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令和2年1月10日市長記者会見

[2020年1月15日]

ID:20929

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令和2年1月10日市長記者会見議題

  • 県庁通りの再整備について
  • 岡山市White+(ホワイトプラス)企業表彰制度の表彰者決定について
  • 令和4年度以降の「岡山市新成人の集い」の開催について
  • 2020年の抱負について

令和2年1月10日市長記者会見資料

市長記者会見動画

県庁通りの再整備について

会見する大森市長の様子1

 皆さん、明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。
 それでは、令和2年最初の会見を始めさせていただきます。
 まずは、県庁通りの再整備の問題であります。岡山市が目指しております賑わいのある中心市街地の創出に向けては、人が集い、憩える、そして魅力ある空間づくりを面的に展開し、まちなかの回遊性を向上させることによって、まち全体の賑わい創出につなげていくことが重要であり、現在中心部においてさまざまな取り組みを進めているところであります。
 これは、私が当選して以来ずっと申し上げていることでありますが、例えば西川の歩行者天国とか、路面電車の乗り入れ環状化、旭川かわまちづくり、街路樹の再生、岡山芸術創造劇場(仮称)、市街地の再開発、岡山城の魅力アップなどさまざまな点についてお話しさせていただきました。
 その一つとして、この賑わいの核である「岡山駅周辺エリア」と「旧城下町エリア」をつなぐ県庁通りについて、車線を2車線から1車線にすることによる歩道の拡幅を行い、快適でゆとりのある歩行空間を確保するため、来週14日から工事に着手いたします。
 この工事は、市役所筋から西川緑道公園までの約290メートル区間において着手するものでありまして、令和2年度末の完成を見込んでおります。また、残りの西川緑道公園から柳川筋までの約310メートル区間については、令和2年秋ごろから着手し、令和3年度末での完成を目指します。
 県庁通りの再整備につきまして、歩道を拡幅するとともに、あわせて街路樹を全て植え替え、高さ6メートルから7メートルの樹木をできる限り等間隔で、約8メートルの間隔で設置します。これにより、現状と比較して緑陰面積、上から見たこの緑陰といいますか木陰の面積が約4倍、緑視面積、人の目線から見た緑の面積が約2倍となるなど、歩きたくなる居心地のいい憩いの空間を創出します。緑陰面積とか、緑視面積ってあまり聞いたことがないと思うんですが、資料を見てください。これが街路樹ですけど、上からですね。上から見たこの木陰の面積が今の4倍、それで、人の目線でこちらから見た量が約2倍ということになります。

会見する大森市長の様子2

 また、これまで夜は暗いと言われた歩道には連続照明を設置することとしており、夜間でも安心して楽しく歩ける空間を創造したいと思っております。さらに、通りへ行ってみたいと思わせる魅力ある空間づくりを目指して、歩道の一部が沿道の民地一体となってオープンカフェ、これはもう一つのイメージ図がお手元にあると思いますけども、オープンカフェの、見ていただければそれだけでも楽しくなるようなものでありますけど、オープンカフェなどに利用され人々が集いベンチでくつろいだりできるよう、引き続き沿道の方々との連携により、空き店舗や空き地の有効活用、また道路空間の利活用に向けた検討を行うなど、都市の再生、リノベーションを進めていきたいと思っております。
 なお、ベンチなどのストリートファニチャーは、通りの魅力や快適性の向上に寄与する重要なものであります。再整備に合わせて沿道の方々とデザインや設置場所等について検討していきたいと考えています。
 今、緑陰面積等々の話でイメージ図を説明しましたけども、このように歩道が広がり、緑があふれ、多くの人々が行き交う空間が創出できると考えております。再整備された県庁通りは、まちなかの新たなシンボルとして、今後市民の方々に愛着を持って利用していただきたいと考えております。

岡山市White+(ホワイトプラス)企業表彰制度の表彰者決定について

 岡山市では、企業が従業員の健康を重視し、健康管理を組織的に取り組むことで従業員の健康の維持増進、組織の活性化及び生産性向上を図る「健康経営」と、従業員一人一人の仕事と生活の調和を図る「ワークライフバランス」の両方を積極的に推進する市内企業等をホワイトプラス企業として表彰する「岡山市White+(ホワイトプラス)企業表彰制度」を平成29年度から創設しております。
 本年度募集したところ、6社から応募がありました。書類選考の結果、株式会社シーズ、また住友生命保険相互会社岡山支社、株式会社フジワラテクノアートの3社を表彰者に決定いたしました。3社の優れた取り組み状況については、配付資料に掲載しております。表彰式は1月27日月曜日、午後1時30分から岡山国際交流センター国際会議場において行います。
 企業名や取り組み内容は広報紙やホームページ等の岡山市の広報媒体を通じて、企業名やその取り組み内容を広く周知し、市民の皆さまにも紹介していくとともに、市が発行の就職活動用企業情報集「岡山カンパニーガイド」にホワイトプラス企業であることを掲載し、人材確保を支援したいと思います。惜しくも表彰対象とならなかったものの、選考の中で優れた取り組みを行っていると認められた2社についても企業名や、その取り組み内容について積極的に公表していきたいと思っております。

令和4年度以降の「岡山市新成人の集い」の開催について

会見する大森市長の様子3

 令和元年度の岡山市新成人の集いが1月12日、この日曜日に岡山ドームで開催されます。新成人から成る実行委員会を中心に、本日も会場準備を行っているところであります。成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が平成30年6月13日に成立し、令和4年4月1日に施行されることに伴い、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。本市では、民法改正後の令和4年度以降の式典も引き続き20歳を対象に20歳の集い、二十歳の集いとして開催していきたいと思います。名称については、まだ仮称でございます。
 成人式実施に関する法的な根拠はございません。いわゆる成人式をいつ、どのような形で実施するかは、各自治体や実施団体に任されております。現在の岡山市新成人の集いは新成人から成る実行委員会を中心に、毎年1月の第2日曜日に開催しております。開催の目的としては、新成人が自らの意思による行動の責任を負う人格を持つようになったこと及び将来の社会を担う一員となったことを自覚する機会を提供し、地域社会発展の一翼を担っていくことに期待を込め祝い励ますことにございます。
 この成人式は国民的な行事でもあり、本市の行事としても開催しているため、民法改正後の令和4年度以降の式典の対象年齢について、方針を示そうというものでございまして、20歳とした理由としては、まず1点目、進学先や就職先で経験を積んで視野を広め周囲への感謝や将来設計を深めた上で成人式を迎えることにより、18歳で迎えるよりも意義深いものとなるのではないかということが挙げられます。
 2点目として、18歳を対象とした場合、式典開催は参加者の多くが、大学受験や就職で将来の進路を選択する重要な時期であり、多忙であることから、参加者本人だけでなく家族も落ち着いた環境で式典を祝うことが難しくなるためでありますが、対象年齢を二十歳とすることで、受験や就職と重なるという懸念にも対応できるのではないかということであります。
 第3点目としては、20歳を対象とすることが市民へ定着しているということも挙げられます。このように、民法改正後も20歳を対象として式典を継続することとしたいと思っております。

2020年の抱負について

 議題以外に新年最初の会見でもございますので、2020年の抱負について少し申し上げたいと思います。
 昨年は平成から令和に移りました。岡山市においても政令指定都市移行10周年、また市制施行130周年となったわけであります。昨年はG20、岡山保健大臣会合をはじめ、岡山芸術交流、おかやまマラソンなどにおいて、国内外から多くの方々に訪れていただき、岡山市の魅力を積極的に発信できるなど、新たな飛躍に向けて多くの成果が得られた1年となったと感じております。
 今年1年の抱負を漢字1文字で示すと、私は「勢」という字を挙げさせていただいております。今年はオリンピックイヤーであり、日本全体が夏に向けて盛り上がってまいります。岡山市の今年も、昨年の勢いを持続させ、諸課題の解決に向けて力強く取り組むことにより、市民生活の充実とまちの魅力と活力を高め、誇りと愛着の持てるまちづくりを着実に前進させていきたいと考えております。
 皆さま方には、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 私からは以上です。

質疑応答

会見する大森市長の様子4
  • 記者
     まず1点、県庁通りの1車線化ですけども、着工に至ったんですが、改めて1車線化する意味といいますか、意義といいますか、その効果といいますか、それを詳しくお願いします。
  • 市長
     まず、まちなかを楽しむということが、私は人間にとって非常にプラスに働くんではないかなというように思っています。まちなかを楽しむ意味というのはいろんな意味があると思いますし、一人一人違ってくると思うんですけれども、岡山市を見た場合、岡山駅の周辺エリアと、それから表町、そして岡山城、後楽園のいわゆる歴史的なシンボルゾーン、そういったものがやはりもっと一体的に動いていく、こういったことがそういうまちなかを楽しむということにつながっていくのではないかなと思っているところであります。
     したがって、さまざまな動きをさせていただいて、最初に話したようにさせていただいているんですが、ようやくその一つとして、岡山駅とそういう表町エリアを結ぶような県庁通りの1車線化が動き出した。見てください、このイメージ図を。わくわくしませんか、こういう通りができるということに。ここを歩くと先ほど言ったように、夜でも非常に明るく通れる。そして、オープンカフェなどもある、こういった中で、一つ東西の動きが歩きによって出てくる。私はいろんな相乗効果があると思うんですね。そういう面では、まちなかを楽しむという視点に立っての、大きな要素が一つこれから動いていくということであろうと思います。
     当初は付近の方に、どうなるのかという不安を持っている方もおられました。非常にありがたいことに、今はほとんどそういう反対をされる方もなく、皆さんにどういうふうにこれから将来像を考えていこうかということを議論していただいているところでありまして、岡山市の一つのシンボルゾーンができるかなと思っているところであります。
  • 記者
     関連してお聞きしますけれども、先ほどおっしゃった付近の住民と議論ということで、市と連動している住民等、皆さんで活性化について抱えていらっしゃると思うんです。そこの進捗等、あと今後のスケジュールというか、そういったどういうふうに活性していくかということの見通しをお願いします。
  • 市長
     令和2年度末に西川緑道公園までが市役所筋からできていくわけであります。そして、令和3年度末には、国道53号までができていくわけでありまして、その過程の中で関係者と十分相談してやっていきたいと思っております。
     それぞれの関係者の意向はもちろん酌み取るとともに、私はやはり統一的なものも必要なのではないかというように思っているんですね。例えば花壇だとかね。もちろん、いろいろと変化があっていいものは変化があっていいだろうし、やはり通りとしてある程度統一感があったほうがいいものもあるでしょうしね。例えば、ベンチを置くでしょう。ベンチが、あるところは木製であり、あるところは違う材質のものでとなると、やはり統一感もなくなってしまうわけでありますから、そういう面での一つの統一感というものは必要だろうと思っています。そういったことを関係者と相談しながら整理をしていきたいと思います。
  • 記者
     さらにもう一点、この事業を巡って、たしか計4回の社会実験をして渋滞がないという判断、渋滞は1日しかないという判断をして事業に踏み切ったんですけども、とはいえ、実際に1車線化してみて、渋滞傾向なりが見えた場合に、市としてどういうふうに対応していこうというのは何かありますでしょうか。
  • 市長
     そうですね。変化に的確に対応というのか、柔軟に対応していくことは重要だと思っています。それは、出来上がった以降の交通状況等々を見ながら、どんな手が打てるのかという交通規制の問題もありますから、警察の協議も必要になってくるでしょうし、そこは状況に応じて柔軟に対応していきたいと思います。
  • 記者
     県庁通り再整備について、2点聞かせてください。費用対効果、経済効果の展望をまず教えてください。
  • 市長
    費用対効果、B/Cというところでありますが、この場合のBって取りにくいですけどね。通常は例えば、道路ができたときに短縮効果というのがあります。1人あたりこれが今まで30分かかったところが15分、15分のその価値というのはどれだけかというふうに出すんですが、これはちょっと違うんですね。ベネフィットをこの人の気持ちとか、心の潤いとか、そういったことを目指してやっているものですから、通常のB/Cとは違うということをおわかりいただきたいと思います。
  • 記者
     あと一点、先ほど今年の漢字1文字が「勢」ということだったと思うんですけれども、やはり道路が完成しただけではだめだと思うんです。先ほどのお話もあったようにオープンカフェのお話も出ましたけれども、やはり賑わい創出に向けて民間との連携は必要だと思うんですけど、完成後の市長としての展望を改めて教えてもらえますか。
会見する大森市長の様子5
  • 市長
     おっしゃっているとおりだと思うんですよ。これ一つでどうこうという話にならない。これは大きなシンボリックなものであることは間違いないと思うんですけどね。
     賑わいといったときに何がポイントになるかというと、1つはそういうハード、大きく言えばインフラですよね。それから、もう一つは具体的に行きたいところ、ということなんですよね、魅力ということ。先ほどオープンカフェって言いましたけど、そこに行きたいようなレストランだとか、そういったものがそろうことによって、より行きたくなると。あそこへ行ったら、ああいうものが買えるじゃないかと、そういうのがあってはじめて、というところもありますよね。だから、いろいろと相乗効果を求めていかなきゃならない。それがやっぱり一朝一夕にはできない。おっしゃるとおりだと思いますよ。だから、魅力づくりはもう少し広い範囲でとらえて、我々としてできることは、たとえば劇場の話だとか、そういうふうには申し上げました。
     岡山城、後楽園も県と一緒にいろんなことをやっていますよね。それも一つの魅力づくりですけども、やっぱり基本となるのは民の力ですよ。だから、今いろんな再開発も動いていますよね。そういったものができることによってプラスになってくるし、それぞれの、それこそ天満屋さん、高島屋さん、そういったところの百貨店が一体どんな仕掛けをしていくのか、イオンさんがどうやっていくのか、こういうものが相まってよりよくなっていくので、これは一つのそのきっかけになるのではと思います。
     ただ、今まで岡山市に誇れるものというと、西川緑道公園は確かにいいですよね。そういったものが南北にある。そして、東西に一つの大きなシンボリックなものができるという意味も大きなものがあるのではと思っています。
  • 記者
     冒頭に市長がさまざまな取り組みを説明されましたけれども、この1車線化完了を契機にどのようにつなげて、まちの賑わいづくりにしていきたいでしょうか。
  • 市長
     例えば、これは歩行空間っていうことですね。周辺にすばらしい店ができたりすると、それによって今言ったようにより活性化していきます。ただ、歩くだけじゃだめなので、公共交通っていうのも必要になってきます。
     先ほど少し申し上げましたけど、路面電車の駅前乗り入れ、これだけでも岡山市に初めて来る方にとって、非常にわかりやすくなってくる。障害を持っている方もそこで乗りやすくなる。今度は劇場ができると、路面電車の延伸・環状化、あそこはプライオリティーの一番高いものにしていますから、ここができることによって、そういった方々は行きやすくなってくる。終わった後、散策をする。こういったことになってくるわけです。
     来年度予算では、路面電車の駅前乗り入れなど具体的なものを出したいと思っていますので、そういったものが一歩一歩進むことにより、我々がインフラを整備することによって民間の動きがより強くなってくる。こういったことで岡山市のまちなかを楽しむというのがより実現していくのではないかというように期待しています。
  • 記者
     今のまちづくりの通りの整備に関して伺いたいんですけども、例えば賑わいづくりをしようと思ったら、市の努力で道幅も、歩く空間を広げたということなんですが、あと他のまちとかでよく見るのは、公開空地というのをそれぞれ民間のセットバックで、例えば容積ボーナスとかをつけて、その前の部分を少し、それぞれの所有者の方に広げてもらうという制度をとっている都市が結構あるかと思うんですが、岡山市でそのあたりはどのように進められているのかっていうことと、あとそれから桃太郎大通りとか、逆にほかの筋もありますけれども、その性格づけを、桃太郎大通りはむしろ車道のほうに重点を置くということになるのか、例えばオフィス街とか民間のマンションとかがかなり混在しているようにも思うんですけれども、そのあたりの線引きとか、エリアゾーンの特徴づけとか、どういうふうにお考えになっているのか教えてください。
会見する大森市長の様子6
  • 市長
     はい。まずは、公開空地の話は結構やっているんですよ、岡山市でも。たしか、山陽新聞の本社もあれたしか公開空地ですよね。容積率のアップなどをやっています。
     これは私が言うのも釈迦に説法かもしれませんけど、個別の開発を行う上で、公開空地を求めることによって、容積率などをアップするなどの特典を与えるということなので、我々としては積極的に考えています。したがって、容積率はたしか600だったと思いますけれども、そういった公開空地の議論をすることによって、今まで容積率が足りないという話で困ったことはないと聞いておりますし、公開空地をお願いした全ての案件について、ここではお話できるだけの材料は持っていませんけども、まずは積極的に我々としては対応させていただき、それも人は楽しめるものですから、ぜひともやっていきたいと思っております。これが1点目。
     2点目は、この県庁通りの2車線を1車線化にしたからといって、全体の像の変化までがあるかどうかはよくわかりません。先ほどの質問のときにも、我々は1車線の実験をしたところ、それほど交通渋滞等々の影響もないという結果が出たということは、他に大きな支障というか、大きな影響がないだろうという想定での議論であります。したがって、そもそもの性格を全体的に変えなければいけないようなものとまでは考えておりませんけれども、ただ先ほどの質問にもあったように、これによって岡山の車の流れが大きく変わっていくというのであれば、いろんなことは考えていかなければいけないとは思っておりますが、少なくとも大きな変化は生じないのではと思っています。
  • 記者
     この県庁通りの1車線化っていうのは、市長が当選されてから目玉の政策の一つだと思います。今、これが着工ということでどんな思いかというところと、この1車線化、今後のまちづくりに向けてどうつながっていくかを教えてください。
  • 市長
     やはりまちなかを楽しむというのは、人にとって非常にハッピーなことだろうと思うんですよ。岡山の場合、自動車分担率が非常に高いんです。自動車分担率が高いということは何を意味するかということなんですが、家と職場、家と学校、その行き来を点と点で結んでいる、そういうことだと思うんですね。だから、もちろん自動車は非常に便利ですから、私も自動車そのものを否定するつもりは全くないし、自分もプライベートで乗っています。そういう面ではいいんですけど、やはりこのまちなかを楽しむという要素が、政令市岡山の人にとって少しできにくくなっている、そういうまちなんじゃないかなというのを私はふるさとに帰って痛感しました。商店街の歩行者は、たしか千日前はピークの8%、1割もいってない。こういう状況になっていた。
     そういったことから見ると、やはりちょっと繰り返しになりますけど、まちの中のそういう楽しむ、我々ができるインフラ整備と、それからやっぱり魅力づくり、この2つは必要なのではないかと思っているわけです。その中の一つのシンボルができたということで非常にうれしく思っています。ただまちづくりというのはこれで終わるものではない。まちなかを楽しむ人は一体誰なのかという議論もありますね。まちなかに住んでいる人が楽しむだけではない。周辺に住んでいる人、岡山市の外から来る人、そういった人にも楽しんでいただかなければいけない。となると、このまちなかと周辺部を結ぶアクセスの重要性というのも出てくる。周辺部の中のアクセスをどうするかという話も出てくる。だから、まちというのは物事を単体で見るのではなくて、全体として複合的な目で物を見ていかなければならないということでもあるんです。
     実は、この会見に際して、担当が県庁通りの1車線化を詳しく書いてくれていたんですけど、何のためにこれをするかというのが若干希薄だったところがありまして、そこを変えていただいたんです。先ほどの質問で、周辺部とのアクセスみたいな話までは言いませんでしたけど、そういったことを全体としてできてはじめて、本当のまちづくりと言えるだろうと思っています。
     このごろLRTの話、バスの問題、さまざまな話を申し上げていますけれども、そういったものが全体としてどういうふうに整理されていくのかというのが、今後大きな課題になるだろうと思っています。
     今年一年よろしくお願いします。

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