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令和元年10月28日市長記者会見

[2019年10月31日]

ID:20849

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令和元年10月28日市長記者会見議題

  • 国際現代美術展「岡山芸術交流2019」開幕1カ月時点での途中経過等について
  • 災害復興住宅建設資金等利子補給事業の申込受付開始について

令和元年10月28日市長記者会見資料

市長記者会見動画

国際現代美術展「岡山芸術交流2019」開幕1カ月時点での途中経過等について

会見する大森市長の様子1

 皆さんおはようございます。
 まずは「岡山芸術交流2019」の関係であります。
 9月27日に開幕いたしました国際現代美術展「岡山芸術交流2019」が、開幕1カ月を迎えました。昨日10月27日時点での累計来場者数ですが、約15万人ということで多くの人にお越しいただいています。目標の26万人に向けて、順調に推移していると言えると思います。
 これまで学校単位での鑑賞で延べ51校、2,700人弱が訪問したほか、休日には親子連れなどで来場し、作品鑑賞を楽しんでいる子どもたちの姿をよく見かけると聞いております。
 先日直島にも行ってきました。直島では2時間余りの滞在でしたけど、あそこの現代アートと岡山芸術交流との違い、プロデューサーの那須さんに、岡山芸術交流のコンセプチュアルな現代アートの性格というのは、瀬戸内国際芸術祭に行ってみると、この差というのがよくわかると言われて、直島に行ってきました。直島の、瀬戸内海の景色に合ったそういう現代アートももちろんいいんですが、岡山芸術交流は、一つ一つ作者の意図を感じるというか、考えさせられるというか、そういうコンセプチュアルなものが独特なものなんだというのを、差としてよく理解をしたところであります。
 この週末にかけては、配付資料のとおり、旧内山下小学校会場で20時まで開館時間を延長する夜間開館や、公募で集まった小学生11名が柔軟な視点で作品を紹介する「子どもナビと楽しむアートツアー」などを実施することにしております。会期末まで現代アート鑑賞の輪が広がり、さまざまなイベントを通してさらに盛り上がっていくことを期待しております。

災害復興住宅建設資金等利子補給事業の申込受付開始について

会見する大森市長の様子2

 次に、昨年の豪雨災害の関係であります。昨年の西日本豪雨による災害から1年経過して、今なお、みなし仮設住宅等に身を寄せている人がおられます。市としても被災者の住宅再建を支援するため、住宅の建設・購入及び補修に必要な資金を金融機関で借り入れを行う人に対して、利子補給を行いたいと思っております。9月の議会で可決されております。受付を11月1日から開始したいと思います。補修に関しては、り災証明書が発行された人全てが対象であります。建設・購入については、原則半壊以上の被災者を対象といたしますが、市独自の基準として、擁壁の崩落等により補修をしただけでは居住できないような場合は、例外として対象とさせていただきたいと思います。
 これは、住宅自体はそれほど壊れていなくても、それを補修するだけだと、この擁壁が崩落していて実際ではなかなか住めないですね。したがって、多分そういった人は、現在地ではないところに建設したり購入されたりする人が多いんだろうと思いますけども、そういった人のために、市独自として対象とさせていただきたいと思っております。
 この1年間に多くの人が住宅再建を行っている場合があると、それをどうするかという話があるんですけれども、今回補助要件を出させていただいておりますが、条件に適合する場合は、遡及適用させていただきたいと思っておりますので、我々も周知してまいりますが、報道機関の関係の皆さんにはぜひお伝えいただければありがたいと思います。そして、他の市町村で被災された人が大勢おられますけれども、その人々が岡山市で再建されたいという場合も、この基準を適用させていただきたいと思います。
 以上で私の説明を終わらせていただきたいと思います。

質疑応答

  • 記者
     この利子補給ですけれども、例えば他の、県の制度があったと思うんですけれども、それとの組み合わせとか、そういう連携はどうなっているか教えてください。
  • 担当者
     県の利子補給制度というのは、市町村が利子補給制度を行った場合に、その補助した額の半分を市町村に対して補助するという制度で、そういった形でリンクはしております。
  • 記者
     岡山芸術交流についてお尋ねするんですけど、入場者数が順調だということで、この要因というのはどこにあると思いますか。
会見する大森市長の様子3
  • 市長
     どうでしょうね。今回は第2回です。3年前に第1回をしているわけですが、ここまで何もしなかったわけではありません。この間も今回の岡山芸術交流開催に向けてさまざまな努力をしてきました。そういったことが一つの大きな要素になっているだろうと思います。
     それからやっぱり瀬戸内国際芸術祭との関係も大きいんじゃないでしょうか。連携をとっているというのも大きいと思います。岡山駅などで、特に外国人、バックパッカーも通常よりも多く見かけます。(知名度の高い)外国人作家が多いというところも一つあるのではと思っております。第1回の芸術交流で、外国人来場者は全体の2%でしたけれども、今回まだ集計はできていませんが、感覚的には2%を超えているのではないかなと思っています。そういう要素も一つプラス要因、もう一つのプラス要因は小・中学校ですね。そういったところが合わさって今の状況になっているんだろうと思います。
     ただ、前回は後半にすごく尻上がりに伸びていったんですね。特に専門の雑誌等々に大きく宣伝していただいたので伸びました。そういう面で我々これからも後半戦もいろいろと宣伝をしていかなければならないなと思っています。
  • 記者
     住宅関係に戻るんですけども、この利子補給事業は11月からということで、市長としてはどんなお気持ちでこの制度を使ってもらいたいのか、いま一度お気持ちを伺ってもいいですか。
  • 市長
     住宅再建に関しては、被災者生活再建支援法で国から一定のお金も出るようになっています。それで、応急修理の点に関していくと、災害救助法の観点から一定のサポートは出ておりますし、みなし住宅に住んでいただくようなそういうシステムができているんですが、しかしながら昔の状態に戻っているということではないですね。今、関東、東北を中心として非常に悲惨な状況であり、心からお見舞いを申し上げたいと思いますが、岡山でのこの西日本豪雨から1年を経ても、生活が戻り切れてない人がおられることは事実であります。そういう面から住宅の再建といいますか、建設・購入というところに足を踏み出していただける人に対しては、我々もサポートさせていただき利子分を見させていただく、こういう中で一日も早い完全に昔に戻る、そういう状態に近づける手助けをしていきたいなと思っております。
  • 記者
     このタイミングでやるというのは、何か理由があったんですか。
  • 市長
     1年を経てまだ元に戻ってない人がおられるということで、9月議会に提案をさせていただきました。それらを議会で承認をいただいたんで、早速動かしていくということであります。
  • 記者
     使う潜在的なニーズはかなり大きいというのは本当ですか。
  • 市長
     そうですね。確か、みなし住宅には22世帯が入っておられますから、そういった人への対応、ないしはもう既に購入されている人も相当数がおられるのではないかと思います。そういった人に対してもあわせて我々としてサポートできればと思っています。
  • 記者
     岡山芸術交流の話に戻るんですけれど、去年の同時期と中間時点と比べると数の差はどうなっているんでしょうか。
  • 担当者
     会期の日数がそもそも違いますので、中間点というところのデータはとっておりませんが、前回10万人を達成したときのペースは、今回が22日目、前回が21日目ということで、ほぼ同ペースと考えております。
  • 記者
     この15万人という数字について、改めて市長からの思いを聞かせてください。
  • 市長
     第1回の来場者は約23万人ということで、我々としては1割増の26万人という数字を目標にして、さまざまな準備をしてまいりました。そういう面では、全体は2カ月弱の会期で、1カ月段階で15万人、目標の半数を超えている数が達成されたということでほっとしているというのが心境です。より多くの人に見ていただきたいという気持ちでこれからもさまざまなPRをしていきたいと思っています。
  • 記者
     議案にはないんですが1点だけ確認させてください。
     神戸市で教員のいじめが社会問題といいますか、いろいろ波紋を起こしているんですけれども、岡山市で教員のいじめの調査の予定はあるか、もしくはしたいか、そのあたりについて市長の見解を教えてください。
  • 市長
     通常のいじめと違いますからね、あれは。もう完全にあってはならない話で、実は教育委員会ともさまざまな場で話をするときに、私から神戸の話題を振り向けたこともあります。同じ教師仲間として頭を下げておられました。あってはならないことだというように思っていますが、私は岡山市の先生の間でこんなことがあるとは全く思っていませんし、これについて岡山市の教育委員会に調査をすべきではないかとか、どうかというような話をしたことはありません。私としては、岡山市の教員を信じているつもりであります。
  • 記者
     今、あると思っていないというふうにおっしゃいましたけど、あると思っていない根拠を教えてください。
  • 市長
     総合教育会議を開催して、大綱を出させていただいております。学力、それから子どもたちの不登校、いじめ、こういった問題に対して、教員の皆さんは本当に真面目に対応していただいている。学力も随分よくなったんですね。
     私も時々学校に行っているんですよ。確か、あれは芥子山だったかな、小学校の校長室に入ったときに、大綱が大きく張られているんですよね。私はびっくりしましたよ。そして、校長先生、そして教員のみなさんと話をしていると、神戸のいじめっていうのはよくわかりませんけどね、そんな状態が岡山の教員にあるとは全く思えない状況だと、私は認識をしているところであります。
  • 記者
     住宅の事業の件で伺いたいんですけれども、先ほど条件については遡及的に認められるということで、過去やっていても認めるということではあるんですけれども、申請期間が来年の7月6日までということで、先ほど市長、質問に答えられたように、潜在的なニーズっていうのは多いんじゃないかということで、岡山市では転居を考える人っていうのも一定層いるんじゃないかというところで、市として先ほど報道の力も借りたいという旨もおっしゃいましたけれども、対象者に向けての周知ということで考えられている方策というか、そういうところをお伺いします。
  • 担当者
     市民のひろばおかやま11月号には、記事を掲載させていただいております。
     それから、特に被災者の多い砂川の関連の東区については、町内会長さんなどを通して被災者へ回覧をしていただいております。個別に上道地区のほうで相談会を受ける、御津の地区についても同様に、御津支所で相談会をするというような形で考えております。
  • 記者
     利子補給事業について、関連してお伺いしたいんですけども、この西日本豪雨では約7,700棟の被害が生じたと思うんです。1年たって、復旧の状況についてはどの程度と市として把握していますでしょうか。
  • 市長
     全体の復旧はもう1年たっていますからね、全体としては落ちついていることは間違いありません。
     それから、あとは砂川の災害、決壊っていうのは大きかったわけですが、これも5年間で150億余りのお金を投じていただいて、復旧することは固まっていますし、内水氾濫関係も随分、今保だとかそういったところのものは動いております。十分と言えないところもあるのかもしれませんけど、我々としては、全体としてきちっと対応はしているつもりであります。
     それから、今のように住宅で完全に戻らず、昔の生活に戻れていない人がおられるのも事実ですし、また企業でやはり戻っていないところがあるというような話も聞くことがあります。1回あった災害が完全にもとに戻るっていうのはなかなか難しいところがありますけれども、我々としては最大限の努力をしていきたいというように思っております。
  • 記者
     今、1年たって、復旧状況について例えばどういう状況だったとか、被災者、どういう住宅の状況であったとか、被災者の心理的な状況について、例えばアンケート調査は一つの手段かなとも思うんですけど、そのあたりのお考えはいかがでしょうか。
  • 市長
     アンケート調査も何回もさせていただきました。そのたびにこういう場でも発表させていただいております。必要があれば、これからもやることはやぶさかではありませんけれども、状況を見ながら的確に対応していきたいと思います。
  • 記者
     ちょっと細かいことですけども、今回の利子補給事業で、何件程度の利用を見込んでいらっしゃるのでしょうか。
  • 市長
     今、岡山で応急仮設住宅に入居されている世帯は、市内全体で22世帯であります。その世帯はもちろん対象ですけれども、そのほか、遡及適用がどれだけあるのか等々がはっきりわかりませんから、想定はできないわけでありますけれども、我々としては多くの人にこの申請をしていただきたいと思っています。
  • 記者
     また細かい数字のことで、今度は岡山芸術交流のほうですけれども、今回は学校関係が51校、2,700人ということですが、前回はどんな感じだったんですか。
  • 担当者
     学校鑑賞ですが、前回は会期全体で42校、約3,200名の児童・生徒さんでした。
  • 記者
     今回の会期全体というか、ある程度学校の遠足みたいなもので行ったということだと思うんですけど、今回はどれぐらいの、また、学校というのは小・中学校ですか、高校も含みますか。
  • 担当者
     高校も含んでおります。約70校程度、校数でいうとその程度見込んでおります。
  • 記者
     人数は。
  • 担当者
     5,000人程度です。
     実は、これ申請ベースでございまして、もう申請なしで、部活動などで来られるところもありますので、おおよそということで見込んでおります。
  • 記者
     前回よりも大分増えていますけど、学校関係になにか…。
  • 市長
     第1回の岡山芸術交流で、実は小・中学校を中心とする子どもたちへのPRが十分ではなかったんですよ。この現代アートというのは、やっぱり子どもの柔軟な見方で、我々が想像もつかないようなことを彼らは考えるときがあるんですね。だから、そういう感性に訴えていくということが非常に重要だというふうにわかっていながらも、学校側への呼びかけが十分じゃなかった。これはなぜかというと、学校の年間行事って結構前から決まっているんですよ。急に言われてもなかなか入らないよと学校関係者に言われたんですね。
     そういうこともあって、今回は早めに話をさせてもらって、学校側も、それならぜひ行きたいという形で伸びてきた。そんなことが今の数字につながっています。

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