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令和元年5月15日市長記者会見

[2019年5月17日]

ID:13081

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令和元年5月15日市長記者会見議題

  • ソフトウエアハウス、本社機能の誘致、市内立地企業の戦略的再投資及び拠点強化について
  • 梅雨、台風、ゲリラ豪雨など大雨の備えについて
  • 岡山市政令指定都市移行10周年・市制施行130周年記念式典の開催について
  • 『交差点の安全対策』について
  • ブルガリア共和国女子レスリングナショナルチームの強化キャンプ実施及び事前キャンプ実施に関する協定の締結について

令和元年5月15日市長記者会見資料

市長記者会見動画

ソフトウエアハウス、本社機能の誘致、市内立地企業の戦略的再投資及び拠点強化について

会見する大森市長の様子1

 皆さんおはようございます。
 まず、ソフトウエアハウス、本社機能の誘致、市内立地企業の戦略的再投資及び拠点強化についてであります。
 ソフトウエアハウスの新設ということで、「岡山市都市型サービス産業推進事業補助金」制度を活用し、クラスメソッド株式会社が、3月1日にソフトウエアハウスを新設されました。概要は、広報資料にあるとおり、クラウドに関するコンサルティングなどを主体としたソフトウエアの開発事業を行っているものでございます。このたびの事業は、中四国におけるソフトウエアの開発拠点、エンジニアの採用拠点としてソフトウエアハウスを市内オフィスビルに新設するもので、中四国では初めてとなります。岡山オフィスでは、クラウド、ビッグデータ分析、モバイルアプリケーションなどに関するソフトウエア開発事業を行うということで、設備投資額は約2,160万円、新規採用者9名、市外からの転勤者1名の雇用が見込まれております。
 次に、同じく「岡山市本社、中四国支店等立地推進事業補助金」制度を活用して、株式会社西山ファームが、本社機能の拡充を決定されました。概要は、果物を主体とした農作物の生産、卸売・販売、飲食店事業、観光農園の運営などを行っている会社でございます。事業拡大に伴って、本社機能を有する現在の岡山オフィスを、よりスペースの広い駅前オフィスに移転をする、本社機能に携わる従業員を増員する、事業所名を「岡山オフィス統括本部(仮称)」に変更するというものでございます。このたびの事業に伴って、経営企画、人事、総務、経理、システム開発等の本社機能の拡充を行い、開設予定日は、この6月1日になっております。設備投資額は650万円の予定であり、新たに10名の常用雇用者の採用が見込まれます。
 次に、「岡山市再投資・拠点強化促進奨励金」制度を活用して、DOWAエレクトロニクス株式会社が、子会社であるDOWAエレクトロニクス岡山株式会社の岡山事業所内において戦略的再投資を行うことを決定されました。DOWAエレクトロニクス株式会社は、磁性粉末、導電性材料といった電子材料などの製造を行っている会社でございます。今回の内容でございますけれども、スマートフォンや自動車向け部品等に使用される磁性粉末、導電性材料に関して、より高品質な材料供給を行うために、大幅な性能向上を可能とする技術を独自に研究開発したことから、子会社の敷地内において量産化に向けた試験製造施設を建設するものであり、今回の設備投資に伴う固定資産投資額は約14億3,000万円の予定であり、新たに34人の常用雇用者の採用が見込まれます。
 次に、「岡山市再投資・拠点強化促進奨励金」制度を活用して、株式会社クラレが、子会社であるクラレクラフレックス株式会社の岡山工場内で拠点強化を行うことが決定されました。クラレは、樹脂、化学品、繊維製品等の製造販売を行っており、このたびの拠点強化を行う子会社では、不織布の製造を行っております。概要ですが、不織布事業について、これまでは岡山市と愛媛県の伊予西条市の2拠点において、おのおの異なる製法を用いて不織布を製造してきたところですが、このたびの事業で、競争力強化のため、西条工場にしかなかった製法、メルトブローンという手法のようでございますが、これを岡山に導入し、新たな工場を敷地内に建設する、従来製法と複合的に組み合わせた高性能な製品製造を可能とすることで、不織布事業における岡山工場の拠点性を高めるというものでございます。今回の設備投資に伴う固定資産投資額は20億円超の予定であり、新たに16名の常用雇用者の採用が見込まれます。
 以上が今回の個別案件でございますけれども、資料に企業誘致件数と企業の投資額の推移が出ております。今回の4件で、平成30年度の企業誘致活動の実績が確定いたしました。全体を通してのお話を申し上げたいと思います。
 昨年度に岡山市が企業誘致した件数は、今回の4件を含めて、計16件となっております。平成29年度より若干減ってはいますけども、平成26年度からの推移を見ていただくだけでもよくおわかりのように、全体としては順調な結果となっております。
 近年は、人手不足により、企業が業務効率化や働き方改革を進める中で、中四国地方を一括に営業、また統括する中四国支店のような拠点事業を岡山市に集約、また統合する傾向が続いております。さらに、中四国の交通拠点性を生かすため、平成30年度に民有地に立地する物流施設を誘致対象とする補助制度の拡充を行ったわけでありますが、昨年度は早速1件の立地が決まったところであります。
 これらのことから見ていきますと、やはり中四国地方における岡山市の交通利便性の高さについて、それぞれ企業が認識をしていただいているということだろうと思います。さまざまな周知活動を行ってきたところでありますが、これも効果的だろうというように思っております。
 次に、投資額の推移を見ていただきたいと思います。
 昨年度の企業誘致に係る投資総額は、約150億円となっております。製造業の設備投資が、平成29年度に続き好調であったと思います。このことは、市内製造業において設備投資の意欲が高いことや、設備の老朽化に伴う設備更新の時期であること等を捉え、平成29年度に市内の操業が10年以上経過した製造工場を対象とした「再投資・拠点強化促進奨励金」を創設したことにより、製造工場の拠点強化や生産性向上に係る設備投資の支援を行えたことも要因の一つではなかったかというように思っております。時宜を得た政策ができたと思っております。
 これまで、企業のニーズを捉えながら制度拡充を行ってきたところですが、本年度はさらに市内企業への支援もあわせて強化をしたいということで、市内本社企業における本社の新増設、製造工場の生産性向上及び職場環境改善を目的とした設備投資を新たに補助対象といたしました。これも、いい結果が出ることを期待しております。今後も、中四国、さらには西日本圏域の拠点都市として企業の立地を進めていきたいと思います。

梅雨、台風、ゲリラ豪雨など大雨の備えについて

会見する大森市長の様子2

 いよいよまた大雨のシーズンになってくるわけでありますが、こういう時期を迎えるに当たって、例年どおり施設の点検、操作訓練を行っていきたいと思うんですけれども、昨年の7月豪雨がございました。その教訓を我々が踏まえた新しい取り組みを行っていきたいというように思っておりますので、それを説明させていきたいと思います。
 まず、市民への土のう配布の変更であります。
 昨年までは、台風の接近が予想される場合、その直前に浸水対策用の土のうを作製するための土と袋を用意し、配布させていただいておりました。ただ、いろんな意見を伺っておりまして、直前の広報連絡では土のうを取りに行けないというようなご意見もございました。納得できることですね。それでまた、台風って近づいてくるっていうのはわかるんですけれども、それ以外の大雨が長く続くとか、そういったところで、なかなか対応できない。また、ゲリラ豪雨も考えられます。そういった課題もあったので、定期的な配布を行うということにさせていただこうと思っています。
 配布日は、5月から9月まで月に1回で、隔月で平日または休日に開催します。現在、配布が確定しているのは、5月21日火曜日、そして6月23日日曜日であります。7月から9月の配布日は、決まり次第広報連絡をいたしたいと思います。詳しくは、配付資料をごらんください。
 次に、止水板の設置への助成であります。
 土のうの配布と同様に、自助による浸水対策を促進するために、本年度から止水板への助成を始めたところであります。止水板は、建築物の門や出入り口に設置することで、土のうよりも手軽かつ確実に敷地内への雨水の浸入を防ぐことができます。申請方法なども、詳しくは資料に記載してありますので、ごらんいただきたいと思います。
 次に、3から7の下水道や河川施設の点検、操作訓練は、例年どおり実施したいと思います。ただし、5番目の河川排水機場については、昨年7月豪雨において故障等で短時間ポンプが停止したこともございました。これまでは、出水期にその前1回だけ点検を行っていたわけでありますが、台風時期までにもう一回、合わせて2回点検を行うということで、万全な備えを行っていきたいと思っております。
 最後に、新たな取り組みとして、下水道河川局に下水道災害対策室を設置しました。主に、下水道災害対策室では、都市域の雨水排水を行っている下水道のポンプや取水ゲートの状況を一元的に把握するとともに、一部のゲートを遠隔操作できるようにいたしました。これにより、迅速な情報収集や発信、操作、的確な判断が可能になると考えております。これらの取り組みにより、より安全で安心な市民生活につなげていきたいと思っております。
 詳細のものについては、個別に下水道河川局にお尋ねいただければと思います。

岡山市政令指定都市移行10周年・市制施行130周年記念式典の開催について

 次に、岡山市政令指定都市移行10周年・市制施行130周年記念式典の開催でございます。
 岡山市の政令指定都市への移行10周年及び市制施行130周年を記念して、この6月1日土曜日午前11時から岡山シンフォニーホールにおいて、来賓、そして市政の功労者等を招待し、記念式典を開催し、岡山市の発展に貢献のあった方々に感謝状をお渡ししたいと思います。市民の皆さんへの市政への貢献に感謝をし、これから岡山市発展の決意を新たにする契機にしたいと思っております。
 あわせて、指定都市サミットが行われるということも少しご紹介だけさせていただきたいと思います。
 指定都市市長会が、全国の指定都市20都市の緊密な連携のもとに、大都市行財政の円滑な推進とその発展を図ることを目的に、この指定都市市長会議を開催し、大都市が抱える喫緊の課題や今後の指定都市のあり方などについて意見を行っているものであります。
 年に1回、この地方開催がなされております。昨年は札幌で行われたわけでありますけども、今年は岡山でやってくれないかという話があり、快諾をしたところであります。5月31日に岡山市において開催をしたいと思っております。

『交差点の安全対策』について

会見する大森市長の様子3

 あと、案件にはないんですけど、2点、少しお話を申し上げたいと思います。
 1つは、交差点の安全対策であります。
 先般大津市で、保育所外での移動中に交差点での交通事故に巻き込まれ、園児2人が亡くなるという痛ましい事故が起きました。それを踏まえて、国のほうも少し動きがあるようでありますけれども、我々のほうも各保育園、幼稚園などに対しては、園外での保育活動の際の移動経路の安全性などを再確認するように指示をし、もう既にこれは動いているところであります。
 小さな子どもっていうと、もちろん幼稚園、保育園の子どもたちっていうのもそうなんですが、ある面小学生の低学年っていうのもなかなかこういう状況が、交通の状況がまだまだよくわかってない、1年生の黄色いランドセルを見ているとかわいいんですけど、やっぱりよちよちしていて心配だなあと思うこともあります。そういう面で、小・中学校に対しても通学路の安全点検を毎年4月に行っていますけれども、この事件を受けて再度点検を行うよう教育長には申し上げたところであります。
 しかし、この再点検って何なのかってよく考えてみると、もちろん危ないところは比較的避けていただけるとは思うんですけれども、避けたとしても、どうしても通らなければならないような交差点とか、大津の場合どうだったのかわかりませんけれども、考えてみると、私ももういくつもの保育園を行かせてもらいましたが、その中でやはりここの交差点は通らざるを得ないんじゃないかというようなところがありますよね。皆さん方も容易に想像できると思うんです。安全な路線を選んだとしてもどうしても通らざるを得ない交差点があります。
 大津の事故を見てみると、あそこは歩道と車道が区別をされております。これまで比較的安全であると認識していた交差点の歩道部において発生したものでもあります。こういった交差点には、やはりこの安全点検というだけでは対応できない、具体のハード対策が必要なんじゃないかなというように思っております。専門家の方に伺うと、やはり車どめのポールみたいなものがあると、そこは車が歩道まで来ないっていうような話も聞いてるところであります。
 そういうことで、道路管理者の、具体的には都市整備局長のほうにお話をして、岡山っ子育成局、また教育委員会、今こういう安全点検やっていますから、彼らとよく話をして、そしてまた、交通事故の状況っていうのは何といっても警察がよくわかっているんで、私も警察の方には少し話をしました。協議をしますよと言ったら喜んでということでもありましたので、警察とも十分連携して、歩行者等の安全性を向上させる必要のある交差点を選んで、信号待ちの歩行者に車両が乗り上げないよう車止めポールを設置するなどの具体策を検討し、できるだけ速やかに実施してもらいたいというように思っております。
 スケジュール感が問題にはなってくるんですが、まだ今安全点検をやってるところでもありますからね、いつまでに終えるというところはここでは言えないんですけれども、スピード感を持ってやるようにしたいと思います。

ブルガリア共和国女子レスリングナショナルチームの強化キャンプ実施及び事前キャンプ実施に関する協定の締結について

会見する大森市長の様子4

 最後、1件だけご報告します。
 5月10日、ブルガリア共和国の女子レスリングナショナルチームと、2020年東京オリンピック競技大会の事前キャンプ実施に関する協定を締結したところであります。ホストタウン相手国であるブルガリア共和国とは、平成29年12月のバドミントンナショナルチームとの協定に続き、2件目の協定でありました。今だいぶ開催機運が盛り上がっておりますけども、この中で本協定が実現したことは大変うれしく思っております。
 彼らの練習ももちろんなんですけれども、それだけじゃなくて、今回女子レスリングチームの皆さん、後楽館高校の生徒との書道を通じた交流や、関西高校において市内小学生レスラーを対象としたちびっ子レスリング教室を実施するなど、多くの市民と交流していただいたところであります。また、世界ランキング1位の選手、名前は忘れましたけれども、非常にかわいい選手でしたよね。そういう選手も来られたということで、伊調馨さんを初めとする国内トップ選手も参加し、世界トップクラスの選手による充実した練習が岡山市で実施されたそうであります。
 2020年に向けて進めている本事業の効果は、競技力の向上だけでなく、岡山市民とブルガリア共和国との交流を深めることや岡山市のシティプロモーションの促進など多方面に波及するものであって、大きなレガシーを残してくれるものと期待をしております。
 このキャンプの誘致は、岡山県のレスリング協会を初めとする関係者のすばらしい受け入れが大きな要因と聞いております。この場をお借りしお礼申し上げるとともに、引き続き岡山市により大きな効果を創出できるよう、一層のキャンプ誘致の実現を目指していきたいと思います。
 私からは以上です。

質疑応答

  • 記者
     大雨に関しての対策ですが、去年市内でも6,000世帯を超えるような大きな浸水被害を受けたということで、大雨の時期を迎えるに当たって、どういう対策を全体的に、どういう覚悟で、どういう政策を進めていきたいのか、本来は下水道河川局のものが中心になると思いますが、また危機管理系の情報伝達のあり方ですとか、体制のあり方とか、そのあたりもこれから検討というか、検討を進めているところだと思いますが、その辺を踏まえてどういう体制で臨んでいきたいのかをちょっとお願いできないでしょうか。
会見する大森市長の様子5
  • 市長
     昨年の7月の豪雨っていうのは、すごいものがありました。やはり我々としては、大変だったということで終わらせてはだめだと思っています。それを教訓にして、より災害に強い、そういう岡山をつくっていかなければならないというように思っています。
     そういう面で、岡山の場合、何といっても砂川の決壊はありましたけれども、そこはこれから5年間をかけてきちっと対応していこうという、暫定的な措置も終わっています。あと、やはり内水氾濫が大きいんですよね。内水氾濫に対応できるような措置をしていますが、おっしゃるようにこれだけじゃだめなんで、何といってもソフト対策っていうのが重要になってきます。避難所とか、その避難指示等の出し方の問題は、今整理をしているところでありますけれども、今回の災害でも、私はやっぱり必要だなと思ったのは、何といっても共助であります。
     自主防災組織をつくるということで、今町内会単位で100%を目指すということをやっておりますが、危機管理グループが非常に精力的に各地を回ってもらっています。聞いているところによりますと、各地域も反応は非常にいいということであります。しかしながら、まだ具体の自主防災組織の提出まで至っているところはそれほど多くないんですけれども、私はこれを機に一気呵成にこの共助のシステムをつくり上げたいというように思っております。どこまでのところができるかわかりませんし、町内会にとってもマンション1棟だけのものもありますから、いろいろな形態があって一様には言えないところもありますけれども、ただ、岡山市民の防災意識、今非常に高くなってますから、こういうときを機に共助のシステムをつくり上げていきたいというように思います。
     以上です。
  • 記者
     改めて、今共助の話もありましたが、市がどれだけやってもなかなか被害を防げるものでもないと思いますが、市民へのメッセージというか、備えに向けてのメッセージというのを。
  • 市長
     我々としても最善は尽くしますけれども、大きな災害が来たときは、まずやはり自分で自分を守ってもらう自助、そしてその地域でそれぞれを守っていく共助、この2点をぜひとも市民の皆さん、お願いをしたいということをここで申し上げたいと思います。
  • 記者
     土のう配布でお尋ねします。
     先だっての最新号の広報紙にも、土のう配布でもアピールしていると思うんですけれども、資料には台風接近時の緊急配布は行いませんとあります。今日おっしゃられたように、直前で行けない人もいるとは思うんですけれども、やっぱり直近で欲しい人のために緊急配布を外す必要はないのかなと思うんですが、あえて外した狙い、意図を教えてもらえますか。
  • 担当者
     私のほうから説明させていただきますと、1つは市長から先ほどご説明があったように、市民からのご要望というのがありました。
     それともう一つ、これは事務的な問題なんですけれども、毎回台風が来る3日前とか4日前とかに準備させていただくわけでして、実はその場所の確保というのが非常に大変でして、毎回難渋しております。それは事務的にすればいいんですけれども、去年ちょっと失敗したなというのがありまして、場所の確保に難渋した上に、日ごろやってない場所でやったため、交通整理もなかなかうまくできず、大渋滞を招く結果になりまして、周辺の方にご迷惑をおかけしたりとか、あるいは渋滞で非常に危険な状況にもなったということで、計画的に定期的にやっていこうという考えでさせていただいております。
     以上でございます。
  • 市長
     今回の決定というのは、今言ったとおりなんですけども、それは情勢に応じて必ずしも今の方針を全部貫いていくということには限らない場合もあると思います。そこは柔軟にやれるところはやっていきたいと思いますが、基本方針として、先ほどの形にさせていただくということでお願いしたいと思います。
  • 記者
     言わんとしていることはわかりました。その上で臨機応変という言葉がいいのかわかりませんが、別にこれまでも台風直前に配っていたと思うんですけど、その柔軟にやってもいいのかなと思ったんですけど、最終的に市長もやめるというのに了解しているとは思うんですけど、その点はどう思われますか。
  • 市長
     だから、今申し上げたように我々の方針としては、担当者が言ったようにやらせていただきたいと思いますけども、これ何のためにやるのかというと、災害防止のためにやるわけであります。災害防止のために地域の方々が何とかしてほしいという要望があれば、それは的確に対応していくということも考えていかなければならないというように思います。そこは臨機応変って言ってしまうと、今の方針が全部崩れちゃって、取りにいかなくてもいいじゃないかという話になってしまうのもちょっと怖いところがあるんで、基本方針は彼の言ったとおりにさせてもらって、ただそうは言ったって、定期開催のときに取りにいってなくて、これはどうしても必要なんだというときに、手をこまぬくのかというところについては、私はそうじゃないと考えてはいきたいと思います。だから、ご質問のとおりではないんですが、基本方針は今申し上げたように考えておいていただきたいと思います。
  • 記者
     2点ほどありまして、まず1点目、企業誘致の件で、昨年度の結果が出ましたけれども、これは想定から考えると多いのか少ないのか、それとも大体これぐらいだろうかっていう認識についてがまず1点。
会見する大森市長の様子6
  • 市長
     見てみると、平成29年度でぐんと伸びていますね。平成29年度は、ちょうどここにいる市長公室長がずっと担当していて、ここまで伸びるのかというところを思っておりました。そこは実は日銀の支店長と毎月いろいろと打ち合わせしているんですが、岡山県南地域の設備投資意欲が非常に高いというところで、平成29年度ぐらいにぐっと表れてきたのかなというように思って、非常にハッピーな感じではあったんですが、この特に設備投資を見てください。ここまで伸びていくと、平成30年度がどこまで行くのかなというところに若干懐疑的なところもあったんです。翌年に消費税増税というのもあるし、今のような米中貿易摩擦のような議論は、でもちょっとした片りんはあると。こういう中でどこまで伸びていくのかっていうのは若干不安があったんですけども、まだまだ非常にやっぱり設備投資意欲は強いっていうところの表れだろうというように思います。そして岡山は、今の経済状況の中における優位性っていうのも結構高いというところが今回表れたというように思っています。そういう面では、私としては満足のいく結果だというように理解しています。
  • 記者
     あともう一点、先ほどの雨の関係なんですけれども、今朝方、全国ネットのワイドショーで、それこそ用水路の問題がまた取り上げられていたんですけれども、今年度も対策を立てられると思うんですが、何か豪雨対策といいましょうか、また追加の対策をとられるのは今のところ考えておられますか。
  • 市長
     私は見てないんですけれど、用水路は一時期非常に事故が多かったですよね。この3年間で緊急点検をやって、かつ相当部分、改築したんです。だから、少なくとも死亡事故は相当減っていると理解をしていまして、ここは担当している都市整備局との議論の中でも、また警察との議論の中でも、ある程度対策はうまくいっているという認識でありました。もちろんこれからの状況によって、それは状況に応じて、先ほどの質問と同じで、今でも十分じゃないっていうところがあれば、次の一手を打っていかなきゃならないと思います。
  • 記者
     案件外の交通対策で何点か確認したいんですけども。
     スケジュール感は未定ということですけども、少なくとも例えば今年度中までにはしたいとか、そういうふうなことはありますか。
  • 市長
     もちろん今年度中にはやりたいと思います。だから、いろいろ調べたんです。交差点に置くポールってイメージ湧きますよね、皆さん。設置工事と物とを合わせて1本7万円ぐらい、それで1つの交差点の四つ角の1つの角のところに3カ所ぐらいって、そんなイメージなんですかね。4カ所必要かどうかっていうのもあるでしょうし、2カ所でいい場合もあるでしょうし、そういう面では金額的にこれをずっと、何カ所かわかりませんけども足していっても、今の岡山市の体力ではできないことはないというように思っています。そういう面では補正予算をお願いするか、今の交通安全対策の経費の中でやれるのか、額に応じても議論をし、場合によっては議会にお願いをしていかなければいけないのですが、体力的にはできないわけではないというのがまず第1点あります。
     今度はスピード感の問題ですが、場所を特定するのが第一であります。少なくとも今どこの箇所がと言われても私も答えられない。認可保育園じゃないところへ行ったときに、やっぱり園庭が非常に小さかったりしますから、それは公園に行って子供たちと一緒に遊ぼうとする、そこへ行く途中に大きな交差点あるなというようなイメージがあるところもあるんですけれども、これがオール保育園、幼稚園、また小学生の通学路とかっていったら、どのくらいの数になるのか皆目見当がつかない。それも歩車道が分離されてないようなところの四つ角にやるっていうのも、それはあまり意味がない話で、そんなことで選定にはちょっと時間がかかるかもしれません。
     一番よくわかっているのは警察の方だと思うんです。だから、保育園、幼稚園の、ないしは小学校の関係者とともに、警察とも十分協議をして決めていくっていうことにしたいと思います。それが一体いつになるかですが、こんなの来年度予算でやるつもりはありません。できれば今年度の中で措置をしたいと思っています。
  • 記者
     もう一点、その手法の部分なんですけども、市が把握している範囲でお伺いしたいと思うんですけども。結果的に何カ所かはわからないと思うのですが、対象となる道路というのは、例えば国道沿いの約1,000カ所とか、そういうふうな大枠はあるんでしょうか。
  • 市長
     国道になると今度は国道管理者の国交省になるので、場合によってそういったところがあれば国交省にも言わなきゃいけないでしょうけども、とりあえずは今、大半の通学路っていうと県道、市道になりますから、それは全て岡山市が管理をしておりますんで、そういったところで基本はできるんじゃないかなと思っています。
  • 記者
     もう一点だけ。あと調査して必要があれば対策を施すということですけども、現地調査のその手法として、例えば警察、市の職員、保育園関係者を含んで現地調査するとか、そういうふうなところは決まっているんでしょうか。
  • 市長
     どういう形でやるかはこれからです。とりあえず今もう安全点検は動いていますから、そこでどういう資料が出てきていくのか、道路管理者がそれらを見ながら彼らとどう相談していくのか、重要なのは警察になると思います。だから、警察の方と協議をして決めていく、協議会みたいなものをつくったほうがいいのか、事実上のお話をしてやっていけばいいのか。私はわざわざそういうために何とか会をつくる必要はないというように思いますけど、これは関係者の間で決めてもらえばいいんじゃないかと思っています。

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