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令和2年8月7日市長記者会見

[2020年8月14日]

ID:24287

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令和2年8月7日市長記者会見

  • コロナ禍による岡山市の状況の変化について
  • お盆休みの注意喚起について

令和2年8月7日市長記者会見資料

市長記者会見動画

コロナ禍による岡山市の状況の変化について

会見する大森市長

 皆さんおはようございます。
 今日はお盆前の会見でございます。大きな案件がなかったということもあって、新型コロナウイルスで岡山がどう変化しつつあるのかを少し分析しましたので、参考にしていただければということで、今日お話し申し上げたいと思います。
 まずは、新型コロナウイルスの感染症の感染者数の推移であります。(8月6日時点で)トータル75人、入院者数は(8月5日時点で)27人ということでありますが、確保病床数が県全体ではありますけども、250床ということで、余裕は十分ございます。
 政令指定都市での人口10万人当たりの感染者数を見ていただきますと、20指定都市の中では、岡山市は静岡市に次いで、10万人あたりの感染者数が少ないところであります。ただ、7月14日以降増えておりますので、十分用心し、油断してはならない状況ではあります。指定都市の中での感染者数の比較はこのようになります。
 大きな表の中でちょっと特徴的なところが、今よく話題になっているPCR検査であります。棒グラフで整理をしておりますけれども、検査対象については、当初様々な議論がありました。今年の2月から4月までは海外渡航歴があるなど、疫学要件に該当する人を中心に行ってきております。4月以降は海外以外であっても、国内の感染流行地域に移動した方など徐々に検査対象範囲を広げてまいりました。
 6月30日の記者会見で申し上げましたけども、新型コロナウイルス感染症が疑われる市民が検査を受けられる体制整備が必要と考え、岡山市医師会、岡山市内医師会連合会との共同で検体採取可能な診療所などを募集いたしました。当初は約60カ所ということで、ここで発表させていただいておりますが、8月に入り現在では100カ所を超えているところであります。
 7月以降、全国的な感染が広がり、岡山市でも感染者が増加し、中でも症状が軽い風邪のような方が多いことから、市民の皆さまには、体調に異変を感じたら最寄りの医療機関や新型コロナウイルス受診相談センターに相談していただきたいと申し上げ、医療機関にも上気道炎症、気道の上部の炎症や発熱がある場合には、積極的に検査を実施していただくようお伝えしていたところであります。
 したがいまして、この棒グラフを見ていただければ一目瞭然でございますが、6月頃までは1日当たり平均で5件程度であったものが、7月以降は1日に30件程度まで増えてきております。もちろんクラスター発生などによる関係者のPCR検査を行ったということもこの中には含まれておりますけれども、件数が増えてきております。今後とも感染防止に努める上で、検査拡充は大切なことと認識しております。さらなる拡充策も考えていきたいと思います。今月末には9月の補正予算について、この場でもお話し申し上げたいと思いますが、このPCR検査の拡充は9月補正の柱の一つになるのではないかと思っております。

 次に、人口動態の資料、資料2ページをご覧いただきたいと思います。
 東京都の23区、指定都市、そしてその中での岡山市の社会動態を比較したものでございます。令和2年3月から6月、一括したものを見ていただきたいと思いますが、東京の23区が4万702人のプラスになっております。指定都市は4万9,027人、岡山市は424人の増となっております。
 ちなみに、前年度を見ていただければ、東京都は、23区は5万1,000人、指定都市が4万5,000人、岡山市はマイナス350人ということになっているわけであります。そういう面から見ると、東京の伸びが抑えられている、指定都市が東京の23区よりも社会増になっている、岡山市もマイナスからプラスに転じているということが言えると思います。我々にとっては歓迎すべき方向でありますけれども、これが一過性のものなのかどうか、また様々な対策を行っていかなければならないと思いますが、いろんな推移を見ていきたいというように思います。

 資料の3ページについて、今度は地域別の話でありますけれども、地域別を見てください。地域別は、これは岡山市に住んでおられる日本人がどのような社会移動を行っているかということであります。令和元年3月から6月と、令和2年3月から6月を比較してみていただきたいと思いますが、東京圏の転出超過が858人から593人に減っており、大阪圏も579人から407人と減っているところであります。
 また、この山陽、山陰、四国等々は、非常に順調に社会増になっているというのが見えているのではないかと思います。それで、先ほどのものを地域別に裏づけたものでありますけれども、今は日本人だけの動向ではなくて、外国人も見ていかなければなりません。
 外国人がどうなっているかというと、この下の参考資料をご覧いただきたいと思います。令和元年3月から6月は、合計のところを見ていただくと、506人プラスになっているのに対して、今回はマイナス575人ということで1,000人ぐらいの差が出てきています。特に上から3番目の国外、外国人の直接海外から日本、岡山への移動というのが、令和元年ではプラス1,320人もおられたのが、令和2年ではプラス192人ということになって、各国の入国制限等々が大きく効いているということだろうと思います。

 次に、有効求人倍率を見ていただきたいと思います。
 3月、この新型コロナウイルスが岡山でも随分話題になってきた頃の2.25という数字が、6月では1.43まで一挙に落ち込んでおります。しかしながら、全国では1.1でございますから、それに比べると、まだいいという状況になっております。それで、こういう経済状況になると、生活保護が増えてくるというのがよくあるケースなんですが、見ていただきますと、3月、4月は増えておりますが、5月、6月は決して増えていない。したがって、市も事業継続支援金を出させていただきましたけれども、国の支援金もございます。そういった支援が何とか止血剤の役目を果たしているということになるのではないかなと思います。
 ただ、リーマンのときを見ますと、経済の血液が循環しにくくなったわけであります。そういう面ではじわじわと経済に効いてきておりましたので、だんだんと生活保護が増えてまいりました。短期的というよりも中・長期的に増えてきた。我々もこの3月から6月の動きだけではなくて、もう少し中期、長期に注視して対策を打っていく必要があるだろうというように思っております。
 特別定額給付金は、ここでも何度かお話し申し上げましたけれども、全世帯に対する申請割合は98.51%までいったところであります。

 次に、地域経済を細かく見ていきたいと思いますが、百貨店・スーパー、3月、4月、5月は非常に落ち込みました。全国に比べるとまだましというところがありますけれども、それに対して6月が前年度比2%、反発したということだろうと思いますけれども、伸びております。ただ、7月になっての感染者増がどう効いてくるのかというのが、少し怖いところでございます。
 コンベンションセンターの稼働率、これは岡山にとって非常に大きいですね。岡山はやっぱり中四国のゲートウエイと言われているだけに、岡山でコンベンションをやると、人が集まりやすい。多くのコンベンションが岡山で実施されます。これが大体8割から9割減になっているということは、我々にとっては大きな打撃だということであります。 岡山城の天守閣の入場者数もそうであります。
 事業継続支援金は、前年度比20%以上売り上げが減少しているという要件に合致するところが申請していただいているんですけども、もう1万7,000件の事業所が申請されている。それだけ、売り上げが大きく落ち込んでいるということを示す資料だろうと思います。
 短観の話は、皆さんがよくご存じだと思います。

 次に、6ページは、岡山市の経済活動の影響ということであります。
 これは、少し調査対象の母数が少ないところもあるんですけども、全体的な傾向として見るのはいいのではないかというように思っております。

 次に、7ページをご覧いただきたいと思います。
 これは、携帯電話会社が持つビッグデータから滞在人口を推計して、午後1時台と午後8時台の夜間の人出について過去2年と比較をいたしました。最も落ち込んでいるのが5月の第2週ぐらいですね。前年比48%とか、夜間では49%とかっていう現象になっております。5月中旬の緊急事態宣言解除後は人出が徐々に戻り始め、6月の第4週を見ていただければ、昼間で前年比7%減、夜間で17%減まで回復いたしました。
 しかしながら、7月に入り感染者数が増加をしたということで、再び落ち込み始めております。直近の7月の第5週では、昼間が前年比13%減、夜間で前年比25%減ということになっております。影響が大変懸念されているところであります。

 以上の資料だけではないんですけども、様々な動きを見てみると、新型コロナウイルス感染症については、もちろん感染症対策が最大の問題、テーマではありますけれども、市民生活についても、地域経済の実体を踏まえて必要な対策を講じていかなければならないと思っております。
 特に人口動態です。4月から6月にかけて東京への人の流れが抑制されたことは、とりあえずは一過性のものかもしれませんが、視点を変えると、東京から地方へと、社会全体が大きく動き始めた兆しと捉えることもできるのではないかなと思っております。
 今年の骨太の方針もそういう方向性が示されておりますし、6月の内閣府の調査でも、三大都市圏居住者の地方移住の関心が、若い世代を中心に高まっているという結果が示されております。この動きをやはり今だけのものにしてはならないと思っております。岡山市も、もちろん必要な施策を講じていきますけども、何といっても、国、政府による税制改正等といったソフト政策が一番有効だと私は思いますけれども、それらを年末に向けた税制改正等々で、ぜひ実現をしていただきたいと思います。
 もう一方、山陽、山陰、四国地方から岡山市への転入は、例年どおりございました。これは、岡山市が中四国圏域の中枢拠点として、相当の都市機能を備え、圏域全体から東京などへの人口流出を捉える受け皿としての役割を、より一層果たしていかなければならないということも示しているのではないかと思っております。このため、岡山市は医療、福祉、子育て、教育をはじめとした都市機能を充実させることにより、都市の総合力を高め圏域全体の発展をリードしていきたいと思っております。

お盆休みの注意喚起について

会見する大森市長

 お盆休みの新型コロナウイルスに関しての注意喚起であります。昨日8月6日時点で岡山市では全体で75人、7月以降では59人の新型コロナウイルスの感染者が発生しております。この59人のうち、40歳代までの比較的若い方が約8割を占めております。それで、ほとんどの方が無症状ないしは軽症者であります。また、感染経路については、3件のクラスターと濃厚接触者だけでも6割強となっております。全体としては、概ね感染経路は追えている状況であります。
 これらを総括しますと、もちろん油断できる状況では全くありません。しかしながら、一方ではやっぱり過度に恐れることもないのではないかと、これは岡山大学の医学部の浜田教授もおっしゃっております。やはりこの新型コロナウイルスなるものを正しく認識して、感染症対策を十分に講じて対応していくというようなことが必要になってくるのではないかなと思います。市民の皆さまには、3密の回避や手洗い、またマスクの着用などの新しい生活様式を改めて徹底していただきたいと思います。
 加えて先日、カラオケ付きの飲食店でクラスターが発生したことを踏まえて、会食時に大声で会話したり騒いだりすることは飛沫感染のリスクを高めることを意識し、大きな声での会話を控え、また換気が十分に行われているか確認するようにしていただきたいと思います。
 また、来週のお盆休み中には、恒例の高齢者の方と接する機会や、ご家族またはご友人の方と会食する機会が増えると思います。高齢者の方は重症化リスクが高いことを踏まえてこれらの基本的な感染対策を徹底するように心がけていただきたいと思います。感染からご自身の体や大切な人を守るため、一人一人ができる感染予防策を確実に行ってまいりましょう。

 私からは以上です。

質疑応答

○記者
 人口動態のことで伺います。東京一極集中是正への流れがあるということでありましたが、市としてこの流れを、施策を打っていきたいというふうにおっしゃいましたけれども、具体的にどのような施策を。
 
○市長
 まだ、具体の施策までは行っておりませんけども、就任当初以降、企業を誘致については、例えば中四国支店の誘致を初めとして、岡山のその拠点性を利用した施策を充実させてまいりました。これに何が付加できるのか今のところわかりませんが、やはり経済が一番大きな要素を占めると思います。流通拠点も随分整備していただいていますけれども、それらをさらに付加することができればとも思っております。

○記者
 1点、従来から言われているのは、この岡山の知名度ですね。首都圏での知名度をもしかしたら触れていただいていますけれども、その辺の対策、施策っていうのはどうですか。

○市長
 一朝一夕には言えないですよね。基本政策審議会で杉山委員が、岡山と言ってすぐに誰でもわかるのは桃太郎だということで、「桃太郎のまち おかやま」というふうにおっしゃいました。確かに、桃とかは有名ではありますけれども、東京では山梨だとか、福島の桃というのも有名ですしね。我々として一つ一つ実績を上げていくしかないと思っております。
 そういう面では、岡山のこの県南地域に、どこにも活断層がないというのはすばらしいことだと思いますよ。東京にいると、毎日揺れてもおかしくない。しかしながら、岡山のまちに住んでいると、何か揺れると、大きなトラックが走ったんじゃないかと思ってしまう。こういう安心感というのはすごく大きい。大分流布はしていると思いますけれども、本当に一朝一夕にはいきませんけれども努力をしていく。これが5年たち10年たっていくと変わっていくんじゃないかなと思っております。

○記者
 最後の1件、税制制度の見直しというところのことについてのお話だと思うんですけれども、具体的にこれまで様々な地方創生、これをとってきていますけれども、具体的にどういったところを。

会見する大森市長

○市長
 本当は、当初の議論で私が重要だなあと思ったのが、あれはヘッドクオーター機能の地方移転だろうと思います。ただ、実績は上がらない大企業であっても、そこに勤めておられる方の住居とか、そういうものをなかなか否定して、急にぽんと移転する、コマツが移転したような形が、そう簡単にできるものでもないというところはあるのではないかなと思っております。私は指定都市のまちづくり・産業環境部会長をやっていますから、指定都市全体として取り上げていきたいと思っているんですが、そういう面では新たに起業するときに、地方のほうが有利だというようなものも、個人的にはベンチャーの優遇策とかもあるんじゃないかなと。それからあとは事業承継とかですね。そういうものをより容易にするものが必要なのではないかなと思います。

○記者
 先ほど、お盆の話があったんですけれども、岡山市として、例えば県外から岡山に入ってくる人、岡山から県外に出て行く人への対策というものは何かお考えでしょうか。

○市長
 ある程度の社会移動を含めての社会生活というのは、私は当然あるのではないかと思っています。ただ、一つ一つの行動が、新型コロナウイルスを意識しての行動でなければならないというように思っております。今のマスクの着用もそうでありますけれども、大人数で飛沫を飛ばしながら大声で騒ぐとか、そういったことは避けなければなりませんし、やはり3密の回避、帰ったときの手洗い、やはり基本動作はきちっとしていただきながら行動していただければと思っています。

○記者
 特段自粛を求めるというふうな形ではなくて、新しい生活にも取り入れてということですか。

○市長
 はい、そのとおりです。

○記者
 人口動態のところで、先ほど質問が出たんですが、もう少し詳しく伺いたいと思います。東京から地方への兆しではないかというお話も出たんですけれども、このコロナの状況の中で、例えばテレワークが進んだりだとか、感染度が続いている大都市圏よりも地方というような、移住相談とかそういうのが増えているというような報道は一部あったりするんですけれども、岡山市として、そのコロナの影響が後押ししているというような実感というと、いかがでしょうか。

○市長
 やはり4月の東京圏への転出というのは、特に指定都市の中で最も低いんですね。だから、やっぱりそこはそれなりに、皆さん新型コロナウイルスを意識した対応、もちろん外国人が減ってきているということも影響はしているのかもしれませんけどね。大学がリモートでの授業になっているということも大きいでしょうし、そういう面ではある面一過性的なものもあるんですが、こういうリモートワーク等々がもっとシステマチックになってくれば、岡山での東京圏、大阪圏への転出というのは相当抑えられるんではないかという感じもいたします。一つの大きな兆しとして考えていくということが必要かなというように思っています。

○記者
 ありがとうございます。重ねてなんですけれども、いわゆる市との把握されている範囲で結構なんですけれども、岡山市への移住を相談する件数がかなり増えているとか、ちょっと先ほど質問があったんですけども、施策としてオンラインで何かこの期を使ってちょっと考えていることがあるとかですね。何か構想などがあれば教えていただきたいんですが。

○市長
 今回の会見用に勉強したわけではないんですけれども、山陽新聞さんが「おいでんせえ」でしたか、逢澤直子さんの記事を書かれたんで、私はどんな状況かと聞いてみました。いろいろな連絡は相当数あるということでありますが、我々が従前にやっている東京での移住相談会みたいなものが、これはできない。
 それで、これからどういうふうにしていくか、ということを今考えているところだと聞いています。この期をうまく捉えて効果的な施策が打てるようにというように思っております。数字的なものを今持っていませんから、もし必要であれば後で担当のほうに聞いていただければと思います。

○記者
 新型コロナウイルスの感染者についてお尋ねなんですけど、岡山市は整理した中で静岡市に次いで低いんですけど、10万人当たりの感染者数は。これについての受け止めと要因というのはどういうふうに分析されていますか。

○市長
 まずは、やっぱり市民の皆さん方が3密回避等々の基本動作をきちっとやっていただいているということだろうと思います。これを見ていただいても静岡が一番低いですよね。それから、わりと人口密度の高い仙台も低いですね。なかなか論理的に分析しにくい点もあるような気がしますね。たまたまクラスターが起こって、ばっと上がっていくという場合もあるでしょうしね。ただ、全体として言えば、特に第1波の感染者数が非常に少なかったというのは、その時点の人の動きなどを見ても、相当制御されているということは間違いないだろうと思います。

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