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令和5年11月1日市長記者会見

[2023年11月1日]

ID:54239

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令和5年11月1日市長記者会見

  • 岡山市が「ユネスコ創造都市ネットワーク」の新規加盟都市に認定されました

令和5年11月1日市長記者会見資料

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市長記者会見動画

ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟について

 おはようございます。今日は、ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟が認定されたことについてお話を申し上げたいと思います。

 ユネスコ創造都市ネットワークは、創造性を核とした都市間の国際的な連携によって地域の創造産業の発展を図り、都市の持続可能な開発を目指すネットワークでありまして、そのネットワークには文学、デザイン、クラフト&フォークアート、メディアアート、音楽、食文化、映画の7分野があります。各都市はネットワークを活用し、交流、人材育成、プログラムの協力などを行います。

 ちなみに、文学分野での日本の都市の加盟は今までございませんでした。岡山市は、この文学分野では国内初の加盟となりました。なお、文学分野では、今回の認定でブラジルのリオデジャネイロ等11都市が認定され、ネットワーク全体で合計53都市となったところであります。ネットワークの詳細については、お配りしている別紙でご確認していただきたいと思います。

 岡山市は、今まで坪田譲治文学賞を中心として様々な取組を行ってまいりました。これらの優れた取組を地域の誇りとして国際会議などの場で国内外に発信し、岡山市の国際的なプレゼンスを高めるとともに、市民が国内外の文学、文化、芸術に触れる機会を創出するため、今年の6月に日本ユネスコ国内委員会の承認を得てユネスコ本部に申請をしていました。先ほど申し上げましたように、坪田譲治(文学)賞など40年にわたり取組を行っていった結果がこういうように国際的に高い評価を得たということでもあり、私としては率直にうれしいと感じております。

 このネットワークへの加盟により、これから加盟都市との交流など新たな広がりが期待できます。既存の文学事業をベースに、新たに福祉、教育、観光などの他分野の事業や関係者との連携を図り、今後国際会議の開催なども視野に産学官一体となって推進していきたいと思っております。

 加盟を機に、文学創造都市おかやまとしての取組をさらに進め、市民に広く周知していくため、新たなロゴマークを作成いたしました。今後、広報の際にも活用させていただきたいと思います。

 来年2月には、坪田譲治文学賞表彰式と併せてユネスコ創造都市ネットワーク加盟認定記念行事を開催いたします。この行事には、文学賞選考委員である五木寛之さんの講演を行う予定であります。詳細については決まり次第お知らせをしていきます。

 また、来年の7月にはポルトガル・ブラガでのユネスコ創造都市ネットワーク国際会議に出席を予定しており、日本で初めて唯一の文学分野の加盟都市として、ユネスコ加盟都市関係者に対してしっかりと岡山市のことを発信していきたいと思います。私からは以上です。

質疑応答

○記者
 2点、お尋ねします。改めてなんですが、認定された受け止めをお願いします。

○市長
 一言で言えば、うれしいということであります。よくご存じでしょうが、平成25年だったと思いますけども、ESDの国際会議を岡山で開きました。大きな成果があったと思っております。そこで世界といろいろな形でつながっていった。こういうESDも今SDGsとなって、どんどん発展をしているところでありますが、都市間ネットワークということから考えると、なかなかESDっていうところだけで我々が岡山として発信できる機会っていうのはそれほど大きくはない。そういった中で、このユネスコの創造都市ネットワークという存在を知ったわけであります。

 我々として、坪田譲治(文学)賞を40年にわたり行ってきました。これは、各都市がなかなか文学賞の維持ができないということで、若干全体としては縮小する傾向の中で岡山市はずっとやってきたところであり、岡山出身の作家も多くいらっしゃいます。そして、坪田譲治さんの賞で関係する、例えばノートルダム清心(女子大学)の山根先生とか、一緒にみんなで文学を巡って運動を起こしていたところであります。したがって、このネットワークに加盟しようということで決断して、今か今かと待っていたところなんですけれども、率直にうれしい、喜んでいるというのが今の状況であります。

○記者
 ありがとうございます。あと1点、すみません。今回の認定を受けて、今後地元岡山の文学振興にどのように生かしていきたいでしょうか。

○市長
 これで海外の各都市、53の都市と結びついていくわけであります。岡山としての発信はもちろんのこと、各都市からの発信を受けて、我々がやはり変わっていく、新たな刺激を受けるということも多くあると思います。そういう中で、岡山の文学がまた新たな道を進んでいければというように思っています。それとともに、やはり市民の皆さんに誇りを持っていただけることになったかなと思っています。ちなみに、先ほど申したESDは「26年」でした。失礼しました。

○記者
 この創造都市ネットワークなんですけども、持続可能な開発に向けての取組も求められてくると思うんですけども、これを機に先ほども福祉とか教育の分野にもいろいろと連携をしていきたいというお話があったと思うんですけども、どういうふうに他分野に展開をしていこうとお考えでしょうか。

○市長
 今後、具体的にいろいろと議論していかなきゃいけないと思っています。SDGsの17分野に関しての取組っていうのは、我々行政だけでなく経済界、そして大学など、今一体的に取り組んでいけているんではないかなというように思っております。そういう中で、新たにこの文学分野でのユネスコ加盟が国内初で認められたということもありますんで、これらを生かしながら、どう他の分野と生かしていけるのか、これからの議論だろうと思っておりますが、文学という1つの分野を通じて、様々に分野に影響が出てくるだろうというように思っております。広くちょっと検討してみたいと思います。

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課

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