ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

令和3年5月10日市長記者会見

[2021年5月17日]

ID:29738

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

令和3年5月10日市長記者会見

  • 令和3年度5月補正予算(案)について
  • おくやみ窓口の開設について
  • 岡山芸術創造劇場の「愛称」募集について
  • 梅雨、台風、ゲリラ豪雨など大雨の備えについて

令和3年5月10日市長記者会見資料

市長記者会見動画

令和3年度5月補正予算(案)について

5月補正予算(案)について説明する大森市長

 それでは、会見を始めさせていただきます。
 まず、議題に入ります前に、少し新型コロナウイルス関連についてお話を申し上げたいと思います。
 皆さんご承知のように、この8日の土曜日、岡山市だけで新規感染者118人となりました。1週間の合計では520人、これは人口10万人当たりでは74.3人ということで、国が示すステージ4の指標であります25人の約3倍となっております。そういう面から見ますと、岡山市の状況は極めて厳しい状況、危機的な状況と言っていいと思います。入院病床も逼迫をしています。高齢者の方でも軽度であれば入院ではなく宿泊療養施設、または自宅療養になっている状況であります。
 特に、若者の感染者が多く、直近1週間を見ますと、20代、30代の感染者が全体の約半数を占めています。若者の皆さんを中心として市民の皆さんにお願いしたいと思います。今、岡山市内至るところに市中感染の恐れがあるということを前提として行動していただきたいと思います。特に、若者の皆さんが中心かもしれませんが、友人たちとの食事、これは屋内、屋外にかかわらずでありますが、ぜひ、大声で叫ぶ、騒ぐ、そういったことはもう絶対にやめていただきたいというように思います。感染防止の徹底をお願いしたいと思います。

 次に、PCR検査の状況であります。
 今、高齢者入所施設の従業員を対象とした検査を実施しているところであります。もう既に着手をしておりますが、現時点では特別養護老人ホームの数施設からの検体送付にとどまっておりますけれども、まだ陽性報告はありません。全員が陰性となっております。これから392施設の従業員約1万2,000人余りに2週間に1回の検査を4回程度実施したいと思っております。
 次に、今日から始まりましたワクチンの接種予約について状況をお示ししたいと思います。コールセンター及び予約システムにつきましては、若干混み合っているときもありますが、順調に動いているところであります。また、岡山市内、この前の会見、本部会議でも申し上げましたけども、接種可能医療機関数は約300というふうに申し上げておりましたが、本日現在364まで増えております。ぜひ岡山市のホームページをご覧いただきたいと思います。それで364把握できるというように思います。ぜひ安心して予約をお願いしたいと思います。
 次に、本日の議題である予算について申し上げたいと思います。大きな影響を受けています市民生活、地域経済などに直接的かつ効果的な支援を行うとともに、変異株の急速な広がりによる感染拡大を防止するためPCR検査体制の強化、飲食業者等に対する感染防止対策支援などを迅速に行うために予算を編成します。なお、変異株による感染の急拡大に伴い、緊急で対応すべきものなどについては、現計予算の範囲内で既に着手しているところであります。
 補正予算としては、一般会計で32億円余の増額、補正に要する財源については、国の予備費を活用するもののほか、第3次補正によるコロナ臨時交付金23億円に加えて一般財源は4億円余となっております。これについては、財政調整基金などの取崩しで対応いたします。
 主な内容に入ります。
 まずは、事業者に対する支援を申し上げたいと思います。
 国や県による支援金に市独自で上乗せ支援するとともに、影響を受けている業種を幅広く対象として支援するため、コロナ対応事業者応援金を支給いたします。また、市民生活を支える基盤となっている地域公共交通について、路線バスや路面電車の無料化、プレミアム付きタクシーチケットの発行などにかかる経費を補助します。詳しくは、後ほど説明させていただきます。
 次に、市民生活に対する支援でありますが、低所得のひとり親世帯に対する国の子育て世帯生活支援特別給付金に加えて市単独で2万円上乗せ給付を行います。また、感染拡大防止への対応については、先ほど申し上げましたようにPCR検査、高齢者入所施設についてのPCR検査の経費を計上してしておりますが、詳しくは後ほど説明をいたします。
 個別分野について説明いたします。
 まずは、岡山市コロナ対応事業者応援金であります。
 国では、1月7日以降に発出された緊急事態宣言地域での飲食店の時短営業や、不要不急の外出移動の自粛による影響を受けた宣言内外地域の事業者について一時支援金制度を創成し、支援を実施するところであります。また、国の一時支援金の給付対象とならない県内事業者に対しては、岡山県が飲食店等一時支援金を創設し、支援を実施しているところであります。
 こういう中、岡山市の事業者の実態がどうであるかということを我々はきちんと把握しなきゃならないということで、3月1日から21日まで3週間かけてアンケート調査を実施いたしました。皆さん方のお手元にあると思います。12ページですね。見ていただければ分かりますが、一部の業種では売上げを伸ばしている事業者もいますが、ただやはりこの新型コロナウイルスの影響で売上げが著しく減少している事業者もあります。全体として見れば、昨年12月から今年の2月のいずれかの月の売上額が30%以上減少した事業者の割合は約58%となるなど宿泊業、飲食サービス業のほか、卸売業、小売業、建設業など幅広い業種において売上げ減少の影響があることが判明いたしました。
 したがって、我々としては、この新型コロナウイルスの影響は飲食業、宿泊業をはじめとする幅広い業種に大きな影響が生じていることを踏まえ、岡山市ではこの新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける事業者を広く支援するため、岡山市コロナ対応事業者応援金を創設をしたいというように考えております。

コロナ対応事業者応援金について説明する大森市長

 このモニターをご覧いただきたいと思います。
 これが国ですね。飲食店。飲食店等と取引のある事業者が売上げが50%以上減少した場合に、60万円、30万円の支援金を出すということであります。岡山市内でいくと、これが約1,000者、ここに該当するのが約1,000者あるというふうに推定されております。
 それで、この50%以上減少というのには該当しないけども30%以上減少する、それともう少し広げているところもありますが、こういった事業者に対しては、県が40万円、20万円を支援する。これが想定されるのが岡山市内で約5,000者あります。1,000者、5,000者ですね。それに対して今申し上げましたように、飲食、宿泊はもちろん非常に落ち込んでますが、それ以外にでも様々な事業者において、前年度に比較して売上げが相当減っている事業者が多いところであります。それらを含めて我々としては、売上げが30%以上減少している事業者にも助成をしていく、これが我々の想定では約1万6,300者あります。
 したがって、ここの1,000者、ここの5,000者を含む1万6,300者に我々としては20万円、10万円の助成、支援をしていこうというのが今回の考え方であります。若干、この定義自身は変えさせていただいておりますけれども、中小企業者、小規模事業者ということで国、県が定義している事業者の区分とは少し変えさせていただいております。
 これは、我々の定義は、昨年実施しました事業継続支援金と同じ区分けで整理をさせていただいてるということもあって、若干国、県と定義が違うということで、手続きをしていただく担当の方が最初は少し戸惑われるんじゃないかという話もありましたが、昨年の経験があるんで、そこは十分対応できるということを伺っているところであり、このような形でやることを決断いたしました。それで事業者には、医療法人等、また農事組合法人、そういった方々も含まれるところであります。

 それで、申請受付開始でありますけれども、すみませんね、これは別かな。1万6,300者というのは、商工業者及び医療法人等に対する支援対象事業者でありますから、別途農林漁業者向けの事業者約220件と想定しておりますので、プラス220を加えておいていただければと思います。申請受付開始でありますが、令和3年5月17日からとする予定であります。申請期限については、商工業者及び医療法人等向けは7月30日、また農林漁業者向けは令和4年2月28日までといたします。
 受付窓口は、昨年度実施した事業継続支援金と同様、商工業者向けは岡山商工会議所、岡山北商工会、岡山西商工会、岡山南商工会、赤磐商工会瀬戸支所、医療法人等に対しては岡山市保健福祉企画総務課、農林漁業者向けは岡山市農業協同組合及び晴れの国おかやま農業協同組合瀬戸支店であります。申請手続についても昨年と同様簡略化しており、申請受付は郵送のみとしております。その他、詳細については、後日市ホームページで広報させていただくとともに、商工団体等にも広報をお願いしたいと考えております。
 次に、地域公共交通応援事業でありますが、公共交通利用者の大幅な減少が続いております。昨年6月の補正予算では、経営が危機的状況となっている公共交通事業者に対し、運行継続につなげていただくよう固定費の一部や感染防止対策に係る経費を支援いたしました。
 現在、各交通事業者により換気や消毒、乗務員のマスク着用などの感染防止対策の徹底が図られておりますが、運賃収入が3割程度減少した状況が今も続いており、市民の日常生活を支える重要な移動手段である公共交通の存続が危ぶまれております。このため、公共交通の利用促進により事業者を支援するとともに、町なかや各地域の拠点への外出機会の創出につなげたいと考え、地域公共交通応援事業を実施いたします。実施時期については、コロナの状況を注視しながら判断していきます。
 具体的に申しますと、まず路線バス、路面電車の支援でありますけれども、特に利用の減少が顕著な休日において、バス、路面電車の運賃無料デーを実施し、利用促進につなげていきたいと思います。当日の運賃収入相当額等を岡山市が全額負担するものとして、4,650万円を計上いたします。なお、我々が把握している限りでは、政令市において自治体がその費用を負担して運賃無料デーを実施した例はございません。
 次に、タクシー支援でございますが、4,000円分のタクシーチケットを3,000円で販売するプレミアムタクシーチケットを発行し、タクシーの利用促進を図ろうと思います。そのプレミアム分の原資等について岡山市が負担するものとして、4,400万円を計上いたします。
 なお、岡山県においても同様のタクシーチケットを4万冊発行することとしており、岡山市には県全体の約半数のタクシーが存在することから、単純計算すると2万冊が岡山市分になります。これに岡山市発行分4万冊を加えることにより、市内におけるタクシーのより一層の利用促進を図りたいと考えております。2つの事業を実施するに当たって、合計9,050万を計上いたします。
 それから、PCR検査は先ほど申しました今状況になっておりますけれども、なので省略をさせていただきたいと思います。
 予算全体の話に戻りますが、本予算(案)は、感染拡大防止の対策、市民生活、地域経済を維持するための支援について、特に早急に対応すべきものについて編成したものであります。昨年度は新型コロナ対策の補正予算を6回編成し、予算総額で933億円、一般財源で45億円を投入し、感染症の状況や地域経済への影響などを踏まえて、必要な対策を速やかに講じてきたところであります。本補正予算では、市民生活や地域経済に対して緊急支援を行うため、国の第3次補正により追加配分された新型コロナ地方創生臨時交付金23億円に加え、財政調整基金を4億円取り崩すことといたしました。したがって、もう交付金自身は岡山市には残っておりません。
 しかしながら、財源調整のための3基金については、昨年度の5月補正予算では36億円を取り崩したものの、感染対策の長期化も視野に入れた備えが必要なことから、基金へ積み戻すことで前年度とほぼ同水準の残高を確保しており、今回の取崩しを含め、今後のコロナ対策にも万全を期しているところでございます。
 今年度においても、今後の感染状況に応じてさらなる緊急対策が必要になれば、速やかに支援策を講じていきたいと思っております。また、地域経済の回復や消費喚起に向けた取組などについては、感染症の収束状況に加えて国の経済対策の動向も踏まえながら、機動的に予算を編成していきたいと考えております。

おくやみ窓口の開設について

 次の話題に移ります。おくやみ窓口の開設であります。
 区役所の窓口は、市役所の顔とも言えるものであり、窓口での市民サービス向上は常に改善をしていかなければならない重要なテーマであります。昨今の新型コロナ拡大の状況下、窓口サービスのデジタル化を進め、スマート窓口への転換は着実に進めていかないといけないと思っております。
 一方で、行政の手続は種類も多く分かりにくいという市民の声もよく聞きます。デジタル化を進める一方で、市民への分かりやすく丁寧な対応が求められております。特に、身近な方が亡くなった際、ご遺族の方は葬儀などと並行して短い期間の間にいろんな手続が必要となってまいります。大事な方を亡くされたという精神的につらい状況の中、ふだんやりなれない手続を行うということは大変なことであります。ご遺族の負担を少しでも軽減できるよう、おくやみ窓口を開設することといたしました。
 4つの区役所の1階に専用のブースを設けます。ここでご遺族に必要な手続を職員が洗い出し、担当の窓口や必要な持ち物の案内、また保険証の回収などの一部の手続などが行えるようにしたいと思っております。また、この窓口の中で、ホームページで簡単な質問に答えると、必要な手続が表示される「手続きガイド」が見れるタブレットを置き、担当者と一緒に操作を行ったり、今回新たに作成したお悔やみに関する手続の詳細が分かる冊子、「おくやみハンドブック」で説明をするなど、丁寧で分かりやすい案内ができるようにしたいと思っております。
 これまでのようにご自身で一つ一つ調べたり、電話で各部署に問合せをしたりする必要がなくなります。精神的な負担感をできるだけ少なくするほか、手続漏れの防止も図ることができると思っております。
 開始日は5月17日、月曜を予定しております。窓口受付時間は、平日の9時から16時、夕方の4時まででございます。なお、亡くなられた方の状況を事前に確認し、必要な手続を的確に案内できるよう、原則として予約制とさせていただきます。予約の開始は明後日、5月12日といたします。予約は3開庁日、3営業日前までに電話をしていただきたいと思います。電話番号は各区で異なります。お手元のチラシに書いておりますので、ご参照ください。

岡山芸術創造劇場の「愛称」募集について

岡山芸術創造劇場愛称募集について説明する大森市長

 あと2つ案件ございますので、このまま進めさせていただきます。
 次は、岡山芸術創造劇場の愛称募集であります。岡山芸術創造劇場の愛称募集についてお知らせをいたします。
 令和5年夏頃の開館に向けて、公益財団法人岡山文化芸術創造と力を合わせ、令和3年度は「わくわく」、令和4年度は「ドキドキ」、そして開館の年、令和5年度は待ち切れない、「そわそわ」というように段階的に期待感を高めていこうと考えております。今年度は、新たな劇場の誕生と、岡山市にこれまでにない文化芸術の創造拠点としての施設特性・機能を中心に広く情報発信を行い、しっかりと認知度を高めてまいりたいと思います。
 その第1弾として、多くの人に親しまれる文化芸術施設となるよう、新劇場にふさわしい愛称を募集いたします。募集概要ですが、配付資料のとおり、募集期間は5月11日から6月30日まで。応募資格は、市内にとどまらず岡山市に縁のある方や岡山市に興味・関心のある人など、広く全国から募集をしたいと思います。なお、選定は最終候補作品の中から、市民等の投票で決定したいと思います。
 愛称決定後は、誰もが親しみ、愛着を持てる劇場となるように、施設名称のメインとしてこの愛称を使っていきたいと思います。パンフレットとかホームページ、また看板、サインなどそういったところに使っていきたいと思っております。
 岡山の新しい顔となる新劇場にぴったりな、すてきな愛称を皆様からお待ちしております。

梅雨・台風・ゲリラ豪雨など大雨への備えについて

 最後であります。梅雨、台風、ゲリラ豪雨など大雨への備えであります。
 平成30年7月豪雨の教訓を踏まえながら、浸水対策に向けた取組を行います。
 具体的に申し上げますと、自助・共助の取組の推進について、市民への土のう配布についてということでありますが、今年度も昨年度と同様各区で土のうを定期的に配布します。配布日は5月18日、6月20日、7月10日、8月24日、9月14日であります。
 今年度から北区の配布場所が撫川公園に変わっております。北区の方はご注意をいただきたいと思います。
 大雨に備えるための浸水対策の重要性を考慮し、新型コロナウイルス対策を実施しながら行っていきます。詳しくは配付資料をご覧ください。
 また、町内会へ貸与するポンプの取扱説明動画についても、岡山市下水道河川局公式YouTubeチャンネルを開設いたしました。11分の動画であります。分かりやすいものでありますから、貸し出している21の町内会におかれては、この動画を見ていただき、出水期前の点検等にご活用ください。
 それから、下水道や河川施設などの点検、操作訓練でございます。
 例年実施しているところでありますけれども、広報資料の3から7に記載しているとおり、下水道や河川施設などの点検や操作訓練を実施し、梅雨や台風に備えます。
 全体のまとめでございますけれども、これらの取組によって、より安全で安心な市民生活につなげていきたいと考えております。なお、施設の点検や訓練については、個別に取材対応を行うこととしておりますので、連絡先をご参照いただきたいと思います。
 以上で終わりますが、ちょっと1点、私、申し忘れてたところがございます。最初に新型コロナウイルスの話、特に若者に対してのメッセージを述べさせていただきました。ぜひお願い、市民の皆さん、こういう感染防止対策を徹底するようにお願いしたいと思いますが、その関係で我々も市有の施設の利用制限等々やっぱり考えなければならないというように思っております。今、関係各課が具体的にどうしていくかということを整理しているところであります。まとまり次第、何らかの形でオープンにさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上です。

質疑応答

質疑応答に対応する大森市長

○記者
 地域交通応援事業についてなんですけれども、新型コロナ対策としては人流の抑制というのも大きなテーマであるとは思うのですが、この交通応援事業ではむしろ市民の外出機会の創出につながり、利用促進を図るとあるので、それがもちろん織り込んだ上でとは思うんですけれども、新型コロナ対策とは一見矛盾するんではないかと思うんですが、そのあたりご説明お願いいたします。

○市長
 おっしゃるとおりに視点っていうのはいろいろありますよね。感染拡大防止していかなきゃならない。ただ、やっぱり経済でも守っていくものは守っていかなきゃならない。こういうはざまの中に施策を実施させていただいているところであります。ただ、例えば今の状況下で路面電車、バスを無料で走らすっていうのがいいかどうかっていう点についてはおっしゃるとおりでありまして、それは感染状況を見て日を決めて、させていただきたいと思ってます。

○記者
 ということは、実施時期は今まだ未定ということですか。

○市長 未定です。

○記者
 分かりました。あと一点、予算とは別なのですけども、今日からワクチンの接種予約が始まりました。通信事業者が混乱回避のために利用制限したりとかしてなかなかつながりにくい状況が想像されます。岡山市民の方もなかなかつながらないなという方も結構出るのではないかと思うんですけども、改めてそのメッセージというか呼びかけをお願いします。

○市長
 我々としては、今記者さんがご指摘のようなことがないように、まずシステムもサーバーの拡大を図っておりますし、コールセンターの回線数も相当の拡大を図ってまいりました。しかしながら、やはり市民の皆さん方が一斉にそういった電話等にアクセスすると、それはなかなかつながらない状況もあり得ると思います。ぜひ皆さん、落ち着いて対応していただきたいと思います。今申し上げましたように、接種ができる医療機関も随分増えてきました。300から364、これからもう少し増えてくれればいいなというように我々のほうもやろうと思っておりますけれども、そういうことで慌てずに対応していただければ全体の量は十分確保しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

○記者
 お話しいただいたことと重複するかもしれないんですけれども、事業者の応援金などの今回の補正予算案に込めた思いというのを一言お願いします。

○市長
 先ほど産経新聞の方もおっしゃいましたけども、この感染拡大防止というのと、経済そして社会生活を維持していく、いろいろなこの今回の新型コロナウイルスに関連するものとして考えていかなきゃならないというように思ってるんですが、今回アンケートをさせていただきました。今日、アンケート結果を皆さん方に見ていただけると分かりますように、本当に広い分野で疲弊している。これは、このまま放置していくっていうことはできない。そして、商工会議所の方々とも何度かお話をさせていただきました。早急な支援が必要だというご指摘もあり、今回の形になったわけであります。
 我々としてどういうふうに考えていくのがいいかっていうことを随分悩みました。飲食ないしは飲食に関連する、そして宿泊、そういったところが多く傷ついている、ここは間違いない。でも、それに関連する、関連しなくてもこの新型コロナウイルスの影響って本当に広範囲に及んでいる。これを、全体をある程度対応していかなきゃならないということで、今回の措置を決めさせていただいたところでありますが、事業者の皆さんからすれば、こんなんじゃ足らないという声は多分あるだろうと思います。ただ、我々としては、市民の税金を預かっております。やはり限度もあるわけであります。
 そして、最後に話しましたように、今後の状況によっては、特に今本当に危機的な状況になっている。これで行くと、もっとまた事業者の皆さん方がお困りになる。そういったことに対してどう対応するかっていうことも我々とすれば若干の余力は残しとかなきゃいけない。こういう思いの中で、この図に書いてあるような形でセットさせていただいたということであります。ちょっと一言ではなかなか言えなかったので、申し訳ありません。

○記者
 芸術創造劇場の愛称募集に対しての期待感について一言お願いいたします。

○市長
 記者さん、ありがたいですよね。やっぱり前向きなこともやっていかなきゃいかん。
 「わくわく」「ドキドキ」「そわそわ」、いい言葉だと思うんですよね。この芸術創造劇場っていうのは、今までの市民会館とは全く違う、ここで新たなものを創り上げていくっていう要素が入ってくる。ここを皆さんが集う拠点として使っていただくという要素も入ってくる。単なる貸し館ではないと。こういうものを我々として市民や県民の皆さん方にもっと広く知っていただき、利用していただく必要がある。これは、この3年間を通してやっていかなきゃならないというように思ってるんです。そういう面で、今私が申し上げたそういったことがこの愛称の中に入って、あ、これは岡山も新しい芸術の時代が到来したということを何かこの愛称を通じて皆さん方に浸透していくような、こんなものにしていただければありがたいなというように思ってます。

○記者
 オリンピックの聖火リレーについてなんですけれども、先日公道での実施が難しいというお話もありましたが、その後県との協議などの中で何かその実施について進んだところですとか、何かありましたら。

○市長
 いえ、私はこの点については県と話をしておりません。倉敷市長とは少し話をして、倉敷のほうも難しいというようなことを表明させていただいたということの連絡、やり取りはありましたけれども、県との関係は、私はしておりませんが、市民生活局か、リレーで何か県と話していますか。

○担当者
 市民生活局です。
 特にまだ決まった事項はありません。公道リレー中止の方向で今検討しているということで、近日中には正式な発表があるものと思っております。

○記者
 すいません。感染状況が急拡大していると冒頭でおっしゃられましたけども、今時短要請をしています。その効果をどう見ているのかと、この状況下で次のカードをどういうふうに切っていこうというふうにお考えなのか、その2点をお願いします。

○市長
 まず、時短の効果は3日からですから、まだ明確に出てない可能性はあると思います。その効果を見ていかなければならないと思います、まず第一点は。
 その次のステップでありますけれども、この前本部会議の後の会見でも申し上げたように、県がまん延防止等重点措置を国と調整しているという、そこで記者の方からお伺いをしたんですけれども、私としては3日から時短をやりましょうというふうに言ったときよりも相当岡山市の状況は悪くなっている。もちろん劇的な効果があれば違いますけれども、こういう状況が続くんであれば早く次の措置に移るべきだろうというように思っております。 

○記者
 市長、先ほど冒頭に危機的状況という言葉を使われたと思うんですが、私も一市民として思うんですけれども、一体岡山市が今までと何が変わってこれだけ感染者が急増しているのか。恐らく変異株によるものだとは思うんですが、改めて市内で一体何が起きてるのか、岡山市として把握している現状認識と次のカードというのを聞こうと思ったんですが今出てましたんであれですが、市民がこれまで行ってきた感染対策では十分なのか不十分なのか、何をなすべきなのか、この現状認識とどうすべきなのか、この2点を伺わせてください。

○市長
 まずは、市民の皆さんの大きなこの新型コロナウイルス疲れ、コロナ疲れっていうのがあるような気はします。それは、多分記者さん皆さんもそうなんじゃないでしょうか。我々もそうであります。やはり1年以上をこの新型コロナウイルス禍の中に置かれている、こういう中で特に若い人たちを中心にやってられないというふうに思う気持ちが何らかの形で外に現れていくというところはあると思います。ただ、全体を通して言えば、感染対策は今外で歩いてるとマスクをしてない人はいません。スーパーに行っても必ずと言っていいほど皆さん消毒をして入ってますよね。だから、そういう面での基本的な動作っていうのはなされている。だけど、コロナ疲れっていうのもあることも事実だろうというように思います。
 それから、何といっても最大なのは変異株であります。私も毎日2回報告を受けてます。この変異株の前と変異株の後の違いなんですけど、例えば1つの運動サークルである人が感染したとなると、今までは例えば10人いると数人陽性患者が出る。それが今回の変異株になると、もうほとんどの方が陽性に変わっていく。それだけ感染力が強いものだと。市民病院の今城先生と話したら、実感としてこのウイルスは前のとは違う、別物だっていうような表現を取っておられました。今回の118、今日も相当数出てますが、こういう数字の背景には我々も基本的な動作はできているものの、やっぱり一部にコロナ疲れがあるということと、変異株の影響ということなんじゃないかなというようには担当と話をしながら感じるところであります。

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: (広報担当)086-803-1024 (広聴担当)086-803-1025 ファクス: 086-803-1731

お問い合わせフォーム