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令和3年2月10日市長記者会見

[2021年2月10日]

ID:28128

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令和3年2月10日市長記者会見

  • 2月定例市議会提出の主な議案について
  • 令和2年度新成人の集い(成人式)の延期開催について
  • 家庭から排出されるプラスチックごみ(プラスチック製容器包装・製品)の分別回収・リサイクルについて
  • 都市公園における就労継続支援A型事業所等の占用について
  • 「がんばろう岡山市!スマホ決済最大25%が戻ってくる年末年始キャンペーン」の利用実績について

令和3年2月10日市長記者会見資料

市長記者会見動画

2月定例市議会提出の主な議案について

2月定例市議会提出の議案について説明する大森雅夫岡山市長

 皆さんおはようございます。
 今日は、案件が相当数ありますので、早速入りたいと思います。
 まずは、岡山市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例及び岡山市証明事務等手数料条例の一部を改正する条例の制定であります。
 これらの条例改正は、住民票や印鑑登録証明書などをコンビニエンスストアにあるキオスク端末で取得する場合の、その交付手数料を市の窓口での交付手数料より100円引き下げようとするものであります。したがって、コンビニでの交付を、インセンティブを与えることによって、より多く利用していただく、こういった意図の下にやっているところであります。端末を備えたコンビニエンスストアでは、住民票の写し、印鑑登録証明書等々、5種類の交付ができることになっております。現在、コンビニ交付サービスの手数料は市の窓口の交付手数料と同額でありますけれども、今回、スマート窓口への取り組みを進める中で、その手数料を引き下げることでコンビニ交付サービスへの誘引を図り、市民の利便性向上や市の窓口の混雑緩和へつなげたいと考えております。

 現在の交付手数料は、戸籍全部ないしは一部の事項証明書は1通450円、その他は1通300円としていますが、コンビニ交付サービスにおいては、それぞれ100円引き下げることといたします。この改正案によって、改正後の交付手数料は、戸籍全部(一部)の事項証明書は1通350円、その他は200円としたいと思います。コンビニは市内各地にあり、交付サービスも原則、毎日午前6時半から午後11時まで利用できるなるなど、利便性も高く、また市の窓口のように混雑することもありませんので、新型コロナ対策、密の回避の面でもメリットがあると思います。
 ただ、このコンビニ交付サービスを受けるにはマイナンバーカードが必要になるため、今回の交付手数料引き下げのメリットをより多くの市民に周知し、利用していただけるよう、マイナンバーカードの一層の普及促進に向けて、施行については令和3年9月1日を予定しているところであります。ちなみに参考ではありますが、現在のマイナンバーカードの交付率は、令和2年12月末で21.5%であります。マイナンバーカードの未交付者への一斉勧奨も全国的に始まっていると聞いております。岡山市も交付窓口を地域センターへ拡大するなど、対応を図っておりますので、未取得の皆さんは、この機会にぜひマイナンバーカードを取得していただきたいと思います。
 次に、岡山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定であります。
この条例案は、介護保険法に基づいて、令和3年度から5年度までの第8期介護保険事業計画を策定することに伴い、その間の介護保険料の額を定めるために改正するものであります。
 岡山市の高齢者人口は増え続けています。また、令和4年度から団塊の世代の方々が後期高齢者になり始めるため、介護ニーズはさらに高まる見込みであります。令和2年度計画値では年間640億円だった介護給付費は、第8期中の令和5年度には約710億円に到達するなど、増加する見込みを持っております。介護保険料の改定にあたっては、介護給付費準備基金の取り崩し等により、保険料の上昇を可能な限り抑制します。その結果、現行の保険料基準月額を6,160円から6,640円に改定いたします。低所得者対策として、保険料段階が第1階から第3段階の市民税非課税の方に対し、保険料軽減を行います。また、所得の額等に応じて段階的に設定する保険料区分を新設するなどし、負担能力に応じた保険料体系といたします。
 今後も高齢者の社会参加による生きがいづくり、介護予防、健康寿命を延伸する取り組みを促進し、介護が必要になっても状態を維持、改善する取り組みに力を入れ、介護給付費の抑制に努めていきます。

令和2年度新成人の集い(成人式)の延期開催について

令和2年度新成人の集い(成人式)の延期開催について説明する大森雅夫岡山市長

 次に、成人式の件でございます。1月に予定していたわけでありますが、11都府県で緊急事態宣言が発せられたということもあって、延期を申し上げておりました。ようやくめどがつきましたので、この点についてご報告をいたします。
 開催予定日は、令和3年5月16日、日曜です。午前、午後の2回開催といたします。開催場所は、もともと予定していた岡山県陸上競技場、シティライトスタジアムであります。検討の経過と決定の理由について少しご説明いたします。
 まず、開催時期でありますが、先ほど申し上げたように、全国11都府県に緊急事態宣言が発令されていたことから、感染状況が落ち着くまでに一定の期間がかかるのではないかと考え、本年度内の開催は難しいと考えました。次に、あまり期間を空け過ぎると、時期を逸した感や、次年度の式典の準備などもあり、避けるべきだろうと考えたわけであります。また、夏の時期は暑く、晴れ着を着るのは無理がございます。以上のようなことから、気候のよい春から初夏までの期間に絞って会場を検討しました。結果として、5月16日、シティライトスタジアムを確保することができたということであります。この時期ならば、高齢者へのワクチン接種も進んでおります。例えば、県外から新成人のお孫さんが帰省した場合にも、家族等の不安は和らいでいるのではないかと考えられます。現時点で、5月の感染状況は定かではございませんが、座席間隔を2席空きとし、午前、午後の入れ替え時の座席消毒、マスク着用、手指消毒、検温をはじめ、様々な感染防止対策を徹底した上で開催したいと思います。また、感染リスクの高い大人数での会食の自粛など、今後の感染状況に応じた注意喚起を随時ホームページで行いますので、確認していただきたいと思います。急遽延期となり、新成人及び関係者の方々にはご迷惑をおかけいたしましたが、これからの岡山市を支えていく若者を祝福し、思い出に残る式典にしたいと思います。

 なお、この件については、実行委員会の意見を聞いています。この点についてだけ、少し申し上げたいと思います。
 この5月16日、日曜という時期ですけども、基本的に実行委員会の皆さんは、ちょうどいい時期にセットしてくれたという認識であります。理由としては、次年度の実行委員会がスタートする前であるということが1点、ワクチン接種が始まって少し安心感がある、そして3点目としては、晴れ着を着るぎりぎりの時期であるということ。
 我々が考えていたことと、実行委員会の皆さんが考えたことが、ほぼ一緒だということが分かりました。

家庭から排出されるプラスチックごみ(プラスチック製容器包装・製品)の分別回収・リサイクルについて

家庭から排出されるプラスチックごみ(プラスチック製容器包装・製品)の分別回収・リサイクルについて説明する大森雅夫岡山市長

 岡山市では、今月の2日、連携中枢都市圏で2050年二酸化炭素排出実質ゼロを目指すことを宣言いたしました。また、国においては、プラスチックごみをリサイクルして循環利用するために、プラスチック資源循環促進法案を今国会に提出し、2022年度の施行を目指すとしております。これを受け、これまで可燃ごみとして焼却してきたプラスチックごみを今後は資源化物として一括回収し、リサイクルすることといたします。これにより、可燃ごみを焼却する際のCO2の排出を大幅に抑制することができると思います。また、近年、プラスチックごみの海洋流出などによる、地球規模での環境汚染対策にも寄与するのではないかと考えております。今後、市民にできるだけ負担をかけないように、分別回収や処理方法等を検討し、令和5年度中に開始できる準備を進めていきたいと思います。

都市公園における就労継続支援A型事業所等の占用について

 平成29年6月に施行されました都市公園法の改正により、保育所その他の社会福祉施設で、政令で定めるものについて、技術基準等を満たす場合には、公園管理者は都市公園内への占用を許可することができることになりました。このたび、一般社団法人岡山障害者文化芸術協会から、北区幸町の下石井公園に、就労継続支援A型事業所と就労移行支援事業所を占用できないかとの申し出を受け、内容について精査を行った結果、公園として必要なスペースを確保した上で、これらの施設の建設が可能であること、また事業所内に設けられる予定のカフェなどによって、都市公園の利用が促進され、公園機能の増進が図られることなど、総合的に判断した結果、占用を許可することといたしました。今回、占用される施設を通じて、市民一人一人が多様な人材を認識し、障害者に対する理解が深まることも期待しており、共に生きる社会を常に意識できる環境づくりにもつながるのではないかと考えております。工事は2月中旬から始まり、10月中旬頃の完成予定と聞いておりますが、具体的な事業所の施設の概要や運営等については、この会見後、市政記者クラブにおいて、一般社団法人岡山障害者文化芸術協会から説明があると聞いておりますので、よろしくお願いいたします。

「がんばろう岡山市!スマホ決済最大25%が戻ってくる年末年始キャンペーン」の利用実績について

スマホ決済最大25%還元の利用実績について説明する大森雅夫岡山市長

 このキャンペーンは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業者が取り組む年末年始の商戦を後押しし、消費喚起を図ることを目的として、令和2年12月1日から令和3年1月31日まで実施したところであります。年末年始というのは、通常であれば消費が上がる時期でありますが、コロナ禍で消費の低迷が続くと岡山市の経済にとってマイナスになるだろうということで、消費喚起策を打つべきと考え、実施いたしました。概要はもう省略いたしますけれども、一番分かりやすいのは、こちらの資料(令和元年及び令和2年岡山市消費支出額比較)を見ていただけますか。ちなみに11月と12月の世帯当たりの消費支出額ですが、令和元年、この12月は108%、8%の伸びだったんですね。これが、PayPayをやることによって、今年は16%の伸びであります。
 前年同月比を見ると9%増になっております。9%増っていうのは、全国レベルとの比較でどうかを見ると、ここ(令和元年及び令和2年岡山市消費支出額比較 前年同月比(12月比較))に書いていますように、やはり全国レベルは例年に比べて少し落ち込んでいるんですね。例年に比べて3%減、6,792円の減になっております。それに対してこちらが109%、1万5,492円ということで、大きな消費の喚起、大きな経済効果があったということがこれで明らかになると思います。1月の資料がまたそろったときにも整理して申し上げたいと思います。

 実は予算は12億円だったんですね。これの還元額が27億円を超えたということで、15億円強の上振れになったということでありますので、これについては2月補正で交付金、一般財源で補填をしたいと思っております。
 今の岡山の経済、様々なところに影響が出ているわけでありますが、特に年末年始、会食で多くの感染が出たということで、会食を控えていただいているところであります。そういう面から見ると、飲食に大きな影響が出ているということで非常に心配をしているところであります。感染対策をきちっとして、会食もやっていただければと思うんですけれども、このPayPayでの飲食店での消費額を申し上げますと、2か月間で16.5億円であります。前回の8月が1か月間で5.8億円でありましたから、1か月当たり約1.4倍増加したということになっております。全体として、これは商工会議所とも相談しながらやった施策でありますけれども、大きな経済効果があったと思っております。

新型コロナウイルス感染症の現状ほか

 感染症の発生状況でありますが、11月中旬以降、連日新規感染者が発生しており、昨日9日までの累計感染者数は1,219人となっております。今回の感染の波は、年末年始をピークに現在は減少傾向にあり、直近では発生が低く抑えられております。現時点で新規感染者の発生が抑えられているのは、市民の皆さまが感染防止対策を徹底していただいているおかげであり、改めて感謝を申し上げます。
 1つ報告がございます。
 新型コロナウイルスのワクチン接種に関することであります。今後、市民の皆さまからの問い合せに対応するため、岡山市新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターを3月1日月曜日に開設いたします。現在の予定では、3月中旬以降に65歳以上への接種券を発送いたします。4月から接種を開始することとしておりますので、それに先駆けて開設するものであります。
 このコールセンターでは、問い合せに対して、市民の皆さんに正確な情報を発信するとともに、不安を解消していただくことを目的としており、例えば接種のスケジュール、接種可能な医療機関の情報、ワクチンの安全性や有効性や副反応等に関する質問にお答えしていくこととしております。現在、詳細を詰めており、決定次第、広報連絡や市ホームページ等でお知らせしてまいります。
 市では今後もワクチンに関する情報を随時発信してまいりますので、引き続き市民の皆さまへの周知にご協力をお願いいたします。
 今日は非常に長くなりましたけど、私からは以上です。

質疑応答

質疑応答に応対する大森雅夫岡山市長

○記者
 成人式についてなんですが、改めて新成人としてどんな式にしていきたいかというお気持ちと、それから今後のコロナの感染状況によっては再延期とか中止とか、そういったことも考えられるのかという2点、お願いします。

○市長
 まずは、5月にセットできてほっとしています。やはり一生に一回の成人式ですから、我々としてはぜひみんなでお祝いをしたいと思っておりました。1月は緊急事態宣言ということで、やむを得ず延期させていただいたわけでありますけれども、5月、実行委員会の方もおっしゃっているように晴れ着を着て、6月から新しい実行委員会も始まりますから、一つのぎりぎりのときだと思いますけれども、うまくセットできてほっとしているところであります。先ほど言いましたように、感染防止対策は万全を期してやっていきたいと思います。
 5月16日が確実にできるのかという質問だと思うんですけれども、そこは感染状況によって、例えばまた同じような緊急事態宣言等々が出てくると、その段階で新たな判断をしていかなければならないかも分かりませんけれども、今の状況を見ていると、岡山市も毎日感染者を出してはいますけれども、ほぼ1桁で収まっております。それから、4月からワクチンも始まってまいります。我々としては、悲観的にはなっておりません。できると思っているところであります。

○記者
 そこで、くどいようですが確認ですが、状況を見て新たに判断するというところなんですが、それは状況によっては再延期もあり得るし、もしこの5月ができなければ、もう中止になるといったこともあるんですか。

 ○市長
 100%ではないんですけども、この中止があり得るということ自体が果たしてどうなのかなという気がいたします。もちろん先ほど言ったように緊急事態宣言が出て、そういう事態になったときに、新たな判断を要することにはなると思いますが、現在のところは我々としてはもうみんなで一緒に成人をお祝いしたいと、そういう思いを強く持っているところでありますので、ご理解いただきたいと思います。

○記者
 2点質問させてください。
 岡山市の印鑑登録条例の話なんですが、いわゆる手数料引き下げで収入が下がることは想定されると思うんですが、この受け止めをまずお願いします。

 ○市長
 そうですね、歳入減は出てきます。これからどのくらいの分量がコンビニで使われるかによって数字が変わりますが、今の積算上でいくと、200万円程度は減少してくると思います。ただ、それよりも大きな面でいくと、スマート社会の実現、そしてわざわざ来なくても済む、同じこと言っているのかもしれませんけど、その実現のためには、そういうデジタル社会に対応したものを実現するというほうに、やはり価値を置くべきだろうということで判断させていただきました。

 ○記者
 都市公園の占用についてなんですが、先ほど今後障害者への理解が深まることを期待しますというふうにありましたけど、そういう中で今後の都市公園のあるべき姿、どのように考えていますでしょうか。

○市長
 そうですね、これは都市公園法の改正のときに、国会でも随分議論になったわけであります。よくそのときに話題になったのが保育所なんですね。都市部においては、やはり保育所の立地場所がない。女性の進出が非常に大きいわけでありますから、そこの保育環境は整備していかなければ、これも岡山も当然なんですが、そのときに立地場所として公園もあるではないかと。公園機能が果たせなくなると問題ですけれども、そうでなければ、都市公園を一部使ってやっていく、これは問題ないだろうということで法律の改正がなされたということであります。そういう面では、我々として、今回は障害者の施設でありますけれども、その他保育所等々必要があればやっていくべきだろうと思います。
 資料の中に場所も書いてあります。下石井公園ですから、記者の皆さんよくご存じだと思います。当該場所はそれほど都市公園全体に、憩いの場としての都市公園の全体の機能に大きく影響を与えるものではないと思っています。そういう面から、我々としては今後もそういう要請があれば必要に応じて判断していく、障害者も中心部の事業所に多く送り出したりしていますので、便利にもなるだろうということもあり、私としては非常によかったんではないかなと思っています。

○記者
 今の質問で関連ですけども、あそこの中心部の下石井公園に障害者の施設ができるということで、市としてこの施策効果というのはどういうふうに考えられているんでしょうか。

○市長
 いくつかの要素はあると思うんですね。障害者の立場から見ると、事業所が周辺に多くある、非常に利便性の高いものだというのが一つあると思います。そして、その他障害者ではない人々にとってみて、下石井公園を利用する人にとってみた場合、あそこにカフェも併設されるんですよね。そういう面では、よりプラスといいますか、憩いの場としての機能も果たせるのではないかと思います。
 それから、こういう障害者の関係の事業所が出てくるということは、一般論としても障害者に対する認識というか、それがノーマライゼーションというか、そういったものがより浸透してくるのではないか。いろんな面でプラスの効果があるのではないかと思っています。

○記者
  あと、PayPayのほうですけども、かなり予想を上回る状況ということの受け止めると、あと一方でPayPayということで、受益者が要するに限られてしまうという性質が伴うと思います。例えば、選択肢としては、ほかにいろんな決済会社をどうするか、今後続けるのであればそういったことも考えられると思うんですけども、そのあたり2点。

質疑応答に応対する大森雅夫岡山市長

○市長
 まず、12億円の予算で、27億円を超える財源を使ったということに関して言えば、ある面、非常に効果があった、皆さんに使っていただいた。我々は8月の使い方を想定してやっていたわけですから、ここまで使っていただいていることは、消費の効果としては、先ほど説明したようにすごい大きなもので、あとはスマートフォンの利用を見ても、70代というのが急に増えているんですね、80代も増えていますけど。特に70代の伸びが顕著であります。そういう面では、一定の高齢者の方々のキャッシュレス化の動きというのが強まり、コロナ禍の感染対策という面でもプラスになっているということでは、すごくよかったと思います。
 あと、2倍以上の支出になったということに関して、どういう財源で処理をしていくかというのは考えていかなければならないと思いますけれども、そこはこれから今年度、来年度の我々の財政状況をきちっと整理しながら、他の支出に影響のないようにすることができると思っております。一応の試算を財政局とはやっておりますけれども、対応は可能だと思っております。
 次に、PayPayに限定したということでありますが、我々としても最初からPayPayだけというわけではなくて、LINEPayであるとか、d払いであるとか、そういったいくつかの会社と見比べて、どうやったら消費が増えていくのか、という視点で議論させていただいたところが、PayPayだったということであります。今後、こういった消費喚起策を行うかどうかは、諸状況を見ながら判断していかなければならないと思いますが、そのときに何が適切なのかというのをもう一度考えていきたいと思います。

○記者
 今のスマホ決済に関連して、今後の喚起策は諸状況により判断ということでしたけれども、ちょっと気が早いですけど、第3弾も十分検討の余地はあるなというところでしょうか。

○市長
 そこは何とも言えないですね。
 実は、来週予算でまたお話しさせていただきたいと思いますが、新型コロナウイルス関係の経済対策を何らかの形でこれからも検討していかなければならないことは事実だろうと思っております。3次の交付金もありますし、我々としてはそのための一般財源も用意をしておかなければならないということであります。先ほどの質問と同じようになりますけれども、その段取りはほぼついているところであります。それをベースにどういう経済対策を打っていくかというのは、経済界ともお話ししながら、最も効果的なものを考えていきたいと思います。

○記者
 あともう一点、利用額がここまで増えた最大の要因といったら何になりますか。還元率を拡大したとか、期間を長くした、いろいろあると思うんですけれども。

○市長
 いや、現象的に言うと、登録店舗も6,300から7,000を超えるところになりましたし、今申し上げたように高齢者のスマホの利用率も増えていったという現象がある。では、なぜそうなったか。質問はそういうことにあるんでしょうけども、そこはまだよく分析はできていませんが、やはり8月に1度やったというのは大きいのではないでしょうか。そしてかつ、1月はもっと大きな効果が出ているんだと思うんですけれども、この2か月間の12月、1月の動きを見ても、途中から高齢者の方がスマホを使うようになったとか、この2か月間というのも私は大きかったのではないかなと思っております。使ってみるとこんなにいいんだというような話も時々聞きますからね。だから、連続してやったという効果もあるのではないかなと、これは私の推測ですけど。

○記者
 PayPayと、成人式と、コールセンターを聞きたいと思います。
 PayPayの分では、12月分だけで予定していた12億円が出ているという内訳が出ていますが、場合によって、還元を予定していた分が終わったので、早期終了というところも選択肢にあったのではないか。

○市長
 そこは考えていません。システム的な問題もあるかもしれませんけれども、お約束をして12月、1月にやったわけであります。我々として、国からの交付金もありますけれども、我々の財調等々、そういう繰越金もありますし、そういう全体像の中で、ちょっと支出はここまで増えるとは思いませんでしたけども、我々としてやれない額ではないという判断があったところであります。

○記者
 成人式は日付が16日になりましたが、他の自治体で言うと、ゴールデンウイーク中に開催されるところも多いですが、会場の確保などの理由もあると思うんですが、16日にした部分の理由をお聞きできれば、お願いいたします。

○市長
 完全に、会場の問題です。
 ゴールデンウイークがよかった面もあるんですけどね。多くの方が故郷に帰ってくる、東京、大阪等々に行っている学生や働いている人が帰ってきやすい時期はゴールデンウイークのほうがいいのかなというのはありましたけれども、なかなかぴたっとした日が空いてないということで。 

○記者
 最後にコールセンターなんですが、詳細はこれからということなんですが、ある程度結構電話がかかってくると思うんですけど、どれぐらいの人員とか回線を予定しているか、もし見込みがあればお願いします。

○市長
 まだそこまでいっていません。

○記者
 1点教えてください。
 まず、都市公園の福祉施設の関係、これは法改正後、岡山市では初めての取り組みになるのでしょうか。

○市長
 はい、そうです。初めてです。 

○記者
 コールセンターの関係で、3月1日から市民の問合せに答えられるということは、2月中にどういった接種体制、集団接種なのか個別接種なのか、それからどういった医療機関を対象にするのかといったことを……。

 ○市長
 全部詰め切れているかどうかはよく分かりませんけど、我々が公表できるものは、とにかくリアルタイムで、できるだけお伝えしようということでやらせていただいているところであります。病院であるとか診療所を基本としながら、集団接種会場なども今模索をしているところであります。それも、状況に応じてお話しできると思いますが、3月1日に全部それがそろっているかどうかというのは、ちょっと私としてはなかなかコメントできません。

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