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令和6年3月26日市長記者会見

[2024年4月1日]

ID:58693

令和6年3月26日市長記者会見

  • 岡山市民会館と岡山市立市民文化ホールの閉館記念式典を開催します

  • 天然芝生化などを進めていた下石井公園がリニューアルオープンします

  • 省エネや生産性向上に資する設備投資を支援します

  • 令和6年3月から開始したプラスチック資源の回収状況についてお知らせします

  • 「岡山芸術創造劇場ハレノワ」の2024年度上半期の事業について

令和6年3月26日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山市民会館と岡山市立市民文化ホールの閉館記念式典について

 まずは、岡山市民会館と岡山市立市民文化ホールの閉館記念式典についてお話しします。

 長年文化芸術の拠点として市民に親しまれてきた岡山市民会館と岡山市立市民文化ホールが3月31日をもって閉館することから、合同で閉館記念式典を開催いたします。昭和38年開館の岡山市民会館と昭和51年開館の市民文化ホールは、いずれもコンサートや演劇などの公演や子供たちの発表会、また、式典の会場として数多くの方にご利用いただきました。市民と共に歩んできた両施設の締めくくりとなります。

 閉館式典は3月31日日曜日10時半から岡山市民会館で実施いたします。当日は事前申し込みをされた一般の方々と両施設の関係者約800人が参加いたします。式典では、思い出コンサートと称して、地元で活動するアーティストによるヒットソングの演奏や施設の歴史を振り返る映像の上映を行います。あわせて、お手元にお配りしているとおり閉館記念誌が完成いたしましたので、本日披露いたします。建設時のエピソードなど、2つの施設の歩みをたっぷりと紹介しております。この記念誌は式典の参加者へ配付いたします。

 2つの施設で積み重ねられてきた歴史を顧みるとともに、文化芸術の拠点としての役割を引き継ぐハレノワを通じた文化の振興に取り組んでいきたいと思います。

天然芝生化などを進めていた下石井公園のリニューアルオープンについて

 次に、下石井(公園)のリニューアルオープンであります。天然芝生化などリニューアル工事を進めていた下石井公園について工事が全て完了し、この3月30日から芝生広場の全面利用ができるようになります。お知らせをいたします。

 現在、下石井公園の芝生広場は東側半分しか利用できていませんでしたけれども、約1年間に及ぶリニューアル工事が全て完了したことによって芝生広場の全面が利用できるようになります。今回のリニューアル工事では、グラウンドの天然芝生化以外に木陰ができるようにケヤキを植栽したり、利用者がくつろぐことができるベンチの設置なども行っております。ぜひ多くの方に、新しくできた芝生広場を気軽にふだん使いしていただきたいと思います。例えば、芝生の上で子供と遊んだり友人とおしゃべりするのもいいし、寝転がって本を読むとかということもいいのではないかと思います。

 これまでも下石井公園は日常利用からイベント開催まで多くの方々に利用され親しまれてきた、まちなかの貴重な空間であります。その空間に多様な人がゆったりと滞在できるように、人工芝設置の社会実験やデザインミーティングなどで利用者のいろんな意見を聞きながらリニューアル計画を進めてまいりました。市中心部では街を楽しむということをテーマに、居心地がよく、歩いて楽しいまちづくりを進めている中で、下石井公園は市内外の様々な人たちが集い、にぎわいを創出していくシンボリックな場所になると考えております。

 当日にはリニューアルオープン企画として芝生開きを開催し、地域の保育園児によるパフォーマンスやバンドによる音楽演奏、芝生広場で使える遊具の貸出し等を行う予定であります。私も参加したいと思っております。

省エネや生産性向上に資する設備投資の支援について

 続きまして、省エネや生産性向上に資する設備投資支援でございます。具体的に言いますと、省エネ機器更新緊急支援補助金(第3弾)、そして中小企業支援事業補助金であります。市内事業者の省エネや生産性向上を支援する2つの設備投資補助金について、詳細が決定いたしました。

 まず、岡山市省エネ機器更新緊急支援補助金でございますが、これまで今年度、2度にわたり合計10億円の予算を用意して実施した省エネ支援補助金の第3弾であります。第1弾、第2弾ともに予算額を上回る申請をいただく中で、経済界からエネルギー価格高騰等の影響を受ける事業者の省エネ設備更新を引き続き支援するよう要請を受け、昨年11月議会で補正の予算を通していただき措置したものであります。

 補助上限額200万円、対象設備は更新により5%の省エネ効果が見込まれるものなど、事業概要はこれまでと同じではありますが、第1弾、第2弾のいずれかで補助金交付を受けた事業者は対象外であります。申請は5月7日から5月20日までオンラインで受付をいたします。申し込みが予算額を超えた場合は抽選を実施します。本日からコールセンターを開設いたします。オンライン申請に不慣れな方はコールセンターに加え、共同実施者でもある岡山商工会議所及び岡山北、西、南、赤磐の4商工会でもサポートいたします。

 次に、岡山市中小企業支援事業補助金でございます。この補助金は、省力・省人化による生産性向上や競争力強化などに取り組む事業者の設備投資を支援するものであります。来年度、グリーン枠を新設いたします。CO2排出量を20%削減できる生産設備の更新に対し、最大500万円を補助します。従来からある通常枠は、補助上限額300万円、補助率2分の1で、これまでと同じでありますが、小規模企業者枠については、物価高騰の影響等も鑑みて、補助上限額を50万から100万に増額しております。申請は5月7日から6月28日まで、これは郵送で受け付けます。事業計画書を専門家が審査し、採択をするということであります。

 2つの補助金は、申請期間や受付方法が異なります。詳細については、お配りしているチラシによりご確認いただきたいと思います。ぜひ、これらの補助金を積極的にご活用していただき、省エネによるコスト縮減また生産性向上に役立てていただきたいと思います。

令和6年3月から開始したプラスチック資源の回収状況について

 ちょっと案件が多いんですけども、続いてプラスチック資源の回収状況であります。3月からプラスチック資源の分別回収を開始いたしました。大きな混乱はなく、順調に回収できている状況であります。このことは、町内会をはじめとする地域の方々、そして市民の皆様一人一人の協力のおかげだと思っております。まずは、感謝を申し上げたいと思います。

 現状をお知らせすると、プラスチックを中間処理する施設には、1週間に100トン、ごみ袋で小学校のプール3杯分に当たる量が集まっております。これは、初年度に回収を見込む週123トンの約8割に当たります。引き続き、皆様には分別回収へのご協力をお願いしたいと思います。

 そしてもう一点、中間処理の状況をお知らせすると、お手元の資料のとおり、回収の対象ではない品目も集まってきており、選別に苦慮しております。特に問題なのはリチウムイオン電池、発火の危険もあります。絶対に入れないようにしていただきたいと思います。

 資料にもありますように、中間処理施設からは処理済みのプラスチックの塊であるベールを毎日大型トラック2~3台、量にして約20トン前後を出荷してリサイクルに回すなど、処理自体は順調に推移しております。引き続き、ご協力をお願いしたいと思います。

新型コロナウイルス感染症について

 最後に、新型コロナウイルスの感染症についてお話を申し上げます。既に厚生労働省から発表されてはいますが、新型コロナウイルス感染症の4月1日以降の対応についてお知らせをいたします。

 3月11日から1週間の新規感染者数は、定点医療機関当たり5.82件、前週比からは1.18と横ばいであります。5類移行後も継続されていたコロナ治療薬や入院医療費の各種公費支援は3月末で終了をいたします。今後は、保健所感染症対策課において、他の感染症と同様、引き続き相談に対応いたします。

 また、感染症の流行状況についても、市ホームページに感染症発生動向調査週報を掲載し、情報発信はしていきます。今後も、市民の皆様には、換気、手洗い、場面に応じたマスクの着用等の一般的な感染予防にご留意いただきたいと思います。私からは以上です。

質疑応答

○記者
 プラスチック資源の回収について改めて教えてください。初年度の見込みは今8割ほどということなんですけども、市長としての受け止めと、あと市民の方に改めて呼びかけがありましたら、よろしくお願いします。

○市長
 そうですね。私が伺っているところによると、町内会長さんたちがずいぶんこのプラスチックの分別回収にご協力をいただいているということで、予定どおりと言いますか、当初の想定を上回る回収ができているということで、これについては本当に感謝を申し上げたいと思います。

 ただ、全体から見ると街の中心部辺りはまだまだ回収の度合いが少し進んでないかなと思われるところがあり、その点はこれからよろしくお願いしたいなっていう思いが一つございます。
 それから、先ほど申し上げましたように分別回収をしているとリチウムイオン電池のような少し危ないものがそこに交ざっていたりして、ちょっと苦慮しているところもあります。その点もぜひご配慮いただきたいなというように思っております。

○記者
 下石井公園のリニューアルについて少し伺います。近くを通る、西川緑道公園と一体化したまちづくりに力を入れてこられていると思うんですが、そのあたりで今後のご展望等あればお願いいたします。

○市長
 そうですね。下石井公園ってのは、本当に1kmスクエアの中心でもありますよね。今、言われたように、西川緑道公園とかに面しています。そして、ハレマチ通り1車線化をし、様々な今、新たな店も出てきている、多くの人が歩いて楽しんでいただいている、そういったところに非常に近い公園で、大きな面では、堅い言葉で言えば、拠点性を持った公園であります。
 それが今まで少し緑に欠けていたっていうか、昔の学校の校庭のようであり、少し風が吹くとほこりが舞っている、こんな状況であったところであります。もう少し親しみやすい、そういう公園にできないかということで市役所内でも議論をし、芝生化をしてみようということになったわけであります。
 先ほど申し上げたように、そこで寝転んで楽しむとか、また小っちゃな子も思い切って走れますし、そこに市民の方にぜひ来ていただいて、周りを楽しむと同時に、その公園でも楽しんでいただければなというように思っています。

○記者
 市民会館と市民ホールの跡地っていうのは、何か利用策っていうのは決まっているんでしょうか。

○市長
 まずは、市民会館のほうは解体をした後、今、「(岡山城)西の丸周辺(広場)」整備の一環として、そこをどうするかっていう整理をしております。当面は緑地を生かしながら、ということで、利便施設の設置なども議論をしているところであります。今後、周辺の整備と一体となって考えていきたいなと思っております。ただ、市民会館を惜しむ声もありますから、市民会館の一部をどう活用して、一部活用ってそのまま残すという意味じゃなくて、市民会館の中にある一定の、例えばガラスであるとか、あそこは何になるんだっけ(担当課に確認)。モザイクガラスを少し活用してみるとか、ちょっとそこのところは考えていきたいなというように思っております。
 文化ホールのほうは、とりあえずほかの用途があり得るのかどうか、もう少し中では議論してみたいと思いますが、なければ売却ということになってくるのかなとも思っております。以上です。よろしいですか。

○記者
 プラスチック資源の話に戻ってしまうんですけども、現況についての、市長の、想定を上回るという話がありましたが、改めて、開始して1カ月経ちましたが、プラスチックを分別して回収する意義というものをどういうふうに市長として考えていらっしゃるか、市民の方に向けて説明をお願いできますでしょうか。

○市長
 まずは、ごみ全体の量を少なくする。したがって、(ごみを)焼却していくわけですから、CO2の排出量を減らしていく地球温暖化対策として大きな意味があるだろうと思います。もう一つは、それをリサイクルして使っていく、それはやっぱり省資源としての意味も大きいだろうと。今のSDGsの動きの中で、我々としては不可欠な事業だと思っており、進めているところであります。よろしいでしょうか。

○記者
 案件以外の件をお聞きしたくて。都市公園事業の負担金の件をお聞きしたいんですが、先日、伊原木知事がトップ会談を断ったことに対しての受け止めを教えていただけますか。

○市長
 私は市と県がお互いに信頼関係を持ってやっていくことが市民の皆様、県民の皆様にとって、我々としてやっていかなければならないことだと思っております。そういうことで、何度も会談を申し込んでいるところでありますが。今回は、負担金の問題でなかなか意見の調整ができない。こういう状況下でまたお話をしていただけないかということを申し上げたところなんですけれども。事務方で話をしているところだからっていうことが、対談を否定された理由というふうに伺っております。
 ただ、お互いが胸襟を開いて、どこかに解決策がないのかということを議論するのは、私は首長の使命だというように思っているところなんですけど、ただ1人で会談はできませんから、会談ができなかったことっていうのは、もう残念としか言いようがないと思います。これからの対応をどうするかということは、私も関係者と相談しながらやっていかなきゃならないと思っています。
 特にこの負担金の問題っていうのは、私以下、市役所の当局だけでなく、市議会のほうも今回中間報告を出して、彼らの考え方をまとめています。我々の考え方と同じ考えを持っておられるわけですから、今後の対応については市議会の皆さんとも相談しながらやっていかなきゃならないかなというように思っております。よろしいでしょうか。

○記者
 法令解釈についてお伺いしたくて、県のほうはメンテナンスのためではなく、新設をしているんじゃないのかっていう主張をされていますけれども、そのあたりはどうお考えですか。

○市長
 この前(の会見で)その質問をいただきました。私が建設事業に当たらないっていうふうに申し上げたんですけれども、これは我々が負担をする対象となるのは、地方財政法27条の建設事業なんです。そこには私は当たらないというように思っております。我々の考えではLED化、そして火災報知機の更新、そこは通常の維持管理だろうというように思っております。
 それとともに申し上げているのは、常時50%という高い負担を求めている、そのプロジェクトによって市の受益っていうのは当然ながら異なるわけであります。したがって、他の46の都道府県を見ても50%という高率な負担を常に市に求めているところはありません。そういう面で、再考していただけないだろうかっていうことを申し上げているところであります。
 理由は2点ですが、もう一つ大きなところは、一昨年になりますか、随分議論をしたんです。これは、知事との間はお話をしたいと言ってもなかなか応じていただけないので、やれてはおりませんけれども、副市長、副知事の間以下で随分議論をし、そして令和5年度以降の支払いはお互いが協議し、その協議の結論に基づいて行うという整理になっているんです。そこは協議をしてその結論を何らかの形で出して、次どうするかっていうふうに決めていくのが、それは少なくとも自治体間としてやらなければならないことだと私は思っております。
 そういう考え方を前提として、市議会の皆さん方とも相談しながら、次の対応を決めていきたいと思います。今、ご質問あったよりもちょっと答えが膨らんでしまいましたけども、よろしいでしょうか。

○記者
 ありがとうございます。請求書とかも届いたりされていますか。

○市長
 そうなんですね。これが一つの大きなポイントになってくると思います。彼らが県議会を通していますから、そういう面では3月中に通常ならば請求書が来るということになります。請求書が来れば、少なくとも形式上の債権債務関係は成り立ちます。私は請求書を出す、少なくともこういう急に出していただくっていうのはできれば避けていただきたいということは申し上げたところでありますが、来れば当然ながら債権債務関係が一つ出来上がりますので、その対応策については検討してまたこの場でもお話を申し上げたいなと思います。

○記者
 国に異議の申立てをされたりとかするんですか。

○市長
 法的な意味で考えられるのは、今の地財法に書いてある総務大臣への異議申立てっていうのが一つあります。それから、あとは司法の世界での訴訟という問題が出てまいります。全ての我々が取り得る手法を、今否定することなく検討には入っていかなければならないというようには思っておりますが、まずはお互いが約束したことを守っていただきたいということと、先ほど私が申し上げた2つの点が、なかなかお互いの考えが一致しないわけですから、そういったところをどうするかっていう議論に乗ってもらいたいなというように思っております。歯切れが悪くてごめんなさいね。

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