途中からJTB等々増やしたんですけど、それにしても今回はその反省を踏まえて市内各所、まだ確定しておりませんけれども、皆さんが買いやすくなるような、そういう体制を取っていきたいというように思っております。ちなみに日程ですが、これも先ほど申し上げたのと同じように、今後の感染状況とかそういったことによっては変わり得ます。具体的には広報連絡ないしはこういった記者会見等を通じて、これから正確なものを出していきたいというように思っております。

 次に、県庁通りの賑わい創出事業をご覧いただきたいと、15ページですね。これは、街なかの賑わい創出を目的とし、歩行者天国化し、様々なイベントをやってみたらどうか。これも先ほど言ったように11月に行い、多くの人を集めていったらどうかなというように思っております。

 それから、時々市民の皆さん方からお話をいただくんですけれども、こういう人が集まる賑わいの通りとして「県庁通り」っていうのはいかがなものかという話を伺います。我々としては一つのいいきっかけだということで、このイベント実施までにはリニューアル工事を実施した区間、長さ600mほどであります。電車通り、53号線から市役所筋までですが、そこについては分かりやすく、また親しみやすい通りの愛称をつけたいと考えております。これについてはもう既に動きがあり、あれはJCだったっけ、それとも商工会議所のだったっけ(担当課に確認)。

 ○担当課 商工会議所です。

 商工会議所か。商工会議所のほうでいろいろと名前をもう考えて、これでいいじゃないかっていうようなお話もいただいております。我々はそれも参考にしながらですが、多くの方にこれから親しんでもらえる通りの名称ということを考えたいなということで、そういう商工会議所の案も参考にしながら、このイベントまでには名前をつけていきたいなというように思っているところであります。

 最後に、ウクライナの関係であります。予備費で対応させていただいておりましたけれども、今回補正で対応させてもらいます。5月30日現在で、少し前でありますけれども、市内の避難者は3家族5名ということであります。最初の避難者が転入したのは4月13日であります。避難民が劇的に増えているということではないんですけれども、今報道で見る限りロシア侵攻によるウクライナの情勢は非常に不安定な状態であります。まだまだ転入する可能性があるということで、我々としては人道支援に引き続き努力してまいりたいと思います。

 今回の補正内容は2つありまして、1つは既に実施している緊急支援金の支給であります。2つ目が、今回新たな支援策として用意した家賃等の補助事業であります。避難のために岡山市に転入してから6か月の間の家賃や家賃保証料等を補助するものであり、国との支援と併せて生活が落ち着くまでの間の一助として活用していただければと思っております。

 最後でありますが、これはコロナとは関係ありませんけれども。この前、5月30日でしたっけ、部会が動いた「文化のまちづくり推進事業」、19ページであります。ユネスコの創造都市ネットワーク、文学分野への加盟申請を目指して文学を軸とした他分野への連携、こういったことで加盟申請を行い、加盟が認められれば、今全世界42都市が加盟しております、そういったところとのネットワーク、うちも坪田譲治(文学)賞を中心に活動しておりますし、こういったことが岡山の発信の一助となればというように思っておりますので、来年に向けてギアを上げていきたいと思っております。

 最後に、(モニターを指しながら)今後もこの長期的懸念のある物価高騰の影響等を見極めながら、と書いてます。今回の補正で終わったとは全く思ってません。経済界、そして様々な関係者の話を受けながら一定の整理はさせていただいてはおりますが、まだまだ我々としてはやらなきゃならないことがあるだろうというように思っております。幸いに、まだ交付金も25億円残っております。これから国の補正の話も報道で伺うところであります。そういったものを踏まえながら、9月補正、そして11月補正、それぞれの節目ごとに考えて対応していきたいというように思っております。

「就職氷河期世代の正規雇用化支援事業」の結果について

 以上が6月の補正関係ですが、もう一点だけ皆さん方にできれば宣伝をしていただきたいので、お話し申し上げたいと思います。議題の2つ目でありますが、令和3年度の就職氷河期世代の正規雇用化支援事業の実績がまとまりました。この事業は、非正規雇用で就業中または離職中の就職氷河期世代の方の正規雇用化を支援するものであります。国が令和2年度から3年間で集中的に取り組んでいる就職氷河期世代の正規雇用化プログラムに参加をしているところであります。令和2年度から実施しております。

 岡山市役所自体もこの就職氷河期の採用を積極的にやらせていただいているんですが、今日は産業界の話であります。令和3年度の正規雇用就職者数は、40代の方を中心に男性9名、女性9名、計18名の方が正規雇用され、令和2年度から14名増加しております。また、今年度は一昨日、6月5日から個別相談を開始しております。今後、就職支援研修、合同説明会も実施する予定であります。我々としては、就職氷河期世代の方、我々の定義でいきますと、令和4年4月1日時点で36歳以上また51歳以下の方で正規の雇用化を希望されている方については、ぜひこの事業に参加していただいて、正規の雇用を目指していただきたいと思います。長くなりましたが、私からは以上です。

質疑応答

○記者 
 今回の補正予算の中身を見ますと、コロナのダメージを受けた地域経済、社会生活を支援、回復を支援するという反転攻勢の思いが詰まっているように思いますけど、改めてそのあたりの思いっていうのを教えてください。

○市長
 約2年半、新型コロナウイルスに市民の皆さん方が悩まされ続けてきました。昨日57人になったように、だいぶん落ち着いている状況であります。これから変異ウイルスがどう出てくるか分かりませんが、今の状況が続けばある程度落ち着いた状況になるのではないかと思っております。

 そういった面では、これからが私は勝負だろうと思います。一応、安全サイド、そして季節のいいときということで、今年の秋を焦点に多くの消費喚起策を用意させていただきました。これで市内ないしはもう少し周辺部も含めた経済の活性化ができればというように思っております。
 一方で、この物価高騰等でやはり困っておられる方も多いということで、子育て世代に単市で若干の予算(措置)を講じさせていただいたり、それからあと給食費、給食費も案外ばかにならない。案外ばかにならないということで、昨日も保育園の方も来られて、保育園も何とかしてほしいという話もありましたけれども、取りあえずは我々としては、小・中学校は対応していこうということの決断をしたところであります。したがって、消費の喚起、経済を動かすということと、やはり困っている方に対してできるだけの手を差し伸べると、この2点を整理して今回お出しさせていただいたということであります。

○記者
 細かい点を3点ほど恐縮なんですけれども、1点目、県庁通りの歩行者天国は中身を検証するという文言がありますけれども、定期開催も視野に入れて行うということなんでしょうか。 

○市長
 そうですね。大きな面では景気対策、そして市内の盛り上がりというか、似た表現ですけどね。あと、具体的に何をするかですよ。そこは、これから公募をしていきます。ぜひ、いろんな案を考えていただいて、その内容も岡山にとってふさわしい、そして今後も根づいていくような、そういうものであればうれしいなと思ってます。 

○記者
 そうすると、定期的に今後はやってみたいなという?

○市長
 そうですね。様々な情勢がありますから、これからずっと継続するということを今申し上げるわけにはいきませんけれども、ホコ天などはずっとやっているように、私は必要なことじゃないかなと。歩いて楽しいまちづくりっていう視点っていうのは、我々は忘れてはならないというように思ってます。

○記者
 あと、スマホの消費喚起なんですけれども、2社ということで、事業者は今後公募するなり、まだ決めてないという捉え方でいいですか。

○市長
 はい、まだA社、B社という形では言いません。やはり消費喚起の影響っていうのは、ある社を選ぶことによって変わってくるだろうと思います。それから、お店のほうが会社に払う額の問題もあるでしょうし、全体的に、総合的には見させていただきたいと思います。 

○記者
 最後、給食費なんですけれども、解釈としては今年度中の値上げ分を市が負担するとそういうスキームということですか。 

○市長
 はい、それで結構だと思います。 

○記者
 おはようございます。市長、すみません、いつも同じことを伺って恐縮なんですけれども。スマホのポイント還元事業なんですけれども、久々の実施で今回は11月ということで、改めて期待される効果と言いますか、市民に呼びかけたいことがありましたら教えてください。 

○市長
 ちょっと待ってね。いい資料があったと思ったんですけど。岡山市は今まで3回やってます。令和2年8月、そして令和2年12月と令和3年の1月、そして令和3年12月であります。還元総額分の消費総額、では消費総額っていうのだけからいっても35.7億、147.6億、75.3億、大きく消費に効果があったというように思っております。 

 そういう面で、先ほどの質問にもありましたけども、11月っていうのを一つのターゲットに置いて、市民の心をできれば揺さぶるような、我々は様々なことをやりながら、今の消費総額を申し上げましたけれども、大きく消費に寄与するようなことができればというように思っております。消費額が増えれば、当然ながら供給する事業者、これはハッピーであるわけですし、販売業者も同じであります。そこで一つの経済の活性化が私は図れるんじゃないかなというように思っているところであります。

○記者
 学校給食費負担でお尋ねします。2点お尋ねしたいです。やはり教育費ということで、食育に対しても大きな影響を与えると思うんですけれども、その思いを改めて聞かせてもらえますでしょうか。

○市長
 小・中学校の思い出があるでしょう。やっぱり給食って大きいですよね。今は若干黙食みたいになっているようでありますけれども、一緒に食事を取る、そして今は地産地消部分も相当やってますからね。そういった給食を取り、仲間と楽しく過ごしていく、こういったことっていうのは子供たちの成長にとって非常に重要なことだろうというように思ってます。

 ただ、今原油の値上げ、そして様々な材料の値上げがあります。やはりなかなか低所得者にとってみると、すごい厳しい面もあるということから考えると、我々が助成させていただいて、この環境を維持していく、こういったことは重要だろうというように思ってます。 

○記者

 ありがとうございます。あと一点、すみません。それに伴って、やはり年々給食費が上がってると思いますが、そういう中で、あくまで今年度という暫定的な処置ではあるんですけれども、今後の見通しというのはどのようにお考えでしょうか。 

○市長
 そこは、給食費っていうのは、トータル額っていうのは相当の額になってくるんですね。だから我々としては財政がありますから、例えば今年だって基金から80億だったと思いますが、(基金から)取って、ようやく一般会計をつくっているところでもあります。そういう中で何を優先して事業費として上げていくのか、そういったことを考えていく必要が私はあるんだろうというように思っております。今回は、国から交付金というのをいただいています。その中でのプライオリティーとして、私はこれは高いものだろうと思いますが、今後も大きな面での岡山市財政を考えながら、一つ一つプライオリティーを考え、手を打っていきたいと思います。 

○記者
 路線バス、路面電車の無料DAYの実施の分なんですが、今回は6か月連続の実施、基本は第4日曜日に固められているので、これは利用者に継続的な利用を促すのと、習慣化を図っていきたい、そういった狙いもあるのでしょうか。

○市長
 おっしゃるとおり、先ほど言ったように、もう一定の第4日曜は無料だって体に染み込んでいくと、公共交通を恒常的に使っていくことになっていくんではないかなというように思って、最初はそうセットしておりました。ただ、様々に若干イベントに合わせてやってほしいというような声もあったりして微修正はさせていただいておりますが、我々の最終的な意図は、これから公共交通をぜひ使っていただいて、今の公共交通機関を助けるだけじゃなくて、岡山の街の中のいろんなところでゆったりと過ごしていただいて、消費等々もやっていただけるようにいかないかな、というように思ってます。

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