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平成30年7月19日市長記者会見

[2018年7月24日]

ID:12032

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平成30年7月19日市長記者会見議題

  • 豪雨災害について
  • 夏のイベント(桃太郎まつり、烏城灯源郷)について
  • 桃太郎のまち岡山Wi-Fiをはじめます
  • 岡山連携中枢都市圏交流促進社会実験について
  • 韓国・富川市との交流について

平成30年7月19日市長記者会見資料

市長記者会見動画

豪雨災害について

 皆さんおはようございます。
 本日は案件に先立ちまして、このたびの豪雨災害を受け、私から一言申し上げたいと思います。
 平成30年7月豪雨で被災された皆様には心からお見舞いを申し上げたいと思います。7月5日から7日にかけて降り続いた集中豪雨では、一級河川砂川の破堤や浸水被害、道路の路肩崩壊、土砂崩れなどが次々と発生し、床上、床下合わせて7,600棟以上が被災するなど平成に入って最も大きな被害に見舞われました。私も発災直後は災害等への陣頭指揮に集中させていただきましたが、7月9日月曜からは被災地域に足を運び、浸水被害、また土砂崩れ、農業被害などを確認するとともに、現地で被災された方や復旧作業に当たられているボランティアや町内会などの皆様から状況をお伺いしたところであります。
 豪雨から約2週間が経過し、我々の対応も人命救助、そして避難所運営、ごみの撤去等中心が移りつつあるところでございますが、現在被災された方からの多くのり災証明の申請がなされているところであります。ご指摘としてり災証明の交付に時間がかかり過ぎるなどのご意見を伺っており、調査するための職員を強化するため、横浜市から17名の応援を1カ月程度いただくことになりました。被災された市民の皆様が一日でも早く日常生活に戻れるよう岡山市として全力を挙げて復旧に向けた取り組みを進めてまいりたいと思います。
 なお、私は現地を回ってまいりました。そのとき気がついた点を申し上げたいと思います。1つは、やはり防災対策の大切さでございます。旭川の放水路である百間川の整備は着々と動き、一定の完成がなされたところでもございますし、笹ヶ瀬川などの護岸整備や排水ポンプの配備などを着実に行っていた地域では被害が少なく、これまで取り組んできた成果があらわれているのではないと思います。一方、設備が進んでいなかった砂川や、また排水能力の低い笹ヶ瀬川西側の地区では大規模な浸水被害となるなど、防災対策の重要性を痛感したところであります。これらを今後早急に対応していかなければならないと思っております。
 2つ目は、人の輪の大切さでございます。訪れた先々で被災された方とともに、ボランティアの皆さんが大量の災害ごみの搬出作業を行っている姿を拝見するとともに、深刻な状況の中にも地域の方々が笑顔を絶やさず元気づけ合っている姿に、地域のつながりや助け合いの精神のすばらしさを感じたところでございます。また、国、県の職員の方々はもちろんのこと、みずからが被災したにもかかわらず、市の職員や町内会の方が懸命に災害対応に当たっていただいていることに対しても深く感謝を申し上げたいと思います。我々、災害にはまだまだ慣れておりません。こういう慣れていない我々として多くの課題が見つかったところでございます。これらを整理してチェックし、今後検証していきたいと思っております。

夏のイベント(桃太郎まつり、烏城灯源郷)について

 この豪雨に関連して、毎年恒例となっております「おかやま桃太郎まつり」の開催についてお話を申し上げたいと思います。まず、このたびの豪雨災害において、犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、また被災された方々へのお見舞いの気持ちを持ちながらも、やはり岡山を元気にしていく、元気にしたいという願いを込めて、この桃太郎まつりを開催してはどうかと考えました。そして、おかやま桃太郎まつり運営委員会の委員一人一人に実施の可否についてご相談を申し上げました。そして、結果として、全委員の総意として実施しようという確認がとれ、運営委員会として開催するという方向性を決定したところであります。したがって、うらじゃについては予定どおり開催したいと思っております。
 ただし、納涼の花火大会ですが、これは先般の豪雨災害によって、河川敷の状態が少し悪く、いわゆる夜になると安全性が保てないのではないかという問題。また、警備面の問題等で若干の不安があるということが分かりました。それで8月4日の開催についてはどうかという状況ではありますが、これについてはもう少し検討させていただいて、この納涼花火大会の主催そのものは実行委員会であり、これは商工会議所が担当をしているところでございます。商工会議所のお考えを中心にさらに検討していただいて、別途ご連絡をさせていただきたいと思います。
 次に、夏の烏城灯源郷、また夏の幻想庭園についてですが、岡山県とも連携して、岡山を元気にしたいというこの願いを込めて、今年も8月1日からの1カ月間開催をいたします。烏城灯源郷では、岡山城において募金活動を行うとともに、8月1日から15日までの期間は応援メッセージを書いていただくコーナーを設け、キャンドルをともしたカップにメッセージをセットして天守閣前広場等に並べ、明かりをともしたいと考えております。

桃太郎のまち岡山Wi-Fiをはじめます

 続きまして、案件に入ります。初めに、桃太郎のまち岡山フリーWi-Fiについてお知らせいたします。8月1日から岡山市の市営施設で提供するフリーWi-Fiサービスの名称を「桃太郎のまち岡山Wi-Fi」とし、オリジナルのロゴ、ステッカーを作成しPRします。対象の施設については、Wi-Fiに接続する際に、端末に表示されるSSID名を「Momotaro_City_Okayama_Free_Wi-Fi」に統一し、ロゴ入りのステッカー等で周知することにより、岡山市が提供するWi-Fiであることが容易にわかり、安心してご利用いただけるようにいたします。また、多くのフリーWi-Fiで利用できる無料のアプリにも対応しており、利用登録を一度行うと、アプリに対応している全国のコンビニ店舗などでは、ワンタップで接続することができます。対象は、既にフリーWi-Fiを提供している岡山城天守閣、ももたろう観光センター、各ふれあいセンターなど10カ所に加え、今年度は本庁舎の待合スペースや、公民館35館にも順次整備していくこととしております。

岡山連携中枢都市圏交流促進社会実験について

会見する大森市長の様子1

 続きまして、岡山連携中枢都市圏の交流促進を目的とした高速道路料金割引社会実験について、実験内容が決定いたしましたのでお知らせいたします。本社会実験につきましては、5月22日に検討中の内容を発表させていただき、実施に向け関係者による協議を重ね、7月17日にNEXCO西日本が国土交通省への社会実験の届け出を行い必要な手続も完了し、実施が決定したのでご報告させていただきます。
 まず、8月18日土曜日から実施する岡山市、総社市、真庭市、吉備中央町の交流促進を目的とした岡山-米子線沿線交流促進社会実験についてですが、本日より社会実験専用の特設ホームページを開設し、詳細をごらんいただくことができるようになりました。本実験のご利用には、特設ホームページから事前の申し込みが必要となります。ご利用日の2週間前から申し込み可能となりますが、本日実験開始日8月18日土曜日ご利用分の申し込みにつきましては、8月3日からとなっております。また、電話によるお問い合わせ窓口も本日から開設しておりますので、ご利用ください。
 この実験に合わせて沿線市町のイベントを相互にPRするほか、真庭市では社会実験利用者の方を対象に湯本温泉館や足温泉館など、対象の施設で入場料の割引が実施されます。割引サービスを受けるためには申し込み完了メールを施設で提示する必要があります。実験期間中は観光施設やイベント会場において、来場者数調査等を実施し、結果をもとに効果を検証する予定です。また、実験を利用した方を対象にアンケート調査を行い、ご回答いただいた方の中から抽選で真庭市の特産品やクオカードが当たりますので、ぜひ多くの方に実験をご利用していただきたいと考えております。
その他、皆様へ社会実験を周知するための広報活動といたしまして、岡山を初め総社市、真庭市、吉備中央町の庁舎を中心に、4市町の主な施設に懸垂幕の設置やチラシ、ポスターの配布、掲示をいたします。また、「市民のひろば8月号」への掲載及び各市町の広報紙でも掲載を予定しますので、ごらんいただきたいと思います。
 もう一つの社会実験として、国道53号津島周辺と、国道180号の渋滞緩和を目的とした吉備スマートインターチェンジ利用者を対象とした料金割引社会実験を10月7日から11月30日まで実施いたします。これらの実験につきましては、チラシやポスター等ができ上がりましたら、また改めて皆様にお知らせしたいと思います。

韓国・富川市との交流について

 最後ですが、案件ではございませんが、韓国富川市との交流について報告させていただきます。去る7月12日から15日の日程で富川市へ市民訪問団を派遣いたしました。私は、豪雨による災害対応を優先するため、急遽訪問を取りやめ、代わりに江田市民協働局長に団長代行を務めていただきました。既に広報連絡をさせていただいたとおり、今回の訪問に当たっては、岡山市から前富川市長の金 晩洙氏、前富川市議会議員であります金 寛洙氏のお二人に、岡山市国際親善特別名誉市民の称号を授与させていただきました。また、機を同じくして富川市から私と宮武市議会議長、礒谷岡山市・富川市友好都市議員連盟会長の3名が富川市名誉市民の称号をいただきましたことを改めて報告いたします。私自身大変光栄なことと考えております。これを契機として今後も富川市との友好の絆をさらに深めてまいりたいと考えております。

質疑応答

会見する大森市長の様子2
  • 記者
     社会実験が大分コンプリートされましたけども、改めてどういったことを期待するか、お願いします。
  • 市長
     2つあるんですが、やはり1つは岡山の広域の都市圏の連携がうまくいって広域的に高速道路を使っていただいて、その連携が強化されるということが望ましいというふうに思います。
     もう一つは、この吉備スマートインターチェンジを使って例えば総社との間を、これは150円の割引になって、ほかの回数割引と言ったらいいのかどうかわかりませんが、朝夕割引だと半額ぐらいまでになるんですね。合わせると、今の380円が実質120円にまでなる。となると、多くの方に使っていただけるんじゃないかなと私は期待しているんです。これを使うというのは、どういう意味を持つかということですが、今は国道180号が非常に混んでいますね。そして、そのバイパスというのは、そう簡単にできるものではございません。また、右折レーンなども整備もしたりしていますけども、限界もございます。ぜひそういう高速道路を使ってもらって、バイパス的な役割を果たしてもらい、国道180号の渋滞緩和につながっていけばいいんじゃないかなというように思います。
     もう一つは、吉備スマートインターチェンジから外環状に入っていただければ、いまは岡山インターチェンジから運動公園のところ、津島のあたりが非常にそこも混むんですが、この吉備スマートインターチェンジを利用することによって、その津島付近の渋滞も緩和していけばいいんじゃないかなというように思っております。そういう効果を期待しているところであります。
     以上です。
  • 記者
     9日から現地へ入られたというふうなお話をされていたんですけど、具体的にどの辺をご覧になったかお伺いしたいんですが。
  • 市長
     平島は3日間続けて入りまして決壊場所を見たり、保育園での被災状況を見たり、また全体を俯瞰してごみの状況を見たり、それから上道公民館の上にあるボランティアセンターに行き、その災害ごみが置かれつつあるとか、野球場、運動場のあたりもざっと見させていただきましたね。
     そのほか農業被害ということであれば、牟佐のパクチー、黄ニラの被害、ちょっと場所が移りますけども、ブドウの被害とか、あと津島の土砂災害の現場も見ました。建部の土砂災害、それからあとは建部のB&G財団の河川敷での被害を見たり、白石、久米、花尻あたりの浸水箇所、そして造山古墳の被災状況、ざっとそういったところを見させていただきました。
  • 記者
     市長のご出身が国土交通省ということで、もっと市長にリーダーシップをとって、今回の災害でも岡山県の対応を市長にとっていただければ、被災者からそういう声もあったんですけど、市長としては現時点ではやるべきことはやられているというお考えですか、災害対策において。
  • 市長
     これは100点満点かというと、そこはいろいろあると思います。これはとっさの対応もありますから、ただその時点その時点では最善の努力は尽くしていったと私は思っております。私も確かに防災を2年間中央でやらせていただきましたけども、岡山市に来て、直接災害の対応に当たるのは初めてでありました。そして、岡山市の職員もなかなか大きな災害がないところでもありますから、先ほど言ったように不慣れな部分もあったと思います。そういう面で全てが100点ということにはならないと私は思います。私は多くの被災された方にお会いいたしました。そういう中で、東区の職員、北区の職員、本当によくやってくれたという声も多くいただいています。そういう面では我々として、今まではやり切っているというように思います。ただ、先ほど言ったように課題が多いので、それは整理したいと思います。
  • 記者
     17日に交付税を前倒しで21億6,900万円が交付されたと思うんですけど、こちらの効果はまだ見られておられない。
  • 市長
     そうですね。これは通常資金繰りのために交付税の前倒しをするわけであります。今、さまざまな復旧経費は出しているところでありますが、そのあたりの出入りについては、財政担当から詳細は聞いておりません。ただ、こういう21億円の交付税の前倒しは非常にありがたいと思っておりますし、全体として資金がショートしていくとか、そういう状況にはないという認識をしています。
  • 記者
     3点ほどお聞きしたいんですけれども、まず旭川の花火大会の可否について、先ほど河川敷がちょっと一部不安があるとおっしゃいましたが、具体的にどのようなことが不安なのかというのが分かれば教えてください。
  • 市長
     花火をやるときは、河川敷にも多くの人が入ります。昨年まできちっと整地をされている状況とは違って、相当でこぼこしていて、いろんなものもまだ除去できないままになっております。これらが8月4日までに全部きれいになれば、その点は問題ないんですけれども、これは国土交通省の担当ですが、災害対応で彼らのほうも一生懸命やっているところであります。最終的にはっきり分からないところがあるんですが、そのままの状態でいくと、これは河川敷に人が降りてきますから非常に危なくなる。そこを立ち入り規制したら、今度は上にずっと人が行ってしまうということで、少し危なくなるんではないかという指摘があります。そういうことで、まだ検討をしているところであります。
     ただ、昨日、岡崎会頭とちょっと電話で話はしたんです。それで、岡崎商工会議所会頭も岡山を元気にしたいという気持ちを持たれていて、どうするかというところについては、もう少し考えさせてほしいという状況でございますので、全体の委員会の委員長でもある、私も委員長でもあるんですけど、この花火についてはもう少し考えさせていただきたいと思っています。
  • 記者
     じゃあ、具体的に何かがあるということではないわけですね。危険性があるのでという予測という理由ですね。
  • 市長
     そうですね。あとは警備にどれだけ県警も割けるかということもありますし、それらいろんなことを総合的に考えて開催するかどうか、開催できなくても延期するかどうか、延期ができるかどうかとかね。そういったこともまだ最終的な整理はついていません。
  • 記者
     本当に豪雨災害なので、本当に未曽有の豪雨災害でありました。岡山市内でもまだ12人の方が今避難生活を送られている。これは初めての経験じゃないかなと思われます。最初、我々が想像し得るケースというのはもう多分されていると思うんですけれども、その12人の方であったり、被災の方から声が上がって、岡山市としてどういうふうに何か、こういうことを考えようかなということがあれば教えていただけますでしょうか。
  • 市長
     昨日の災害対策本部の会議でもその件は少し出ておりました。やはり住宅の確保といった点について、避難生活を送られている方からお話があるということは承知をしています。我々としても、これはもう記者発表もさせていただいていると思いますが、市営住宅の提供もさせていただいておりますが、今も避難生活を送っておられる方の被災状況とか、やはりそういったところも見させていただいて、できるだけ寄り添った形での対応をしたいというように思っています。
  • 記者
     北区菅野の19世帯が孤立しているという状況について、市長は今どの程度把握されていて、何か早急に対策をされることをお考えかどうか教えていただきたいんですけども。
  • 市長
     先ほどの質問で答えがもれておりましたが、冠光寺池に私も行ってまいりました。大きな排水ポンプ車で排水をして、そちらの状況は着実に動いているところでありますが、ただ19世帯のところに行く道路は相当壊滅的な状況になっており、彼らのほうが外に出る手段がなくなっているようです。歩行は可能なようですけれども。
     これは何度も市役所内でも議論をし、町内会の人とはお話をさせてもらいました。それで一度、たしか14日だったと思います。うちの担当と住民の方との話をさせていただき、住民の方の話では、やはり道路の整備、簡易でもいいから早く集落から外に行けるそういう道路を整備してほしいという話があり、それについて我々も検討したところであります。それで、たしかこの火曜だったと思いますが、彼らのほうに今我々の考えているところを申し上げたいという話を差し上げたところ、住民たちも集まって対応したいということで、たしか今週の土曜日だと思いますが、話をすることになっております。我々としてはできるだけ住民の意向に沿った案を提起したいというように思っているところであります。具体の話は、直接住民の方々とさせていただきたいと思っています。
  • 記者
     冒頭にありました桃太郎まつりなんですけれども、開催の方向でいくということで、元気にしたいということ以外に、開催についてのどういう具体的な議論があったのかというのを、もう少しわかれば、お伺いできればと思います。
会見する大森市長の様子3
  • 市長
     先ほどのお話で尽きているところはあるんですけども、まず時系列的に言うと、この桃太郎まつりについての開催の可否について、例えば倉敷の天領祭りは中止にしましたが、岡山のこの桃太郎まつりをどうするのかっていう話が我々のほうに入ってきました。
     私は今申し上げたように、もちろん亡くなられた方のご冥福を祈る、ないしは被災された方のお見舞いの気持ちは十分持っております。しかしながら、岡山のまちを元気にしていかなければならないのではと思い、これは私一人の判断ではだめだということで、委員会のメンバー全員に話を伺いました。そうすると、全員やりましょうっていうことでお返事いただいたとともに、昨日、担当の課長からお話を聞きましたけども、桃太郎まつりに出場する連の皆さん方からも、やって岡山を元気にするんだっていうような声をいただいたっていうことであります。そういうことで、全体を俯瞰してみて、我々としてはやったほうがいいだろうという判断に至りました。
  • 記者
     もう一つは、やることについてはそれでいいと思うんですが、時期ですよね。開催時期について、例えば延期するとか、先ほど花火大会に関しては、そういう延期の話もっていうお話が市長からもあったと思うんですが、その辺の議論というのはあったりしたんでしょうか。
  • 市長
     まず、定例化しているということ、ディズニーの話もまつりの日程の中に入れ込んでいまして、8月の4、5日ということであれば、私としてはその日程で開催することがいいのではないかというように思ったところであります。
     花火の話で、私は延期もあり得るとは申し上げましたけども、延期できるのかどうかという話もあるので、延期を想定して言っているわけではありません。まずは8月4日、5日でできるかどうか、できないと本当にしたときに、対応が可能なのか、これは保険とかいろいろな問題もありますから、それから警備の問題もあるでしょうし、そう簡単にいつという話にはなかなかならないとは思いますが、そこは商工会議所と十分詰め、委員会のほかのメンバーにも当たらせていただきたいと思っています。
  • 記者
     開催されるとなれば、当然、かなりの方が岡山に来られるということになると思うんですが、岡山を元気にしたいっていう思いで開催するという意思はよくわかるんですが、お隣の倉敷の真備っていうのは、現地にも行きましたけども、まだまだボランティアとかが平日になったりすると足りなくなっているような状況がある中で、例えば岡山に来て、去年の人数もそうですけども、多くの方が来られるということで、そういうマンパワーをお祭りの延長上として、被災地に行っていただいてボランティアにつなげるとか、そういうような延長上のアイデアみたいなものっていうのは、何かあったりするんでしょうか、せっかくの機会だと思うんで。
  • 市長
     私は、真備の状況はよくわかりませんけども、ボランティアの方っていうのは本当によく動いていただいていますよね。3連休でも、岡山市内は2,000人ぐらいの方がボランティアで動かれていると思います。そういう面では、着々と動いているところであります。
     真備との関係でいえば、岡山市の平島ほか、さまざまな被災地域も一緒なんですけど、元気にするっていうこととともに、義援金を祭りで集めさせていただくことは、やらせていただこうかと思っているところであります。
  • 記者
     先ほどほかのところから質問があった冠光寺池の話なんですが、現地に私どもの記者も入ってお話を聞かせてもらったときには、建物が被害を受けているわけではないからり災証明とかも出ない、ただ生活としては非常に困難な状況を長期間強いられているというふうなお話だったんですけども、今度、21日に現地に行くとお話をされて、今、市長のほうからありましたが、その中での現地の方へ向けてということで、何かお持ちのものがありますでしょうか。
  • 市長
     これも、現地の方々と直接お話しさせていただこうと思っていて、ここで詳細なお話をするのはいかがなものかとも思いますが、1つは今住んでおられるところでこれからも生活をしたい、早く生活をしたいという希望があります。それに対しては、我々としてはできるだけ沿うようにしていきたいと思います。
     例えばそれで話ができたときに、その間、車を必要とするとなれば、そこにいられないということになります。そのときの住宅の確保の問題が議論になってくると思います。それについても、前向きに対応していきたいというように思っています。
  • 記者
     21日は、市長行かれますか。
  • 市長
     行きません。
  • 記者
     さきほどのお祭りとか等の話もあるんだと思うのですが、今回の災害の延長線上で風評被害みたいなところ、特に観光面のところで、倉敷なんかでも出ているというふうな話があるんですけども、岡山でそういうふうな話っていうのは何か市長、出てないですか。
  • 市長
     少なくとも、定量的な話は聞いていないです。報道で倉敷の美観地区周辺等々の売り上げが落ちているとか、そういう話は聞いたところでありますが、岡山市民の方からそういう話は、直接聞いてはいません。ただ、観光というよりも、風評被害というよりも、若干自粛ムードがあって、店に来なくなっているとか、これは地元の方ですね。そういった話は伺います。そういう意味でも、私は元気にしていくという要素が必要なんじゃないかということで、先ほどのうらじゃの開催に踏み切ったところであります。委員会の皆さんも同じでありました。
  • 記者
     あと、もう一つはこの異常なまでの暑さです。毎日、高温注意情報が出たり、愛知のほうではお子さんがかわいそうなことも起きたりというふうな中で、もうしばらくこの暑さが続くというふうなことで、救急車の出動回数とかも相当増えたり、そういうふうな部分での市の中での対策というのが講じられたり、求められたりっていうのはあるのかなと思います。その点についてはいかがでしょうか。
  • 市長
     いや、まだ小1の子が学校で亡くなったとか、そういったことを教育委員会とは話はしておりますが、具体的な行動について、何か新しいものを政策として加えるといったところまでの議論はできていません。
  • 記者
     豪雨の絡みで、冒頭の発言と重複して申しわけないんですけれども、人命救助から復旧、復興となってくる中で、現時点で最重要、最優先な課題というか、テーマというとどんなことになりますでしょうか。
会見する大森市長の様子4
  • 市長
     そうですね。まずはごみ処理ですが、私も平島に最初に行ったとき、先週の火曜日は道路にずっと積まれている状況で、火曜日、水曜日と続けていって、水曜日に少し片づき出したかなというところでしたけれども、昨日の災害対策本部の会議では、道路に面したごみはなくなっていると。ごみ袋も、小さなごみ袋が必要とされてきているということで、大分落ちつきつつあるのかなと。花尻でも、ききょう公園に随分ごみが積まれてはいるんですけども、全体として落ちつきつつあるのかなというように思っています。
     そういう面からいくと、これからり災証明、り災証明の後にさまざまな融資等々が出てくるんでしょうけども、そういうり災証明の発行を速やかにやっていかなきゃならないという認識です。
  • 記者
     公共施設被害なんですけど、今、少年自然の家に被害が出ているという話ですよね。公共施設の被害をどの程度把握されていて、今後、どう把握して対応していくかについて、考えをお願いします。
  • 市長
     まだ、全貌はつかめていません。どちらにしても、早急にやっていかなきゃならないというように思います。
  • 記者
     岡山市内も7,600件超の浸水被害が出て、住民の人たちは2階で暮らして、昼は1階の片づけをしている状況が続いていると思うんです。市営住宅を今、30戸程度用意されていますけども、今後、その住宅については拡大していくというか、そういった、要は住居確保の考えはあるんでしょうか。
  • 市長
     最初の10戸はもう入居が決まったということでありますが、それ以降、新たに20戸でしたか、次のステップを出したと思います。後は、それぞれ相談窓口もありますし、そういったニーズを踏まえての対応になると思っていますので、まだそこのところは、私としては承知していません。
  • 記者
     先日、被災者生活再建支援法が全県適用になりました。地震災害と違って、水害については全壊、半壊、大規模半壊の判定が非常に難しい中で、支援が受けられる、受けられないという線引きから漏れた方に対する手当てとか、市独自の何か施策を今、お考えがあればお伺いしたいんですが。
  • 市長
     いや、まだそこまでには至っておりません。私もこの被災者生活再建支援法は防災の統括官をしているときに、幾つか問題点も整理をさせていただいているところでありますが、これについては逐次、内閣府も整理をして、たしか今年も制度的に整理をしているところでありますので、難しいといっても一定の基準を、わかりやすい基準をつくってくれていると思っています。それに該当するものを救済していくのが最初だろうと思っています。
  • 記者
     かなり今回の災害は広域に広がっていて、西日本全体に豪雨があったということで、倉敷市で取材をしていると、職員の数が全く足りないと。市長にお話ししても、完全にキャパシティーを超えているような災害であるということで、市町村連携っていうのが大事になっている状況かと思うんですけども、岡山市でお隣の倉敷市の状況を見られての今の現状把握と、もし何かさらに支援をされるとか、そういうご予定がお伺いしたいんですが。
  • 市長
     災害当初、倉敷から消防の応援を求める声がありました。平島で冠水をし、消防が持っているボート15台、全てそこに集中し、水上バイクも出し、目いっぱいにやっている状況で、我々も足らずに自衛隊、県警にもお願いをしたところであります。申しわけない気持ちはありますけれども、数日後に、消防のほうは相当数、倉敷のほうに応援させていただきました。
     この広域災害っていうのをどう捉えていくのかっていうのは、倉敷と岡山のように隣接しているところは、一緒にやられちゃいますから、多分、こういう状況では応援は無理だと思うんです。だから、何かシステムを考える必要があるのかもしれない。これは、多分我々でやるっていうのも一つですけど、国としてどういうシステムを考えるのか、DMATとか、消防も緊急消防援助隊とかいろんな制度をつくって、地震のときは行くようなシステムがありますから、そういったことは、私は党の幹部、自民党の幹部とか、そういった方が来られたときにも、少し申し上げたところであるんですけど、町村連携っていう形にはなかなかならない。状況によっては無理だと思います。
  • 記者
     無理っていうのは、初動はもちろんなんですけど、例えば職員の派遣とか、応援職員とか、そういうこともなかなか難しいと。
  • 市長
     それはもちろん、ある程度経ったらできるんじゃないでしょうか。今日も備前市の方とか、他の市町村の方がり災証明等で応援していただいています。これからまた横浜市に来ていただくんですけれども、まずは近隣で対応できるものは対応していくということで、何らかの手助けができるところからまずはお願いしているところであります。そこはシステムが動いているんじゃないでしょうか。
  • 記者
     倉敷市の状況としては、別の市町村ですけど、今、状況としてはどういうふうに捉えていらっしゃいますか。
  • 市長
     私は報道以外知りません。伊東市長と何度か、各大臣が来られるときにお会いして、お話を横で聞いたり、本人とも少しは話したりしますが、私自身は真備には行っていませんし、これは、私は自分として行くべきじゃない。例えば周辺に渋滞などがあるわけで、これは、将来的には参考になるかもしれないけれども、それは今、被災されている方のことを考えて、それに直接対応できる人が行くのが筋だろうと思って、被災の場所は、岡山市内以外は全く見ていません。
  • 記者
     今、市内で大量に災害ごみ、これが集められていらっしゃると思うんですが、今回の豪雨で、大体、市内全域でどの程度の量といいますか、見込みといいますか、この辺、推計されているものがもしあればというのが1点と、集められたごみの今後の処理を含めた対応、これについてお聞かせいただけますか。
  • 市長
     もう目先のことに精いっぱい。少なくとも担当のほうは分析しているかもしれないので聞いていただければと思うんですが、とりあえず我々がしなければならないことは、自宅、そして道路際に置かれているごみをどこに保管するか、それもできるだけ速やかに、無料で対応していくっていうところに精いっぱいでありました。
     私は、今回よくやっていただいたと思いますよ。平日は3時、仕事が終わったら平島、白石、ああいったところに入って、土日はフル活動、委託している民間企業も同じように扱ってもらって、今だいぶ集められたところであります。そこの量的なところまでは、ごめんなさい、整理できていません。

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