ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

令和5年7月26日市長記者会見

[2023年8月2日]

ID:52046

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

令和5年7月26日市長記者会見

令和5年7月26日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山市役所公式LINE 新たなサービス・機能の追加について

岡山市役所公式LINE新たなサービス・機能の追加について説明する大森雅夫岡山市長

 まず第1に、岡山市では市民に市政情報などを届けるために、公式のホームページをはじめ、広報紙、テレビ番組、インターネット動画、SNSなどで情報発信を行っております。LINEについても平成30年度から運用を行っているところでありますが、昨年度までは、市からの情報発信ということで対応させていただきました。ただ、単なる情報発信だけでなく、様々な活用方法が期待できるということから、市民にとって便利で役立つサービスを展開していきたいと思っております。

 今年の4月からは学校の欠席連絡を開始しておりまして、保護者と学校の双方から好評をいただいております。登録者は、今年の3月末で2万4,000人から7月15日時点で6万人に増えております。この6万人は、LINEの登録全ての方の数字ですよね。今、保護者と学校の双方から「好評をいただいている」の後、すぐに「登録者」と言いましたけども、今申し上げたLINE登録の話は全体の数字であります。岡山市では6万人ということになっております。

 今回、より使いやすいものになるよう、8月から3つのリニューアルを行うことといたしました。1つが「市の公式LINEセグメントの配信」であります。2点目が「道路、公園の損傷等の通報」であります。3点目が「メニュー画面の充実」であります。先ほど申し上げましたように、本年の4月からは、学校と保護者をつなぐ連絡ツールに使わせていただいております。 

 一つ一つを申し上げたいと思いますが、セグメント配信サービスであります。今までは登録した全員に対して同じ情報を配信しており、全員が関わる一般的な情報のみに絞り、発信回数が多くなり過ぎないように制限していました。セグメント配信を導入することで、登録者が必要な情報を選び、興味のあるジャンル、12種の情報を受信できるようになります。12種についてはお手元にあると思いますので、ご覧をいただきたいと思います。なお、災害などの市政に関わる重要な情報は、引き続き登録者全員に配信していきたいと思います。

 2つ目は、道路、公園等の通報機能の追加であります。道路や公園の損傷等を発見した市民がLINEのメニューに沿って操作するだけで、損傷状況の写真や位置情報等を容易に発信して、通報することが可能になります。状況把握が写真を見ることによって非常に分かりやすくなるということで、効率的な維持管理も可能になります。

 3つ目は、メニュー画面の充実であります。今申し上げたような機能や、よく見られるサイトのリンクなどを配置することで情報を見つけやすくし、利便性を向上させております。メニュー画面を今、開いていただくと分かりますけど、(これが、8月1日以降には)こういうふうに変わっていくということです。今後もLINEの活用などを通して、市民サービスの向上につながるサービスを充実させていきたいと思います。

新健康ポイント事業「OKAYAMAハレ活プロジェクト」の開始について

新健康ポイント事業「OKAYAMAハレ活プロジェクト」の開始について説明する大森雅夫岡山市長

 次の話題に移ります。新健康ポイント事業「OKAYAMAハレ活プロジェクト」の開始であります。8月1日から開始する新健康ポイント事業「OKAYAMAハレ活プロジェクト」についてであります。

 平成26年から健康寿命の延伸を目指して、こういった健康ポイント事業を進めてまいりました。平成26年っていうと、私が当選した翌年からなんですけど、なぜかということでありますが、岡山市の方々は、平均寿命は長いです。しかしながら、健康寿命がなかなか全国平均にもいかないという状況になっていました。

 ここで言う健康寿命というのは非常に難しい概念、人によって変わり得る概念であるんですが、自分で自立して、お医者さんに頼らず行動できるということで、どっちかっていうと客観的なものっていうよりも主観的なもの。岡山の場合、医療が充実しているんで、少し医療に頼ったときに健康ではないと判断して、実際上、健康寿命年齢を申告される方もいるんで、そういう面から若干健康寿命が低いのかなっていう話が1つ、そういう情勢もありました。

 しかしながら、よく見てみると、通勤、通学に自動車、マイカーを使う人の割合っていうのが圧倒的に多いんですよ。だから、そういう面で歩くと健康になっていく。実は、東京、大阪、名古屋の比較をしたのがありまして、東京は公共交通が非常に充実をしているとともに、マイカー通勤って言うが、道路の混雑状況もあり、駐車場のスペースもあり、マイカーでなかなか通勤できない。

 皆さん方、行かれたら分かると思いますが、地下鉄でも地下4階、5階がざらにある。常にエスカレーターに乗るわけじゃないでしょうから、そういったことで自然と歩いている。次に大阪、そして名古屋が一番歩かない。それによって、病気の種類も、具体的に何だったかは忘れましたけれども、歩くことがその健康に相当寄与していくだろうということ、そういったことを、特に筑波(大学)の久野先生っていうのが中心で、そういう運動を起こしていまして、我々もそういうようなのを乗っていこうじゃないかということを平成26年からやっております。おかげさまで健康寿命は延びております。平均寿命との差も少しずつ縮まってはいますけれども、依然として全国平均を若干下回っている状況であります。

 直近の「おかやまケンコー大作戦」でありますが、1万4,000人参加いただけてはいるんですけれども、一定の参加者の歩数は増加するなどの効果はありますが、ただ参加者のうち、例えば令和3年度、1年間を通してポイントを獲得した人、すなわち継続的に活動した人というのは約4割なんです。そういう面では、まだまだいま一つかなと。 

 参加者アンケートの回答者3,442人について見ると、運動習慣がある人の割合は、事業開始時、令和元年度に59%であったわけですが、それが令和3年度には63.5%、4.5ポイントの増であります。この評価、いろんな捉え方ができるんですけれども、個人の頑張りを促すことを中心に据えた事業展開だけではなかなか健康的な行動習慣には結びつけることが難しい、という認識にも至ったところであります。加えて、この3年間、新型コロナウイルス感染症により外出の控えもあったということも否定できないと思います。 

 G20の岡山保健大臣会合が令和元年にあったんですけれども、そこで幾つかのポイントを提唱いたしました。その中でも「社会的なつながりの創生」、創生って創るっていうことです。「創る・生まれる」の創生ですが、社会的なつながりの創生ということに着目し、それぞれが生きがいを持ち、地域の中で暮らしていくことの重要性を確認したところであります。こういったことを考えて、社会参加にスポットを当てた新たなポイント事業を実施していこうと考えたところであります。 

 新事業では、まちに一歩出る、友人と食事に出かけるといったことや、近くの文化施設の利用、地域のイベントへの参加など、出かけるきっかけとなるよう、まちのあちこちでポイントがもらえる店やイベントがある、そういった環境づくりをしていくと。また、毎月ちょっとした特典がもらえる抽選や、キャラクター育成といったアプリを使い、楽しく使い続けてもらえる仕組みを取り入れているところであります。 

 今回の健康ポイント事業では、個人の頑張りを促すだけでなく、健康的なサービスが日常生活の中にあふれることで、無理なく自然と健康につながる行動を取る方を増やしていきたいと思います。対象は、18歳以上の市民、市内在勤者、在学者、ぜひ家族や友人、職場の仲間と誘い合って参加していただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症について説明する大森雅夫岡山市長

 案件は以上ですが、少し新型コロナウイルスの話をさせていただきたいと思います。岡山市内の新型コロナウイルスの感染動向ですが、皆さん方も、数字ないしは肌感覚で分かっておられるんじゃないかと思いますが、少し増加傾向であります。7月10日からの1週間は4.73、前の週、前週比1.23と緩やかな増加傾向が続いております。全国と比較しますと低い数字であり、幸いにも医療が逼迫している状況にはございません。しかしながら、これまでの感染動向から見ると、今後夏の間に一定の感染拡大の可能性があると思います。

 (モニターを示しながら)一方で、これがちょっと心配なグラフなんですけども、4回目接種、これが令和4年7月5日から始まって、これがこういうカーブを描いて、高齢者の接種状況です。昨年の秋開始した接種は、この青い線、こういうことになっている。今年の4月に開始した接種は、最初のうちは4回目の接種と同じ傾きを持っていますよね。そこからなかなか4回目、また秋接種の状況に追いついていってないんですよ。もちろん5類にはなったんですけれども、ワクチンを打たないと重症化しやすいっていうことは事実でありまして、私も今岡山市の医師会の副会長をしている市民病院の院長、今城医師とこの前少し懇談をいたしました。

 彼曰くは、やはりワクチンを接種していない方が罹患すると重症になる場合があるんで、できるだけ打っていただきたいというような話もありまして、こういう資料を作らせていただいて、高齢の方への接種を促していきたいなというように思っているところであります。報道の皆さん方、よろしくお願いしたいと思います。 

 その他もちろんマスクの着用など、高齢者や基礎疾患をお持ちの方などと会う場合には、そういったことをやっていただきたいというように思っているところであります。私からは以上です。

質疑応答

質疑応答中の大森雅夫岡山市長

○記者
 健康プロジェクトの関係で教えてください。(前回の)ケンコー大作戦のときに比べて対象年齢を18歳まで引き下げてらっしゃるんですけど、市長がおっしゃったように健康への意識づけというのはすごく大切で、若い頃からということを考えると18歳まで引き下げられたということはすごいいいことだと思うんですけど、さらにもっと言えば、もっと下の年齢でもよかったんじゃないかなというふうに思ったりもするんですけど、この18歳に線引きした理由を教えてください。

○市長
 例えばこの記者クラブで、みんなでやろうやというときに、35歳でいくと多分制限がかかっちゃうんじゃないか、全員はいかない。ただ18歳でいくと、それは多分全員やることができる。だから、なかなか外に出て運動しない、歩かないっていうのは、職場に行って仕事をされる方が多いんではないかと。

 高校生まででいくと、それは全員が部活に入るわけじゃないかもしれませんけれども、通学のときっていうのは、それなりに岡山の場合は歩くないしは自転車、公共交通、バスとか、そういった方が多いわけですから、我々として、早くこういう健康習慣を身につけていただきたいというのは18歳で十分なんじゃないだろうか。そして、職場全体でこういった動きに参加していただければという趣旨から、18歳にさせていただいているということであります。

○記者
 あともう一点、これもケンコー大作戦のときに導入されていたと思うんですけど、SIB(Social Impact Bond)の手法、今回の新プロジェクトでも同じような手法でいくんですか。

○市長
 SIBは今回は使いません。 誰か担当いるかな。私が聞いている範囲では、SIBでいくと企業とか、そういった方が出資ないしはいろんな参加をしていく。1企業当たりの、それに参加する量っていいますか、それが非常に小さいんで、企業側としてなかなか意思決定に参加しにくいっていいますか、額が多過ぎてもいかんのでしょうけど、そういうことで、各企業なかなか回って、お願いして参加していくっていうのにはちょっとなじみにくいという話を聞いておりました。 担当いる?

○担当課
 企業にとってみると、出資をすると毎年の決算とかでいろいろ手続がややこしくなるので、出資した額が小さ過ぎると手間がかかってなかなか難しいんです、というお声をいただきました。

○市長
 ほぼ同じです。

○記者
 分かりました。ありがとうございます。

○記者
 私からは、LINEについてお聞きしたいんですけれども、改めて、どのような背景でこのタイミングでリニューアルを決めたのかっていうところと、このリニューアルによってどういうことを期待するのか、っていうのを教えてください。

○市長
 まずは、日々このデジタル社会の中で、より市民にとって便利なものにしていくということを考えている、それが一つの節目になったということであります。そういう面からは、例えば今年の4月から、学校の側と保護者側、欠席をすると、このLINEで答えていくというんで、すごく重宝しているということであります。

 今回の場合も、できることをやっていくということであるんですが、例えば道路損傷とか公園の損傷っていうのは、これは前から私はやったほうがいいじゃないかというように申し上げていたんです。ただ、現場スタッフのほうで、この道路の損傷で例えば写真が送られたときにどういう対応ができるのか、それがかえってなかなかすぐに、スタッフも限られていますから、対応ができないと、逆に混乱をしてしまうんではないか?っていう危惧があって若干延びていたんですが、実は幾つかの都市で動いてみた実績からいって、これなら十分対応できるだろうと。

 若干、先駆者にはなり得なかったっていう面で、私としてはじくじたるところもあるんですけれども、ただそういう現場の混乱を招かないっていうのも一つの大きな要素でありますから、早めに今やれるのであればすぐ動こう、ということになって、こういうふうになったということであります。これからも逐次変えていきますんで、また期待していただければと思います。

質疑応答する大森雅夫岡山市長

○記者
 ありがとうございました。先ほど、学校の欠席連絡、遅刻連絡というお話も出ましたけど、この導入を4月からした手応えで、このたびリニューアルをするっていう動きになったんですか。

○市長
 学校が4月からで、何でこっちが8月からか?っていうこと?

○記者
 いえ、そういうわけではなくて、学校での欠席、遅刻連絡をLINE上でできるっていう制度にどのような手応えを感じて、これ(8月1日のリニューアル)につながったのかなと思いまして。

○市長
 それとは直接関係ないですよね。学期が始まるのが4月ですから、その4月にはこの欠席連絡はやっていこうということでやっているわけでありまして、そのほかもできるとこから早くやっていくということで、できるだけ早ければ早いほうがよかったと思いますが、いろんな準備の関係で8月になったということでご承知をいただければと思います。

○記者
 健康プロジェクトのことなんですけど、改めてどのようなことを市民の皆さんに期待されるか教えてください。

○市長
 先ほどと若干重複するかもしれませんけれども、岡山市民の方っていうのは、やはり特に通勤ですよね、マイカーの割合が大きいんですよね。だから、点から点に動いていく、点から点に帰っていく。そこで、やっぱり自分の体を動かして、健康を向上させていくっていうのはなかなかできない。それをやっぱり変えていくっていうのが1つです。

 もう一つの要素としては、この3年間、コロナでなかなか出るのを皆さん控えられていた。そういった状態を変えていく。だから、様々なイベントに参加したり、そんなことをしていきながら、この健康っていいますか、思考に変えていったらどうだろうかというように思っているんです。

 ちなみにちょっと、そもそも健康の要素って何だろうかっていうことを、G20(岡山保健大臣会合)のときも随分議論はして、その前も久野先生たちとはやったんですけども、1つは今言ったように「運動」、もう一つが「生きがいを持つ」、もう一つが「食事」、こういう3つの要素が一番大きいと言われているんです。

 今までは健康っていうところにシフトしていたものを、もう少し生きがいを持つ、そういったところにも考えて、もちろん健康もこれ、例えば塩分がこのくらいだとか、そういった一定以下だとか、そういうのを示して、このプロジェクトの中にも入れているところでありますが、この3つの要素をうまくかみ合わせて事業を進めていく、こういうことを考えていきたいと思います。 食事も入っていたよな?(担当課に確認)

○担当課
 はい。

○記者
 LINEのリニューアルのことでお伺いしたいんですけれども、このセグメント配信サービスや、道路、公園の損傷の通報機能を市民の人にどのように使ってほしいかを教えてください。

○市長
 セグメント配信のほうですか?

○記者
 2点、セグメント配信と通報機能、それぞれどう使ってほしいかを教えていただければ。

○市長
 LINE登録されてます?

○記者
 はい。

○市長
 時々来ますよね。それはあまり頻繁にならないように抑えているんです。そういう面からいくと、例えばイベント情報、今の話じゃないですけど、イベントを知りたいなっていう方が、この前、石山公園でカレーフェスティバルをやったと、そういうのが入ってない。そういうのを知りたいっていう人は、じゃあ観光イベントのところに(チェックを)入れると情報が来るんですよ。

 だけど、あれだけの12種類を全部送ってくると見るだけでも嫌になりますから、そういう面では、関心のあるものにだけ登録してもらえば。全体配信もありますから、全体配信プラス先ほどの例えばイベントっていうと、その本人にとって求めるものが送られてくる、そんなことになっていくんではないかと。

 道路損傷、公園損傷は、私はもっと早めにやれたんじゃないかなと思っているんですけれども、やはり写真を写せますから。写真を送っていただければ、道路の例えば穴ぼこがこんなところに出ていると。こんな大きいもんだったら、即、これは事故につながりかねないということで修理に行く、補修に行くっていうことができると思うんで、今までよりも、より効率的な対応ができるだろうというように思っています。

○記者
 ありがとうございます。あと1点お伺いしたいんですけれども、もし分かればでいいんですが、マイナンバーの自主返納がこの前、6月末までの数字を教えていただいたと思うんですけれども、7月の中旬とかもし……。

○市長
 最新の数字ですか。

○記者
 はい。分かれば教えていただきたいです。 

○市長
 分からない?(担当課に確認)

○担当課
 7月分については、まだ集計をしておりません。

○記者
 分かりました。

○市長
 数字的には上がってきているの?最終集計は別にして、幾つかの返却っていうのは出てきている?(担当課に確認)

○担当課
 それは出ています。

○市長
 よろしいでしょうか。 

○記者
 はい、ありがとうございます。

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: (広報担当)086-803-1024 (広聴担当)086-803-1025 ファクス: 086-803-1731

お問い合わせフォーム