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平成30年6月4日市長記者会見

[2018年6月6日]

ID:12015

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平成30年6月4日市長記者会見議題

  • 「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」の今年度のプロモーション概要について
  • 児童家庭支援センターの認可・開設について
  • 幸町図書館のカフェスペースの設置について

平成30年6月4日市長記者会見資料

市長記者会見動画

「未来へ躍動する桃太郎のまち岡山」の今年度のプロモーション概要について

会見する大森市長の様子1

 おはようございます。
 初めに、「未来に躍動する桃太郎のまち岡山」の本年度のプロモーション概要についてお知らせいたします。岡山市では桃太郎のまち岡山の都市ブランドの確立、観光地としての魅力向上を目的としてシティプロモーションを展開しております。その中で岡山市の認知度、好感度の向上、桃太郎大通りを初めとした中心部のにぎわい創出を目的に平成29年度から桃太郎伝説創造発信事業を実施しましたが、桜井日奈子さんを起用した「鬼カワイイ」をキーワードとする事業コンセプトが、桜井さん自身の魅力や発信力とあいまってPR動画の再生回数が110万回を超えるなど、市内外において桃太郎のまち岡山の認知度や好感度の向上につながったものと考えています。
 これを踏まえ、今年度も引き続き桜井日奈子さんをメインキャストにしたイメージ戦略を一貫して展開することといたしました。新たに制作するプロモーション動画では、桜井さんが昨年演じました「MOMOガール」と新キャラクター「ONIボーイ」の一人二役を演じる構成となっており、「鬼カワイイ」イメージ動画を発信するとともに、今年は岡山城を舞台としてその魅力を発信していきたいと思っております。
 また、10月6日土曜日を桃太郎の日に設定し、岡山城で行われる秋のおかやま桃太郎まつりのステージ会場にて桃太郎の日セレモニーを開催いたします。これにより、桃太郎まつりの相乗効果が期待でき、ステージでのオリジナル衣装やメインキャスト出演によるパフォーマンスの披露を予定しております。
 皆さん方にお配りした資料をごらんいただきたいと思います。2枚目、3枚目ですけど、これは2枚目が、今日は平成30年度の話を中心として申し上げましたけど、平成29年度の位置づけみたいなものも整理をしておりますので、参考にしていただければと思います。
 それで、3ページ目ですが、ここをもう少し詳しく整理させていただいておりますけど、特にこれは担当のほうで、このシティプロモーションをずっと整理をしてきたところですが、先日の日本遺産の認定の件が当然ながらまだこれに組み込まれていません。これからこの日本遺産についても、6月中に協議会をということを申し上げましたけれども、総社市では吉備路マラソンを日本遺産の認定に絡めてもう既に発表されておりますけれども、4市いろんな形でこの日本遺産絡みの動きもしていくことになると思うのですが、我々のこのシティプロモーションもどうこの日本遺産と関連づけていくか、まだ整備ができておりませんけれども、例えばPR動画の中の一コマに何らかの形で入れるとか、いろんなことが考えられるのではないかなというように思っております。これが相互矢印の意味でありまして、今具体的に申し上げる段階にはなっておりません。

児童家庭支援センターの認可・開設について

会見する大森市長の様子2

 次の話題ですけれども、児童家庭支援センターの認可開設についてお知らせをいたします。市の相談窓口に寄せられる児童虐待等に関する相談は増加傾向にございます。子どもの貧困対策の観点からもさまざまな困難を抱える子どもたちを早期に発見し、支援につなげていくために、ためらわずに相談できる環境の整備が必要であります。
 そこで、児童家庭に関する相談支援を行う専門施設である児童家庭支援センターを民間の活力を活用し岡山市で初めて設置することといたしました。実施事業者は公募しまして、社会福祉法人備作恵済会若松園を事業者として認可いたしました。7月1日からこの法人が運営する児童養護施設若松園内に、児童家庭支援センター「どんぐり」を開設することになります。
 この施設の特徴は、何といっても、平日だけではなく土日祝日、そして365日開設し、電話での相談は24時間対応を行っていくということであります。困難を抱える家庭は父子家庭、母子家庭などひとり親家庭も多く、日中仕事を休んで相談に行くことが難しい現状もあります。また、夜間になると、不安をより増大させる方もおられます。休日や夜間に相談ができるようになる効果は大きいと考えます。
 特徴の2つ目ですが、心理療法士と長年の児童養護施設での指導経験を有する専門家による相談支援が受けられることであります。精神的に不安定な方や発達障害について悩んでいる方などの相談も多くありますが、気軽に専門家の相談を受けることができるようになります。児童養護施設としての長年の経験と実績を持った若松園において、こうした特徴を発揮していただき、地域の身近な専門相談機関として温かく適切な支援を行っていけるものと考えております。行政の窓口であります、こども総合相談所や地域こども相談センターと今回開設する児童家庭支援センターがしっかりと連携し、虐待や貧困など困難を抱える子どもを早期に発見し、確実な支援につなげていきたいと考えております。
 ちなみに、皆さん方にお渡しをしている資料の2ページ目をごらんいただきたいと思います。この児童相談というのが増えていますが、今回、この「どんぐり」を開設することによって、よりきめ細かく対応していこうということになるわけでありますが、記者さんの中には、何かちょっとイメージがつかみにくい方もおられるかもわからないので、実際に児童相談でどういう具体例が多いのかという話を聞いておりますので、少しお話をしたいと思います。子どもがなかなかしゃべらないとか、落ちつきがない、また自分の子どもがなかなかかわいいと思えないような不安を持っている、そういったことが多いようです。
 事例として2つほど聞いておりますので、お話を申し上げます。
 1つは、子どもの夜泣きがとまらず困っているというような母親からの電話相談であります。面接を重ねた結果、母親が育児方法がわからず虐待をしている疑いが見られたので、児童相談所に連絡を協議しながら、その後の対応に努めたというようなことがございます。
 また、子どもが言うことをちっとも聞かない、育て方がわからないというような母親からの電話相談があったと。親子での面談を重ね、プレイルームで遊ぶ子どもの様子を観察しながら育児についての助言を行ったと、こういう例もあるようであります。
 ちなみに、その資料の(2)のところ、地域こども相談センター、相談受付件数のところのうちの2つ目のひとり親相談というのは、具体的には、やはり貸付制度や児童扶養手当など生活資金についての相談が多いようであります。それで、女性相談というのは、これも増えていますけれども、離婚とか、離婚後の養育費や生活について、またドメスティック・バイオレンスなどについての相談が多いというように聞いているところであります。
 それから、一番下のところに、政令市で11市設置している、岡山県も1か所と説明しているところでありますが、政令市は横の連絡を取り合っていることが多いので、政令市の話はちょっと伺っていますから、少し参考までにお話をしたいと思います。私のところに入っている政令市はやはり相談件数は相当多い、かつ伸びているというようなことがあります。定量的に言うと、例えば横浜とか川崎は2年間で相談件数が倍増、浜松市は3年で9倍になっているということであります。横浜は6カ所あるので、ちょっと参考にはならないかもしれませんけども、28年度の相談件数は1万3,780件、川崎は1万件という数字がここには上がっております。浜松市は3倍になったということですが、平成29年度は1,032件ということでございます。多くの相談が寄せられている現状があり、この若松園「どんぐり」も機能していくのではないかなと期待しているところであります。

幸町図書館のカフェスペースの設置について

 最後は、幸町にあります図書館、下石井公園のところですね。あそこにカフェスペースの設置をしようというお知らせでございます。岡山県内でも幾つかのところはそういう動きをもう既に行い人気になっているところもあります。全国を見ていくと、相当数、私も数は知りませんけれども、こういうゆったりとお茶でも飲みながら、少し本を読んでいくというようなそういったことをやっているというふうに伺っているところで、私は岡山市の図書館もそういうことはできないんだろうかというような問題提起をさせていただいたところ、ちょっと検討してみようというようなお話をいただきまして、結果的にまず7月1日から幸町図書館の1階及び2階閲覧席の一部の19席にカフェスペースを設置し、市民の皆様がコーヒー等を飲みながらゆったりとくつろいで本や雑紙が読めるサービスを実施いたします。特に、1階のカフェスペースでは、カップ式の自動販売機を設置し、ドリップ式レギュラーコーヒー等が飲めるようにいたします。ここは、最初のメモでは本格的なドリップ式と書いてあったんですけど、自動販売機で本格的というのはどうなのかと思ったんですけど、値段的に言えば170円ということで、コンビニのよりも高いですし、いいものが入っているんだろうというように期待しています。市立図書館10館では初めての試みでございます。今後は、各館の施設状況も考慮しながら設置可能な館については導入していきたいと思います。もちろん地域の方々の意見を聞いていくということは前提でございますが。本や雑誌を読みながらゆっくりくつろいでいただけるようにソファー席なども用意していますので、是非、記者の皆さんもご利用いただければと思います。
 私からは以上です。

質疑応答

会見する大森市長の様子3
  • 記者
     児童家庭支援センターの件なんですけれども、今、市内にはそれこそ地域こども相談センターと、こども総合相談所があると思うんですが、改めてそれぞれの役割分担というか、役割分担ということと、改めて今、市が子どもの貧困対策などに昨年度は推進本部も立ち上げていらっしゃると思うんですが、そこに力を入れていかれている理由だとかいうあたりの背景を少し教えてほしくて。
  • 市長
     若干の重複感はあると思うんですけれども、先ほど申し上げたように今回のどんぐりは、まず365日相談ができる。土日夜っていうのは大きいと思うんですね。そういう面で気軽に相談ができるっていうのが1点目じゃないでしょうか。2点目は、やっぱり行政もそれなりの専門家を抱えてはいるんですが、先ほど申し上げたような、児童養護施設をずっと経営されているような方が心理療法士とかそういった方を置いて専門的に対応ができるという特徴があり、私は十分これは期待できるんではないかなというように思っています。
     実は、子どもの貧困っていいますか、非常に率が高いっていうのは、当時は6分の1とかっていう話がありまして、最近の数字は知りませんけれども、そういう平均所得に比べて半分以下の家庭が増えているということは、その対応策を考えていかなきゃいけないっていうのもあります。
     もう一つ、これは私の個人的で率直な感想なんですけど、先ほど2つの例を申し上げましたよね。夜泣きの話にしろ、そういった例っていうのは多分、今まで子どもを持った親っていうのは皆さん経験されていることだと思うんですね。それが、おじいちゃん、おばあちゃん、いわゆる三世帯の中で対応ができていったり、また近所の方からのサジェスチョンでうまくいったり、そういったものが少し希薄になってきている。こういったものは、大きな面では変えていかなきゃならないと思うんですけれども、ただ、そういう共同体意識みたいなものが若干今薄れているときに、こういう行政としての対応はやっていかなきゃならない。そして、それにあわせた別の形でそういう共同体意識的なものをどうやって醸成していくかっていうことを別途考えていかなきゃならないなというふうに思ってます。
  • 記者
     今の件に絡むんですけれども、先ほど市長がおっしゃった電話相談で24時間対応するっていうのと、あと開所時間も平日、土日祝日かかわらずやるっていうのが、全国にある118カ所の中でも岡山市が特異例になるんでしょうか。それとも基準自体がもう24時間対応しなさいということなんでしょうか。
  • 担当者
     24時間対応してくださいっていうことにはなっていないので、ほかの政令市の児童家庭支援センターもやっているところはあるかと思いますけれども、すみません、ちょっとすぐに数字が出ないんですが。24時間やるっていうことにはなってないです。
  • 記者
     案件外なんですけれども、民泊について基準を今回設けましたけども、今現在の申請件数と、あと岡山市として今後民泊についてはどうしていこうという方針なんでしょうか。
  • 市長
     申請件数は2件で、1件がもう受理されているということを聞いております。場所は中心街ですね。民泊に関しては議会でも議論になりました。どうするかは検討していきたいというふうにお話を申し上げたところであります。
    そもそも民泊って何なのかっていうところなんですけど、これは自分の住宅をお貸しする。それも年間の半分以内、180日以内で貸すっていうものですね。だから、旅館っていうのはそれをもって業としていくということで許可が必要になっているわけですし、そことの差が私は大きいのかなと、まず一つは。それで、ただ大きく言えば衛生面、それから安全・安心っていうか、当該宿泊する人の安全・安心、そのほかに付近の環境の問題、そういうのがあって一定の規制をしていくっていうことでは、規制方針は我々も定めさせていただいたわけであります。あと、区域を切って条例をつくって、それをよりきつい規制をしていくかっていうところについては、今の民泊の性格からいって、今の岡山でそこまで踏み切るのはどうかというのが率直な感じであります。もちろん、これからの状況を見て対応するということにはなるんですが、今の岡山の状況を見て、即区域を定めて条例を課して規制を加えていくっていうところまでは必要ないんじゃないかなというように思っております。
     これは、いろいろ自治体によって対応が違っているというところもあって、私も少し慎重に対応させていただき、保健所長ともそういう特に衛生面とか、そういったところについてはよく相談をさせてもらって、今回の結論に到達したということであります。
  • 記者
     ロードバイクの件なんですけれども、溝の安全対策っていうことで、以前の会見で溝を塞ぐ網のような物をつくるっていうことと、溝に金属の板を溝の中に入れるっていうことでなりましたけど、現在の検討状況を教えてください。
  • 市長
     ごめんなさい。会見は先々週かな。そのときから私には新たな情報は入っていません。試作品をつくってもらっているっていう話を聞いております。どっちが有効なのか、そういった機能を見ながら、両方ともだめならちょっとまた考えるのかもしれませんけれども、原則的にはその編み目、そして金属の板を間に入れるとか、そういったことで対応していくと。したがって、新たにロードバイクの溝に入るような事故はなくしていくような対策はきちっととっていきたいと思っています。
  • 記者
     図書館のカフェスペースの件で質問させていただきます。県内でもカフェの持ち込みができるような図書館が増えてきたり、一方で自主学習を禁じるような図書館もあり、各自治体で問題になっているかと思うんですが、改めて市としてどのような空間として図書館を市民みんなが利用してほしいかっていう、そういったことをちょっと改めてもう一度聞かせていただきたいと思うんですが。
  • 市長
     図書館へいらっしゃいますか。行ってやっぱり本を読んでいて、家にいてくつろいでいる状況で本を読むっていうのが、本人にとって非常にリラックスすることになるんじゃないかなというように思います。
     今もう、本屋さんも大分そういう雰囲気を持ってきているものが多くなってきていますよね。できればそういう雰囲気で、私は市内の図書館もそれぞれ変えていくべきじゃないかなっていうふうに思って、たしか昨年だったと思いますが、担当のほうに話をしたわけであります。それで試しに幸町の図書館でやってみようということになったんです。私はできるだけ残りの館にも広げていって、ゆったりとしたくつろいだ気持ちで本を読んでいただくということがいいんじゃないかなというように思っています。
     ただ、現実は、スペースの問題とかあるんですね。そういうスペースがとれないところはどうしようもない。この前も幾つかの図書館を挙げながら、ここは大丈夫かな、ここはだめかなっていうような話を担当とはさせていただいたんですが、そういう検討に入っていきたいと思っています。

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