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令和5年3月30日市長記者会見

[2023年4月5日]

ID:48630

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令和5年3月30日市長記者会見

  • 岡山芸術創造劇場ハレノワに設置するアート作品について

  • 自動販売機横の新機能リサイクルボックスの導入について

  • 企業版ふるさと納税を活用した人材派遣について

令和5年3月30日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山芸術創造劇場ハレノワに設置するアート作品について

 まずは、岡山芸術創造劇場ハレノワに設置するアート作品についてご紹介をいたします。昨年11月29日の会見で、岡山芸術創造劇場ハレノワに設置するアート作品の作家や設置場所についてお知らせをいたしましたが、本日は作品の経過についてご説明を申し上げます。

 まず、資料1をご覧ください。須藤玲子さんの作品で、タイトルは「あかい花かんむり」、ハレノワの2階から3階に吹き抜け部分がございますが、そこで天井からつり下げる作品で、下に花びらスツールを置くと。大、中、2つの劇場をつなぐ空間を華やかに演出する作品であります。皆さん方も想像していただくだけで何となく華やかさが増してくるという感じがするのではないかと思います。

 資料2ですが、桑田卓郎さんの作品で、タイトルは「桃木」、桃の木ですね、ハレノワの3階のテラスに設置する高さ4メートルのカラフルな作品です。外側からも見え、空間の質を高めてくれると思います。

 資料3は、岡山市出身の平子雄一さんの作品でございますが、2点ございます。1点目は、タイトルが「Leaf Shape/Music,Nature,Landscape」ということであります。地下2階の小劇場北側壁面に設置をいたします。まだスケッチの段階でありますが、92点の個別パーツを組み合わせた作品と聞いております。2点目が、タイトルが「Lost in Thought/Okayama」、考え込むとか、思い悩むとかそんなイメージの言葉だったと思いますが、訳していいのかどうかもよく分かりませんけれども、「Lost in Thought」というタイトルでございます。2階の大劇場東側壁面に設置いたします。こちらは、今のところタイトルのみの公表となります。平子さんがこれまでに制作された作品のように、子どもも楽しめるような作品になると思います。現在、作品の制作中であり、5月の下旬にはハレノワに設置する予定であります。6月4日のプレオープンには作品をお披露目し、記念式典には作家もご出席いただく予定にしており、作品の解説などをしていただく機会を設けたいと考えております。案件は以上でございますが、失礼、もう一つありました。

自動販売機横の新機能リサイクルボックスの導入について

 続いて、自動販売機横に設置する新機能リサイクルボックスでございます。岡山市では、屋外に自動販売機を設置する場合、販売したペットボトル、缶、瓶等を回収するためのリサイクルボックスを同時に設置することを義務づけております。リサイクルボックスへごみなどの異物が混入することが問題となっております。

 現在、市でリサイクルボックスの回収物について組成分析調査を行っていますが、実に回収物の約4割が食品容器やたばこなどの異物になっております。リサイクルボックスをごみ箱のように利用する不適正利用への対策が求められております。

 このたび、投入口が下向きで異物の投入を抑止するデザインとなっている新機能のリサイクルボックスを、5月末までに市中心部の美化推進重点区域を中心に400か所入れ替え、設置をいたします。左側にありますのが、今説明した新機能リサイクルボックスであります。私はまだやったことがないんですけど、これからデモンストレーションを行うということになってるところでございます。

<担当課職員の説明を聞きつつ、新型リサイクルボックスにごみを捨てるデモンストレーションを行う>

 新機能のリサイクルボックスには、適正利用を促進することを目的として、ナッジ理論を活用したオリジナルのステッカーを前面に貼っております。皆さん、ナッジ理論ってご存じですか。「強制的にこれをやりなさい」っていうんじゃなくて、自然と自発的によりよい選択を行えるようにしていくっていう理屈であります。ペットボトルしか入れちゃ駄目っていう規制ではなくて、ペットボトルしか入らないようにして、これだけを、ペットボトルだけをこのごみ箱に自然と入れていかざるを得ない、こういうことを言っているようであります。このことをナッジ理論と言ってますが。
 それから、この色、オレンジ色になっていますよね。このオレンジ色も意味があって、SDGsの目標11番目、「住み続けられるまちづくりを」を示すオレンジ色となっております。

 近年問題となっている海ごみは、約7割が陸域からの流入とされています。リサイクルボックスへの異物の混入をなくすことで、リサイクルボックスがごみであふれ返ることを防ぎ、陸域でのごみの散乱によって引き起こされる海ごみ問題の解決の一助となればと思っております。

 実は、先日笹ケ瀬川で、私はごみの収集をやりました。これが、県のほうが事前に葦(アシ)を切っていただいたんで、ごみが拾える状態でした。本当に、ずっとごみ拾いができていなかった、そういう状態の中で収集を行ったんですが、それはそれはすごい量でありました。私自身は、1か所からほとんど動いてないんですけれども、それでも大きなごみ袋、50リットル入りのごみ袋が2つすぐ満杯になるという状態になったわけであります。

 やはり、この海域の海ごみの抑制、海ごみ問題の解決ってのはそんなに簡単なことではないんだけども、とにかく一つ一つできることからやっていかなければならないというのを痛感したところであります。なお、リサイクルボックスの配布においては、全国清涼飲料連合会及び自動販売機事業者に多大なご協力をいただいております。

 最後に、循環型社会構築や、瀬戸内海の海洋保全を推進していくために、岡山市資源循環サイト「はるもにあ」を本日から公開いたしました。市民の皆様には、ぜひご覧いただき、今後も環境先進都市岡山の実現に向けて邁進していきたいと思います。

企業版ふるさと納税を活用した人材派遣について

○市長
 最後、案件外でありますけれども、1点だけお知らせをいたします。お手元に参考資料を添付させていただいておりますが、この4月から企業版ふるさと納税を活用して、第一生命保険株式会社から公益財団法人岡山文化芸術創造に人材を派遣していただける運びとなりました。今年は9月にハレノワが開館いたします。これを機に、広く文化芸術活動の交流を促すなど、街を躍進させていく上で重要な年であります。このような時期に、第一生命から貴重な人材を派遣いただけることは大変ありがたいことであります。
 ちなみに、このふるさと納税を使って人材派遣を行っている自治体は、全国で27団体と聞いております。政令市では、北九州市と神戸市が実施したということであります。これは岡山県内では、やってるの?(担当課に確認する)

○担当課
 やっております。真庭市さんが。

○市長
 県内は真庭市に続いて2都市目ということであります。企業版ふるさと納税は、市外に本社がある企業が地方自治体に寄附を行えば、法人関係税の控除などによって最大で寄附額が約9割軽減されます。企業にとってもメリットがある制度でございます。
 岡山市としては、今回のような人材派遣型も含め、今後さらに多くの企業から寄附をいただけるようしっかりと情報発信していきたいと思います。なお、この後11時10分から、この場で第一生命との人材派遣協定の締結式を行いたいと思います。皆様方、ぜひ来て、取材を行っていただければと思います。私からは以上です。

質疑応答

○記者
 ハレノワのアート作品の件なんですけれども、公開まであと1か月少しありますが、どういった期待がありますか。

○市長
 だんだんと本当に出来上がってきますよね。「花かんむり」ですか、あれが、例えば、私も何回かあそこに行かせてもらってますけど、この「花かんむり」ができるだけで華やかさというか、そういうものが増幅していくなっていう感じがいたします。プレオープン、そしてグランドオープンと続きますが、こういったことを幾つか繰り返していって、盛り上げていき、岡山の文化の創造といいますか、新たな文化の資源づくり、こういったことに邁進できるんではないかなというように思っております。

○記者
 市民には、このアート作品をどういうふうに楽しみにしていってほしいですか。

○市長
 我々のほうも、これから様々な形で情報発信していきたいというように思いますので、市民の皆さんもぜひ見ていただいて、こういうアートに込めた作家の気持ち、そして文化の拠点であるハレノワを感じ取っていただきたいなというように思います。

○記者
 リサイクルボックスについて伺いたいんですけれども、先ほど肌感覚のお話もありましたけれども、回収物のおよそ4割が異物っていうのは、かなり深刻な問題なのかなと思うんですけども。市としては、どのように啓発していきたいか改めて伺ってもいいでしょうか。

○市長
 今までの、「ごみ箱」っていう表現でいいのかな、これは(担当課に確認)。結構工夫はしているんです、ペットボトルよりも大きいものは入らないとか。いろいろと工夫はしているんだけど、結果を見てみると、4割は本来捨てるべきものではないものが入っている。これは何とかしなきゃいかんっていうのが発想の原点なんですけれども。
 そういう面で、下から入れていくと、今さっきも見たように、カフェでのコーヒーとか、こういうカップも入らないんですよ。そうなると、自然ともうペットボトルだけを入れるっていうことになっていき、ペットボトルだけということになると、その後の資源化というのも非常に使いやすくなりますし、トータルのごみも減ってくるということで、随分そういう、そういう状況っていうと分かりづらいですけども、ごみ対策っていうのが、ごみの縮減というか軽減っていうのがうまくいっていくんじゃないかなというように思います。
 なかなかよく考えるなっていうふうに、私は最初に聞いたときには、ああ、そうなんだっていうように思いましたけど。今初めてやったんですけど、本当に入りませんよ、ほかの(ごみ)は。ぜひこの会見の後、やってみられたらどうでしょうか。ごめんなさい。いい答えになってないですけど。

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市長公室 広報広聴課

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