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令和3年3月29日市長記者会見

[2021年4月2日]

ID:29013

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令和3年3月29日市長記者会見

  • 第2期岡山市教育大綱の策定について
  • 岡山芸術創造劇場の整備状況について
  • 押印見直しの取り組みについて
  • 地域の未来づくり推進事業について

令和3年3月29日市長記者会見資料

市長記者会見動画

第2期岡山市教育大綱の策定について

市長記者会見中の大森雅夫岡山市長

 まずは、第2期の岡山市の教育大綱であります。この大綱に関しては、少しだけ経緯といいますか、昔話をさせていただきたいと思います。

 実は、市長になってしばらくたった後、総合教育会議をして大綱を作っていくという話になったんですが、どういう視点で大綱を作ったらいいのか、関係者に聞いていました。その中で文部科学省のほうにいて、前川というのが文科審議官をやっていまして、私が2年間隣に座って一緒に仕事をしていたということもあって、正義感も強いし、彼に話を聞くというのは有意義だろうと思って伺いました。そうしてみると、その前川君は教育に首長、こういう内容に係る話、首長に入ってもらう趣旨というのはもう1点しかないと、同質性の教員という世界の中に異質な、また広い視野を持った首長を入れて、子どもたちの行く末をよりいいものにしてほしいという話がありました。

 それから、総合教育会議を実施したわけでありますが、各自治体は割と短期間で教育大綱を作っていたわけでありますけれども、我々は1年半以上かけて議論しました。なぜ、1年半以上かかったかということでありますが、焦点が絞りにくかったというところもあるんですけど、ポイントは2つありまして、教育委員会と必ずしも意見が一致しなかった点がありました。1点目は、教育の責任というのを一体誰が負うんだ。2点目、定量的な目標を定めるかどうかということでありました。

 1点目は教育の責任、もちろん大きく保護者にもあります。また、地域の方にもあると思います。しかしながら、大きな要素を占めるのは先生ではないかと思った次第であります。そこで、保護者などを出してエクスキューズしてはいけないのではないか、という点が1点でありました。

 2点目の定量的な目標、これが一番の大きな議論でありましたが、当時、見てください、中学校の国語の偏差値48、数学の偏差値48であります。これは47都道府県でいくと最下位でありました。見てください。無解答率の全中学校比、無解答率というのは何か、答えを書かない。通常ならば記述式の問いがありますよね。それに対して答えを書かない。粘りがないといいますか、そういう率が、国語でいいますと全国の倍近いんです。これは人口70万を超える岡山市、非常に大きな母体として考えたときに、子どもたちの考える基礎が相当できていないということを意味する。

 ただ、教育委員会としても、私がこの定量性を持ってやっていこうというのは、試験を偏重するのではないか、また学力を偏重するのではないかという危惧があったと思います。ただ、教育委員会の中も、当時意見がいろいろあっただろうと思っております。そういう面で、教育委員会との議論の中でも、様々な雰囲気を感じたところでありますけれども、なかなか一致しませんでした。

 そうこうしているうちに、私の2期目の選挙に近づいてきて、もうこれで決着しないんだったら、大綱は作らなくていいと。もう2期の選挙で私は今のことを訴えるというようなところまでいったわけであります。そうしているうちに、教育委員会も考え方をだんだんと1つにしていく、そういう雰囲気になってまいりました。それで、定量的な数字、そして、教育長自らが先頭に立ってやっていこうと、そういう空気がみなぎっていき、大綱として実施をスタートさせることができました。

 それで、今日に至っているんですが、その過程の中で、私は多くの学校関係者の皆さまと接する機会がありました。典型的には芥子山小学校の校長室に入ったときでありました。第1期の教育大綱が校長室に貼られていました。私は冗談で、私が来たから貼ったんでしょうというふうに言ったんですけれども、何をおっしゃるということで、当時の校長さんはこれを毎日見ています、そして、先生と一緒に目標に早く到達しようということでやっています。ということでありました。後で聞くと、相当数の校長室に同じようなものが貼られているということも聞いたところであります。

 今ここに、教育長も来ていますけども、教育長ほか教育委員会の幹部が、相当の頻度で学校に行き、また校長さんも各クラスの授業を見て回っていると、そういう中でクラスの先生も、今の授業はよかったかという話を校長に問いかけるようになったという話がありました。先生自身は、非常に真面目であります。私が思っていた以上に真面目な先生が多いと感じています。したがって、何がこういう実態を招いたんだろう、そこはやっぱり先生がどうしていいか分からない。そういう授業ですね。どうしていいか分からない中で、1人で悩んでいた。そういう傾向が強いのではないかなというふうに思いました。それは、教育委員会の皆さんも同じような意見でありました。

 この4年間の結果として、見てください。偏差値は50を超えました。無解答率も、全国平均を一部上回っていますけれども、随分減ったところであります。粘りも出てきたと思います。そういう面では、学力とは何なのかということを考えたときに、別に、偏差値至上主義でやろうとしているわけではない。考える基礎を身につけてもらう、そういうことがこの4年間でできたのではないかと思います。そういう面では、私は教育長、教育委員会、各校長の努力のたまものだろうと思っているところであります。

 それで、次は何をなすべきか、ということであります。先ほど言ったように、偏差値が高くなればいいというものではないと思います。この教育大綱の表紙に「樹人」と書いています。これはあの犬養木堂さんが書かれた「人を樹(う)うる」という人材育成が一番重要なんだという言葉を掲げさせていただいていますが、人を育成するとは何なんだというところに思いをいたしました。それは、子どもたちを未来に羽ばたかせると。羽ばたく資質を身につけさせると、そういうことだろうというように思ったわけであります。それで今の時代、日本型の労働環境も全く崩れつつあります。先行きが不透明であります。

 したがって、我々としてはこれからも子どもたちは悩むだろうと、いろんな岐路に立つだろうと。岐路に立ったときに適切な選択ができ、失敗してもさらなる上を目指して挑戦し続けることができる資質、これが重要だという結論に至ったところであります。したがってキーワードは3つ、「個性」、「選択」、「挑戦」であります。これは教育委員会からこういう話がありました。私は全く同感だということで、すっと収まったんですけども、私が言ったのは1つだけであります。「個性」、「選択」、「挑戦」、それはいいだろうと。ただ、定性的になっていると甘えが出てきます。したがって、その概念をブレイクダウンし、ブレイクダウンした概念を定量的な数字で補完してくれという話を申し上げました。活用力、表現力、向上心、社会性、人権尊重の精神という5つでありますが、皆さんにお配りしているのが5ページの右手の指標であります。こういう指標を作ってもらいました。

 それで、今回に至ったわけですが、ただ大きな問題として、今まで言っていた学力とか不登校をどうするかということであります。私も教育委員会も、少なくとも考える基礎ができて、それを失わせてはいけないという視点で物を考えていたんですが、実は校長会から、それでは元気が出ないということで、もっと上を目指そうじゃないかと。「以上」という数字を、これは校長会からの要請でつけました。これが1つ。

 新規不登校ですが、実は、岡山市は増えています。ただ、全国の増え方に比べると伸びは緩やかであります。もちろん学力がある程度つき、学校へ行っても楽しいという子どもたちが増えたことによっての不登校の総体的減少ということもあると思いますし、今のように校長先生以下、一体でもって先生がやっているその空気が子どもたちを変えているということもあるのではないかなというように思います。

 この不登校の目標も0.47%以下、これを見ていただければ、資料のところには詳しく書いていますが、思った以上に厳しい基準を先生自ら出してきた。私は、この4年間の教育長以下の教育委員会の動き、また各学校の動きにとても満足といいますか、うれしく思っております。この動きをこれからもいっそう続けていただければと思います。

岡山芸術創造劇場の整備状況について

市長記者会見中の大森雅夫岡山市長

 令和5年夏頃の開館を目指し、表町千日前地区に整備を進める新劇場について、このほど、再開発組合から新しいイメージパースが提供されましたので披露します。お手元の資料のうち、5から11が新たに公表するものであります。5は千日前商店街に沿って北を望む外観、6はオランダ通りに沿って南を望む外観、7は賑わいスペース、劇場のメインエントランスの吹抜空間、そして誰もが気軽に訪れる場。次にパース9、大階段で2階に行くと、そこにはオープンロビー、特に9、このゆとりのある空間に公衆Wi-Fiや語らいのためのテーブル、椅子のほかカフェやショップも設ける予定であります。若い人からお年寄りまで気軽に立ち寄り、憩いながら舞台芸術に触れるきっかけをつくるエリアとしたいということであります。そこから3階に上ると、情報展示ギャラリー、市民が自由に往来する空間であります。

 次に小劇場、パース11であります。実は、職員に何を一番今回メディアの皆さんに発信したいかということを尋ね、もう一点集中でぜひ取り上げていただきたいものということで、このパースを用意させていただきました。これは、地下にある小劇場であります。有効6メーターの高さを持つ平土間型、公演利用では仮設の舞台や客席を配置し、最大300人程度を収容可能、舞台と客席を公演によって自由に組み替える。これは今舞台が端っこになっていますけども、これを真ん中にすることもできます。そうなると、また違った感じが出てくるところであります。ライブ感が生み出せるということであります。その舞台の大きさですけども、大劇場の主舞台と同等の広さも確保できていますし、リハーサルや稽古など創造にも利用できると。創造というのは、創り上げるということですね。

 それで、今回の劇場をめぐっては3つ言っています。1つが「集う」、もう一つが「魅せる」、もう一つが「創る」であります。この小劇場をご紹介したのは魅せる、魅せるっていうのは「see」じゃなくて「魅力」の「魅」の「魅せる」、そして市民自らの芸術を創り上げてここでやる。300人程度の観客ですから、非常にそういうのがやりやすい場ということであります。今日の主目的はこれであります。パース図の11番まで説明させていただきましたが、その他、大・中・小の練習室や工房が15室程度あるということであります。

 当劇場での公演をはじめ、近隣施設での公演に向けた稽古や創造活動のための利用、あるいは市民の日常的な練習やワークショップでの利用などを通じて、様々な活動を行う。市民が出会い、交流する場を提供していくと。今後も施設のコンセプトに沿って劇場の機能をしっかり発揮し、中四国を代表する創造型劇場を目指し整備を進めていきたいと思います。

 次に、岡山芸術創造劇場の新体制について申し上げます。
 4月からの指定管理者には、このほど公益財団法人岡山文化芸術創造が決定いたしました。開館に向けて、市民や地域を巻き込んだプレ事業による機運醸成や、こけら落としの企画など、いよいよ令和3年度から財団を核として本格的に準備を進めていくことになります。そのための主要メンバーとして、来る4月1日新劇場の館長、マネージャー、テクニカルディレクターを財団に採用する運びとなっております。4月1日、財団において会見予定とのことであります。令和3年度は「わくわく」、令和4年度は「どきどき」、令和5年度は待ちきれない「そわそわ」を新たなメンバーが加わる財団を核として創り出していきたいと思っております。今後も新劇場のハード、ソフト両面の事業進捗や取り組みについて、市民の皆さまにしっかりお知らせしながら、私自身としても皆さんと一緒にわくわくしたいと思っております。

押印見直しの取り組みについて

市長記者会見中の大森雅夫岡山市長

 昨年7月に、国の規制改革推進会議の取りまとめにより、署名規制、押印、体面規制の見直しが提言されて以降、手続、書面の押印慣行の見直しが本格的に論議されるようになりました。岡山市においても市民サービスの向上を目指し、手続のオンライン化も見据えて、全庁的な申請書や届出書などへの押印の見直しに着手したところであります。
 昨年秋以降の取り組みで、全7,247種類の書面のうち、約2割に当たる1,547種類は以前から押印を求めていないことが分かり、さらに今回5,069種類について、新たに押印を廃止することといたしました。この結果、3月末までに全体の9割超に当たる6,616種類の書面について押印廃止を達成いたします。

 今回、押印の見直しを行った各書面については、4月1日から市のホームページで公開するほか、各手続窓口で周知に努めていきます。この取組によって、市民の方が印鑑を忘れたなどの事情で手続ができないといった状況が改善し、負担軽減が図られるものと考えております。今後さらに、区役所等の窓口のスマート化を推進するとともに、さらなる利便性向上を目指して、手続そのものをオンラインでも可能とできるよう、順次取り組みを進めていきます。

 また、今回押印継続とした書面は、地方自治法に義務づけがある契約書など、法令等の義務づけがあるもののほか、金融機関が押印を求める口座振替依頼書など、現時点では市単独で廃止できないものがありますが、関係機関に積極的に働きかけを行うなど、今後も継続して見直しに取り組んでいきます。

地域の未来づくり推進事業について

 4つ目の議題、地域の未来づくり推進事業であります。
 周辺地域の活性化やその振興を図るため、地域振興基金を活用し実施している地域の未来づくり推進事業についてお知らせをいたします。

 このたび、4月から実施する新たな計画3件の認定を行ったところであります。
 まず、資料の1、3ページをご覧ください。
 北区桃丘小学校で事業を行う株式会社創・和による申請でありまして、農家の売り上げの増加と、地域のにぎわい創出を図るための、地域の白桃やブドウなどの農産物を使った食事や、規格外の白桃を活用したオリジナルジェラートを提供する農家カフェの運営や、地域農産物の販売支援などを実施します。

 4ページでありますが、北区御津小学校区で事業を行う株式会社アルサクセスによる申請であります。
 地域の高齢者のやりがい創出と交流人口の増加を図るため、古民家を改修し、地域のこだわり野菜を使用し、和食などを提供する飲食店の運営や、野菜の販売、地域の独居世帯への配食事業等を実施します。

 次に、5ページをご覧ください。
 東区西大寺小学校区で事業を行う株式会社KKM川崎による申請であります。
 人通りが多く活気があるまちづくりを目指し、西大寺五福通り内にある空き倉庫を改修し、地域の農産物を使った食事やクラフトビール、クラシック音楽などが楽しめるカフェを運営するということであります。

 また、これまで認定した事業の動きをいくつか紹介いたします。
 北区御津五城地区では、株式会社FLC designによる古民家改修が先日終わり、既に昨年11月から営業開始している地域の米、五城米のおにぎりや、アレルギーに配慮したお菓子などを提供するカフェに加え、今後新型コロナ感染症の状況を見ながら、宿泊施設の営業を開始する予定であります。

 2点目、北区足守地区では一般社団法人あしもり遊学舎による古民家を活用した食材加工や、総菜製造などを行う施設への改修が終わり、4月からグループホームへ地域で育てた野菜などの食材販売を開始いたします。また、総菜については新型コロナ感染症の状況を見ながら販売を開始する予定であります。

 これにより、令和3年度に事業を行う地域の未来づくり推進事業は既に動いている9団体を含め12団体となり、それらに対する来年度の補助額は1億円を見込んでおります。引き続き、市内外を含めた事業者への掘り起こしなど、周辺地域の活性化に向けしっかりと取り組んでいきたいと思います。

新型コロナワクチン接種について

 最後に、ワクチンの接種に関して、前回の会見で4月5日の週に岡山済生会外来センター病院ということを申し上げました。12日の週と19日の週が固まりましたので、申し上げたいと思います。

 まず、12日の週にワクチンが配送される基本型接種施設は独立行政法人国立病院機構岡山医療センターが1つ。2つ目として、一般財団法人淳風会大供クリニック。3点目、独立行政法人労働者健康安全機構岡山労災病院。4点目、岡山市民病院であります。

 4月19日の週は、川崎医科大学総合医療センターということであります。計6つの施設ということになったわけであります。

 私からは以上ですが、今日は教育長にも来てもらっています。何といっても市政といいますか、物事を進めていく上で人材の育成というのは本当に極めて重要なものであるわけであります。そういう面で、(教育大綱)1期目の総括でも結構ですし、2期目に向けての意欲等々、私だけじゃなくて教育長も同席したほうがいいだろうということで、今日は同席をお願いしております。何かあればどんどんお聞きいただければと思います。
 以上です。

質疑応答

○記者
 押印の廃止、今回は9割ということですけども、施策の効果は改めてどういうふうにお考えになられたんですか。

○市長
 押印の廃止も本来、なぜ今かというより、もっと前から本来やってなければならないことだったのではないのかなと思っています。政府のほうでも、そういう押印の廃止ができ、これが一般的には市民の相当の負担軽減につながっていくわけであります。オンラインによることも、手続も非常に可能になりまして、そういった面からできるだけのことをやっていこうじゃないかということを指示して、全体の91.3%の押印が廃止できました。それ以外は、例えば契約のようなもの、これは地方自治法上もやっぱり押印を必要としていますし、これは多分民事的な面もあるのかなとも思っているんですけれども、そういったやむを得ないものをどうするのか、これは制度全体をもう一回、国のほうでも見ていただいてやるしかない。我々のほうは、あと第三者との関係で軽減できるものはどんどん軽減していけばいいではないかと。91.3%に甘んじるのではなくて、できるだけ市民の負担軽減のためにできるものはやっていこうという対応をとっているつもりであります。

○記者
 改めて、4月1日の機構改革の中でデジタル担当部長を配置する、併せてデジタル化を進めていくということであろうかと思うんですけども、そのあたり併せてどういうふうに展開をしていきますか。

○市長
 そうですね、これも関連してくると思います。
 デジタル担当部長のほうにお願いしたいのは、もちろん市の経済界もあるんですが、取りあえずは岡山市役所の中でどんなプライオリティを持ってこのデジタル化を進めていくのか、まずは各局に何があるのかをヒアリングしてくれと言っています。そして、それらを分析してプライオリティ付けをしていかなければならないと思っています。そして、令和4年度の予算でデジタルについて、体系立って予算化をつけていくという流れになると思います。もちろん、必要であれば補正予算というのもあると思いますが、一般的には先ほどのような流れでやってくれということを政策局長にも新たなデジタル担当部長にも申し上げているところであります。

○記者
 教育大綱についてなんですが、改めて今回、岡山市がめざす子どもの姿ということで、子ども像というところ、前回なかったものを盛り込まれたと思うんですが、前回なかったものを盛り込んだ意味合いを改めてと、ここの「個性を磨き、選択と挑戦を繰り返すことができる子ども」というこの言葉に込めた思いを、意味合いを改めて教えてください。

○市長
 今回は、子どもたちに未来に羽ばたいてもらう、羽ばたかせる、このために我々は何が必要かということを考えたわけであります。そういう面では、先行き不透明な社会であります。グローバル化も進展しております。日本型の様々な慣習も崩れつつあるところであります。こういう中で、子どもたちにはそういう選択とか、挑戦とか、粘りとかそういう要素を私はぜひ持ってもらいたいなという思いで、今回そういう像を明らかにしたところであります。個性がないと、やはり存在感みたいなものも出てくるでしょう。自分の持っている個性をどんどん磨いてほしい、こういう思いを持ったところであります。
 実は、4年前も同じような議論はないわけではありませんでした。しかしながら、4年前はもっと我々としてそういう子どもたちを目指すという前に基礎的なものをやらなければならないのではないかということで、例えば無解答率が全国に比べて倍ぐらいとなると、子どもたちに基礎的な学力、そして粘りというものが感じられない。それを直すところから始めようというのが今回であり、そこは教育長以下のご努力で修正されたと思っています。したがって、これからは先ほど申し上げた個性、選択、挑戦、こういったキーワードを基に動いていく、ただベーシックなものを忘れてはならないというところで動かしていただくということであります。

○記者
 もう一点追加で、いろんな思いで込められたこの子ども像を、どのように具体的にといいますか、実現していきたいというふうに思われていますか。

○市長
 今言ったように、個性とは一体何なんだ、選択、挑戦、何なんだというのが、多分100人いると100人の像それぞれ持っている。先生も同じだろうと思います。だから、先生は先生で議論してもらって、一定のそういう概念整理をしてもらうというのは重要だと思いますが、私はそこで申し上げたのは、そういった概念整理も重要なんだけど、それを形で表していくためには定量的なものが必要だ。したがって、先ほどの定量的な幾つかの指標があったと思います。これは満たすようにしてほしい。そして、大綱の後ろに書いていると思いますが、毎年チェックすると。私はこういう会見の場でもお話を申し上げるということがこれからは重要なのかなと思っています。そして、5年間という期間をセットさせてもらいましたけども、中間的にも見直す機会ということを考えてもいい。時代の流れは早いですからね。そういったことも考えてもいいんじゃないかということで、最後のパラグラフになったということであります。

○記者
 新劇場の関係で2点。この小劇場の特徴ですとか、活用についての期待の部分と、今回いただいたパースで、カフェやショップなども設けるというお話が出たと思うんですが、こういったものを設けることの狙いですとか、期待することを改めて教えてください。

○市長
 後のほうからいきますと、カフェなどを設けていく、実はパース(9)になるのかな、(9)のオープンロビーがありますよね。これが職員の発信したい2番目に位置したものであります。ただここにはまだ、右手のほうにカフェができるようなんですけど、まだそこが整理できてないっていうところもあって、今日はこれをメインのものにはしないということにしたんですけど、これが一つの「集う」っていう意味なんですね。だから、用事のない人も来てもらって、その芸術っていう空気に触れてもらう。こういうことでオープンロビーが使われていくということを期待しているというのが1つ。
 (11)のほうは先ほども申し上げましたけども、要するにもちろん大劇場は1,800人弱の劇場で、大きな演劇だとか演奏会で魅せるというのもあるんですけども、この(11)、300人ぐらい、非常にライブ感が強いですよね。そういう面で魅せる、大劇場、中劇場とは違うカテゴリーの魅せる。魅せるというのは先ほども言ったように、魅力的なもの、チャームといいますね、ということにもなるんではないかと。こういう300人程度のものであれば、市民だとか、また県民だとかが集まって、こういう場でちょっとした芸術を披露していくということにもなってくるし、したがって魅せるというものと創る、創造の「創」ですね。その2つの要素がこの(11)の中に入っている。したがって、これを今回のメインのパースにさせていただくということであります。

○記者
 今ので、新劇場関連なんですけど、この施設の狙いとしては、中心市街地の活性化ということになると思うんですが、一方で施設の性格上、講演がないときにどういうふうに人を集客するかとか、にぎわいを創るかというような考え方だと思います。そのあたりで、オープンロビーだとかカフェ、ショップの期待する役割というのはどういったことなんでしょうか。

○市長
 そうですね。もうご指摘のとおりで、公演は時間的に限られている。したがって、常にここに人が集まるというのは、今のカフェであるとか、そういったところの担う役割も大きいと思いますが、先ほど申し上げた小劇場とか、あと15あるいろんな練習室ありますね。それも日々人が往来していくそういう対象になるわけでありまして、大ホールと中ホールではない、他のところに日々の集まりというものが期待されるんだろうというように思っています。

○記者
 教育長にお尋ねしたいんですけれども、教育大綱につきまして、今回まとめられたこの目標に向かって、市教委や学校現場としてはどのようなところに力を入れて、その実現に向けて取り組んで行くかという意気込みを。

○教育長
 教育大綱は今できたばかりでありまして、これからじっくり中身を浸透させるべく努力してまいりたいと思うんですが、先ほど市長さんのほうからも話がありましたが、やはり人材育成ということが、一番大きな我々の使命ではないのかなというふうに思っています。
 1期目の大綱は、2つの指標があって、それを達成させるということが人材育成の基本でした。学力と問題行動等について、いわゆる人を育てることをその2つを通してやっていこうということでした。ただ、2期目はまさに教育の中身、理念に関わることであります。したがって、そのこともしっかり吟味していく必要もありますし、まさに学校では授業が中心になりますから、その授業の内容をしっかり改善して、さらなる子どもたちの力の育成に傾注していきたいと考えているところでございます。

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