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令和4年9月29日市長記者会見

[2022年10月6日]

ID:41716

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令和4年9月29日市長記者会見

  • 岡山芸術創造劇場ハレノワのプロデューサー就任について
  • 「岡山市省エネ機器導入補助金」の受付を開始します

令和4年9月29日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山芸術創造劇場ハレノワのプロデューサー就任

 皆さんおはようございます。それでは、会見を始めます。まずは、岡山芸術創造劇場ハレノワのプロデューサー就任の件であります。

 ハレノワは、ご存じのように岡山市の施設であります。管理運営をお願いしている公益財団法人岡山文化芸術創造が採用する職員がこのプロデューサーでありますけれども、市の施設で活躍されるということもあり、財団のほうからも市のほうで発表していただけないかということもありまして、ここで発表させていただきます。

 ハレノワは、文化芸術活動の拠点として創造的な活動や事業の展開を図ることにより、岡山独自の文化芸術をつくり出し、国内外へ発信していく創造型の劇場を目指しております。このハレノワで展開する創造事業を牽引するプロデューサーの人選を進めていましたが、このたび渡辺弘氏を来たる10月1日に採用する運びとなりました。プロフィールについては配付資料をご覧いただきたいと思います。

 渡辺氏は、これまで日本におけるパフォーミングアーツの先進的劇場である「銀座セゾン劇場」や東急文化村の「シアターコクーン」、さらには長野県松本市の「まつもと市民芸術館」の開業準備及びプロデューサー兼支配人として運営、制作業務を行うなど、まさに我々ハレノワの運営を託す方として最適な人材と考えました。ちなみに、奥さんは総社市のご出身ということで、岡山とも縁があるということであります。

 直近まで携わられていた「彩の国さいたま芸術劇場」では、事業部門の統括をされており、現在日本を代表する演出家で世界的な評価も高い芸術監督の蜷川幸雄氏とともに「彩の国シェイクスピアシリーズ」を手がけるなど手腕を発揮してこられました。特に、蜷川氏とともに2006年から15年間にわたり取り組まれた高齢者演劇集団「さいたまゴールド・シアター」は高齢者の表現の可能性を追求した先進的な取組として、国際的にも大きな反響があったと聞いております。大きな期待感を持って臨みたいと思います。

 この渡辺氏が取り組んでこられた豊富な経験と知識でハレノワの創造事業にしっかりとした柱を立てていただき、多くの市民を巻き込んだ岡山ならではの文化芸術を発信していただきたいと思います。本人からは、「素晴らしい劇場の誕生にワクワクしています。市民の皆様に親しまれ、愛される劇場になるように頑張ります。」とのコメントをいただいております。

 皆様方の広報連絡には、たしか10月3日からだったと思いますが、本人も取材に応じるということで、ぜひとも取材に行っていただいて、今後の方向性、どうやって岡山の文化を引き出していくのか、つくっていくのか、そういったことを、お話を聞いていただければと思います。

「岡山市省エネ機器導入補助金」の受付開始

 次に、「岡山市省エネ機器導入補助金」の受付を来週の10月3日から開始いたします。当補助金は、エネルギー価格高騰等の影響を受ける市内中小・小規模事業者の将来的なコスト低減を支援するため、事業用の省エネ機器の購入・設置経費の一部を助成するものであります。

 今エネルギー価格が高騰しております。ロシアのウクライナ侵攻もそう簡単に終わりそうな気配ではありません。そういう面で、これからのエネルギー、様々なエネルギー高騰というのは当分続くだろうということで、省エネ機器を導入していただいてコスト低減を図っていただきたいという意図であります。

 補助対象事業者は、ここに書いてあるとおりでありまして、補助額は法人15万円、個人事業主が15万円ということになっております。申請期間は、10月3日から12月23日までということで、特に先着順で予算に達し次第受付を終了いたしますので、ぜひとも早く申請をしていただければと思います。対象機器は、LED照明機器とかエアコン、そして冷凍・冷蔵庫等でございます。

 案件としては、以上2件でありますが、別途2点お知らせを申し上げます。

岡山芸術交流2022 いよいよ開幕

 国際現代美術展「岡山芸術交流2022」が明日9月30日にいよいよ開幕いたします。お手元に作品マップをお配りしていると思いますが、世界で活躍する13か国28組の作家による約60点の作品が岡山城・後楽園エリア歴史文化施設に展示されます。

 今回は、インバウンドがなかなか多く見込まれないということもあって、テーマは地元と子供ということであります。今決まっているのは県内から95校、7,000人の子供たちが来場するほか、展覧会には地元ライブハウスや烏城彫、備前焼の作家グループにも参加していただく予定であります。

 私も昨日見させていただきましたが、一つの特徴は参加型、皆さん第1回目を覚えておられますかね。岡山城で卓球台に近いような、たしかピンポンがちょっとあったと思いましたけど、そういうタイトルをつけたものがありました。今回、昨日は旧内山下小学校の体育館に大きな滑り台があり、子供たちは滑り台を滑りながら喜んで、まあ通常の滑り台とは少し違いますけどね、感じ取っていただけるもんだろうというように思っております。

 それから、オリエント美術館等々にも行きましたが、もう一つやっぱりテーマとして何といいますかね、全体のアーティスティックディレクターのリクリットと昨日少し話をしましたけども、「影の部分から物を見てみたい、見てみた」ということを言われました。民族的にも、また性の問題、それから障害の問題、いろんなところ、要するに今までの見る軸を変えていくといいますかね、そういうテーマで一つ一つの整理をされているというところがありました。大変興味深いテーマだというように思ったところであります。ぜひご来場をお待ちしております。

姉妹都市縁組50周年記念 プロヴディフ市寄贈 フリスト・ボテフ像除幕式

 最後にプロヴディフ市、ブルガリアのプロヴディフから寄贈のフリスト・ボテフ像の除幕式が10月2日、この日曜日にあります。プロヴディフ市と姉妹都市縁組50周年を迎えたことについての記念行事を、北長瀬未来ふれあい総合公園で開催いたします。

 当日は、プロヴディフ市から寄贈される、ブルガリアの英雄で詩人でもあるフリスト・ボテフの石像の除幕式のほか、ブルガリア料理などを無料提供、また民族舞踊、パフォーマンスなど様々な催しを予定しております。駐日のブルガリア共和国の大使にも来ていただいております。本来、プロヴディフ市から市長さんほか来ていただきたいと我々は思っていたんですけれども、当日がブルガリアの総選挙、解散によって総選挙になったということで代表団の訪問がかなわず残念であります。

この石像は、私が前回プロヴディフ市を訪問いたしました。そのときに、プロヴディフ市のほうからこの寄贈の話があり、これで実現したものであります。ちなみに、その前に我が国といいますか、岡山市のほうから桃太郎像を贈ってまして、その大きな庭園の中に桃太郎像があり、そういうことを見ている中でプロヴディフ市の方から寄贈したいという話があり、ようやく実現したものであります。

この機会に、市民の皆様にブルガリア、そしてプロヴディフ市を身近なものとして感じてもらうとともに、市民の国際理解が促進されればと持っております。私からは以上です。

質疑応答

○記者
 ハレノワのプロデューサーについてなんですが、もともと令和2年度中に決められればということで若干スケジュールが遅れてるのかなと思うんですが、開館まであと1年、どんな準備をしていただいて、開館に向けての期待とか、あったらお願いします。

○市長
 おっしゃったように、このプロデューサーをめぐっては様々な動きがあったことは事実であります。我々も一日も早い就任を願っていたんですけれども、そういう中で渡辺さんに来ていただいたというのは、我々は非常にハッピーだと思っております。
 現在、幾つかの事業を創造事業としてアイデアを出しているんですけども、1つは例えば100人の市民ダンサーがオリジナルダンスを創作していくとか、またハイスクール演劇、県内の高校生たちと一緒になってオリジナルの演劇を台本作りから行うというもの。そして、「老いと演劇」のワークショップ、演技と福祉を結びつけるという創造活動を行うワークショップ、こういったことを今実施しているんです。
 それで、そこは今スタッフでやってるわけですけれども、先ほど申し上げたような渡辺さん、様々な経験を今までしているところでありまして、その経験を生かしてどんどん新しいもの、そして今やっているものをどういうふうに昇華していくのか、「昇華」というのは「昇る」ほうですけどね、ステップアップしていくのか、そういったことをぜひやっていただきたいなというように思っております。
 あと一年しかありませんけれども、それは開館まででありますから、それからもずっと続くわけですんで、大きな足跡を残していただきたいと思ってます。

○記者
 それまで、今回渡辺さんに決まったは決め手といいますか、そういったことは何かあるのかというのと、あと任期というのがあるのか教えてください。

○市長
 まず決め手は、先ほど言った「経験」ですね。それから、やはり岡山に何らかのなじみがある方っていうのは気安いところがあって、やはり奥さんが総社市の出身だったっていうのもご本人に受けていただく大きなプラス要素になったと思います。任期は3年、3年です。

○記者
 ハレノワプロデューサー就任で1点お尋ねします。劇場の施設コンセプトの下でやっぱり岡山らしさを展開してもらうために、一番期待することを教えてください。 

○市長
 岡山らしさって、言うのは簡単だけどなかなか難しいですよね。それは、渡辺さんなりの解釈でやってもらうしかないんじゃないかと思ってます。もちろん、越宗理事長、高次専務たち、一生懸命考えてますんで、それらが一緒になってやっていく。それで、我々のほうもこれからアイデアを出していく。
 全く話が違いますけど、岡山城のリニューアルで随分いろんな人と議論をし、今までのこの何といいますかねえ、ずっと我々が見ていた岡山城から少しやっぱり軸を変えて見ていこうということで、今日は岡山城の話題でないんであんまり詳しくは言いませんけれども、そういう整理ができたと思うんですね。これが11月3日にリニューアルしていくわけですから。
 質問はごもっともなんですけど、それを来年の9月までに第1段階でのこの岡山の、岡山らしさというものを出していく。そして、それからもずっとローリングさせながらやっていくってことになるんじゃないかと思います。

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課

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