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令和4年7月12日市長記者会見

[2022年7月15日]

ID:37913

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令和4年7月12日市長記者会見

  • 岡山市水道記念館リニューアルオープン

  • 新庁舎「ZEB Ready(ゼブ レディ)」認証取得

  • 令和4年度「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」プロモーション

  • 企業誘致の決定

  • 押印見直しの取組状況

  • 路線バス・路面電車の運賃無料DAY

令和4年7月12日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山市水道記念館リニューアルオープン

 皆さんおはようございます。それでは、7月12日の会見を始めさせていただきます。まず最初は、岡山市水道記念館のリニューアルオープンについてお話し申し上げたいと思います。

 水道記念館は、北区三野一丁目の三野浄水場の中にあります。主には、小学校4年生の社会科見学など、小学生向けの学習施設として活用してきたわけであります。建物は明治38年、水道創設時に建設されたもので、登録有形文化財となっております。しかしながら、ご多分に漏れず、耐震性に課題があって、安心して利用していただくとともに文化財保護の観点から工事を行ってまいりました。その工事が完成し、7月26日火曜日から一般公開をいたします。

 今回のリニューアルでは、遊びと学びの両立、子供から大人まで幅広い世代での交流、もっと浄水場や水道事業のことを知ってもらうというコンセプトの下、降った雨が川となり、浄水場の中で安全で安心な水道水となる過程などを楽しく遊びながら学べる体験性を重視した施設を展示しているところであります。7月23日にはリニューアルオープンの式典を開催しますので、よろしくお願い申し上げます。

新庁舎「ZEB Ready(ゼブ レディ)」認証取得

 次の話題ですが、新庁舎のZEB Ready認証取得であります。令和8年度中の供用開始を目指して整備を進めています新庁舎整備に関して、このたび省エネルギー性能に優れた建築物であることを示す4種類のZEB認証のうち、エネルギーの年間消費量を50%以上削減するZEB Readyの認証を取得したところであります。岡山市の公共施設におけるZEB認証取得は初めてであります。加えて、延べ床面積が5万平米を超える庁舎における第三者評価機関によるZEBの認証取得は西日本で初となります。

 一般的に建築物の消費エネルギーは延べ床面積に比例して大きくなるわけでありますが、新庁舎では外部熱の負荷を受けにくい建物の計画に加え、省エネに効果的な環境技術を採用することで消費エネルギーを抑えています。具体的には、建物の東西面に窓を設けないことによる配置計画、そして南面の深いひさしと断熱効果の高いガラスの採用により、直射の光や外部熱負荷を抑えるとともに、天井放射空調や昼の光を(感知して)制御するLED照明など、省エネ効果が高い環境技術を採用することで、新庁舎と同規模の標準的な設備仕様の建築物と比べ、エネルギー消費量は52%の削減になっております。削減したエネルギー消費量を二酸化炭素の削減効果に置き換えると、1年間で約1,966トンの削減になります。この量は、およそ504世帯が1年間に排出する量に相当いたします。

 地球温暖化対策を重要課題として取り組んでいる岡山市にとって、この新庁舎がZEB Ready認証を取得したことは、省エネルギー化の推進に寄与するとともに、可燃ごみ広域処理施設等で生み出す再生可能エネルギーも活用することで、さらなるCO2の削減につなげていきたいと考えております。さらには、こうした事例を広く市民や地元企業、周辺自治体に普及させていくことで、2050年二酸化炭素排出実質ゼロに向けた動きを加速していきたいと思います。

令和4年度「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」プロモーション

○市長
 3番目であります。令和4年度の「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」プロモーションでございます。岡山市では、桃太郎のまち岡山を全国へ向けてPRするとともに、岡山市への観光誘客を図る企画として令和2年度から国民的人気ゲーム「桃太郎電鉄」とタイアップした企画を展開しております。

 令和2年度はオンラインによる謎解き、桃太郎ランドからのナゾの招待状!の巻、令和3年度は吉備路エリアを実際に訪れ周遊する謎解きイベント、謎の鬼ヶ島パーク出現!!の巻を実施いたしました。多数の参加者からは楽しかったという声をいただくとともに、会場となった施設の来場者も増えており、桃太郎のまち岡山の発信と岡山市の観光誘客につながったものと思われます。今年度は、桃太郎電鉄に登場するキャラクターたちに岡山市がジャックされてしまったというストーリーの下、「桃太郎のまちを取り戻せ!!in岡山市」と題した企画を7月22日からスタートいたします。

 まず、桃太郎電鉄のゲームの世界観を表現した周遊企画を実施いたします。この企画は、スマートフォンに表示される指示に従いながら、目的地を目指して桃太郎大通りをはじめ市内中心部を周遊するものであります。町歩きをしながらクイズ等に参加し、桃太郎電鉄のゲームに登場するいわゆる資産を集めるものであります。と言っても、なかなかお分かりにくいと思いますんで、これから動画を流させていただき、担当から説明をさせます。 

<モニターにゲーム画面を投影>

〇担当課
 それでは、ゲームのイメージをしていただくために動画で説明させていただきたいと思います。お願いします。
 スマートフォンからゲームにアクセスしていただきまして、リアル桃鉄に参加するということでタップしていただきますと、まずは参加者登録、そしてリアル桃鉄を始めるということでゲームが始まります。

 ゲームが始まりましたら、まずはさいころをゲーム上で振っていただきます。サイコロを振りますと目的地がゲーム上で表示されますので、この目的地に向かってリアルで移動していただくということになってまいります。

 画面上の地図などを参考にしながら、移動していただきましたら、目的地にこういった歴史看板がございますので、そこにQRコードを入れたステッカーを貼っております。そちらを読み込んでいただきましたら桃鉄のキャラクターの貧乏神が出てまいりまして、こちらからクイズが出題されます。クイズの出題に3択で答えていただきまして、正解しましたらこの貧乏神が退散し賞金が獲得できるというようなゲームになっております。

 そこまで行きましたら、またサイコロをもう一度振っていただいて、次の目的地へ向かっていくと、これを繰り返して市内中心部を周遊していただくというような企画になっております。最後はゴールの目的地が岡山城のたもとですが、岡山城にたどり着きましたらこういった温羅(うら)の看板がございます。ここに到着してゲームは終了ということになってまいります。ゲーム終了後は、獲得した賞金の表示や抽選で応募できるプレゼントへの応募の画面も表示されるという仕組みになっております。説明は以上です。

○市長
 周遊スポットには、先ほど見ていただきました歴史案内看板、これ私が市長になってやらさせていただいたものでありますけれども、歴史案内看板や市内商業施設に27か所設置しております。周遊企画と併せて岡山の歴史にも目を向けていただくよい機会になるんではないかというように思います。

 また、桃太郎電鉄のゲーム内の電車、デストロイ号をラッピングした路面電車も7月22日から運行いたします。このストーリーに沿った印象的なデザインによってSNSでの拡散を図り、多くの方に岡山市に興味を持ってもらおうと思っております。

 今年度は、デスティネーションキャンペーンを皮切りに岡山城のリニューアルオープン、また岡山芸術交流等が開催され、岡山市が非常に盛り上がる年でもあるというわけであります。この桃太郎電鉄の知名度も相まって桃太郎のまち岡山の発信と岡山市への誘客につながることを期待しております。

 最後に、この企画についてはクラウドファンディング型ふるさと納税を活用して全国から支援を募ります。これは、岡山市としては初めての試みであり、返礼品としては岡山の特産品やこの企画へ参加する際に使える旅行クーポンを用意しているところであり、ぜひ皆様に応援していただきたいと思います。

企業誘致の決定

 次に、企業誘致の決定について報告をさせていただきます。まずは、日本カストディ銀行であります。これは、7日付で広報連絡させていただいておりますので省略をいたしますが、こういった企業の本社機能が岡山市に来るっていうことは本当にすばらしいことだと思っております。

 次に、オーディオストックでございますが、これも岡山市を代表するスタートアップ企業の一つで、補助金を活用して事務所の増設が決定されたということであります。それから、アールエムトラスト株式会社ということでありますが、不動産管理会社のバックオフィス業務の拡大、事務処理能力強化のため事務所を増設するということであります。

 3社来ていただき、我々としても非常にありがたいと思っておりますけれども、今後の見込みが大きな点であります。日銀の支店長さんが私のところによく来ていただいているんですけれども、コロナの感染のピーク時っていうのは少し設備投資にも若干弱めのときがありましたけども、総じて岡山での設備投資意欲っていうのは全体的に強いものがあるということで伺ってるところであります。

 7月の金融経済月報でも、設備投資意欲は依然として高水準であるというふうに伺っております。本日報告した3件のほか、企業誘致の決定に向けて既に2つの案件が今補助金の審査中であります。そのほかにも継続的に企業誘致の協議を行っている企業が複数件ございます。地域の活性化のためには、やっぱり基盤となるものは経済でありますんで、この辺の取組はこれからもどしどしやっていきたいと思います。

押印見直しの取組状況

 次に、押印見直しの取組であります。令和2年7月に国の規制改革推進会議の取りまとめによって書面規制、押印、対面規制の見直しが提言され、岡山市においてもこの見直しを令和2年度から継続的に行ってまいりました。資料を見ていただければと思いますが、法令で義務づけされたものなどを除き、見直し可能なものについては押印廃止が完了し、令和4年3月末時点で前年度比1.8ポイント増となる約93.1%の書面について押印廃止を達成いたしました。また、市独自の書面についても95.4%の押印を廃止いたしました。

 なお、押印を継続する書面のうち市独自の書面についても、あとは中小零細企業の方々との契約のものが残ってたりするんですけども、なかなか今それを完全にオンライン化するっていうのは事業者のことを考えるとできにくいというようなこともあり、マックス整備をしていただいたのかなというように思っております。

 押印廃止率は、政令指定都市ではトップクラスでありますが、今後は押印廃止した行政手続についてオンライン化を進め、市民生活におけるさらなる負担軽減及び利便性の向上を図っていきたいというように思っております。

 これの目的は、市民の皆さん方の負担を軽減していこうということですので、私は担当の方がよく動いていただいたというように思っております。今の段階では精いっぱいの数字が出ているということであります。皆さん方にお渡ししたペーパーでも他の都市との比較などが出ておりますけれども、他の都市と比較してもこの作業が順調に進んでいるということを示していると思います。

路線バス、路面電車の運賃無料DAY(デー)

 それからあと、路線バス、路面電車の運賃無料DAYであります。補正予算のときも予定ということで一定をお示しはしておりましたけれども、今回確定した……。あのときと変わってないよね?(担当課に確認)

○担当課
 変わってないです。

○市長
 予定どおりの日程で動くということになっております。皆さん方にお示しをしているとおりの日程であります。この実施日ですが、様々なイベントと重なるように設定いたしました。ぜひこの機会に公共交通を利用して岡山のまちを楽しんでいただきたいと思います。

 この趣旨は2つあって、1つはやはり今コロナ禍において公共交通を利用することを差し控えようとされる方が多いということで、公共交通を利用をしていただいて、我々の足としてはどうしても必要なものでありますんで、これからの公共交通の維持に利用がどうしても必要なんで、多くの人に乗っていただきたいっていうのが1つ。

 それからもう一つは、この無料DAYをすることによって昨年度は乗れない人が出たぐらいの大勢の方が街に出てきたわけであります。それによって各商業施設に通常よりも多くの人が入って来られているし、街もにぎわいが出てきているということで、様々な消費喚起につながっていくということにもなるだろうということであります。

 今、商工会議所とも議論をしておりまして、商工会議所においても市内中心部の小売、飲食、対面サービス店、約400店舗を対象に販売促進活動を呼びかけ、協力店舗の無料DAY当日のサービス内容については、特設のウェブサイトで紹介する取組を実施する予定ということを聞いているところであります。また、市内をまたがる路線も無料になります。周辺自治体においても無料DAYに合わせてイベント等を企画していただければと思っているところであります。 

 私としても、前回市長会議で玉野、赤磐、瀬戸内、またがっているというか隣接している市町村で、そっちのほうに例えばイベントがあって岡山市の市内の方々がそちらに行く、それも大きな面で圏域にとってはプラスになるわけでありまして、どんどんイベントをやっていただければということを申し上げた次第であります。ちなみに、そのときに倉敷市長からも、うちのほうでも無料DAYをやり、同じようなことをやらせていただきたいという話はございました。

新型コロナウイルス感染症について

○市長
 最後、議題には上げておりませんが、新型コロナウイルスの感染状況を。今感染者が増加している。昨日も尾身会長が官邸に行き、第7波に入ったっていうようなお話をされました。そういうことで、岡山市としての今の考えを少し申し上げたいと思います。

 昨日、尾身会長がお話しされたのと全く同じ状況でありまして、我々もオミクロン株、BA.5への置き換わり、そしてワクチン接種で獲得した免疫が徐々に減衰しているということ、それからやはり人流増加に伴う接触機会の増加、こういったことが感染の増加を誘発しているんではないかというように思っております。

 ただ一方、重症化している方はほとんどおられないということであり、コロナ確保の病床の使用率も7月10日現在、約10%と低い状況であり、医療の提供上は何の問題もない状況になっております。したがって、今申し上げましたように、重症者の増加傾向が見られない、ないしは病床逼迫という状況ではないということで、我々として社会経済活動を制限するということは考えておりません。

 ただ、当然ながら感染者が増えると一時期保健所の対応がいろいろと逼迫して問題になったケースがございました。私の記憶では昨年のゴールデンウイークあたりはそういう問題が非常にピークだったというように思っておりますけれども、その点について申し上げたいと思います。

 まずは、応援職員でありますが、現在23人でやっております。1日当たり最大47人まで増員可能な体制を構築済みであり、的確に対応できるということになっております。感染された方、ないしはそれに感染されたのかもしれないということで心配される方が一番重要なのは、受診相談センターだと思います。相談件数も相当増加をしているところでありまして、この7月1日から10日を見ると1日当たり50件あたりから200件を少し切るぐらいのところまでいっております。

 したがって、まずは昨日11日から人も4人増員し、1日当たり10人体制にしております。主に看護師さん、看護協会にお願いしているメンバーに入っていただいているところであります。状況を聞きますと、若干朝一がかかりにくい状態ということもあり得るということではあるんですけれども、電話の台数も十分確保しておりますんで、それもすぐに解消しているということで、決して今お待たせしている状況にはないというように聞いているところであります。これらの従事される方の人の増を見込みまして、執務スペース、設備も拡大しているところであります。

 以上の対策によって市民の皆さんが安心して療養できるよう、保健所としては万全の体制を取りたいというように思っております。

 この話なんですけれども、既に20代、30代の社会活動の活発な年代の感染者数が増加しております。そこから小・中学生、またそれ以下の方々へと広がっているという状態であります。昨日、尾身会長もおっしゃってたんですけれども、ワクチン接種が一つのキーポイントになるということでありまして、特に岡山市の20代、30代は、他の年代に比較して3回目のワクチン接種率が低い状況であります。ちなみに、20代、30代で1、2回目は約8割の方が接種されているところでありますが、3回目に関していくと20代43.4%、30代46.4%というようになっております。これいつ現在? 何日現在?(担当課に確認)

○担当課
 7月5日現在です。

○市長
 失礼しました。7月5日現在で3回目の接種、20代43.4%、30代46.4%ということになっているところであります。 

 厚生労働省の説明ですけれども、オミクロン株に対する感染予防効果、これはモデルナワクチンでやりますと、2回目接種後14から90日後には44%であったということでありますが、3回目接種からこれ日にちが微妙に違うんですけど、14から60日後には71.6%に回復すると言われております。やはり感染の中心となっている20代、30代の方には今ワクチン接種をしていただければ、今後の感染拡大防止に大きな効果があると考えております。ぜひとも3回目の接種をお願いしたいということであります。それから、60代以上の方の4回目接種もこれから本格化していくわけでありますが、そこも多くの方に接種をお願いしたいと思います。 私からは以上です。

質疑応答

○記者
コロナの関係で、岡山市の直近の感染者が日々増加傾向にあるというのが出てると思うんですけども、岡山市のほうが第7波に入っているというようなご認識は?

○市長
この1・2週間の数字を見ると、やはり今までとは違っております。そういう面では全国的に第7波に入っていると、同じように岡山市も同じ状況である。一言で言うと、第7波に入っているのではないかと思っております。

○記者
 そういった状況を踏まえて、市民の方に改めての呼びかけなどは?

○市長
 はい。まずやっぱり基本的な感染対策をいつも申し上げているところでありますが、そこはぜひともお願いをしたいと思います。それから、先ほど申し上げたように3回目のワクチンがなかなか、特に若い世代に浸透していないところがあります。20代、30代もまだ半数以上の方が打っておられないということもありますので、ぜひとも接種をお願いできればと思っております。

○記者
 確認ですけども、経済的な活動を抑制していくというところの構えというのは、まずは考えておられない。

○市長
 先ほども申し上げましたように、病床使用率が約10%ぐらい。医療提供自身は、問題ない状況になっております。それからあと、重症化している方もそれほどおられるわけではない。こういった点から見て、今社会経済活動を制限する段階ではないというように思っております。もちろん、先ほど公共交通機関の無料DAYの話を申し上げましたけれども、今後の推移によってはそこは考え直すというか、時期を変更するとかっていうこともあり得るとは思いますけれども、今そういう段階ではないというように思っております。

○記者
 無料DAYのお話で、先ほど市長、昨年行ったときに乗ることができない方も、いわゆる「積み残し」が発生したというようなご認識があったと思うんですけども、今回8回行う、またイベントと併せて行うということで、より多くの利用者が想定されると思うんですが、事業者に積み残しへの対応っていうのは呼びかけるとか、そのあたりはどういうふうにお考えですか。

○市長
 昨年のとき、第1回目、11月の実施では混雑によって乗車できなかった路線がございました。したがって、昨年の2回目ではもう幾つかの路線で増便をしていただいたところであります。今年の実施についても、我々から各事業者に増便等の混雑緩和のための対策をお願いしているところであります。

 対策の一つとして、路面電車また宇野バスでは利用者数の把握を整理券から乗務員によるカウントに変更するということで、スムーズに乗降できるようにするということを言っておられるそうであります。要は、そこで乗車券を取るだけで時間を要しますから、さっと入ってもらって、時間がかからないようにしてというだけでも混雑が相当緩和されるということのようであります。増便等の具体的な話まではまだ聞いておりません。

○記者
 関連ですけども、岡山市は自動車分担率を見ますと、政令市の中でも前回の調査では上位3位ぐらいの、要は毎回依存度が高い状況があると思うんですけども、この施策を通じて市としてはどういうふうな狙いを込めて。

○市長
 一朝一夕にはいかないんですよ、これ。自動車分担率を減らすにはどうすればいいかということですが、今の都市構造全体を変えないとすれば、公共交通の利用を増やしていくというのが一つ。それからやはり、都市構造を少し変えていく、コンパクトシティ的なものをより推進していくっていうこともあるんだろうと思うんですね。CO2の問題もありますし、それからあと我々として、一人一人の市民としてどういう生活をするのが一番望ましいのか、人間らしい生活になっていくのかというようなことを考えながら行動をしていかなきゃならないというように思っております。

 路面電車の乗り入れについても、それから延伸の問題についても、この問題に直結してますし、バスについても3つの提案を我々はバス協にさせていただきました。1つは、高齢者の料金半額の問題ですね。これは実施しておりますけども、またあとは料金の適正化の話とか、路線の重複を避けていこうとか、このあたりがバス協のほうで、今コロナウイルスの状況下でなかなか設備投資につながらない場合もあるっていうんで、今の段階ではできにくいというお話をいただきました。コロナが収まって、バス協からまたお話をいただけることになっているわけでありますが、これらのほうも早く進めていかなきゃならないというように思っております。様々な施策の総合施策というか、いろんなものが相まってこの分担率を低くしていくということにつながっていくんじゃないかなというように思っておりますので、1つ1つの政策を積み上げていきたいというように思っております。

○記者
 この無料DAYを通じて、より利用を促していただいている狙いも当然ある。 

○市長
 ごめんなさい。話がちょっと飛んじゃったのかもしれないですけど、もちろんそれはあります。やはり、公共交通から少し皆さん離れている。公共交通によってひょっとコロナがうつるんではないかみたいなそういう疑念を持たれている方がいて、それが自家用車を使っていくっていうことにつながっているところがありますから、公共交通で少なくともあまり感染したっていう例は聞きませんので、ぜひとも公共交通を利用していただければということで、無料DAYっていうのはその大きなインセンティブになるだろうと思ってます。

○記者
 今日の項目から少し外れてしまうんですけれども、今日から旭川水系の第2次取水制限が始まって、市内のプールの中止などもあると思うんですけれども、水不足について市長の現状の受け止めと市民への呼びかけをお願いします。 

○市長
 今、昨日からも少し雨が降ってるんで、今日またそこの相談をすることにはなってるんですけれども、少なくとも以前の前提でいくと従来よりも相当ダムの貯水量が減っているということになっております。したがって、事業者への節水の呼びかけ等もやっていくところであるんですけれども。あれ、なかなか、もっと地下水を取ればいいんじゃないかなって思ったんですけど、地下水は取れないんですね。地下水を取ると、一定の今取ってる量をあまり超えて取ると、そこに取水する道っていうか、水の道ですね。そこにいろんな礫なんかが入ったりして逆に取れなくなっていく。

 それからあとは、例えば苫田ダムの水、こちらのほうは容量はありますから、そっちからももっともらったらいいじゃないかっていう話をしたんですけれども、それは取水する施設が急には造れないので、だからやっぱり今のものを相当数、全体の量がそんなに増えないので我慢していかなきゃならない。我慢するためには、節水をしていかなきゃならない。それはこれからの取水がどこまでできるのかっていうものに併せて考えていくっていうことになるんだろうと思います。今の段階での取水制限についてはお話し申し上げているところでありますが、今後どこまでどうしていくのかっていうのは、その時々の状況に応じて計画的にやらせていただくということになろうかと思います。

○記者
 押印見直しで質問します。手続のオンライン化を見据えていると目的にありますが、具体的にどれぐらいの時期を想定されていますでしょうか。

○市長
 オンライン化自身は、今できることはやり切っているっていうことではあるんです。ただ、あとは中小零細の方との契約関係とか、そういったものをオンライン化していくっていうのは将来的にはやっていかなきゃならないんですけれども、中小零細の事業者のことも考えていくと、一朝一夕にはできるものではない。したがって、いつまでに全てを完成するっていうことをここで申し上げる段階にはなってないということをご了解いただければと思います。

○記者
 クラウドファンディングのことなんですけれども、大変ファンの多いゲームですが、市外の人からも多数、ふるさと納税なんで結構集まると思うんですけど、そのあたりの期待を改めてお伺いします。 

○市長
 できれば多くのお金が集まって、我々としてそれをベースに事業をやっていきたいと思っておりますが、イメージとしてこれは100万円ぐらいだったよね?(担当課に確認)

○担当課
 はい。 

○市長
 100万ぐらいを目標にしております。よろしいでしょうか。 

○記者
 私も議題外なんですが、昨日ここで選挙の開票のミスについてレクをしてもらいましたが、岡山市以外でも選挙の開票時の事務のミスが全国的に増えてきている状況の中で、大森市長としては昨日の、特に東区で起きたところですけれども、どのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。 

○市長
 東区では60幾つの票の取扱いの話?

○読売新聞
 特に一度確定してから修正するっていうのは、大きな影響が生じた部分だと思いますので、特にそのあたり。

○市長
 岡山市の選管の方、昨日も私のところに説明に来られました。もう皆さん目が真っ赤なんですね。全く寝ていない。そういう状況であろうと思います。だから少々のミスがあってもいいかっていうと、それはそういうことはないわけであります。

 一つに、例えば票の集計でも100単位で束を作っていく。ある方がその100の中の1つにAさんという名前がAさんなのかA’なのかがよく分からない、Aと本当に言えるんだろうかっていう疑問を持って1枚抜いちゃう、1枚抜いちゃうと新たにそこに1枚加えないといけないんですけども、それがミスでやっちゃったというようなこと。

 これから、じゃあ絶対起こらないかというと、人がやっていることですから、そこまでのことは言えないんじゃないかなというようには思うんです。ただ、いろいろ類型化して、何が、どうしてミスが起きたのか、その事例をずっと整理をして、選挙ごとにこういうミスがあったぞっていうことを担当の人間には話をしていって、ミスが本当に少なくなるようにやっていく必要があるんだろうというように思っております。民主主義の基本っていうのは選挙であるわけですから、選挙が公正にかつ正確に行われていくっていうことは必要不可欠だろうと思いますので、今のようなミスもなくすように、昨日選管のほうには注意させていただきましたけども、できるだけシステム的に今のような人為的なミスっていうのは幾つか整理はできるでしょうから、そういったことがないように今後やっていきたいと思います。

○記者
 関連なんですけども。今回の選挙において期日前投票のミス、それから東区のミス、いずれも非常に単純なミスだと思うんですね。当然皆さん、選挙事務を気を引き締めて臨まれていると思うんですけども、どこかに気の緩みだとか、徹底されてない部分があったのじゃないのかなというふうに個人的には思うんですが、統一地方選挙が来年近づきますけれども、そのあたりを改めてどういった体制で選挙事務、開票事務に臨んでいこうというふうにお思いでしょうか。

○市長
 気の緩みがあったのかなかったのか、それは一瞬の気の緩みがあったからそういうミスが起こったっていうことは間違いないと思います。したがって、選挙事務自身そんな長い間やるわけじゃありませんから、緊張感を持ってやってもらいたいというように思います。

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