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令和2年2月13日市長記者会見

[2020年2月17日]

ID:20806

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令和2年2月13日市長記者会見議題

  • 2月定例市議会提出の主な議案(予算を除く)について
  • 路面電車の岡山駅前広場乗り入れに伴うバス出入りへの影響について
  • 「就職氷河期世代」の採用について

令和2年2月13日市長記者会見資料

市長記者会見動画

2月定例市議会提出の主な議案(予算を除く)について

議案について会見する大森市長の様子

 皆さんおはようございます。
 それでは、今日の案件についてお話し申し上げたいと思います。
 まずは、岡山市の廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定であります。この議案は、事業者が事業活動に伴って生じた廃棄物を岡山市の施設で処理する際に、岡山市が徴収している手数料を改定するものでございます。
 事業活動に伴って生じていく廃棄物の処理に係る費用は、事業者が負担することが原則であります。その手数料は岡山市のごみ処理に係る経費を基に設定しているところであります。現行の手数料は平成14年度のごみ処理原価の約70%としていました。約16年経過し、平成29年度ごみ処理原価に対し51%となっております。
 見ていただきますと、広報連絡資料の3ページ、線グラフがありますが、折れ線グラフの四角い黒いものがごみ処理原価であります。当時平成14年は184に対して130、円ですけれども、ここのこういうことで70%でありましたが、現在のところはごみ処理原価自体が254円となっています。手数料130円はそのまま据え置いていますから、実際上の処理原価に対して51%となっているところであります。そのように、ごみ処理に係る経費と手数料との乖離が大きくなっているため、手数料を改め事業者に適正な負担を求めるものであります。一般廃棄物処理手数料について現行10キログラムごとに130円を、令和3年4月1日から150円、令和5年4月1日から180円と段階的に改定いたします。
 資料の1ページをご覧いただきたいと思います。先ほど申し上げましたように、今は130円でありますけれども、1年間事業者等への周知を行い、令和3年4月から150円、そして令和5年4月から180円というように上げさせていただきます。
 また、あわせて産業廃棄物の処理費用、これが資料の2ページでありますけれども、これも同じように周知期間を1年置いて210円、250円というように上げさせていただきます。これは原価の100%に相当するものであります。
 この改定について、2月議会にお諮りするところでありますが、事業者から当初この段階的なものにしてなかったところがありまして、事業者とお話をしている過程の中で、急激に一遍に上がってしまうと、やはり少し影響が出てくるというようなこともあって、そのような意見を踏まえて段階的に改定することにいたしました。事業者への影響に配慮した激変緩和を図りながら、適正な費用負担を求めていきたいと思っているところであります。これが1つ目であります。

路面電車の岡山駅前広場乗り入れに伴うバス出入りへの影響について

路面電車の駅前広場への乗り入れについて会見する大森市長の様子

 2つ目の話題でありますが、これは7日に記者会見をさせていただいて、路面電車の岡山駅前広場への乗り入れに伴うバス出入りへの影響検証ということで、ほとんど問題がないと申し上げました。しかしながら、まだ定量的な把握がそのときに話ができませんでしたので、今日整理いたしましてお話し申し上げるところであります。
 資料をご覧いただきたいと思いますが、まず1ページをご覧いただきたいと思います。
 岡山駅、この地図がありますけれども、岡山駅が図の下側になります。桃太郎大通りがその上側、北側に出ているところであります。この東西方向について信号を調整したということです。
 では、具体的にどう信号を調整したかというのは資料の2ページをご覧いただきたいと思います。これは乗り入れを想定しての信号調整でありますけれども、東西方向の青の時間、今まで36秒だったものを25秒ということで11秒短縮をいたしました。それで、あと東西方向の右折で矢印、青の矢印が出てきますね。その時間も11秒を10秒という形で1秒短縮して乗り入れを想定した信号の状況にいたしました。
 資料の3ページをご覧いただきたいと思います。
 これは週末である土日のうちの日曜日と、ウイークデーの月曜日で調査したものであります。見てみると、やはり週末とその通常のウイークデーとは車の動き方が違っております。ちなみに、交通量のピークでありますけれども、日曜日は15時台がピークでありました。月曜日は通勤通学の人が多いので8時台がピークであったわけであります。
 それで、バスの出入りのピークは一体いつかということでありますが、日曜日の17時台、そして月曜日は9時台でありました。その具体的な交通量は下に示しているところであります。
 ここで資料の4ページをご覧いただきたいと思うんですが、ここでわかりやすくピーク時間帯、今の交通量ピークとバスの出入りのピークを特に抜き出して、整理をさせていただいております。
 西進の24分の1というのがありますけれども、日曜日の最も交通量の多い15時台、信号のサイクルの合計が24回あったと、この分母はほとんど変わりませんけれどもね。24回あったうち、このバスが1回に捌けなかった回数というのが1回ということであります。したがって、日曜日の17時台、バスの出入りが一番多かったところが24分の2、2回あったということであります。月曜日に関して言いますと、西進で入っていくものでいくと24分の4、24分の5ということでありました。そういう状況でありまして、多くは1回でスムーズにいっているという状況でありました。
 それで、今度はこの捌け残ったケースでありますけれども、1回あたりの捌け残り台数、これはここに書いていませんけども、全てが1台ないしは2台ということでありまして、次の信号では確実に交差点を通過できていたということであります。そういう面から見ると、全体として見ればバス出入りの影響はほとんど認められなかったと考えているところであります。路面電車の駅前広場への乗り入れについては、昨年6月に都市計画決定を行い現在軌道法の手続を進めているところであります。早期実現に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

「就職氷河期世代」の採用について

就職氷河期世代の採用について会見する大森市長の様子

 次に、就職氷河期世代を対象とした職員の採用試験の実施について、お話し申し上げたいと思います。以前の記者会見で、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行い、希望する就職ができないなどさまざまな課題に直面している世代の支援のため、同世代の方を対象とした正規職員の採用を行うことをお伝えいたしました。今日は採用試験の詳細が決定し、本日から受験の申込受付を始めますので、ここでお知らせしたいと思います。
 広報連絡資料をごらんいただきたいと思います。受験資格は、34歳から44歳、学歴・職務経験は問わない。事務で6人程度、そして今申し上げましたように、受験申込受付期間を今日から1カ月とさせていただきたいと思います。採用予定時期、令和2年9月以降と書いておりますけども、順調に進めば9月に採用させていただきたいと思っております。
 給与についてでありますが、これまでの職歴、学歴を勘案して決定されます。例えば、34歳で大学卒業後、現在まで非正規雇用で週20時間以上勤務されていた方の場合、年収は概ね420万円となります。また中途採用となることが今後のキャリア形成に支障になるかどうかというのが、皆さんの気にされるところであると思いますが、もちろん能力と業績によってになりますけれども、将来管理職として十分ご活躍をいただくのも可能と思っているところであります。
 市民のために頑張ってみたいと思われる意欲のある方にぜひ応募いただいて、岡山市職員となって能力を発揮し、岡山市のため岡山市民のために力を貸していただければというように思います。
 今回は岡山市役所の採用ということでありますが、経済界の方もぜひこういう動きをしていただいてこの氷河期世代の方々の処遇、いろいろな彼らの意欲を生み出すように対応していただければというように思っております。
 私からは以上です。

質疑応答

  • 記者
     路面電車の乗り入れの調査についてですけれども、ちょっと先ほどお話しいただいたことと重なるんですが、影響は自信を持って、あるのか、ないのかということを改めて教えていただきたいのと、乗り入れによって便利になるわけですが、どんなふうに市民の方に利用してもらいたいかというイメージを教えてください。
質疑応答をする大森市長の様子1
  • 市長
     そうですね、私は前回申し上げましたけども、今回の東西方向の信号調整によってバスの出入りにどういう影響があるかということを見てみましたけども、ほとんど問題はなかったというように思っております。したがって、路面電車の駅前乗り入れについては、事業をこれから進めてまいりたいと考えております。
     こういう路面電車っていうのは、定時性というのが1つと、やっぱりあと岡山に初めて来られた方にも、非常にわかりやすい乗り物だと思うんですね。それが、駅に直結できれば、市民、また市外から来られた人も、この電車を使って市内の中心部ですけれども、楽に行き来できるというようになっていくだろうと思っています。そういう面で、それぞれの人がまちを楽しんでいく、そういったところの一助にはなっていくと確信をしているところであります。
     ただ、駅前のこの乗り入れだけで何かが完結するわけではありませんけれども、電車に関して言うと、この延伸、環状化の動きもあります。それからあと、LRTの問題もあるわけであります。そのほかさまざまな魅力づくり、そしてインフラづくりと相まって岡山のまちがより人々に楽しんでいただけるような、そんなまちに変わっていくことを期待しているところであります。
  • 記者
     今のに関連しまして、今回こういう数字を出されましたけれども、ちょっとテクニカルになりますけれども、どれぐらいの数字だったら影響があったというふうな判断になったんでしょうか。
  • 市長
     そこはどうでしょうかね、なかなか定量的には言えないのではないかと思いますけども、今回調査した過程の中で、若干こういうふうに捌け残りというのが1台、2台ですけれども出ていたというところは、全く影響がないってわけじゃないかもしれないんですけど、それは回数がほとんどネガティブなものだったということもそうですし、実はいろいろな担当者が張り付いて見ているんですが、ご存じですよね、あそこの駅から、例えば東向きには2台並列でバスが置けるんですね。通常の今の信号でいくと、別に2台並列にならなくても縦列駐車をしても十分なので、やっぱり運転手さん方の動きっていうのは、信号が日曜、月曜と変わるとわかっていても、やはり従来どおりの動きになって、1列の縦列で待っている状態が出てきています。だんだんと体にしみ込んでくれば、2台並列にすれば、この1台、2台の捌け残りもほとんどなかったんじゃないかというようなことを担当者は話をしていました。
     いろいろなことから考えると、基本的には、少なくとも今回は影響がなかったということが言えるのではないかというように思っています。
  • 記者
     こちらにも資料がございますけれども、これは今までの方針どおり、南北方向に関してはこの影響検証は行わないという考えでよろしいですか。
  • 市長
     第一に、我々はできれば社会実験というのを、社会実験っていうか、交通量の調査、具体的な影響がどうかということについては、やれればやりたいと思っていたわけであります。
     しかしながら、この影響を調査するには、まずタクシー乗り場と一般車両を入れ替えなければいけない。ということは、事前にやることはできない。もう一つの要素として、北から来るところの左折部分を順調に通すために、桃太郎大通りに抜けるところの左折レーンをつくるということが前提となっていますので、事前の実験的なものはできないと思っております。
     ただ、何もしないというわけにはいきませんから、そういう面でコンピューターによるシミュレーションを行い、東西、そして南北とも大きな問題はないということを申し上げていたわけであります。なぜ今回東西を調査したかいうことはありますけれども、それはバス協会のほうからバスへの影響はあるのではないかという話もあって、では東西だけならできるのではないかということで警察にお願いをして、警察のほうも非常に快く受けていただきました。そういうことで東西は調査できたんですけども、南北のほうは、私は物理的にできないと思っております。
     今後、いろいろな状況に応じて交通量に影響が出てくれば、その都度我々としては対応していきたいと思いますが、事前の実験的なものは、私としてはできないと思っております。
  • 記者
     同じような質問になってしまうんですが。
     路面電車の乗り入れに関して、南北方向は先ほどシミュレーションで大きな問題は出ないという結果が出ているという話がありました。とはいえ、やはり岡山市ではまだ車社会ということも現実だと思います。一般の市民には、やはり不安に思うところもあると思います。今後どのような実験、手続を経て、明確な事業化のほうへ着手する予定にされているんでしょうか。
質疑応答をする大森市長の様子2
  • 市長
     先ほど答えたのと同じになると思いますが、まずこの平面乗り入れを行うときに、やっぱり最大の問題は交通量の問題であったわけであります。したがって、我々は平面乗り入れを決断するときに、交通量がどう変化するかということに、非常に着目をしておりました。
     申し上げたように実験的なものはできないんですけれども、そこは今の交通量を見て、シミュレーションをやらせていただき、その結果を見ると、少なくとも問題が起きるような大きな交通渋滞はないということを我々は理解して、所要の手続を進めてきたところであります。各段階においては議会の了解も得て、毎年の手続きをきちっと行っていったところでありますので、そこは私としては問題なく動いているのではないかなと思っております。
     ただ、これからどんな事態があるか、急にこれから交通量が格段に増えていくとか、そういうことは多分ないとは思いますが、いろいろな事態が起きれば、それに対して的確に対応していくというのは我々の責務だろうと思っております。
     そういう面で、交通量といいますか交通渋滞は、市民生活にも直結しますから、その点については配慮を十分しながら対応していきたいと思っています。
  • 記者
     何か揚げ足をとるような言い方になる、聞こえると申しわけないんですけれども、今後は社会実験等はを行わずに2022年度中の完成を目指して、事業化にもう着手していくという、とりあえずよろしいでしょうか。
  • 市長
     はい、事前の実験という形では行うことは考えておりません。
  • 記者
     2点。まず1点ですけども、この乗り入れですね。交通量だけ見れば捌け残り台数が少ないというのはわかるんですけども、本当にこの影響を防ごうと思えば、例えば現状とこの比較をすれば一番いいかなというふうなことを思ってしまうんですけども、これはしなかった理由はあるでしょうか。
  • 市長
     現状と比較っていうのはどういう意味ですか。
  • 記者
     要は、現状のその日、月の捌け残りの台数と、同じように信号を変えた後の比較を。
  • 市長
     そういう意味では、現状は、捌け残りはありません。
  • 記者
     この数字で照らし合わせると、捌け残りは全てゼロと考えて。
  • 市長
     現状ではゼロです。
  • 記者
     バス協会を中心に南北もしてほしいという意見はあるということで、市長としては、それはもうするつもりはないということですけども、そこに対して、バス協会を中心に要望、不満というか、要望に対してそれも理解を求めていくことはあるんでしょうか。
  • 市長
     この結果などは、バス協会にとどまらず、いろいろな市民に、我々としては説明をしていかなければならないと思っています。今日の記者会見が、私としてはその大きな機会だろうと思っているところでもあります。
     したがって、先日定性的な形でほとんど問題ないという表現をさせていただいたんですが、今回は定量的な数字も出させていただきました。これらを市民の皆さんに十分これからも周知をしていきたいというように思っております。また、当然ながら、議会にもこの話はさせていただくことになるだろうと思っています。

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