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令和2年10月13日市長記者会見

[2020年10月21日]

ID:25569

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令和2年10月13日市長記者会見

  • 「おかやま桃太郎まつり」の冬の事業について
  • 岡山市公共交通網形成協議会第7回協議会について
  • パナソニック岡山工場閉鎖発表について

令和2年10月13日市長記者会見資料

市長記者会見動画

「おかやま桃太郎まつり」の冬の事業について

会見する大森市長

 皆さん、おはようございます。
 それでは、10月13日の記者会見を開かせていただきます。
 今日の議題は、「おかやま桃太郎まつり」の冬の事業でございます。
 岡山市が事務局をしております、おかやま桃太郎まつり運営委員会では、夏、秋のおかやま桃太郎まつりについて、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、中止の決断をいたしております。しかし、このコロナ禍での閉塞感を打破する取り組みが必要であり、どういった取り組みが可能かを検討し、夏、秋の代替事業として2つの事業を実施することといたしました。
 1つ目は、「うらじゃのソコヂカラ2020卒業」であります。
 うらじゃでは、多くの学生が踊り連を作り、毎年うらじゃに参加して盛り上げている現状があります。今年の参加を最後に卒業する学生や、岡山を離れる踊り子、裏方に対し晴れの場を提供する取り組みとして実施いたします。
 日程は、11月7日、午後6時から9時であります。会場は、岡山城天守閣前広場、入場は踊り連とそのスタッフのみとなりますが、事業の模様は、YouTube「うらじゃTV」でライブ配信、録画配信し、多くの方に全力の踊りを届け、来年につなげたいと考えております。
 2つ目は、冬のおかやま桃太郎まつりであります。
 運営委員会の事業として毎年実施している岡山駅前でのイルミネーション事業、「MOMOTAROH FANTASY」と連動し、市街地各所でライトアップ&イルミネーション事業を実施し、まちを華やかに彩ることで、市民の心を明るく元気づけるとともに、観光需要を喚起し、地域経済を活性化させることを目的としております。会期は、MOMOTAROH FANTASYと同じで、11月20日から来年1月5日までの午後5時から午後10時までであります。ちなみに、初日だけは午後6時ということになっております。実施エリアは、桃太郎大通り、柳川交差点、石山公園、さん太広場、市内電車を予定しております。なお、この11月20日は西川緑道公園での西川イルミ2020、岡山後楽園での幻想庭園、岡山城での烏城灯源郷が一斉にスタートする日であり、市街地の縦横を光で彩ることになります。ぜひ多くの方に、冬の岡山のまちあるきを楽しんでもらいたいと思います。

岡山市公共交通網形成協議会 第7回協議会について

会見する大森市長

 そのほか2点について、少し触れさせていただきたいと思います。
 昨日、多くのメディアの方々にも来ていただきましたけども、公共交通網形成協議会を開かせていただきました。そこでも申し上げましたが、私の意図をもう一度ここでお話し申し上げたいと思います。
 岡山も大きな面で見ると人口減少、そして高齢化、ここはもう避けられないところであります。将来持続的に発展するということを考えていった場合、私としてはコンパクトでネットワーク化されたまちが必要だろうと思っております。
 次に、そのためにどうするかということでありますが、まずは中心部のにぎわい、活性化を図っていく。そしてこのにぎわいを誰が享受するかということでありますが、それは、中心部に住んでおられる人はもちろんのことでありますけれども、周辺部の方も楽しんでいただかなければならないと思います。高齢化が進み、免許の返納等々も多くある中で、やはり重要となってくるのは公共交通であります。公共交通を安定的に提供していくことが、一つの大きな意味を持つだろうと思っております。
 今のが2点目ですが、3点目として、昨日の話題ではありませんが、やはり周辺部での日々の生活、日々買物に行く、そして病院、診療所に行く、そういった生活交通を確保していくというのも私は必要だろうと思っております。
 おかげさまで、私も就任して7年がたちましたけれども、中心部の動きは県庁通りの一車線化も今年度内には完成しますし、令和5年には劇場も開館します。路面電車の岡山駅前乗り入れも実現に向けて動いています。また、岡山城、後楽園周辺の整備も相当進んでまいりました。そして、何といっても民間の再開発、非常に多くのプロジェクトが動いているわけであります。
 そういった中心部の動きに対して、2点目に申し上げた、周辺部と中心部を結ぶ公共交通を考えてみると、直近の2年間だけでも国道180号のバス路線が休止となり、また都心と周辺部を結ぶ10以上の主要路線で減便となっております。また、今年に入って新型コロナウイルスの影響で利用者がさらに減少しているところであります。したがって、こういう状況下で、私としては公共交通の維持、またできれば拡充をスピード感を持って実現していかなければならないと思っている次第であります。
 昨日申し上げましたけど、我々の提案は3本の柱からなっております。
 1つは、非効率となっている重複路線を集約し、運行を効率化していく、路線の再編の問題であります。
 2つ目としては、認可運賃よりも低く設定されている都心の運賃の値上げであります。
 3点目としては、高齢者、障害者の運賃割引、これは市のほうで負担させていただこうと思っているところであります。
 昨日、具体案をお示しし、報道もいろいろしていただきました。しかしながら、まだ事業者間の考えが必ずしも一致しているわけではございません。我々としては、できれば令和3年度の予算で実現していきたいと思っております。そういう面でいきますと、時間的に言えば、年明け早々には協議会を開いて、一定の結論を出していかなければならないと思っているところであります。
 この計画には事業者の合意が必要となっております。我々としては、できれば全事業者の合意、できるだけ多くの事業者の合意を得て、この計画をスタートさせていきたいと思っております。

パナソニック岡山工場閉鎖発表について

 10月1日にパナソニックコネクティッドソリューションズ社の岡山工場の閉鎖が発表されました。当日、私にもご説明をいただいたところでありますが、その後また、パナソニックの幹部が訪問くださいました。そこでいくつかの会話がございましたので、少しご披露だけさせていただきたいと思います。
 私から申し上げたのは2つであります。
 1つは、今勤められている従業員の皆さんについての雇用の確保であります。この点については、パナソニック側から、従業員の異動先については、できる限り本人の意向も尊重しながら配慮していきたいということを言われました。
 2点目でありますけれども、跡地活用の問題であります。我々としては、跡地活用を図っていただき、当該地域の活性化につなげていただければと申し上げたところであります。
それに対して、パナソニック側からは、既に複数の引き合いがあるとおっしゃっておりました。岡山市と長年にわたった関わりから、彼らとしても地域に貢献できるような形での利用をしてもらいたいと考えているということを聞きました。そして、パナソニック側から、早い段階で市へも相談したいとの意向も示されたところであります。
 以上、やり取りをご披露させていただきましたが、岡山市としては、地域の活性化、そして雇用の確保について、万全を期していただくようお願いをしたところであります。
 私からは以上です。

質疑応答

会見する大森市長

○記者
 桃太郎まつりの冬の事業なんですけれども、まず根本的なことで申し訳ないですけれども、2番のところの冬の桃太郎まつりに関しては、毎年やっているイベントの行事も入れるんですか。これは代替ではないということですか。

○市長
 従来の「MOMOTAROH FANTASY」をやっていますけど、あと市街地の各所でライトアップ、イルミネーション事業を行っていくということであります。だから、そういうライトアップの実施場所が相当広い範囲で行われるということであります。何かあれば。

○担当者
 今、市長がおっしゃったように、もともと「MOMOTAROH FANTASY」という岡山駅前のライトアップのイベントを桃太郎まつりとして実施していたんですけれども、今回、夏、秋が中止になったということで、面的に広がりを持たせた形で取り組むのが今回の事業ということでございます。

○記者
 分かりました。
 それと、細かいところにもなるんですけど、このうらじゃのソコヂカラに関して、「卒業」というテーマを出しているんですが、出演者は岡山を離れるというふうに設定するということでよろしいですか。

○担当者
 必ずしも全員がというわけではないんですが、毎年120連を超えるような連に参加をいただいておりますので、改めて各連に趣旨を伝えて参加を募って、今回で言うと、踊り連が10連、人数的には約300人から400人程度の参加があるという状況でございます。

○記者
 それともう一つちょっと細かいことを聞きます。
 開催時間が午後6時から9時という、遅い時間帯というのは何か意図があるんでしょうか。

○担当者
 今回、コロナ対策ということで、参加していただく人数を制限させていただいている関係もございまして、岡山城が閉まった後の天守閣前広場を使うということで、その時間の設定をさせていただいております。

○記者
 冬のおかやま桃太郎まつりの説明について、夏と秋のイベントが中止になっているので、この冬のイベントにかける市長の思いを改めて教えてください。

○市長
 私も、先ほども申し上げましたけど、7年間市長をやらせていただいて、毎年本当に暑いときのうらじゃ、踊り連たちがもう汗だくになりながら、でも笑顔を忘れずにペインティングをして踊っている姿というのはすばらしいものがあると思います。秋も岡山城での様々なイベント、八丈島からも宇喜多秀家ゆかりでいつも来ていただき、鹿児島の出水からも来ていただき、こういう中で何といいますか、岡山らしさというものが出せたのではないかと思っているんですが、今年はどうしようか、随分議論をしましたけれども、やはり決定というのはある程度前にやらなければならない。
 となると、新型コロナウイルスの正体がまだまだよく分からない中で、我々としては中止をせざるを得なかった。すごく残念ですけれども、そういった中で今回、特にうらじゃ、大学生とかですね。もうこれは卒業して岡山からいなくなる人もいるんですね。やっぱり最後踊りたいというそういう気持ちが我々のほうに伝わってまいりました。踊れなくて悔しかったとかね。そういったことで、今回の代替事業を実施させていただいているわけです。十分とは思いません。彼らもまだまだ満足感を満たすというところまではいかないと思いますけれども、我々としてできることはやらせていただこうと。
 そして、あのイルミネーションなどはですね。まあ従来でも結構きれいですよね。それで、それを一層華やかにして岡山のまち、まだまだ飲食も完全には戻りきってないところでありますから、そういうのを楽しんでいただくということで、ぜひ岡山の皆さんに喜んでいただければと思っています。

○記者
 ちょっと細かいことで恐縮なんですが、このうらじゃ、踊り連10連などがあるんですが、都合何人ぐらいいるかなあと。単体でどういうその形態で。

○市長
 私が聞いているのは、300人から400人というように聞いております。それで観客はなしでありますけれども、ライブ配信、ないしは録画配信でYouTubeで配信していくと。

○記者
 あとちょっと細かいことで2つすみません。
 そのパナソニックのお話なんですけれど、これはいつ頃何人ぐらいの方がいらっしゃったんですか。

○市長
 最初に来られたのは10月1日、跡地の利用などの話をさせていただいたのは10月8日であります。
 相手方の名前は、相手方に確認していませんので、ちょっと申し上げにくいですけれども、幹部の方が3人来られております。

○記者
 ありがとうございます。ちょっと最後に1点。
 ちょっと岡山から離れた話で恐縮なんですけれども、今、大阪で都構想と、いわゆる政令市としては初めて挑戦というのがありますけれども、それを今回同じ政令市の市長としてどのようにご覧になっているかということをお願いします。

○市長
 大阪都構想そのものは、私がその是非についてコメントすべきではないかもしれませんが、ただ二重行政をなくしていく、こういう動きとしては歓迎すべきだろうと思っております。大阪にとって、それが大阪都構想ということの解決策だということだと理解しておりますが、そういう面ではどこの政令市、もちろん岡山市もそうですが、都道府県との二重行政というのは存在するというように思っております。そういう面で、我々としては政令市の権限強化をしていく必要があるだろうと思っておりまして、特別自治市の主張をさせていただいております。これからも制度を変えて、こういう特別自治市の必要性を訴えていきたいと思っています。

○記者
 ちょっとざっくりとした質問になってしまうんですが、バスの交通網の件なんですけども、昨日の会議を拝見させていただいたんですが、それぞれの事業者さん、それぞれのお立場で市が提示した案について、ご意見を述べられていたと思うんです。中には反対する意見もあったと思うんですが、市長のお話では予算化も含めてこれから進めていくと。
その際には、事業者の合意もこれから必要になってくるという話がありましたが、それぞれの意見が述べられ、これからコンセンサスをつくっていく中で、根本的に事業者の方々に持っていただきたい認識というんですかね。その根本になる考え方、市として事業者さんにこれからは持ってほしいというものがあればお願いします。

○市長
 それはもう間違いなく、市民の皆さまの、バス利用に関する利便増進ですね。やはり最初に申し上げましたけど、周辺部は全体としては人口も減ってきています。相当数の減少があります。そして、高齢者も多くなっています。そういう中で、周辺部での活動もありますけども、やはりこれが岡山の中心部に来て、それぞれの人が楽しんでいく、買物をする等々いろんな楽しみ方があると思うんですね。それを確保するには、何といっても交通手段であります。
 だから、そういう交通手段のところで、我々としては鉄道の話も、LRTなどは議論させていただいています。ただ、そういう鉄道が利用できるところというのはごく一部なので、それ以外はバスの利用になってくるわけであります。我々としては、そういう面からちょっと重複しているのではないかと言えるようなところは、そこをすっきりさせる。それから、特に高齢者が今は多くなっていますから、そういった人への半額の割引、都心がお互いの競争で、認可料金140円から150円ぐらいとなっているところを、実際には100円しか取ってないというようなところで、経営に相当影響が出ている。そういったところを改善してほしいと述べているわけであります。
 これから2、3か月の間にできるのかというお話があるのかもしれません。これは2年半、3年近く前から動き出して、我々は何度も申し上げて、水面下でも市のメンバー、これは私自身も含めて折衝させていただいているところであります。意図はお分かりいただいているというように理解しているんですが、あとはどこで調整をしていくか、これからの2、3か月全力で調整にあたっていきたいと思います。

○記者
 今の質問に関連してなんですけれども、2、3か月全力でというところでおっしゃったんですけれども、次に協議会の形で会合を開く場合というのは、まあ、予定どおりと言えばそうなんですけれども、もう結論、取りまとめというような形でもう進めていくという理解でよろしいでしょうか。

○市長
 私の希望としては。それが事業者の合意が全く得られないということであれば、それは協議会という形になるかどうか、そこも全くゼロではないと思います。ただ、昨日も賛同いただいている企業もありますし、明確に反対と言われている人もおられることはおられるんですけども、そうではない、この点についてちょっと変えていただいたらどうかというような意見もありました。どこまで調整ができるか分かりませんけれども、我々としては1月の某日の協議会に向けて、合意案をつくっていきたいと思っています。

○記者
 先ほど出た都構想に関してなんですけれども、先ほど、特別自治市の必要性ということであったり、二重行政の解消というお話があって、重なるところはあるかもしれないんですけれども、今回の都構想の議論の中で、全国の県民、市民がどういう問題意識だったり、どういう議論というのが醸成されていくことを期待されますか。いかがでしょうか。

○市長
 まず、時代はどんどんどんどん動いている。こういう中で、自治体組織というのもこの流れに応じた形で対応していかなければならないと思っております。そういう中で、大阪の都構想は、産業政策、施設、様々な点が、大阪府と大阪市で権限が重複しているといったことで、随分府と市の間がうまくいってなかったという時代があったわけです。私も大阪に赴任していたことがあります。そのときにもそういうように、感覚としてですが、感じたこともあります。もちろん我々もこの二重行政があるといったときに、岡山市と岡山県の間で調整をしていくということは必要であり、かつ今もやっているつもりではありますけれども、やはり別の組織体になりますから、必ずしも十分に連携がいかないときはあると思うんですね。そういった様々な問題を払拭するためにも、すっきりとした行政組織にしていく必要があるというように思っております。

○記者
 また、公共交通網形成協議会の話に戻るんですけども、残された時間が3月ちょっと。今までに調整も水面下で詰めてこられたと思いますけども、これが合意に至る上で最大のポイントって何になると思いますか。
結局、何か、議論が堂々巡りのような感じも一部受け止められるような気もしておりまして。

会見する大森市長

○市長
 議論が、堂々巡りと言うよりも、3年前からそれほど動いてないという気は確かにします。だからこそ、市としてどうやって動かしていくのかということを明確にしてお示ししたというのは、昨日の協議会自身、意味があるものだと思っております。それぞれお持ちの意見がそこで噴き出ているということだと思うんですが、それを今度は冷静に、私どもは受け止めて、調整するところがあれば調整をしていくということで合意点を見つけていくしかないんじゃないでしょうか。それができるだけ多くの社との間で合意ができれば望ましいというように思っております。
 先ほどの質問にありましたけど、我々は何を考えているかというと、市民の足の確保なんです。このままいくと市民の足が確保できない。もうその1点だけですよ、私が申し上げたいのは。先ほど、2年間でこれだけ休止したり廃止したりしていると申し上げた。もっと長い年月で考えていくと、確か25年間で26%、バス運行区間の延長が減ってきている。こういうことをやっていると足が確保できない、何とかしなければということで動いたつもりなんですね。だから、この3か月間、どこまでのことができるかというのは、私もはっきりとは分かりません。昨日見られたとおりの状況であるわけですから。ただ我々としてはこの調整に邁進をしていきたいと思っております。
 多くの市議会の議員の皆さんも心配されています。大きな面での市民の足の確保というのは、議会の皆さんからも、やるべきだというような話を随分伺っているところであります。そういう面で、どこまでできるか正直言って分かりませんが、やれるだけのことはやってみたいと思います。

○記者
 それでいきますと、揚げ足を取るつもりは毛頭ないんですけど、全事業者一致を狙いますか、それとも今おっしゃったできるだけ多く、どちらですか。

○市長
 言葉の問題は重要ですね。そういう面では、私としては全事業者の合意を目指していく。目指していくということに尽きるかもしれません。

○記者
 今までの議論では、バスをもっと利用してという、そのためにどうすべきか、という議論を進めていった。でも一方で、足の確保とおっしゃいましたが、マイカーを使える人たちがある意味多くいるわけで、マイカーで都心部へ出る抑制でしたらかけられるんじゃないかという議論もありますけど……。
マイカーの都市部への流入の抑制ですね。この点についてどうお考えになりますか。

○市長
 ヨーロッパあたりでは、中心部、マイカーの抑制なんかやっていることは事実であります。東京都でもそういう動きをしたことがありますけれども、本来はそういう議論も並行してやらなければならないかもしれません。ただ、あまりに手を広げ過ぎると物事は動かなくなってきますから、当面はバス事業の公共交通の維持、拡充、こういった点に取りあえず力を入れてやっていきたいと思います。

○記者
 先ほどの二重行政のお話もあったんですけれども、10月25日に岡山県知事選挙が行われます。岡山県の新たなリーダー、県、市の関係、それから新型コロナもずっとこれからやっていかなきゃいけないと思うんですけども、どのようなリーダー、パートナーを見込まれているでしょうか。

○市長
 それは、これから選挙がなされるわけでありますけれども、何といってもやはり岡山市との連携をより一層よくしていただきたいと思います。
 今、岡山県全体の新型コロナウイルスの感染者、160人強であります。岡山市が100人強ということで、7割弱ぐらいが岡山市に集中しております。それは、岡山市が他のところに比べて密の度合いが大きいということにも起因しているんだろうと思います。そういう面で、我々として感染対策にこれから万全を期していかなければなりませんし、逆に密になっているというのは、それだけ商業施設、飲食等々も集中しているということであります。経済対策も必要となってまいります。我々としては、できる限りの経済対策も打っているつもりでありますけれども、それは県と連携してやることができればもっともっといいものになっていくのではないかというように思います。
 岡山市との連携を次のリーダーに望むものであります。

○記者
 案件外で恐縮なんですけども、市の新型コロナのこれまでの予算措置が800億円を超える中で、財政状況も不透明さを増しています。この前も各局へ通達しているとおり、既存事業について、見直しを図っていくというふうにも明言されていますけれど、そのあたり見直しを図るのではなくて、どういう基準でどういったものを凍結なり中止なりというふうに、今の時点でお考えでしょうか。

○市長
 そこはまだ明確には決めていません。これからの予算過程で、各局には見直しの話は伝えておりますので、各局がどのように考えていくのか、それを伺った上で判断をしていきたいと思いますけれども、私はある面、この新型コロナウイルスがここまで感染したというのは、そういう事務事業を見直すいい時期でもあると思います。どうしても通例でいくと、今まで続いていた事業、ないしは今までプロジェクトとして動かしていた事業というのは、そのまま継続をしていくわけでありますけれども、こういう新型コロナウイルス感染症が拡大をし、税収にも大きな影響が出ていくときに、従来の前例主義にのっとってやるのではなくて、新たな視点から物事の処理をしていく、そういったことが必要なのではないかと思っています。その切り口を完全に整理できているわけではございませんけれども、ただこういう新型コロナウイルスが感染しているということで日常ではない、こういう中で物事を一つ一つ考えていこうということは申し上げているところでありまして、予算をつくっていく過程においてそういったことを判断し、また予算の発表のときには中身を申し上げたいと思います。

○記者
 今おっしゃったこととちょっと反するかもしれませんが、市長のこれまでのご認識として、就任以来、力を入れていた中心市街地の活性化もようやく実を結んできているというような実感もこの前の会見でおっしゃっていました。そういった中で、財政的に逆風が吹く中でも、中心市街地活性化策を進めていかれると思うんですが、そのあたりの思いというのを伺います。

○市長
 私は、中心市街地の問題にしろ、市民の負担がどれだけになるかということはよく考えていかなければならない。1つの事業にしても、市の負担が100%のものと、交付金そして起債・交付税という流れのもの、トータルの税金という面では変わらないかもしれませんけれども、市民の負担という面では大きく違ってくるようなものがあります。私としては、できるだけ市民の直接の負担は少なくしてやっていかなければと思っております。
 劇場も非常に大きな事業でありますけれども、合併推進債というものも利用させていただきたいと思いますし、庁舎のほうも、今までは総務省へ庁舎建設に関しての起債を使わせていただくということを言っておりますけども、今は合併推進債も延長できないかということを言っています。そうなると、また相当の低減もできるわけであります。先ほど申し上げた路面電車の駅前乗り入れ、そして県庁通りの1車線化、これらも交付金そして起債・交付税という流れのものが多く出てきています。
 そういう面では、有利な財源を使いながら、私としては先ほど申し上げたように、中心部がある程度にぎわいを持つというのは、まちにとっては非常にプラスになるというように思っております。全体としてかかる市の負担額を計算しながら、前に進めていきたいと思っています。

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