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令和4年12月22日市長記者会見

[2022年12月26日]

ID:45399

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令和4年12月22日市長記者会見

  • 児童福祉司(任期付職員)の募集について

  • ウクライナ避難民への支援について

  • 新型コロナワクチン接種数について

令和4年12月22日市長記者会見資料

市長記者会見動画

児童福祉司(任期付職員)の募集について

 それでは、会見を始めさせていただきます。まず第一に、児童福祉司(任期付職員)の募集であります。

 本年1月の児童虐待による死亡事案を受け、10月には検証の報告書をまとめていただきました。その中で、関係機関との情報共有だとか、連携の在り方、また組織人員体制の見直しなどが指摘されたところであります。

 とりわけ岡山市は、政令指定都市になってそれほど時間が経ってないということもありまして、経験が浅い職員が多いということで、的確な助言、指導が受けられるような体制の整備が必要だという指摘がありました。これらを受け、今年度の4月の人事異動の中で、まず児童福祉司の増員配置を行うとともに、令和5年度に向け大学卒業程度や経験者を対象とした採用試験を行っているところであります。

 今回、募集を行う指導・教育を担う職員について、配置基準そのものは満たしているところでありますが、職員の経験不足を少しでも補うことができるよう、児童福祉司の専門性を持った職務経験者を対象とする任期付職員の採用試験を実施することといたしました。

 この任期付職員の採用試験というのは、年齢を「不問」にすることができます。したがって、他自治体での経験が豊富で、即戦力として働ける児童相談所のOBを採用することができるということで、この任期付職員の採用を行うこととしたところであります。募集人員は2人程度であります。即戦力となる方を管理職、係長、担当者の職位での配置を想定しているところであります。任期は3年間であります。本日から受付を開始し、試験日は来年の1月27日、最終合格発表は2月6日として、来年の4月1日の採用を目指したいと思っております。先ほど申しましたように、年齢が不問でありますので、既に定年退職された経験者の方にもご応募いただき、我々に力を貸していただきたいと思います。

ウクライナ避難民への支援について(国際課)

 次に、ウクライナ避難民への支援であります。岡山市に転入されたウクライナ避難民については、現在4家族6名のままでございます。これは、この会見の場でお話を申し上げたとおりであります。4家族の生活状況について、お一人ご高齢の方が病気療養中ではありますが、他の3家族については落ち着いて生活されており、担当課も随時連絡を取っているところであります。

 5月から市国際交流協議会で避難民支援の募金を行っており、その一部を避難民の皆さんにお渡ししたことを8月にお知らせしました。その後も、ありがたいことに市民の皆様から継続して募金していただいており、累計で100万円を超えたところであります。そこで、避難民の皆さんに再度募金の一部を贈呈させていただき、年末年始にお役立ていただければと思っております。お渡しするものは、お一人に現金5万円に加え、オリジナルの福袋を用意させていただいております。福袋には、かるた、お餅などを入れており、日本の正月を感じていただければと思っております。ウクライナの状況ですが、まだまだ収束する様子は見えておりません。市としては、今後も避難民に寄り添って支援を続けていきたいと思います。

京山公民館の「第75回優良公民館表彰最優秀館」受賞について

 続きまして、案件ではございませんが、2~3点コメントをさせていただきたいと思います。

 第75回優良公民館表彰最優秀館受賞についてということで、12月20日に発表されましたが、文部科学大臣より「第75回優良公民館表彰」において、全国から推薦された公民館の中から京山公民館が唯一の最優秀館に決定されました。岡山県内では初めてのことであります。

 京山公民館では、約20年前からESD(持続可能な開発のための教育)への取組を始めました。地域課題を踏まえて、学校、町内会、市民団体など様々な地域の皆様と協働活動を継続していることや、持続可能な地域づくりに取組効果を上げていること、そして未来の地域を担う人材の育成にもつながっている点が評価された結果であります。

 一例を紹介しますと、今日の広報連絡にも記載させていただいておりますが、プラスチック使用の削減の取組として、竹を配合した樹脂を使用したオリジナルのタンブラーを作成し、明日からモニター募集を行うこととしております。岡山市としても、会議とか公式のイベントではペットボトル等をできるだけ削減しようとしてるんですが、同じ方向で京山公民館もやっていただくということであります。

 実は、私もほぼ毎年、京山公民館には行かせていただいておりまして、京山公民館は近くに岡山大学があります。岡山大学に多くの留学生の方が来ていまして、留学生の方と一緒になって様々な事業に取り組んでいるっていう様子を目の当たりにしてたところであります。

 ESDを実質的に引っ張っておられる方に池田さんという方がおられるんですけども、非常にポジティブにESD、SDGs活動を続けております。今、これは環境問題でありますが、先ほど言ったように、国際関係を少しでもよくしようというような動き、様々な動きをされております。そういう面では頭が下がるところでもあったので、今回の受賞というのは、私は大きな意味を持つのではないかなというように思っております。聞くところによると、75回でありますが、岡山県内で今まで最優秀館に決定されたことはないということもあって、大きな励みになるんではないかなというように思っております。

新型コロナウイルス感染症について

 次に、新型コロナの話を申し上げたいと思います。昨日の感染者は1,364人、全国でも20万人を超えました。

 岡山市でも、実は市長室にはこの感染者を記したカレンダーを貼ってるんです。見られた方は多いと思いますが、数字が入っていて、数字の下には黄色い蛍光ペンとブルーの、青色の蛍光ペンを塗っているところでありまして、前の週の同じ曜日よりも感染者が増えるとブルーにしています。心がブルーになるという、黄色にすると何か晴れやかになるというような意味もあって、そういうことに、色を塗っているところでありますけれども、この近々がブルーがずっと続いています。そういう面では、我々としてもさらなる感染というのを危惧しているところであります。

 全体として見れば、私もコロナに1カ月ちょっと前にかかりましたけど、私の場合は非常に軽症、熱もなく、喉の痛みだけだったんだと思うんですが、そういう面から、本当に高齢の方がやはり重症化する場合もありますし、何といってもまずお願いしたいのは、ワクチンであります。自分の体験から見ても、私はワクチンを4回打っておりましたが、そういう面では、軽症ですんで、ワクチンの効果を身をもって感じたところであります。

 ワクチンの入院予防効果、あんまり、それほど聞き慣れない言葉でありますけども、これは保健所長との話の中で出てきたんですけれども、入院予防効果っていうのは接種後半年間ぐらい一定程度保たれているそうであります。でも、半年過ぎると、もう50%以下に低下する。だから、入院の予防効果も小さくなっていくということであります。当たり前と言えば当たり前ですが、半年過ぎるとそんな状況になっていく。

 保健所長には毎日多くの感染者から分析をやっていただいてるんですけれども、今入院されている方はほとんどが高齢者であります。そのうちの多くの方が、オミクロン株対応ワクチンは打っていない、未接種の方であります。感染予防と重症化予防のため、年末年始に向け、ぜひワクチン接種をお願いしたいと思います。これが、まず市民の皆さんにお願いする1点目であります。あと2つございます。

 2点目は、年末年始の受診でありますが、年末年始は多くの医療機関が休診いたします。発熱等で医療機関を受診する際は、必ず事前に電話連絡し、受診方法等の確認を行ってもらいたいと思います。受診可能な医療機関が分からない場合は、受診相談センター、086-803-1360でありますが、ここにご連絡をいただきたいと思います。年末年始も午前9時から午後5時まで相談可能であります。我々のほうも、広報(広聴)課長と昨日相談しましたけれども、再度市民にSNS等でそういったところをまた呼びかけるという話をやったところであります。

 最後、総理もおっしゃっておりましたけれども、感染対策、寒い時期ではありますが、換気の徹底、体調の悪い方は外出を控える、マスクの適切な着用などで基本的な感染対策の徹底をお願いしたいというように思います。

2022年の振り返り

 最後でありますが、今年最後の会見ということで、2022年を振り返ってコメントさせていただきたいと思います。今年は、年明けの新型コロナウイルス感染症の急拡大以降、感染の波が繰り返し押し寄せる一方で、ロシアのウクライナ侵攻による資源価格の上昇、円安の進行による物価高騰に伴い、市民生活、事業者活動に厳しい影響が及んだ1年だったと思います。こうした中、岡山市では新型コロナウイルス感染症拡大防止、また事業者支援、市民生活支援の3つの柱に沿いまして、市民の暮らしを守り、地域経済を再生するための支援策を機動的に講じたつもりであります。

 6月の補正、9月補正、今回も補正はさせていただきましたけども、基本的な方針としてもちろん国の交付金は使わせていただきます、と。ただ国の交付金だけでなくて、我々の出せるお金、一般財源もできるだけ駆使しながら、この窮地とも言える状況を何とか打開したいということで、我々としては最大限の予算編成をしたつもりでもあります。

 経済界からは、一定の評価をいただいてるという自認はしておりますが、ただ、まだまだ、我々のところにこういう問題があるっていうような指摘をされていることもまた事実であります。それらを踏まえて、今後も必要な対策を打っていきたいと思っております。

 大きな面から言いますと、私が市長になってまず1番最初に驚いたところは、待機児童の関係でありました。待機児童自身は、来たときはゼロということでありましたけれども、「まちの中に、うちの子の保育所が見つからない」という話が本当に充満をしていたわけであります。どうすればいいかということで、担当の方と相談しながら、まずは待機児童の定義を変えていこうということを行いました。

 そうすると、最初の年には待機児童の数が700を超えておりました。多くの保育所整備をその年も行ったんですが、逆に次の年は800を超える数字になったわけであります。ある面、潜在需要を呼び起こしたわけでありますが、それは結果的に私は悪いことではなかったと思っております。

 特に効いてくるのが女性の活躍という面だと思うんですけれども、ご両親が、より岡山市を、市内とは限りませんけども、活躍してもらうためには潜在需要を呼び起こしたことは、私は正解だったと思いますが、それにしてもあまりに多い数が待機児童という形で出てきた。これが、今年の4月にはほぼ解消したということは、私は非常に大きな成果だったんではないかと思っております。

 また、まちづくりでも、ハレまち通りの完成、これも本当にいろいろありました。なぜ自動車交通、決して空いているわけではない、当時は県庁通りと呼んでおりましたけども、なぜそれを1車線化するんだという声が多く指摘を受けたところでありますが、やはり街っていうのは、楽しみっていいますか、特に歩いて楽しめるような街でなければならないということが1点。それから、やはり岡山駅周辺と表町を結ぶ、そういう楽しみを、市民県民、そして岡山へ来られる方々に味わってもらおうことで1車線化ができたわけであります。これも一つの象徴的な、私は出来事だっただろうと思っております。

 実は、11月27日にイベントをやらせてもらいました。行っていただいた方もおられるんじゃないかと思いますが、実に多くの方、たしか私の記憶では少しの間に1万1,000人の方が行かれました。そのときには、岡山城のリニューアルも動いていたわけであります。そして、(岡山)芸術交流と、また併せて当日は、バスなどの路面電車を含めた公共交通機関の無料DAYを実施したわけであります。それから、皆さん方もご利用されてると思いますが、キャッシュレス決済の20%還元も併せてやりました。

 これ、非常に簡単なようなんですが、これは市役所の様々な担当が、一緒になってその日に岡山を盛り上げようじゃないか、ということで動いた結果であります。岡山城も非常に多くの方、一時期は3時間待ちになるような、そういう天守閣の整備も人気を博したわけでありますが、いろいろと要因はあると思いますが、私は市役所の各部局、一つの目標に向かって動いたというところが非常に大きかったんではないかなというように思います。

 そのほかにもいろいろなことがありましたが、11月の議会で申し上げましたように、市役所のミッション、そして市長のミッションとは何なのかっていうと、市民の方々の最大幸福といいますか、それを目指すところにあるわけでありますから、今年、今、いいことばかり申し上げましたけども、それぞれの市民にとっては、いろいろなつらいこともあっただろうと思います。だけど、そういったことを踏まえて、一つ一つ前に向けて動かしていきたいなというところであります。そういう面では、様々な発信、そして我々に対してのご指摘等をされるメディアの皆さん方、今年は本当にありがとうございました。また、来年もよろしくお願い申し上げたいと思います。私からは以上です。

質疑応答

○記者
私からは、児童福祉司の募集の関係で教えてください。現時点で児童福祉司は今、何人配属になるんでしょうか。

○市長
数字あるけど…(担当課に振る)

○担当課
はい。児童相談所に27名配属しております。

○記者
 ありがとうございます。あと一点、新しく募集される係長級の職務内容、市長のご説明にもありましたけれども、ほかの職員の方の指導・教育・監督業務が役割ということになってるんですが、これは専門家会議の方が提言でもご指摘のあった、スーパーバイザーの位置づけという形でよろしいですか。

○市長
 そういうことですね。それで今、係長級って言われましたけど、それ以上ということで、本当に人によって管理職っていう場合もあるでしょうし、これから応募の状況を見て、最もふさわしい形で採用をさせていただこうと思っております。スーパーバイザーっていうのは、それを日本語に直すと指導監督ができる人ということだろうというように思います。そういう面では、スーパーバイズしていただける方をお願いしているということなのかもしかしません。

○記者
 ウクライナの件で伺いたいんですけど、ロシアによる侵攻が始まってからおよそ10カ月が経ったというところで、岡山にいらっしゃってる皆さんも生活が安定しているとは思いつつも、悩みはたくさんあると思うので、改めて福袋ですとか現金5万円でどのように日本の正月を楽しんでっていうとあれかもしれないんですけど、和んでもらいたいか、その思いを伺ってもよろしいでしょうか。

○市長
 私は、ウクライナの方と偶然、岡山城で会ってお話をしたことがありますが、市長として市役所内でお会いして、正式にどんな感じで過ごされているのかということを伺ったことはありません。したがって、想像するしかないんですけれども、毎日のようにテレビでウクライナへの攻撃のニュースが流れております。そして、いわゆる同じウクライナ国民の方がこれだけ亡くなられたということが報道されているわけであります。相当おつらいんじゃないでしょうかね。
 今日もゼレンスキー大統領が、ワシントンでバイデン大統領と今後の話、19億ドルですか、それだけの軍事支援が少なくとも必要になっている。そういう状況っていうのは、いても立ってもいられない、いらいら感も相当あるんじゃないかなと、まずは想像をいたします。
 そういう思いをウクライナの方が持っているだろうということを岡山市民の方が感じて、募金をやっていただいてるんじゃないかと。それが、100万円という数字になって表れてきてるんではないかなというように思うんですね。そういう面では、市民の方は本当にありがたいというように思います。我々として、ウクライナの避難民の方に、何かこれをして、どういうふうに心情が変わるかっていうのはよく分かりません。だけど、できることをやっていくということしかないんじゃないかなというように思ってるんですね。
 現金もそうですけど、福袋、先ほど言ったように、我が国の習慣みたいなものを分かっていただく、ほんわかっていいますか、していただければということであります。これからも温かく見守りながら、本当に何か必要なことがあれば、我々なりに対処していきたいと思っております。

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市長公室 広報広聴課

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