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令和元年7月25日市長記者会見

[2019年11月29日]

ID:11891

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令和元年7月25日市長記者会見議題

  • 「おかやま・スタートアップ支援拠点」(仮称)オープニングセレモニー及び「おかやま創業支援懇談会」を開催します
  • 岡山市フレイル対策事業の実施について
  • おかやま桃太郎まつり、烏城灯源郷について

令和元年7月25日市長記者会見資料

市長記者会見動画

「おかやま・スタートアップ支援拠点」(仮称)オープニングセレモニー及び「おかやま創業支援懇談会」を開催します

会見する大森市長の様子1

 皆さんおはようございます。
 本年4月9日に記者会見でお知らせした「おかやま・スタートアップ支援拠点(仮称)」を8月1日に開設いたします。場所はTSUTAYA BOOK STORE 岡山駅前であります。支援拠点は5月16日に設立しております「おかやま・スタートアップ支援拠点運営委員会」が運営しております。この委員会は、株式会社中国銀行、株式会社トマト銀行、おかやま信用金庫、岡山商工会議所、株式会社中四国TSUTAYA、岡山市の6者で設立しております。
 支援拠点開設のオープニングセレモニーとして、除幕式とおかやま創業支援懇談会を開催いたします。除幕式では、支援拠点の正式な名称とロゴマークを披露させていただきます。おかやま創業支援懇談会は、中国銀行、トマト銀行、おかやま信用金庫、岡山商工会議所、山陽新聞社、岡山市のトップが一堂に会して、官民連携による岡山市の創業支援環境向上に向けて、現状認識と課題意識を共有しながら未来に向けて話し合う場として、今後も定期的に開催することを検討しております。
 支援拠点の開幕イベントは、8月3日(土曜日)午後に開催し、岡山市に縁のある起業家数名による講演、参加者による事業アイデア発表会などを行う予定であります。
 岡山市では、地域経済の活性化に向けて、外部からの産業活力の呼び込みや既存産業の成長支援など、さまざまな産業振興策を進めてきたところであります。しかしながら、これらを呼び込む、育成する取り組みに比べ創業・起業支援という生み出す効果、取り組みは十分ではなかったと認識しているところであります。
 以前も、資料「別図」で説明をさせていただきましたけれども、実際上、事業の市場参入という段階からはいろいろな手当てがなされているところでありますが、ここのアイデア出し、そしてコンセプト立案、そしてこの市場参入という、ここではグラデーションになっていますけども、当該この部分っていうのがやはり今まで弱かったということで、ここに力点を置いて対応させていただこうと思っているところであります。
 そこには、スタートアップに必要な情報を提供し、助言するコーディネーターを配置し、創業・起業に関心を持つ多様な人々が気軽に立ち寄れ、交流できる拠点を開設するものであり、若者を始めさまざまな方々に存分に活用していただきたいと思っております。
 岡山市経済の発展に向けて、官民連携して取り組んでまいりたいと思います。

岡山市フレイル対策事業の実施について

会見する大森市長の様子2

 「フレイル」は、このごろ使い出した言葉でありまして、私も少し前までは意味がよく分かりませんでしたけれども、大分慣れてまいりました。「フレイル」とは虚弱という意味であります。健康と要介護の間の時期で、加齢とともに筋力や認知機能など心身の活力が低下した状態のことであります。早期に発見し、運動や食生活の改善などの予防の取り組みを行うことで、要介護状態になることを予防したり、健康な状態に戻ったりする可能性が高い、必要な大切な時期であります。
 岡山市は高齢者の健康寿命が比較的短いということと、介護保険の認定率も高いため、改善に取り組む必要があります。フレイルの方を早期に発見し、介護予防の取り組みにつなげて要介護状態となることを防ぐために、令和元年8月5日からおおむね65歳以上の市民でご希望の方を対象にフレイル対策事業を実施します。フレイル状態かどうかをチェックし、該当の方には個別指導を行っていきます。
 フレイルチェックの実施方法は、薬局などの身近な場所で行うものとして、市内47カ所、詳細は別添資料4をご参照ください。また、岡山市ふれあい介護予防センターの専門職が「あっ晴れ!もも太郎体操」などの地域活動の場に出向いて行うものの2種類があります。
 いずれもチェックシートに回答いただくことでフレイルかどうかを判定いたします。10分程度の簡単なチェックであります。皆さん方にもチェックシートをお配りをしていると思います。ざっと見ていただければ、非常にわかりやすくて簡単に自己認識ができるようなものであると思います。
 フレイルに該当した方に対しては、介護予防センターの理学療法士や作業療法士などの専門職が個別に面談を行い、具体的な改善の取り組みや継続の支援を行い、フレイル状態からの回復を目指します。この専門職による個別支援が岡山市の特徴であります。
 こういうのぼりがあるところには、このフレイル健康チェックができる場所でありますから、ぜひシニアの方にお立ち寄りいただいて、簡単なチェックですので、受けていただきたいというように思います。
 フレイルチェックを受けられた方には、フレイル該当であるか否かを問わず、ふだんから実施できる予防の取り組み先として、介護予防センターが実施する介護予防教室、住民主体の「あっ晴れ!もも太郎体操」、公民館で実施する各種講座、健康イベントなどから適したものを紹介し、健康の維持増進につなげてまいります。
 フレイル対策事業は四師会等、具体的に言うと、岡山市医師会、岡山市内医師会連合会、岡山市内歯科医師会連合会、岡山市薬剤師会、岡山県看護協会のご協力を得て実施するもので、検討時点からご意見等をいただきながら実施にこぎつけたものでございます。
 今後徐々にフレイルチェックの実施場所を拡大し、事業を継続してまいります。市民の皆様には積極的にチェックを受けていただき、それをきっかけとして、ご自分の心身の状態に目を向け、できるだけ早い段階から介護予防の取り組みを実践していただきたいと思います。チェックは無料でございます。気軽にお立ち寄りいただきたいと思います。

おかやま桃太郎まつり、烏城灯源郷について

会見する大森市長の様子3
  • 市長
     夏の観光イベントでありますが、毎年恒例となっている「おかやま桃太郎まつり」と「夏の烏城灯源郷、夏の幻想庭園」を今年も実施いたします。
     8月2日、3日の2日間は、納涼花火大会の代替事業として「烏城夏まつり」を開催いたします。岡山城では初となるプロジェクションマッピングを天守閣に投影し、ビアガーデンや夜店もお楽しみいただけます。ちなみに、このプロジェクションマッピングの試作品を見させていただきました。ストーリーが非常に明確でありまして、たしか7月18日に皆さん方にお配りをしている広報連絡の開催概要のところに、「桃太郎伝説」と「令和の幕開け」などのオリジナルコンテンツを盛り込んだプロジェクションマッピングを実施と書いていますが、たしか6分間、結構長い時間で、かつ色彩が豊かであります。見ていただけると、きっとこれはおもしろいということになると思います。
  • 担当者
     7月31日の19時45分から、記者の皆さんに向け試写会を行います。
  • 市長
     ぜひご参加ください。ちなみに先日訪問した釧路でも、今プロジェクションマッピングをやっていますけども、勝るとも劣らないものだと思っております。ぜひ、まずは市民の皆さん方に見ていただく前にご堪能いただければと思います。
     また、あわせてビアガーデンや夜店もお楽しみいただけます。
     8月3日、4日の2日間は今年で26回目を迎えます、岡山に伝わる温羅伝説を題材とした踊り「うらじゃ」を開催いたします。両日とも各商店街や市役所筋において、踊り子たちの演舞が繰り広げられます。
     また、「夏の烏城灯源郷、夏の幻想庭園」についてでありますが、今年も8月1日から1カ月間開催いたします。涼風烏城というテーマのもと、暑い夏を烏城灯源郷で涼しく過ごしていただければと思っております。特に今年は、光と水、音により岡山城を彩るライティングショーを8月12日から31日までの間、1日5回公演いたします。烏城灯源郷は年に3回、春、夏、秋と開催しておりますが、毎回テーマや催しの内容を変え、工夫しているところであります。以前、烏城灯源郷を訪れたことがある方にも再度足を運んでいただき、毎回雰囲気が変わる夜の烏城をお楽しみいただきたいと思っております。

質疑応答

  • 記者
     最初のスタートアップ支援拠点に関してお話をお伺いしたいんですが、市長のお話で、産業振興策の一環として生み出す取り組みの強化とかを岡山市としてしようというお話がございました。その点に関してもう少しお話を詳しくお伺いしたいのですが、この強化の必要性が他の自治体と比べてであったりとか、実際に市民の声を拾ってこうしたものの大切さを認識されたりとか、市としてどのような観点で取り組みを考えて…。
会見する大森市長の様子4
  • 市長
     まず、発想の原点は、岡山市は政令指定都市として、産業の振興を日本全体から見ても東京の一極集中を是正していくためにも、是が非でもやっていかなければならないことだと思っています。そういう中で、いくつかの視点の整理をいたしました。
     そのうちの1つがいわゆるスタートアップで、具体的には開業率です。これは、全国平均に比べて高い状況ではありますが、やはり政令指定都市間で見てみると少し劣っているところもあります。ではどうすればいいかということを考えていきました。政令指定都市の中で開業率、これが首都圏を除いていくと福岡が高いんです。政令指定都市市長会議で福岡市長にお話を伺って、その取り組み方をちょっと聞いてみました。そこから出てきたのがこの話でありまして、やはりそれぞれの方はいろいろなアイデアを持ってはいるものの、具体的に事業を始めるまでの間が結構大変なんですね。となると、そういうアイデアを持つ、ないしは人と話をしながらアイデアが出てくる、こういう環境をつくっていくということが必要じゃないかと思ったんですね。福岡市でもそういうことをやっている。
     今度はそのノウハウを持っている人を引っ張ってこなければいけないということで、TSUTAYAは福岡市でも大阪市でも(スタートアップカフェを)やっている。そういう面で(福岡市など先進地域に)キャッチアップのためにはそういったこと(TSUTAYAの持つ事例やノウハウ)を範としてやっていくことも必要じゃないかという考えに至ってやってきた。岡山でもそういったことをコーディネーターとしてやっていける方が十分おられるということもわかったので、合わせてこの今回のスタートアップの支援拠点にそういった方に中心になっていただいて、どんどんアイデアを開業に結びつけていく、そういうふうな仕組みをとらせていただきたいというのが今回の発想であります。
     それで、我々はそういう発想を持って動いたんですが、金融機関や商工会議所もそれはいい話だということで一緒に乗っていただいて動いていると、そういうことであります。
  • 記者
     フレイルで何点かお伺いしたいんですけども。フレイル、以前から介護をめぐってのいろいろな防止事業をさまざまされてきたと思うんです。このフレイル対策事業っていうのは、これまでの介護予防事業の一環なのか、それとも全く新しいアプローチからの事業なんでしょうか。
  • 市長
     大きな面では介護予防という観点でもいいと思いますよ。健康寿命の延伸っていう点もありまして、そういう要素は含んでいると思っています。
  • 記者
     わかりました。この事業によって何か数値目標、例えば利用の人数だとか、あと改善の数値目標とかその辺は何か。
  • 市長
     とりあえず事務方が整理をしているのを見ると、初年度は、約2,500人を目標としてチェックを実施したいというように考えている。これらは、今の実施機関等々と調整をした数字であります。この内訳は常設チェックと出張チェックを両方足しての数字です。
  • 記者
     関連するんですけれども、市長としてこのフレイル対策事業に期待する思いといいますか、そのあたりのお考えが何かあったら。
  • 市長
     健康寿命延伸っていうことで、いろいろと言ってきました。これはG20のレガシーとしても残していかなければならないものだというように思っておりますが、その要素の中に1つは運動、そして食生活、生きがい、社会参加っていうか、そういった要素をフレイル対策も同じ要素になっているところでありまして、健康寿命延伸の今までの議論とともに、こういったことをやることによって全体として岡山の市民がより健康で長生きをしていく。こういったものを目指していくということなのではと思っています。
  • 記者
     また戻りまして、スタートアップの話なんですけれども、先ほどのお話でコーディネーターは十分いるとおっしゃいましたけれども、大体今回の拠点にどういう経歴の方を何人ぐらい常駐になるか、何人か置くか。あともう一点、現時点で何年後にこれぐらい起業実績ができたらいいなという目標みたいなものがあるでしょうか。
会見する大森市長の様子5
  • 市長
     人の名前は出ています。とりあえずは、コンテンツクルー代表取締役の藤田圭一郎さん、それからスイッチCEOの恒次明宏さんの2人を予定しているということであります。今後の話は未定です。
     具体的に開業率をどのぐらいにするとか、定量的な目標は現時点では整理はしていないところであります。このスタートアップ事業っていうのは何なのかということを考えていくと、いくつかの要素はあると思うんですよね。事業に非常に熱心な方が既存の事業でも十分競争力を持ってやっていくっていう場合もあるでしょうし。それからニッチな事業に取り組んでいくっていうものもありますよね。このニッチな事業って一体何なのかっていったときに、岡山で創業するということなら、岡山のニーズっていうものが一体何なのか、困っていることが一体何なのかというとこから発想して事業を起こしていただく、こういった方が多く出ていただくと地域そのものもずいぶんよくなっていくんじゃないかなというように思っているんです。そういったことが議論として展開していき、地域ニーズに対応するような供給がこのスタートアップで出てくればいいかなというようには思っているんですが、定量的なことについてはもう少し議論をさせていただいて、必要かどうかを考えたいと思います。
  • 記者
     言葉のことなんですけども、フレイルというのはあまり聞いたことがなかったんですけど、これは英語ですかね。
  • 事務局
     英語です。
  • 記者
     フレイル対策事業というのは、何か福祉用語か何かですか。
  • 市長
     いや、このごろ急に使い出したんですよね。1年ぐらい前から言い出してきてはいるんですが、これは厚生労働省が使っていますね。
  • 事務局
     そうです。虚弱という言葉の代わりに、フレイルと言います。
  • 市長
     急に出てきた言葉ですよ。だから、そんなに常識的な英語ではありません。私の常識がどれだけかわからないですけど。
  • 記者
     案件外で1件よろしいでしょうか。
     1週間前、京都アニメーションで放火事件がありまして、多数の方が犠牲になった事件がありましたけれども、ガソリンをまいて火をつけるという事件の特性上、防ぎようがないという部分もあると思うんですが、一方であれほど痛ましい事件が起こった以上、何かしら建物の構造上なり、もしくはガソリンの販売資格なり対策が考えられると思うんですが、岡山市として消防局に対して何か指示といいますか、検討した部分はありますでしょうか。
  • 市長
     報道でしか知らないんですが、京都市がガソリンの販売に対して何らかの対策を講じようっていうような動きがあるっていうのは伺ったところですが、どこまでやるのがいいかはちょっとよくわからないですね。ああいう事件はなかなか防ぎようがないっていうところもありますし。ただ、対策が全く必要がないということにもならないでしょうから、ここでの明言はちょっと避けますけども、そういったことを一つ一つ真摯に考えていくことが必要だろうと思っています。

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