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平成31年4月22日市長記者会見

[2019年5月10日]

ID:13088

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平成31年4月22日市長記者会見議題

  • 岡山市女性活躍及びワーク・ライフ・バランスに関する調査結果報告について
  • G20岡山保健大臣会合開催半年前イベント「健康フェスタ in Okayama 2019」の開催について
  • 春の烏城灯源郷・春の幻想庭園について
  • 元号改正記念 岡山城での婚姻届受付について

平成31年4月22日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山市女性活躍及びワーク・ライフ・バランスに関する調査結果報告について

会見する大森市長の様子1

 それでは、まず岡山市女性活躍及びワーク・ライフ・バランスに関する調査の結果報告についてご報告いたします。
 岡山市では、昨年度、企業及び市民を対象とするアンケートを実施し、女性活躍及びワーク・ライフ・バランス実現のための取り組み状況や意識を調査いたしました。調査に際しては、多くの市民、企業の皆様方にご協力をいただきまして感謝を申し上げます。このたび、その結果がまとまりましたので、ご報告いたします。なお、前回の調査は、平成26年度調査ということになっております。
 まず、資料の1ページの上段のグラフをご参照ください。
 企業における係長相当職以上の女性管理職割合については、前回調査の9.9%から12.7%と2.8ポイント上昇しております。全国で見ると、平成29年度の雇用均等基本調査において、係長相当職以上の女性割合は12.8%となっております。
 (資料2ページ)女性管理職割合が増加傾向にある企業では「増減なし」「減少傾向」の企業に比べ売上高、経常利益とも「増加傾向」と回答する割合が高くなっており、特に経常利益についてはその傾向が大きくなっております。
 (資料3ページ)女性管理職の登用やキャリア形成など女性活躍推進に向け、「現在取り組んでいる」と回答した企業は前回調査の13.5%から32.8%と、19.3ポイント上昇しておりますけれども、「わからないと回答した企業が30%台半ばに達しており、こうした層への働きかけが課題ではないかと考えております。
 (資料5ページ、6ページ上段グラフ)市民アンケートでは、「女性管理職が増えること」「男性が育児休業、介護休業を取ること」について賛成と考える人の割合が高くなっている一方で、回答者自身が「管理職を目指したい」と思う人の割合は前回調査よりも下がっております。
 (資料4ページ)次に、仕事と家庭の両立支援の取り組みについて、企業においては育児・介護休業、短時間勤務制度などの制度を導入した結果として、「女性の勤続年数が伸びた」「職場の雰囲気がよくなった」「職場が活性化した」等の回答が前回調査より増加している反面、「支援制度を利用していない人の仕事量が増えた」との回答も増えているところであります。
 (資料6ページの下段グラフ)市民アンケートでは、「仕事と家庭を両立するために必要なこと」について、「(支援制度を)利用しやすい職場環境」「上司や同僚の理解」などが、男女とも上位になっております。一方で、男女で差が見られたものとして、「家族や配偶者の子育て、介護、家事の分担」は女性の方が多く、長時間残業の削減は男性の方が多く選んでおり、依然として性別による役割分担意識の影響が見られているところであります。
 全体を通して女性活躍及び仕事と家庭の両立に対する市民の意識は高まっており、企業における取り組みも進んできていると感じるところではありますが、依然として女性の方が育児、家事等の負担が大きいのが現実であり、さらなる意識改革が必要だということであります。
 女性活躍のためには、男女とも仕事と家庭を両立できる環境が必要であり、そのためには制度の充実だけではなく、業務内容の見直し等による長時間労働の解消が不可欠であります。働き方改革と一体的に進めていくことで、男女問わず個人にとってはより豊かな人生に、企業にとってはより高いパフォーマンスにつながっていくところです。
 今後、今回の調査結果に基づいて、岡山市女性活躍推進協議会等を通じて、有識者、地元経済団体、企業、官公庁等々と意見交換をするとともに、さらなる連携を図りながらより効果的に取り組みを進めてまいります。

G20岡山保健大臣会合開催半年前イベント「健康フェスタ in Okayama 2019」の開催について

会見する大森市長の様子2

 いくつかご報告をいたします。
 皆さん方の手元に「G20岡山保健大臣会合開催半年前イベント」のパンフレットが置かれていると思います。保健大臣会合まで半年を切りました。今月2日には、岡山桃太郎空港、岡山駅(ももたろう観光センター)など4カ所にカウントダウンボードを設置したところであり、さらに、先日は北区天神町の山陽放送株式会社新館建設工事現場の仮囲いへ広告を掲示していただくなど、この会合開催の周知を図っているところであります。
 そうした中、来る5月5日、6日、岡山コンベンションセンターを会場に、G20岡山保健大臣会合開催半年前イベントとして、岡山大学と山陽新聞社との共催で「健康フェスタ in Okayama 2019」を開催いたします。イベントの詳細はお手元の資料でご確認いただきたいと思いますが、特別シンポジウム、また公開講座などが予定されております。
 このイベントを通じてG20岡山保健大臣会合の開催について、広く市民、県民の皆さんに知っていただけるよう、また健康について関心を持っていただけるよう、多くの皆様にご来場いただきたいと思っております。周知・広報にご協力をお願いしたいと思います。

春の烏城灯源郷・春の幻想庭園について

 次に、平成28年度から開催しております「春の烏城灯源郷・春の幻想庭園」を今年も岡山城、岡山後楽園の連携のもと、4月26日から5月6日まで開催します。
 開幕初日は、岡山城天守閣前でオープニングイベントを行う予定としており、和太鼓の演奏に合わせ、岡山城の築城主宇喜多秀家の号令で点灯を行います。
 期間中には、岡山城天守閣前広場では、「夜桜烏城」というテーマでライトアップを行うとともに、岡山県産食材をメインにした飲食屋台も登場いたします。ゴールデンウィーク後半となる5月3日から5日には岡山城では、親子で楽しめる烏城お城遊び、石山公園では岡山城を眺めながらさまざまなジャンルの料理が楽しめるゴールデン夜市を開催いたします。ぜひ多くの皆さんにご来場いただき楽しんでいただければと思います。

元号改正記念 岡山城での婚姻届受付について

 次に新しい元号、令和への改元となる5月1日には、岡山城不明門にて、今回特別に作成したオリジナル婚姻届を受け付けます。全国からは問い合わせをいただいており、353件の応募がありました。当初は100組の方を対象とし、100組を超えた場合には抽選を予定していましたが、オリジナル婚姻届を岡山城不明門で提出したいと希望されている多くの方々の思いを大切にし、お二人の新しい門出をお祝いしたいとの思いから、お申し込みをいただいた全ての方を対象に、オリジナル婚姻届と書類一式を発送し受け付けさせていただくことといたしました。
 最後に、お手元に参考資料として、大型連休中の岡山市の主な業務、個々には発表させていただいていると思いますが、まとめた形でこういうふうに整理させていただいたものは、今までお配りをしてなかったと思いますんで、今日ご参考までにお配りをしたいと思います。我々も市民への周知をやっているところでありますけれども、ご協力をいただければと思います。私からは以上です。

質疑応答

  • 記者
     今の女性活躍の件で2点伺います。まず、女性の管理職の割合が12.7%に上がって、そういった形で女性活躍推進に取り組んでいる企業は32.8%という数字が出ましたけれども、この一連の数字は、市長が思われるよりも高いか、それともまだ足りないか、その辺の認識をまず1点。
     そして、現時点でこの政策の推進に向け、直近で何をしたいのか、具体案として打たれるものがあれば、以上2点お願いいたします。
会見する大森市長の様子3
  • 市長
     市内の企業全体を俯瞰してみて、やはり女性の人材を登用していこうという気持ちはあらわれていると思います。実は、岡山市役所の、みずからの人事でもありますが、これは課長相当職以上ですけれども、やはり私が就任したとき6.5%だったものが今は12.7%になっております。やはり、女性を登用して業績の向上につなげていこうという思いが表れていると思います。そういう面では、どちらかというと、ほぼ予想していたとおりでありますが、ただ一方で、今おっしゃった数字はいい数字なんですけれども、必ずしもそういう女性登用に積極的ではないと思われる企業も多く存在をしているなと。これはどうしてなのかということを、今日担当の課長がここにいるんで、直接話をしてもらってもいいんですけれども、彼女が感じていることは、今私が申し上げたように、企業もやはり登用しようっていう気持ちがあることはそうなんだけれども、ただやっぱり根っことなっている部分というのがまだまだ解消されてない。根っことなっている部分というのは一体何なのかというと、1つにはやはり働き方の改革が必ずしも十分動いているわけではない。
     だから、例えば家事の分担、育児の分担、やっぱり女性の割合が非常に多いということで、やっぱり女性がちょっと働きにくい、だから女性自身もわざわざ管理職にならなくてもというような思いも出てきているということが、この数字からもあらわれているのではないかと。だから、根っことなる部分をどういうふうにこれから解決していくのか、全国ベースの調査でも、そういった傾向の議論がなされているというのは承知しておりますが、やはり岡山市を見ても同じだなというように思っているところであります。
     したがって、これは2番目に、今度は具体策ということにも通じていくんですが、こちらはまた、これも隗より始めよということで、我々として何が次の働き方改革のポイントになってくるのか、これは一朝一夕にいく話ではないと思いますが、やっぱり徐々に変えていくために、具体的に何に手を打っていくのかというのを考えていきたいというように思います。
     そのほかに、そういった議論を世の中に知らしめるために、この秋にシンポジウムなどを予定して、こういったことを着実に広めていく、そういった行動は必要だと思っていますので、そういったこともやりながら、我々の根っこの部分というのをどうやって変えていくか、できる範囲でやっていきたいというように思っています。
  • 記者
     女性活躍について1点お伺いしたいんですけども、「3 調査結果(2)」のところで、女性管理職が増加傾向と答えた企業は、売上高、経常利益ともに増加傾向と答える企業が多いということなんですけども、ここは因果関係をどう考えられますか。
  • 市長
     そうですね。これも2つの見方があるんじゃないかなと思います。1つは、やはり女性が活躍することによって、女性という視点から企業収益に貢献できるような、さまざまなアイデアを提供しているという要素が考えられるということであります。しかしながら、もう一方でちょっとネガティブな感じで見ていくと、余裕があるから女性を登用しているんじゃないかという見方だってある。これもこの調査結果を議論したときに出てきた話なんですが、そういう2つの見方があると思います。
     ただ、全体として見れば、やっぱり最初に申し上げた女性の視点からのさまざまなアイデア、そしてコミュニケーション、そういったものが反映しているものだというふうに思っています。
  • 記者
     案件以外なんですけども、平成最後の会見だと思います。今後の令和に込めた市の発展への思いも含めて、気持ちをお聞かせいただけますか。
会見する大森市長の様子4
  • 市長
     はい。この平成の間に、この10年前には岡山市も政令指定都市になりました。その前も中核市、また県庁所在地の都市として役割は十分果たしてきたと思うんですが、やはり政令市になり、よりこの中四国を牽引する役割っていうことを我々は求められているんじゃないかなというように思っております。
     私が就任してからは5年半でありますけれども、経済の面は割と堅調にいっているのではないかなというように思っています。一つの、日銀等々の経済に対する短観等もございますけれども、先日の公示地価でも岡山市の地価は、(県内の)市の中で唯一上昇しているというようなこともありました。それから、多くの企業も岡山に来ていただいております。そういう面では、中四国を牽引するような、そういう動きにはなっているんじゃないのかなと思っております。
     一方で、社会面から見ると、一つにはやはり、ここでも随分と議論をしておりますけれども、そういう待機児童の問題とか、子育て環境。私としては、私が就任する前に比べて保育所の受け皿は4倍ぐらいに増やしております。しかしながら、まだまだ足りている状況ではございません。したがって、お母さんたちにご苦労をかけている。そういったことが出てくるわけであります。
     また、教育問題も同じで、学力、これは私が就任した直後の数字で驚いたのは、やはり中学生の国語の応用問題っていうのが、全国47都道府県と比較してもビリの状況でもありました。今の教育委員会のさまざまな取り組みによって随分上がってきたなと思っていますが、しかしながらまだまだ、教育長も同じ考えだと思いますが、不十分であります。問題行動についても、多くの事例が見られるところであります。こういったことを変えていかなきゃならないというようにも思います。
     先日、SDGsで、それこそ日経さんが出された資料の中で、全国の中で5番目に位置させていただきました。私自身の役割が一体何なのかっていうふうに考えたときに、一つのバトンを受けて、次の後任の市長にバトンを渡すわけであります。そういう中で、この岡山市を本当に持続可能な、そういう発展ができるような、そういう都市にしていかなければならないというように思っております。
     平成の時代を(市長として)5年半経過させていただいたわけでありますが、これから令和の時代に入ります。令和の時代に入っても、より岡山を中四国の牽引する都市として、持続可能な発展する都市として充実させていきたいというように思っております。
  • 記者
     これも案件外になるんですけれども、先日公共交通網の法定協3回目が開かれましたけれども、市側としてはバスの路線再編とかケーススタディをいくつか提示されました。たしか9月までの目途として網計画策定するという方針は多分変わってないと思うんですが、果たしてそれに向けてあと残された課題、そしてその実現目途というのは現時点でたっているのか、その辺の認識をお願いいたします。
  • 市長
     私、9月末って申し上げましたっけ。
  • 記者
     たしか上期中っていうふうに。
  • 市長
     まだ担当と十分詰めているわけではありませんが、とりあえず私どもがこの前出させていただいたのは、幹線と支線っていう形で分けて、幹線が非常に重複しているのをもう少しスリムにして支線に持っていったらどうだろうかと、一部を、ですね。そうなると、周辺地域の方々も公共交通を使って、この中心部に来ることもできるだろうというようなことで提案をさせていただきました。これについては、今、各社で議論をしていただいていると思っております。
     ただ、あのときに出したのはまだ2つの路線であります。これをもう少し、事情が違うので何とも言えないんですが、例えば北部であるとか、東部、西部、こういったところにこのような話を持っていけるかどうかっていう議論が一つある。
     それから、大きな問題として料金をどうするかっていう話があるんですよね。ということで行くと、やっぱり各社の調整っていうのが、時間がある程度かかるとすれば、一体いつ出すのか、かつこれ一回で全部出すのか、そういったところにも多分議論っていうか、あるいは出てくるんじゃないかなというように思うんです。
     ただ、一回で出さない可能性っていうのはどういうことかというと、早く具体に動くものは動かしていかなければいけないというところもあるでしょうし。だから、そこはまだまだ悩んでいるところであります。
     そんなことを今議論しながら、とりあえず、もっとやっぱり公共交通を利用してもらう。そのためには何ができるかっていうことを早く私どもも打ち出したいと思っています。ただ、運営しているのは民間なので、このあたりが非常に難しくなっているということはご理解いただきたいと思います。

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