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その4【ネットワークを築く土壌づくり】

[2014年10月22日]

ID:40367

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「つながる!協働リレーコラム」では、岡山で活躍するNPO法人の皆さんに、自分たちの活動や経験を通じて、「協働」に関して感じていること・考えていることについてコラムでご紹介いただきます。
※なお、内容は執筆当時のものです。

NPO法人まちづくり推進機構岡山・代表理事の新谷雅之さん

プロフィール

岡山県出身。建築の設計やインテリアデザイン等を手がける株式会社新谷建築設計事務所の代表取締役を務めるかたわら、2005年からNPO法人まちづくり推進機構岡山の代表理事として活動しています。

NPO法人まちづくり推進機構岡山・代表理事の新谷雅之さん

協働するために大切な「土壌づくり」についてお伝えします!

NPO法人まちづくり推進機構岡山とは?

NPO法人まちづくり推進機構岡山(以下、まちづくり推進機構岡山)は、まちづくりにおける課題に対して、色んな立場の人が力を合わせて主体的に取り組むことができるよう、パイプ役としてサポートしています。

協働するために

例えば、一つのNPOがある課題を解決するために活動を始めたとします。活動に向き合う中で、その団体だけでは解決しきれない事態が発生したとき、どうすればいいのでしょうか?

解決方法としては、色んな分野で活動する団体や知識・技術を持つ専門家と一緒に取り組むことが挙げられます。あたり前のことで、簡単そうに見えますが、実はこれが結構難しい。
色んな立場の人や団体が協働するためには、日頃からネットワークを築くことのできる「土壌づくり」が大切だと思います。解決したい課題に直面したとき、ネットワークの中で誰とどのようにつながって取り組むことができるかによって、課題解決の手法も異なってきます。

色んな立場の人や団体が集まる、流動的でオープンな土壌

まちづくり推進機構岡山が開催したワークショップの写真

まちづくり推進機構岡山が開催したワークショップの様子

そんなネットワークを築く土壌をつくっていくためには、どうしたらいいでしょうか?
普段はバラバラに活動している人や団体でも、日頃から集まって対話できる「場」があると良いと思います。出会い、知り合いつながるための「場」こそが土壌です。

土壌とは、一つの固まった形ではなく、その時々で色んな立場の人や団体が集まれるような、流動的でオープンな「場」であることが大切です。色々な人が集うほど、色々な課題に対して柔軟に向き合うことができるのではないでしょうか。

また色んな立場の人や団体が、主体的に取り組むしくみづくりが大切だと思います。主体的に取り組む人たちが、課題解決のためのネットワークを広げ、さらに豊かな土壌が育まれていくのです。

ワークショップを通じた土壌づくり

私たちまちづくり推進機構岡山は、まちづくりやユニバーサルデザイン、防災等、幅広い分野で活動をしていますが、近年では岡山県内各所で防災に関するワークショップを開催しています。

まちづくり推進機構岡山が開催した防災ワークショップの写真

まちづくり推進機構岡山が開催したワークショップの様子

ワークショップでは、その地域で暮らす人や行政、市民団体が一緒にまちあるきを行い防災マップをつくっています。
通常数回にわたって開催しているので、お互いにしっかり交流し、防災への意識をじっくり育むことはもちろんですが、参加者が自分自身の足でまちを歩き、話し合いながら防災マップをつくることで、それぞれが主体的にかつ実践的に防災に取り組むことができるのです。

私たちのワークショップでは防災意識を高めることはもちろんですが、色んな人が出会いつながる場をつくるだけでなく、参加者自身がまちづくりの主体者になることを目指しています。これからも協働のまちづくりの土壌を耕すお手伝いをしていきたいと思います。

関連リンク

まちづくり推進機構岡山は、暮らしやすい岡山をつくるために、ユニバーサルデザインを推進しています。そこで2007年から、誰でも簡単にユニバーサルデザインを見たりふれたりできる「UDほっとステーションおかやま」を、岡山市北区石関町に開設しました。詳しくは、UDほっとステーションおかやまのウェブサイトをご覧ください。

のっぷ

次回は、NPO法人ENNOVA OKAYAMAで活動する打谷さんのコラムだよ!お楽しみに!