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令和3年7月9日市長記者会見

[2021年7月14日]

ID:31145

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令和3年7月9日市長記者会見

  • 東京2020オリンピック事前キャンプの実施について
  • 岡山芸術創造劇場関係について

令和3年7月9日市長記者会見資料

市長記者会見動画

東京2020オリンピック事前キャンプの実施について

東京2020オリンピック事前キャンプの実施について説明する大森雅夫岡山市長

 皆さんよろしくお願いいたします。
 まずは、東京2020オリンピックの事前キャンプの実施について申し上げます。
 事前キャンプ、岡山市では誘致活動に取り組んでまいりました。2件の事前キャンプが決まりましたので、ここでお話し申し上げます。
 まずは、ドミニカ共和国の女子バレーボールチーム、ブルガリア共和国の女子レスリングチームであります。
 ドミニカ共和国女子バレーボールチームは17名が参加をいたします。7月11日から21日までジップアリーナ岡山を主会場としてキャンプを実施します。この受け入れに際しましては、岡山県バレーボール協会とシーガルズにご尽力をいただいたところであります。このチームは、過去に2度岡山市でキャンプを行っております。7月15日にはジップアリーナ岡山にて岡山シーガルズと公開試合、無料でございますが、行う予定になっております。市民の皆様には2階席から試合をご覧いただくことは可能であります。ちなみに、集客数でありますが、市主催行事の開催に関する方針に基づき収容人数の50%以内を上限とさせていただいております。

 次に、ブルガリア共和国女子レスリングでありますが11名が参加をいたします。7月16日から26日まで、関西高校のレスリング会場を会場として実施いたします。この受け入れに際しては岡山県レスリング協会にご尽力をいただきました。この選手団も2度岡山市でキャンプを行っていて市民の皆さんと触れ合ってまいりました。7月19日には岡山市立岡山後楽館高等学校の生徒たちとオンラインで交流を行う予定であります。
 キャンプ実施においては、皆さん方にお配りをしておりますけれども、新型コロナウイルスの感染症対策についてというペーパーがあると思います。別紙の2ですね。ここで書いてますように、国が示す感染対策はきちっとやらせていただいております。併せてその後ろのほうにも出ておりますが、岡山市における感染対策、特に国の規定はないものの我々として考慮したそういうものもさせていただいております。
 主なものを申し上げますと、PCR検査、ワクチン接種ですが、選手団は来日前と入国時のほかキャンプ期間中も毎日PCR検査を実施いたします。キャンプを受け入れる関係者も選手との接触頻度に合わせ検査を実施いたします。選手との接触があるキャンプ関係者に対し1回目のワクチン接種を実施しているところであります。歓迎式は、参加者にPCR検査を実施の上、選手と2メートル以上の距離を確保して実施します。交流事業は、直接市民と触れ合う交流はせずにオンライン交流や観客席からの見学といたします。岡山シーガルズの選手は、PCRの検査を実施の上、交流試合に参加します。ワクチンも1度打っていただいております。また、宿泊、移送に関しては、ホテルのフロアの借り上げや航空機の空席確保などによる住民などとの接触を回避するなどを行っていきます。
 このように新型コロナウイルスへの感染防止に可能な限り配慮しながら、選手と市民双方の安全確保に努めさせていただきたいと思います。
 本来であれば、直接市民の皆さんと接触をしていただいて、また観光も楽しんでいただくということが重要であり、岡山を少しでも好きになってもらいたいという思いがあったところでありますけども、この点においては非常に残念でございます。そうした中、少し考えさせていただきました。選手には少しでもリラックスしてキャンプ期間を過ごしていただけるよう宿泊施設において楽しめる縁日のような場所を準備し、おもてなしをしたいと考えております。射的やヨーヨー釣り体験のほか、浴衣を提供いたしますので、浴衣を着て記念撮影をするなどの日本の夏を楽しんでいただいて少しでも岡山を好きになっていただければなというように思っております。
 事前キャンプは、オリンピックに出場する選手にとって大切な調整の場であります。岡山市としては、選手たちを心から歓迎し、安心して練習できる環境を提供したいと思います。そして、選手たちの本大会での活躍に期待したいと思います。
 なお、キャンプとは異なりますが、今の段階で岡山市ゆかりの選手たち9名がオリンピック出場を果たしました。この出場を祝い市庁舎に出場全選手の名前を入れた懸垂幕を設置する予定でございます。

岡山芸術創造劇場関係について

岡山芸術創造劇場関係について説明する大森雅夫岡山市長

 次に、岡山芸術創造劇場の案件をお知らせいたしたいと思います。
 「まちなか集会所kikkake!」オープニング・イベントでございます。7月17日にオープンするにあたり、オープニング・イベントを実施したいと思います。詳細は、資料をご覧いただければと思います。私も出させていただきます。
 劇場が開館するまでの間、このまちなか集会所が果たすべき役割は大きく2つございます。1つ目ですが、地元商店街などの劇場周辺地域における様々な方々との関係性を構築していく交流スペースとなること。2点目としては、新たな劇場の誕生と、どんな劇場ができるのかを広く情報発信していく拠点スペースとなること。こうした役割があります。
 皆さん方に地図をお渡ししていると思いますが、今建築中の劇場の少し北側でございますけれども、このまちなか集会所の場所も表町商店街の中の劇場建設地からすぐ近くのため、こうしたことを実践していくのにうってつけの場所だと思います。ちなみに、まちなか集会所kikkake!という名称は何かが起こる弾みという一般的な意味合いと、また舞台進行における曲や照明、せりふの合図になるものを示す舞台用語、きっかけと言うらしいですね、にちなんでつけたものであります。この名前のアイデアは財団で劇場を担当する若手職員から出たと聞いております。さすがに、いいアイデアを出すなというように思いました。劇場開館に向けたわくわく感の醸成とまちのにぎわい創出につなげていくためのきっかけになることを期待しております。
 次に、この前も少し申し上げましたけども、劇場に設置する緞帳の提供希望者の一般公募の開始についてでございますが、7月15日から開始することになりました。提供していただきたい箇所は2か所あります。1か所目は大劇場、1,750席程度であります。2か所目が中劇場、これが800席程度でございます。緞帳の詳細な仕様などは担当課を通じてご確認いただきたいと思います。ぜひ岡山市の文化芸術の新たな幕開けにお力添えをいただきたいと思います。

通学路の安全点検について

通学路の安全点検について説明する大森雅夫岡山市長

 一応、案件は2件でございますけども、3点コメントをさせていただきたいと思います。
 まずは6月28日、千葉県の八街市で起きた交通事故に関するものであります。非常に痛ましいものだというように思っております。その事故を受け、市として対策をすべきと思い、担当部署に現状を確認いたしました。それで、平成26年度から市内の小・中学校区の通学路を年1回5回に分けて点検を実施し危険個所を洗い出しているところであります。現在は、2巡目の実施中であります。危険箇所については、教育委員会、道路管理者、警察等と連携して歩道整備や路面標示などの対策をおおむね実施しているところであります。
 しかしながら、ガードレールや歩道がスペース等の問題で設置できないところもあるようでありまして、それが今分かっている範囲では4か所であります。これらの方について今回の事故を踏まえて、さらにご理解やご協力をいただけないか改めて確認すること。そのほかにも他に危険な箇所があれば、随時検討するよう関係部署に指示をしたところであります。また、この件については、一部の市議からも通学路における安全対策について要望をいただいたところであります。このような事故が起こらないよう通学路の安全対策を進めていきます。

7月5日開催指定都市市長会議の会議報告について

7月5日開催指定都市市長会議の会議報告について説明する大森雅夫岡山市長

 それから、あと7月5日に指定都市市長会議を開きました。もう一部報道されているので二重になるかも分かりませんが、東京のほうで会長たちが発言を、会見を開いてやっておりますので、私の口からも少し申し上げたいと思います。
 1つは、やっぱり大都市の問題として特別自治市の話であります。大阪都構想に始まったこの二重行政をどうするかといった問題、今我々としては特別自治市として設置できないかという議論をさせていただいております。政令市の市長は、そういう面で都道府県との行政の役割分担をもう少しすっきりさせたほうが市民にとって、また圏域にとってプラスではないだろうかという視点から議論をさせていただいているところであります。
 そのほか、交付金の話もございまして、3月にコロナウイルスの関係の交付金、都道府県にだけ支出されたというところに、我々いわゆる70万人以上の都市がかなり市内の経済に対して責任を持っていかなければならない。こういう中で交付金が都道府県だけに配分されたのは問題ではないだろうかという認識であります。事前に林会長からも坂本大臣のほうには、担当大臣ですね、地方創生の担当大臣でありますけれども、お話をいただき、私も大臣には直接連絡を取らせていただきました。
 その後、私としても総務省のほうに行って、これは財政局長でありますけれども、この話をさせていただいております。そのほか、やっぱり東京一極集中の問題、それをどうするかという話での議論などは私のほうからも少し話をさせていただきました。産業政策の一元化であるとか、また重要なのは雇用の流動性を高めていくということも重要なんじゃないかと。また、受け皿としてのゆとりある都市空間を形成していく必要があると。そういった話をさせていただいたところであります。

新型コロナウイルス関連について

新型コロナウイルス関連について説明する大森雅夫岡山市長

 最後、ワクチン供給、ワクチンの関係を少しお話し申し上げたいと思います。
 各地でワクチンの国からの供給量をめぐって様々な議論が話されております。我々も先日7月の後半、我々として要求した246箱に対して2割程度の54箱の配分、6万3,180回分ということですが、その配分がありました。それをもって今ワクチンの接種をどうするかということを議論しているところであります。現時点でどういうことになっているかということを申し上げますと、高齢者の接種は着実に進んでいるところでありますが、まだ7月で1回目の方も若干おられますし、2回目を打たれる方もいる。一部は8月にずれ込むというようなことも伺っているところであります。それから、基礎疾患等を持っておられる方々の先行予約も7月5日から始めているところであります。
 そういう状況ではあるんですが、我々は380の医療機関に現在の予約状況を全て確認いたしました。そうなると、現時点で7月7日から7月いっぱいですけど、計19.1万回、19万1,000回の予約になっていると。これは、週に換算しますと5.4万回ということで、当初我々が週単位で5.5万回という話をさせていただいておりましたけれども、ほぼそれに相当する量が予約で埋まっているということであります。ただ、今医療機関の全体の能力から見ると、週6万回ぐらい打てる状況になっております。週6万回打っていくと、実は今の供給量からいくとオーバーフローする可能性がある。したがって、供給が足らなくなってくる可能性があるということで、取りあえずは、予約はもちろん受け付けるんですけども、7月分の予約は、今日の段階でストップさせていただこうというように思っております。8月からの次の予約ということになると思います。
 7月16日から一般接種の予約が始まります。これについて、どう対応していくかということでありますが、7月後半の供給量、そして8月の供給量等々がこれから出てまいります。そういう供給量をイメージしながら、7月16日以降の予約については早急に整理をして、今の予定で行きますと来週のしかるべきときに本部を開いて、ワクチンの供給とこの接種の関係について意思決定をしていきたいというように思っているところであります。
 私からは、以上です。

質疑応答

質疑応答中の大森雅夫岡山市長

○記者
 事前キャンプのことなんですけれども、ブルガリアのチームが全員ワクチン未接種ということなんですけど、このあたりの市長の認識と、IOCによる義務づけはないとのことですけど、独自に岡山市として事前にワクチンを求めたりとか、そういう動きはなかったのでしょうか。

○市長 
 ここは、まずはIOC、JOCの考え方に基づいて対応させていただいております。ワクチンについては、おっしゃるとおりでありますが、毎日PCR検査を実施するということで、感染対策もそういう面からIOC側はそれで足りるというご判断でありますので、我々としてはそれに従った形でやらせていただこうと思っています。

○記者
 ワクチンの関係で教えてください。現時点で、7月分の予約をストップするということなんですが、これは7月16日以降の予約もストップするということなんでしょうか。

○市長
 まず、分けていただいて、今7月の予約自身が週単位でいくと5.4万回、ほぼ満杯に近い形で行ってます。ただ、今の医療機関の余裕から見て、まだ週5,000回分ぐらいが上乗せができる可能性があると。それは、5,000回加えられると供給が足らなくなる可能性があるということで、7月に接種をする、そういう予約は取りあえずストップさせていただくと。予約自身をストップするわけじゃないというのが一つであります。だから、今も予約を、ホームページから入っていただいて、やろうと思えばそれはできるということであります。
 それから、7月16日からの予約は、理屈からいうと、予約自身は、7月はまず16日から予約行為はできるが、7月分はもう駄目なので、8月以降の予約になりますよっていうのが今の段階であるわけであります。そしたら、あと8月以降にどれだけのワクチンが我々に供給されるのかがはっきり分からないと、じゃあ8月の上旬に接種をどれだけが可能かっていうことが分からないと、予約の枠っていうか、そこが決まらないんですよね。だから、7月16日以降の一般接種に関してはどのように対応していくのか、これはもう少しワクチンの供給の量を見て、シミュレーションをして、来週決めさせていただき、皆さん方にもお知らせをしたいと思っています。

○記者
 あと、岡山市では、独自に50人以上の中小企業を対象にした職域接種をされていると思うんですが、こちらのほうはどういう方針に。

○市長
 これは、まずは1次といいますか、当初お話をして、もうお医者さんと一緒にここで打ちますよっていう合意ができたものは、それは実行したいと思っています。ただ、職域接種をやるときに、ワクチンの供給に応じてこれから具体的な日程は決めさせていただくということを申し上げたところであります。したがって、最初にお約束をしたところはやらせてもらいますが、今後の話については、もう少しワクチンの供給を見てから考えさせてくださいというように今言っているところであります。

○記者
 そうなってくると、7月中に高齢者の接種を終える、11月末をめどに全体の接種を終えるという当初の目標があったと思うんですが、これはずれ込む可能性があるんでしょうか。

○市長
 ずれ込む可能性はゼロとは言えないと思います。私、国のほうで6月までに1億回分を配布したということをおっしゃってるんですね。1億っていうのは5,000万人ですよね。だから、1億2,500万の中の5,000万というと4割を少し超えるぐらいだと思うんですけども、それに対して岡山市に6月までに来ているのは43万回分で、その前に医療従事者とか、介護の関係とか、県がやったものがありますから、そこに若干プラスアルファをしたとしても、岡山市の人口72万5,000人で、単純に計算していくと3割ぐらいなんですよね。だから、それこそ河野大臣もどこに眠っているんだろうっていう話をされてましたけども、私も全く同じで、まず6月分の供給量っていうのが1億回に相当する部分っていうのは、少なくとも岡山市には来てないなと。
 それから、今7月の供給量の話を申し上げましたけども、我々はあまり今までの供給量を前提として、さらにこれだけ欲しいと言ってるのが2割とかその程度にしかなってないので、これから供給量がぐんと増えれば、もちろん我々としては週6万回ぐらいできるわけですから、もう十分我々の能力としては可能になってるんですが、供給が来ないことには11月の接種完了というのは、もう難しいと言わざるを得ないと思います。ただ、これからワクチン供給が本当にどうなるかということであります。河野大臣もどこかに隠れているんではないかというような話をされましたけれども、ぜひ我々としてはワクチンの供給を望むものであります。
 高齢者については、もう相当数動いております。一部が8月に2回目がずれ込む方もおられると思いますけれども、全体としてはほぼできるという状況にまで至っていると思います。

○記者
 オリンピック、五輪のキャンプとワクチンの関係でお伺いしたいのですけれども。関連する方及びシーガルズの方々が1回目の接種を受けられているということだと思うんですけれども、これはどういった経緯で受けられたと考えたらよろしいでしょうか。年齢の予約が可能とか、職域とか。恐らく、選手等々まだまだ年齢が予約可能な段階ではないんじゃないかなと思うんですけれども、どういった枠組みの接種対象になったと考えたらよろしいでしょうか。

○市長
 シーガルズの方は職域接種、今の記者さんの質問に関連する形で、職域接種という形で打たせていただいております。そのほかのところの位置づけは、職域の中でやったのかな。

○担当課
 シーガルズについては、職域でやっております。

○市長
 全体の職域の中で、対応させてもらったということですね。

○記者
 ここ、記載が1回目接種とあるんですけれども、言わずもがなですけれども、当然2回受けることが望ましい、もう議論する余地はないと思うんですけれども、スケジュールと逆算して1回目でとどまってしまったというのは、これはどういう理由なんですか。

○市長
 職域接種の時点もありますし、本来であれば2回が望ましいことは、記者さんのおっしゃるとおりだろうと思いますが、やらないよりはやったほうがいいし、かつシーガルズの選手も毎日PCR検査をやります。先ほどの記者さんの話と相通じますけれども、IOC、JOCからはそういったワクチンを接種しなければならないというそういう要請は入っていませんので、我々としてはより安全サイドの措置を取らせていただいたということであります。

○記者
 すみません、ラスト1点。全般的なワクチン供給のことでなんですけれども、もはや有名無実化していることがあれなんです。高齢者の7月末の接種が、当初の頃の目標があって、その経費がどうなんだっていうのが、国も各自治体もはっきり言って曖昧な部分もあったかと思うんですけれども、岡山市としてはどういう目標を立てて、どこまで至ってるのかというのを、改めて見解を伺いできますでしょうか。

○市長
 経費については、今頭の整理ができていません。また、別途お話し申し上げたいと思います。

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