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令和2年3月12日市長記者会見

[2020年3月30日]

ID:20884

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令和2年3月12日市長記者会見議題

  • 令和元年度補正予算案(新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応)について

令和2年3月12日市長記者会見資料

市長記者会見動画

令和元年度補正予算案(新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応)について

補正予算案について会見する大森市長の様子

 皆さんおはようございます。
 それでは、これから令和元年の2月補正の説明をさせていただきたいと思います。
 令和元年度の追加補正予算の概要であります。まずは、資料の1ページをご覧ください。
 今回の補正予算は、今般、全国的に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症への緊急対策として編成しました。
 まずは、児童クラブの運営に関する対応です。3月2日からの小学校の臨時休業に伴い、保護者が共稼ぎ等の事情により、家庭で1人で過ごすことが難しい低学年の児童等の居場所を確保するため、児童クラブでは長期休業中に準じた開所時間の延長を行っています。
 児童クラブの支援員の方々のご協力により、3月6日までに、運営委員会による全ての児童クラブが午前中から開所し、利用を希望する低学年の児童の受け入れがほぼできております。また、各児童クラブへは、マスクと消毒用アルコールを配布し、感染予防対策も徹底しているところであります。
 本補正予算は、今回の急な開所要請に対応するため、支援員等の体制確保に苦慮しているクラブも多いことから、開所により必要となる運営経費を追加補助することで、児童館職員の派遣による人的支援に加えて、財源面でも支えていくものであります。
 あわせて、低学年児童の優先受け入れへの理解と、感染拡大予防の観点からクラブの利用を自粛した児童の利用料を減免し、それに伴うクラブの収入源について市独自で補助を行います。

 次に、認可保育施設等への対応です。
 同じく小学校の臨時休業に伴う保育士不足や感染予防対策として、家庭保育が可能な保護者に対し、登園の自粛をお願いしていることから、連続して6日以上登園を自粛された場合は、利用者負担額や副食費の減免を行うこととしております。その他の感染予防対策として、救急隊の活動時に使用する防護服、学校、病院、高齢者福祉施設等で使用するマスクや消防用アルコールを購入するとともに、大規模感染リスク回避の観点から指定管理施設における予約の解除に伴う料金還付に要する経費も計上しているところであります。
 また、市内で感染者が発生した場合に備え、感染拡大を防ぐための入院治療に係る費用についてもここで予算を計上しております。いずれも現段階で考えられる対策経費について速やかに予算を措置し、感染の予防及び拡大防止を図るものであります。

 補正予算額としては、一般会計で2億2,400万円を増額します。その財源は、国県支出金が1億8,000万円で、保育料など一部歳入の減額も含めて必要となる一般財源については、財政調整基金5,000万円を取り崩して対応いたします。今後、本補正予算の各事業に対して、さらに国庫補助金等が措置されれば、基金への積み戻しを行う予定であります。
 なお、10日に発表された国の予備費による緊急対応策第2弾については、改めて内容を確認の上、適切に対応していく予定であります。2月市議会は13日が最終日となっております。13日に間に合わせなければならないということで、我々としては作業をずっと行ってまいりました。昨日の政府の緊急対策の発表に鑑みて何か出てくるかもしれませんが、それらについては別途考え、また対処していきたいと思っております。

 なお、感染拡大により影響を受ける市内の中小企業、小規模事業者への対応としては、今般の国の緊急対応策第2弾にも盛り込まれているところですが、岡山市としては2月4日に事業者向け経営相談窓口を設置するとともに、3月2日には運転資金の融資制度を創設、3月9日からは岡山商工会議所、市内4商工会を通じて、中小企業診断士の派遣も開始するなど、万全を期しているところであります。
 ちなみに、2月4日に経営相談窓口を設置して以来、昨日までの相談件数は125件になっております。我々は融資支援を行っているわけでありますが、それには市の認定が必要になります。3月11日現在、その必要な認定が済んでいるものは13件ございます。中小企業診断士の派遣は3月9日から開始しているんですが、現在企業と中小企業診断士の日程調整中であり、派遣の実行自体は来週から行うということでございます。今後も地域経済に影響を及ぼさないよう、国の対策と相まって、必要に応じスピードを持って対応していきたいと思います。

 新型コロナウイルス感染症は、現在も全国で感染が拡大しており、いつ市内で発生してもおかしくない状況ではありますが、引き続き感染予防、感染拡大防止を徹底しつつ、発生後の対応への準備も進めていきたいと思っております。
 私からは以上です。

質疑応答

質疑応答をする大森市長の様子
  • 記者
     児童クラブの関係で市独自の施策として、利用自粛による利用者負担額の減収分の助成ということが入っておりますが、これは現状認識としてどういうふうな実情がある中で、市としてこの対応でやるのかというのをちょっと聞かせてください。
  • 担当者
     児童クラブですが、今回急な要請ということに応えていただきまして、全クラブで開所していただいているわけですけれども、利用状況としては5割から6割程度でございます。保護者に今回の感染症の拡大防止という趣旨にご理解いただいて自粛いただいたというようなことで、利用者から負担は取らないということを各クラブにも通知しておりますし、その分各クラブは減収ということになるわけですので、そこに対してきちっと市として手当てをしていこうということです。
  • 市長
     一言で言うと、我々のほうが自粛を要請しているということで、それに従った形でやっていただいている人に対しては、やっぱりきちんと還付していかなければということ。これは保育のほうも同じでありまして、実際、保育園に入園している人も、だいぶ自粛していただいて、家庭で子どもの面倒を見ていただいている人が多いですね。そういった人には一定の条件をつけていますけれども、還付させていただくという整理をさせていただいております。
  • 記者
     市長の最後の発言でちょっと重なる部分があるかもしれませんが、WHOが新型コロナに関してパンデミックという宣言といいますか、これが出た中で今の状況というのをどう捉えていらっしゃるか、改めてお伺いいたします。
  • 市長
     私も報道で見ただけなんですけども、パンデミックという表現をとられておられます。特に中国、イラン、韓国、イタリアという4つの国を挙げてやっているわけでありますけども、そういう一つの社会的な流行の兆し、これはWHOが判断されているということはそうなんだと思います。ただ、その中には日本は直接入っておりませんし、専門化会合の表現でも踏みとどまっている、それに近いような表現だったと思います。
     岡山市というのは非常に人の行き来が多いところですね。そういう中で倉敷在住者とか、広島も出ている、昨日も姫路とか、また兵庫県も多く出ている。何とか岡山市は、とどまっているところがあるわけでして、我々としてはやっぱりそういう面ではやるべきことをきちっとやらなきゃいかんだろうと、そういう責任があるんではないかなというように思っています。取り得る施策は考えていきたいと思っています。
  • 記者
     すみません。一部重なるかもしれないんですけれども、まだ国の方針であるとか、そういうところを明確にされてないじゃないですか。それなのに、独自にこの施策、ここまでの追加を行うと決めた経緯であるとか思いを聞かせていただけますでしょうか。
  • 市長
     国の対策が決まってないとは私は思わないんですけども、確か2月26日でしたか、自粛の要請が出てきています。それで、政府側の対応も一旦出てきて、昨日また動きが出てきている。こういう中で岡山市として何をしていくのか。中四国の玄関口というような位置にあり、政令指定都市として大きな都市の一つになっている、この岡山市として、私はやるべきことをやっていかなければならないのではないかということであります。
     その一つが、学校の休校措置であり、その休校に伴っての児童クラブであり、保育園は直接関係ないですけど、休校によって保育士が家に子どもがいるという状態も想定される。ということで、できるだけ登園しないようにお願いしたい。そこで、感染の拡大を防止したいというような思いで、こういうふうに施策をやらせていただいています。
     となると、当然ながらそれに対して、我々の要請に従っていただいた人に対しては、一定の給付をしていかなければならないし、児童クラブのほうも相当無理して人を集めたりしていますので、そこは国のほうが10分の10やってくれるということでありますけれども、早く予算措置をして対応させていただきたいと、そういう思いでやらせていただいています。
  • 記者
     お子さんたちですね。弱者ということでこの対策は非常に重要だと思うんですけれども、それと合わせてやはり高齢者、今回は犠牲になられている人も、80代であったり70代であったりというあたりの高齢者が感染しやすいかという状況で、いろいろ市にもそういう高齢者を対象とした施設もあると思うんですが、そちらではどういう対策を今とられるんでしょうか。
  • 市長
     これはもう2週間ぐらい前ですかね、やはり高齢者の施設というのは、マスクが足らないという話がありました。感染防止は、担当者に言わせると、普通の人がマスクをしてもそれほど関係ないとは言っているんですけれども、やっぱり高齢者だとすごい不安があるんですよね。不安があって、そういう面から積極的にマスクの提供をしたりもしていますし、今、もう一般の人は面会にも行ってないところが多いと思います。
     それから、今日聞いた話なんですが、担当から何か付け加えることがあれば言っていただきたいと思うんですが、逆に手洗いとかこういうのを徹底したということで、風邪インフルエンザが減っているという反対にいい面もあり、やはり通常インフルエンザというのは、そういう手洗いとかをやることによって、ここまで減るんだなというのもよくわかったと。
     すみません。それは直接のお答えじゃないと思いますが、そんなことで例えばマスクを不安材料の問題とすると、岡山市で11万枚の在庫があります。それらを医療機関とかどういったところにきちっと配布しながら対応していくのかというようなことも、今整理をしているところであります。

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