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平成31年2月13日市長記者会見

[2019年2月19日]

ID:12188

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平成31年2月13日市長記者会見議題

  • 2月定例市議会提出の主な議案(予算を除く)について
  • 中心市街地の街路樹再生プログラムについて
  • 放課後児童クラブの今後の運営について
  • 市内立地企業における物流施設の新設及び戦略的再投資並びに市外企業の統括事業所の誘致について
  • G20岡山保健大臣会合開催200日前イベント開催について
  • サンホセ市(コスタリカ)への訪問報告について

平成31年2月13日市長記者会見資料

市長記者会見動画

2月定例市議会提出の主な議案(予算を除く)について

会見する大森市長の様子1

 皆さんおはようございます。
 今日はまず、2月定例市議会に提案する議題、議案のうち、主なものについてご説明をいたします。
 まずは、岡山市の災害救助法基金条例でございます。
 平成30年6月に災害救助法が改正されました。この法律改正によって来年度から、これまで都道府県が実施していた災害救助事務を救助実施市に指定された政令指定市も行うことができるようになりました。岡山市としても、昨年の平成30年7月豪雨を経験しております。我々としては、地域の実情に最も精通した岡山市が救助の実施を行うようにすべきだろうと、それができることによって、より迅速で、円滑な救助が可能だろうというように判断をしたところであります。
 そのため、平成31年4月1日から救助実施市指定を目指して所要の準備を進めております。救助実施市には、災害救助法で災害救助に要した費用の支弁の財源に充てるための災害救助基金の積み立てが義務づけられております。したがって、岡山市災害救助法基金条例を制定し、基金を創設することといたします。積立額は法律に規定されております。平成31年度の積立額はおおよそ5億円となります。
 次に、岡山市男女共同参画社会の形成の促進に関する条例、いわゆるさんかく条例の一部改正についてお話を申し上げます。平成13年にさんかく条例を制定して以来、社会経済環境の変化を受け、女性の活躍、ワーク・ライフ・バランスの取り組みの一層の推進、自治組織等における男女共同参画の推進を明記し、さらには性の多様性を尊重する視点を盛り込んで改正を行うものであります。
 次に、岡山市心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例の制定についてご説明をいたします。心身障害者医療費助成制度については、今回この制度の対象となる障害要件に現在の身体障害、知的障害に加え、精神障害をプラスしていくということを決めました。それで、具体的な要件でありますけれども、精神障害者保健福祉手帳1級所持者及び自立支援医療(精神通院)の受給資格をあわせ持つ方を対象とさせていただきます。
 なぜ2つの要件を加えたかということでありますが、まずは精神障害者保健福祉手帳1級所持者ということですが、これは重度の精神障害の方への支援であるという制度の趣旨からこのようにさせていただいたわけであります。2つ目の自立支援医療の受給資格を持つ方というのをなぜ加えたかということでありますが、精神障害での通院は、今、自立支援医療として1病院1薬局での治療が決められております。一貫性を持った治療、服薬ができるように定められているということでありまして、これからもこれを遵守していただきたいという意味で自立支援医療の受給資格を持つ方をあわせて要件にさせていただきました。
 次に、精神障害の入院については、現在入院医療中心から地域生活中心へという国の基本的な方針がございます。我々も今回の制度改正以降、(障害の種類を問わず)その入院が継続して1年を超えない場合に限定するようにさせていただきたいと思っております。対象者は、3割の自己負担が1割になっていくということであります。この見直しについては、新年度に入って4月から11月をシステム改修や各方面への周知などの準備期間とし、12月から新しい制度を実施する予定で進めてまいりたいと考えております。
 最後に、烏城公園における指定管理者の指定でございます。従来は、烏城公園については公園協会が管理をしていたわけでありますが、この4月1日からおかやま観光コンベンション協会を指定管理者に指定するものでございます。岡山城天守閣の指定管理者は、今までもおかやま観光コンベンション協会でございましたので、岡山城と烏城公園を、おかやま観光コンベンション協会があわせて指定管理を行うということで、一体として、また大きな観光資源として管理運営することができるということになるわけであります。
 具体的な効果でありますけれども、天守閣と天守閣前広場の夜間利用など一体的にセールスすることができるということと、またこの一体的な利用ができやすくなることによって、これまでより大きな規模の祭事というのが頻度多く利用していただけるのではないかなというように思っております。もちろん、申請窓口がワンストップになるということも利点にはなるわけであります。これによって、岡山城一帯の魅力をさらに高めていきたいと考えております。

中心市街地の街路樹再生プログラムについて

パネルを使って会見する大森市長

 続きまして、中心市街地の街路樹再生プログラムであります。実は、私は随分前からこの岡山の街路樹が、剪定がちょっときつすぎて、その緑が足りないんじゃないかと、大きな通りを見てもですね。皆さんの資料の中にありますけれども、よく目につくので皆さん方もお感じになっているのではないかと思っておりますが、要因としては剪定時期を早くし過ぎて、また枝の切り過ぎがエスカレートしてきているということで、結果として樹形の悪化につながっているわけであります。
 これは、ここ全体が樹形やボリュームが足りない。これは桃太郎大通りの基準木ですが、これはやっぱり樹形としてこのあたり、緑を豊富にしていこうと。こうなると、もちろん見た目にもいいんですけれども、歩いていても木陰がここで生じます。したがって、夏などは、本当にあそこは安らぎが生まれるというようなことになります。それで、桃太郎大通りの目指す姿としては、こういう姿。岡山にまず降り立ってこの木の方面を見たときに、こういう緑がずっと続いていく。こういう姿にしなければならないのではないかと。これは議会からもそういう質問をいただいたところでもあります。
 それで、中心市街地の景観重要道路のうち、市が管理する桃太郎大通り、また市役所筋など7路線について街路樹の質の向上、緑のボリュームアップを図ることとし、5カ年の再生プログラムを策定いたしました。具体的には、それぞれの路線については、既存の樹木を生かし、剪定方法など管理の見直しや工夫とともに沿道の方々の協力も得ながら、5年間で樹種や路線に応じた望ましい樹形の形成や緑のボリュームアップを図り、緑があふれ歩いて楽しくなるようにしていきたいと思います。
 2つだけ具体的に申し上げたいと思いますが、市役所筋については、プラタナスの老朽化が進んでいるため、来年度に専門家や有識者等の意見をお聞きしながら、植え替えを含めた施工計画を作成し、その後計画に沿って実施する。県庁通りについては、1車線化による歩道の拡幅区間において、平成31年度に樹種を決定し工事に合わせて植え替えを行っていくということであります。

放課後児童クラブの今後の運営について

 次に、放課後児童クラブの運営でございます。現在の運営委員会方式を見直して新たな運営形態への転換を図ることといたしましたので、説明したいと思います。
 岡山市の児童クラブは、主に民間の保育園等が運営する方式が5つ、運営委員会方式が86ございます。運営委員会方式のクラブは、地域の方々によって自主的に運営されております。岡山市は、補助金で支援をしているところであります。皆さんご承知のように、平成27年に子ども・子育て支援法の施行などがございました。対象児童が10歳から小学校6年生までに拡大され、補助メニューや補助金額も拡充増額されたところであります。また、待機児童の議論で十分その女性たちの社会進出、就業率の増加の議論が出ておりますが、この児童クラブのニーズにも大きく影響しているところでございます。
 それで、こういう運営委員会方式でやっている我々として、いろんな課題を抱えております。1つは、クラブによって運営ルールが異なります。例えば、開所日数、時間、保護者負担金などであります。また、岡山市も支援員がなかなか集まらない。児童を預かる体制も確保しにくくなっているという状況もございます。また、運営面では、支援員の事務負担、運営委員会会長の責任が過重となり、クラブ運営に支障を来たしかねない状況にもなっております。こういう現状と課題を踏まえて、我々の基本的な方針を今定められているところでございます。就業されている保護者が今後も安心して仕事を続けられるよう、必要な児童を可能な限り預かっていく安定的な運営体制が不可欠だろうと。そのため、市が責任を持ってクラブ運営にかかわりながら保護者等のニーズに応えて、運営上の課題を克服していかなければならないというように思っています。したがって、市がサービス内容等の平準化を図り、クラブ運営を一元化して事務処理等を集中管理し、持続的、安定的な運営体制へ転換していこうと思っています。

会見する大森市長の様子2

 具体的にどうするかということでありますが、まずは岡山市がクラブの開所時間、また保護者の負担金など、今後のクラブ運営の統一ルールを示す。これに賛同するクラブを、平成32年度から公の施設として市の直轄クラブに位置づける。実際の運営は、事業の公益性と効率的な事務処理の観点から、市の外郭団体である岡山市ふれあい公社へ委託したいと考えております。
 なお、平成32年度からの本格運営に先立ち、あるクラブで今後の統一ルールによる実験的な運営を行いたいと考えており、現在調整をしているところであります。実際に統一ルールを動かしてみて、ニーズに合っているか、また運営が円滑になっているかなどを検証しながら、他のクラブ関係者にも状況を見ていただきたいと思っております。
なお、この方針については年明けから区ごとに各運営委員会の会長に説明した上で、先日2月1日、市の児童クラブ連合会の総会においてご承認をいただいたところであります。
 当面のスケジュールをどうするかということでありますが、先ほど申し上げた統一ルールでありますが、各クラブに示すのは3月末ごろになる予定であります。それを受けて、各クラブには市の提案に賛同するかどうかなどをご検討いただきたいと思っています。7月には、平成32年度から新体制に移行するクラブを特定し、9月の議会へ公の施設の条例案を提出したいと思います。条例案を議決いただければ具体的な移行準備に移ってまいります。平成32年度から新しい体制での運営を開始し、適切な運営を軌道に乗せてまいりたいと思います。

市内立地企業における物流施設の新設及び戦略的再投資並びに市外企業の統括事業所の誘致について

 次に、市内立地企業における物流施設の新設及び戦略的再投資並びに市外企業の統括事業所の誘致についてであります。
 まずは、(株)岡田商運の物流施設を新設するということで、岡山市物流施設誘致促進奨励金の制度が活用されております。内容については広報連絡資料を見てください。
 また、岡山市再投資・拠点強化促進奨励金制度を活用し、(株)メタルテックが東区西大寺の岡山事業所敷地内において戦略的再投資を実施することを決定されております。
 また、岡山市本社、中四国支店等立地推進事業補助金制度を活用し、(株)長谷工コーポレーションが、昨年10月1日に中四国における統括事業所として中四国不動産営業部を新たに開設したところであります。それの概要についても資料に掲載しております。
 今回の3件を含めて、企業誘致件数は12件となりました。現在も交渉中の案件が複数ございます。今年度の誘致件数、もう少し伸びるのではないかと考えております。今後も引き続き中四国、さらには西日本圏域の拠点都市として企業の立地を進めていきたいと思います。

G20岡山保健大臣会合開催200日前イベント開催について

 次に、案件ではございませんが、2点報告をしたいと思います。
 まずは、G20岡山保健大臣会合開催200日前イベント開催についてであります。
 来る3月3日、日曜日にG20岡山保健大臣会合支援推進協議会が実施する各種事業のキックオフの位置づけともなる、大臣会合開催200日前イベント「#健康人宣言岡山」を岡山コンベンションセンターで開催いたします。このイベントを通じてG20岡山保健大臣会合がここ岡山で開催されることを広く市民、県民の皆様に知っていただくことはもちろん、健康は、行政や医療関係者が中心の取り組みから、企業の方々など社会全体の関心事となっていることに気づいていただくとともに、自身の健康について関心を持っていただくということを目的としております。
 イベントの内容としては、岡山市医師会の岡山市民と医師会の集い、岡山県看護協会の看護就職フェアと連携して実施するもので、岡山市民と医師会の集いのTRFのSAMさんの健康ダンスセミナーは、先日申し込みの締め切りがあり、応募が1,200人を超えているということであります。
 そのほかにも、肌年齢や血管年齢など、さまざまな測定や体験ができるブースのほか、エド・はるみさんによるトークショーをはじめとする多彩なステージイベントなど、楽しみながら自分の体や健康について知っていただけるものとなっております。
 さらに、旭川荘の協力により、パラリンピック競技のボッチャの体験コーナー、また屋外には健康や地産地消をテーマにした飲食ブースを設けるなど、1日を通して楽しめるイベントとなっております。皆さん方も周知、広報をよろしくお願い申し上げます。

サンホセ市(コスタリカ)への訪問報告について

会見する大森市長の様子3

 最後です。コスタリカのサンホセ市に行ってまいりました。遠かったですね。メキシコシティ経由で行かせていただきましたが、1月24日から31日の日程でありました。
 ジョニー・アラージャ市長、ホルヘ・バルガス議長を初め、現地で多くの方々から心温まるおもてなしをいただきました。50周年を祝うことがともにできたと思っております。向こうは半袖で過ごさせていただきましたけども、少し高地にあり、非常に過ごしやすいところでもありました。
 現地の日本大使館、伊藤大使ほか、本当によくやっていただきまして、さまざまな交流ができたと思います。岡山を紹介するパネル展示、現地の交響楽団とのジョイント・コンサート、備前焼の展示や講演会などを行ったところであります。
 特に山地真美さんのピアノと、それも岡山の風景をドローンで撮った風景、情景を流しながらピアノ演奏をしたり、あとは城東高校の合唱部の方々がさまざまな歌を歌ったりしていただきました。「ルパン三世」や「となりのトトロ」などもあったんですが、やはり「ふるさと」を歌ったときは、特に在コスタリカの日本人の皆さん方は涙が出ていましたね。あるいは日本から離れて相当年数、海外で暮らしているような人が多かったんで、ああいう情景を見ながら、また子どもたちの一生懸命歌う、また音色っていいますか、音が本当に透き通ってすばらしく、涙を流さずにはいられないような感じでありました。
 備前焼の森さんなんですけども、私、あの備前焼というのが現地の方にどこまで受け入れられるのかと思ったんですけども、彼の講演に2度ほど顔を出したんですが、終わった後、結構専門的なやりとりをしていたと。それで、向こうにも陶芸の作家がおられるようで、ディスカッションも非常に濃密になり、最後、夕食まで誘われたっていうところで、治安の関係もあるんで、結局そちらは実現はしなかったようですけど、やはりコスタリカの首都とはいえ、コスタリカに行っている日本人はそれほど多くないので、特に日本人、岡山の方も結構いたんですが、何ていうか、心温まる交流と、現地の人たちも岡山に対して非常に友好なムードで、やはり中米の中で非常に心温まる国ってよく言われていますが、そういうことも実感させていただきました。彼らも今年6月に来られるかもしれませんし、一層の交流促進を図っていきたいと思います。
 私からは以上です。

質疑応答

  • 記者
     2点お尋ねします。
     1点目は、災害救助基金の関係なんですけれども、改めて市長の口から、救助実施市の選任を受けた必要性というか狙いというか、改めて教えてもらえますか。
  • 市長
     それは、本当に大きな災害が起こったときに、より円滑に救助できる、そういうのは、やっぱり我々基礎的な自治体である岡山市が担ったほうがいいというように思っております。そのほうがスピーディーにもなりますし、そういうことで私は、岡山市が災害救助の担当市としてこれからやらせていただければと思っています。
  • 記者
     あと別件で、放課後児童クラブについてなんですけども、新体制の運営に向けて、現状(運営委員会方式が)86クラブですけれども、どれぐらいのそのうち賛同を見通されていますか。
  • 市長
     そこはまだわかりません。ただ、先ほど言ったように、2月1日の総会で話をしたところ、圧倒的多数、全員じゃないですけどね、全員一致じゃないですけども、圧倒的多数で賛同をいただいたと思います。だから、大きな方向性についてはご理解をいただいているんだと思うんです。今、調整中と言いましたけども、平津学区で、まず実証実験的なものをやっていこうと考えていますから、その動きをよく見ていただいて、それに我々のルールについて賛同いただくか、まあ賛同いただかなくても、例えばこうしたほうがいいというような意見もいただきながら、調整をやっていければと思っております。まず、実態がちょっとばらばらっていうことであれば、一つのルールを設定しても、自分のところとはこう違うんだみたいな話がこれからは出てくるかもしれない。ただ、ある程度の統一ルールがないと動いていきませんから、私はそういう、これからの動きを注視しながらも、ぜひ我々と一緒になって議論をしていただいて、一つの方向にまとめていきたいというように思っております。
  • 記者
     あと一点、いわゆる負担金なんですけれども、課題に上げていますけれども、片や6,000円ぐらいもありますし、片や1万超えるとこもあるんですけれども、質を落とさない意味でも、やっぱり負担金は6,000円程度を見越すのか、やっぱり質の向上を狙うと1万超えるのか、そのあたりはどうでしょう。
  • 市長
     まだそこまで、ここでコメントできる段階じゃないんですけども、これは開所日数とか時間と連動していきますよね。だから、開所日数、時間等々をどのあたりでセットするのがいいか、それによっても変わってくると思うので、これから一つの実証実験を行い、また話し合いながら、一つの方向を決めていきたいと思っています。
  • 記者
     今の児童クラブの絡みなんですけれども、現状と課題というのは幾つか上げていただいているんですけれども、市長がこの中で特に見直しが必要だなと感じていた部分というのは、どういった部分になるんでしょうか。
  • 市長
     どれか1つということは多分ないと思うんですよ。この話は議会でも随分いただいてて、要は、先ほどの質問にもあったように、各クラブでばらばらになっている、かつなかなか支援員も集まらない。本当にこれから維持できていくんだろうかっていうような声もあるわけなんです。だから、何か動かしていかなきゃいけない。このときに、若干これ、今までも模索しているんです。模索しながら、でもどこかで一つのことを決めていかなければいけない。このときに、誰が決めていくのかっていう整理でも、市として乗り出していこうと、行かざるを得ないだろうという判断をさせていただいたところなんです。で、7月までって話しましたよね。これはなぜかというと、大体、私も正確には知りませんけども、翌年度のやり方を決めていく時期は、結構早いらしいんですよ。したがって、この7月ぐらいまでにいろいろと調整して、全部最初から86クラブ、みんながオーケーされるのかどうかよくわかりませんけれども、できるだけ一つの方向で集まって決めていこうじゃないかと、そういうことなので、どれが一番問題っていうわけではない。ただ一番重要なのは、働いている保護者が安心して働けるようにしていく、これが一番重要だろうと思っています。
  • 記者
     救助実施市の絡みでお伺いしたいんですけども、4月1日の指定を受けて、着々と準備をされてらっしゃると思うんですけども、救助実施市の着実に実効性の確保に向けて、例えば人を増やすのは人員体制の強化とか、もしくはその組織を動かすためのシミュレーションなり訓練なり、そういう実効性の確保に向けた対策についてはどうお考えておられるでしょうか。
  • 市長
     もちろん、その体制がなければできないわけですから、いざというときに動けるような体制っていうのは、考えていかなければならないと思っています。
  • 記者
     訓練等、シミュレーション等、それの実施についても検討はされているんでしょうか。
  • 市長
     では、訓練、具体的にどんなイメージを持っているわけですか。
  • 記者
     例えば年5回の想定訓練をするとか、そういうふうなことをしていくみたいな。
会見する大森市長の様子4
  • 市長
     まず今やっていることで何が新たに加わるのかっていうところから考えていくと、大体は、現実には今回の災害でも委任はされているんです。されてないところに、例えばみなし住宅、仮設住宅などは県がやっていくっていうことになっている。ただ、実際上、市民と接触しているのは岡山市で、今までは県と市の間にさまざまなやりとりをしていたと。これが市から直接国にやっていくっていうことで、それほどの、業務量が増えていくということにはならない。ただ、医療とか、今回、岡山市の場合はそういうのがあまりなかったんですけど、医療分野などは、直接我々のほうでこれからやるっていうことになってきますから、そこの動き方っていうのは整理しておかなければいけないと思うんですが、これはまた一つ違う問題があって、岡山市の医療体制、岡山市が全部、我々が医療体制をお願いするっていうと、これはやっぱり、岡山の医療体制っていうのは、県の中でもやっぱり相当の力っていうか割合を持って整理されているところがあるので、それが広範囲に災害が及ぶときは、やっぱり岡山の医療もそれは他のエリアにも振り向けるような、そういう動きも重要なんで、そのあたりの調整っていうのは必要になってくると思いますし、現実に今、そういう調整をやらせていただいているところであります。だから、いざ災害が起こったときの体制を整理はしておかなければいけないと思いますが、現実にどれほどプラスに、労働が増えていくのかというのは、ちょっとなかなかよくわからないところもあるんです。
  • 記者
     さんかく条例のことでちょっとお伺いしたいんですけども、性の多様性の尊重についてというところで、条文の中の表現を改めるとありますけれども、改めることで市としての当事者の方たちへの思いというかメッセージ、どういうのを込められているのか、これをちょっと市長の口からお聞きできればと思うんですが。
  • 市長
     性の多様性っていうか、それを尊重していかなきゃならないっていうのは、いろんな場でも申し上げているんですが、それを我々としてはこの条文で明記をさせていただいたということで、一つの姿勢はあらわれていると思うんですが、ただ現実にどうやっていくかっていうのは、この条文があるからどうというわけではないと思うんです。だから、具体的な啓発をこれからどうしていくかっていうのは、やっぱり個々の施策としてやっていかなければいけないということだろうというように思っております。我々が常に申し上げていたようなことをこういうふうに明記させていただいたというところで、これも一つの進展ではあるとは思いますけど。
  • 記者
     街路樹プロジェクトに対する市長の思いと市民の方が受ける恩恵について、改めて伺ってもよろしいですか。
  • 市長
     皆さんはどう感じられていましたかね。桃太郎大通りで見ていただければと思うんですけども、やっぱりあの街路樹って、若干貧相な感じがしていたんじゃないかと思うんです。ここのパネルにあるように、やはり岡山の72万政令指定都市として、まずやっぱり緑が豊富であるっていうことは市民に潤いも与えますし、そういう面から、私は非常に重要なことだというように思っております。いろいろと担当の話などを聞いていると、やっぱりだんだんと、先ほど言ったように剪定時期も早くなったり、剪定が激しくなっていったという経緯があるようです。緑があるだけで随分歩きやすくなりますよね。だから、そういった緑を豊富にしていくっていくことは、私は岡山市の市民のためにも必要だろうというように思っております。その結果として、若干維持管理とかの回数を増やしていかなきゃならないとか、そういった話は出てくるかもしれませんけれども、私はそれがあったとしても、市民の皆さん方に享受していただける潤いなどは、それに代えられないものだろうというように思っているとこであります。
  • 記者
     街路樹のことを続けて伺うんですけれども、街路樹というとムクドリとかがすごい集まってきて、鳴き声とかふんで苦情が寄せられて、対応に追われる自治体とかもいるかと思うんですけれども、何か事前にそういうものの対策というのは考えていらっしゃるんでしょうか。
  • 市長
     ムクドリだけじゃなくて、街路樹が茂りすぎると車への影響とか、それから落ち葉によって滑りやすくなるとか、いろいろなマイナスの影響もあるかもしれません。そこのところが、地元の皆さん方のご理解を得ながらやっていかなければならないというふうにまず思っています。それとともに、そういったものにどうやって対処していくのかは、一つ一つ整理していかなければならないというように思っています。

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