ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

令和元年6月3日市長記者会見

[2019年6月4日]

ID:13105

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

令和元年6月3日市長記者会見議題

  • 岡山市外国人総合相談窓口の開設について
  • 「ブルガリア・パフェ」企画の実施について

令和元年6月3日市長記者会見資料

市長記者会見動画

岡山市外国人総合相談窓口の開設について

会見する大森市長の様子1

 皆さんおはようございます。
 先週末に記者会見をさせていただいて、すぐにという話になっていますが、もう少ししたら議会も始まりますので、ここで少しお話し申し上げたいと思います。
 まずは外国人総合相談窓口の開設であります。
 先週の指定都市サミットでも、この外国人の問題について、ずいぶん話題になりました。各都市もいろんなところをこれから対応していかなきゃならない、国のほうにもお願いしていかなければならないというようなことがよくわかったところであります。今日、窓口を開設しましたので、少しこの話をさせていただきたいと思います。
 今年3月に法務省が公表しました平成30年末の統計によりますと、全国の在留外国人数は過去最高の約273万人、前年比約17万人、6.6%の増加であります。一方で日本人は、昨年10月1日時点の総務省人口推計で前年比マイナスの43万人ということで、0.35%の減少になっております。
 まず、岡山市全体の人口動態でありますが、政令指定都市に移行した平成21年の70万4,189人から平成30年には72万1,329人と増加傾向で推移しております。人口動態の推移につきましては、自然動態は平成27年にマイナスに転じ、平成30年は733人の減少、社会動態は平成27年の1,857人の増加をピークに減少傾向であります。このうち日本人は、自然動態が平成27年にマイナスに転じ、社会動態は平成30年にマイナスとなり、平成30年の人口動態は、自然減が869人減少しております。一方外国人は、平成26年から社会動態がプラスに転じ、平成30年は871人の増加であります。岡山市の現状としては、日本人の自然減を外国人の社会増で補う傾向となっている中、平成30年の人口動態は35人の増加と微増にとどまっております。
 岡山市の外国人人口は、3年前の平成28年3月末の約1万人から、今年の4月末には1万3,278人と急増をしております。今年4月には、改正出入国管理法の施行により外国人材の受け入れを拡大する新たな制度がスタートし、今後さらに外国人市民が増加する見込みであります。
 本日、外国人市民の生活支援を充実させるため、相談や情報提供を一元的に行う外国人総合相談窓口を設置いたしました。窓口設置に当たっては、昨年度、岡山市外国人市民会議の委員から、来日したばかりの外国人が困っているので、転入時の支援を充実させてほしいとの意見をいただいたこと等を参考にして、転入手続で来庁する外国人に声かけし、相談窓口の利用を呼びかけて効果的に支援していけるよう、窓口の場所を2階の国際課から1階の北区役所外国人転入届等窓口の横に移して新たに開設したものであります。
 言語対応ですが、ベトナム籍の市民が3年前の約1,200人から現在2.5倍の約3,000人に急増しております。中国に次いで2番目に多くなっていることから、新たにベトナム語対応の相談員を採用したところであります。英語、中国語と合わせて3人の相談員を配置いたします。
 区役所窓口でベトナム語への対応が可能となりまして、混雑緩和など区役所窓口全体の業務改善と市民の皆様の利便性向上にもつなげたいと思っております。

「ブルガリア・パフェ」企画の実施について

会見する大森市長の様子2

 ブルガリア共和国を相手国としたホストタウン事業のPR企画、ブルガリアパフェ企画の実施について報告いたします。
 岡山市では、2020東京オリンピック・パラリンピックに向け、事前キャンプの誘致をはじめとし、ブルガリア共和国を相手国としたホストタウン事業を推進しております。
 本企画は、ブルガリア共和国を相手国としたホストタウン事業のさらなる浸透と、2020東京オリンピック・パラリンピック開催機運の醸成のため、既に市民に浸透している「フルーツパフェの街おかやま」企画と連動し、ブルガリアパフェをキャンペーン的に展開するものであります。
 企画の内容は、フルーツパフェの街おかやま加盟店37店舗のうち、本企画への参加希望店舗12店舗がそれぞれ工夫を凝らしたブルガリアパフェを考案し、店舗でお客様に販売していただくものであります。パフェを購入したお客様には、ブルガリアを紹介したパンフレットやホストタウンPRグッズがプレゼントされます。
 ブルガリアパフェとは、ブルガリアになじみのあるもの、ヨーグルト、それから白、緑、赤の国旗の色を使っていく、あとはバラとかワイン、そういったものに関連したパフェのことを言います。どのようなパフェにするかは、参加店の自由な発想でお願いしたいと思っております。
 この企画は、今年の7月1日からスタートをいたします。2020年度も実施したいと思っております。
 現在、企画のスタートに向け、各店舗がそれぞれ工夫を凝らしたパフェを考案してくれているとのことで、一体どんなパフェが登場するのか今から非常に楽しみであります。また、この企画を通し、市民の皆さんにブルガリアを身近に感じていただき、ホストタウン相手国であることの理解が深まることを期待しております。
 なお、「フルーツパフェの街おかやま」10周年スペシャルコラボ企画としても位置づけられており、「フルーツパフェの街おかやま」のさらなる浸透やフルーツ王国としての岡山市のシティプロモーションの促進にも寄与するものと考えております。引き続き2020年東京オリンピック・パラリンピックを通して岡山市が活気づくよう、事前キャンプ誘致やホストタウン事業に取り組んでいきたいと思います。

質疑応答

  • 記者
     外国人の窓口のことで質問させていただきます。
     総合窓口自体は、国のほうが設置を促進しているかと思うんですけれども、その動きを受けて、岡山市も新たにベトナム対応を拡充させて、1階のほうに利便性向上のために移されるということですが、窓口をきっかけに、岡山市がどのように今後外国人の方の受け入れを進めていくのか、今のところのお考えがあればお聞かせいただければと思います。
会見する大森市長の様子3
  • 市長
     先ほど申し上げたように、外国人人口は今急増しています。市民の1.87%っていうことになっているんですが、これは自治体によって結構差がありまして、千葉は2%を超えていましたし、たしか名古屋は3%を超えるぐらいの、一方で熊本はまだ0.8%ぐらいですね。地域によって相当ばらつきはあるんですが、どこもみんな増えている。今は日本経済が堅調だということの表れだと思うんですけれども、そういう傾向と、かつ出入国管理法が変わっていく、こういう中で、やはり今後外国人人口は増加するだろうというように思います。
     これからどう対応をしていくのかというのは、多分自治体だけでは対応できないこの問題だろうと思っているんですね。だから、国のほうでも今回の制度を変えて、ルールだけではなくて、もう少し出入国管理という観点を超えて議論をしてもらわないといけないのかなと思っているんですが、とりあえず、今彼らが一番困っているのは日本語の問題、そして日本の慣習がなかなかよくわからないようなので、とりあえずは困っていることに対して、我々としては積極的に手を差し伸べたいと。積極的にという意味は、手続に来られるわけですから、そのときにこちらからも何か困っていることありますかと声をかけて、対応していきたいと思っております。
     今後の話は我々の中でも、また政令指定都市全体でもこれから議論を深めていきたいと思っていまして、今後の対応も考えていきたいと思います。
  • 記者
     今の外国人の窓口のことですが、これは観光客とか、いわゆる市内に住んでない方に対して、対応は受け付ける窓口ということになるんでしょうか。
     それとあと、ネットとかそういうものを利用して、窓口に実際来られなくて相談する、電話とか、そういうことは受け付けられるんでしょうか。
  • 市長
     まず前者の話、観光客ですね。
     観光客は多分手続には来られないですから、違う対応になっていくと思うんですね。一つは、例えばWi-Fiの整備みたいな話とか、それからあとJR岡山駅の観光の窓口を2階新幹線の改札口の横に一元化しようと思っていまして、そこも言語対応が、今は英語だけですけども、もう少しできるようにしようというような考えを持っています。岡山も後楽園、岡山城あたりを歩いていると、本当に外国人が急激に増えてまいりました。だから、そういう対応を一つ一つ整理してやっていきたいというように思っています。
     2点目については、それはもちろんですが、今の状況をちょっと話してください。
  • 担当者
     お答えします。
     メールでは、今でも受けておりますし、それから今回専用の相談ダイヤルを新たに設けますので、そちらのほうで受けさせていただきます。また、西川アイプラザの幸町図書館があるところの友好交流サロン、こちらのほうでも対応させていただきます。
  • 記者
     案件外になるんですけれども、おとといオリンピックの聖火リレーの概要が発表されましたが、岡山市もルートの一部に組み込まれております。市長の期待感を教えてください。
会見する大森市長の様子4
  • 市長
     もう一言で言うと、うれしいですね。やはりオリンピックの聖火が岡山の街を走るということは、市民にとっても当然オリンピックは頭にあるものの、直接聖火が走っているということになると身近に感じるようになりますよね。そういう面でどんどん盛り上がっていくことを期待したいと思います。
  • 記者
     ブルガリアパフェなんですけれども、こちらはパフェでブルガリアを応援するということなんですけど、パフェというコンテンツを選ばれた理由をお教えいただけますか。
  • 市長
     それは、先ほど言ったことを超えるものはないんですが、岡山にずっと住んでいると結構わからないんですけど、いろいろな旅行雑誌を見ると、岡山の案内に一番大きくフルーツパフェがぽんと出たりするんですね。だから、フルーツパフェって案外発信力を持っている。ちなみにうちの娘も岡山に来ると、フルーツパフェって叫んでいますから。だから、そういうフルーツパフェにこの一つ新たなブルガリアっていうものを特徴づけてやっていくと、発信力は大きいものがあるのではないかということを考えてやらせていただきました。
  • 記者
     外国人材の関係でいくつかお伺いするんですけども、この問題の一番根深いところで教育問題があると思うんです。この外国人の子どもたちをどういうふうにしていくかということですね。そのあたりで、市長さんの現状での認識や、今後の教育体制について何か考えがありましたらお願いします。
  • 市長
     おっしゃるとおりですね。先週の政令指定都市の会議でも、やはり教育問題がずいぶん出ました。私も一度教育委員会に、この問題について具体的に困っている点がないかっていうのを調べてもらいました。もちろん日本語ができないので、そういう子を日本語教育を別途行っているというようなことを伺って、教育委員会としてはそんなに今の段階でもう困ってしまって、どうしようもないということではないと。対応はできていると明確に言っていいのかどうかわからないですけども。子どもって結構吸収力早いですからね、それなりになじんでやっているのが教育委員会の認識として伺ったところであります。ただ、外国人の人数がどんどん増えてきたりしてくる中で、今後、何か問題が起こり得ると私は思います。そういった問題もこれから外国人対応の中の大きな論点の一つだろうと思っています。それについても整理をしていきたいと思います。

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: (広報担当)086-803-1024 (広聴担当)086-803-1025 ファクス: 086-803-1731

お問い合わせフォーム