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平成31年1月8日市長記者会見

[2019年1月10日]

ID:12153

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平成31年1月8日市長記者会見議題

  • 「第3回おかやま協働のまちづくり賞」の決定と表彰式及び「SDGsフォーラムin岡山2019」の開催について
  • 2019年の抱負

平成31年1月8日市長記者会見資料

市長記者会見動画

「第3回おかやま協働のまちづくり賞」の決定と表彰式及び「SDGsフォーラムin岡山2019」の開催について

会見する大森市長の様子1

 皆さん、明けましておめでとうございます。
 まず、今日は「第3回おかやま協働のまちづくり賞」の決定と表彰式及び「SDGsフォーラムin岡山2019」の開催についてお知らせをいたしたいと思います。
 「第3回おかやま協働のまちづくり賞」が決定いたしました。この賞は、地域の社会課題をさまざまな団体の協働により解決するすぐれた取り組みを表彰するものであります。
 9件の応募があり、大賞には西日本豪雨災害支援ボランティア「自由あそびのひろば」が選ばれました。その取り組み内容は、7月の豪雨災害で甚大な被害を受けた平島地区で後片づけなどに追われる家庭を支援するために、隣接する地域のお母さんたちが被災した家庭の子供たちの預かりや居場所づくりを行ったものであります。
 自然災害という緊急事態が発生した際に素早く地域の力を結集し、支援の手を差し伸べたすばらしい取り組みだと思います。
 実際、この豪雨は土曜日の朝方まで降りましたね。わたくしは、土日はこちらにいて、月曜から現場を見て回ったんですけれども、たしか火曜日に平島地区に行ったときにこういう話を直接聞きました。そういった中で、こういう「自由あそびのひろば」っていうボランティアができて、随分助かったという話を聞いたところであります。大賞に選ばれてよかったというように思っております。
 大賞のほかにも、支援を必要とする子供の仕事体験活動など4件の取り組みが入賞となっております。そのほか4件の取り組みも高く評価され、奨励賞を贈ることといたしました。なお、昨年に引き続き、一般財団法人橋本財団から協賛を受け、記念のトロフィーを全ての取り組みに贈ることにいたしました。橋本財団へは感謝を申し上げたいと思います。2月17日に表彰式を開催いたします。
 この日は表彰式とあわせて「SDGsフォーラムin岡山2019」を開催することとしております。このフォーラムは、持続可能な社会の実現に向けて取り組むさまざまなステークホルダーが、ビジョンや戦略、取り組みを共有し、魅力的な地域づくりを築くために学び合うことを目的としております。
 内容は、基調講演やパネルディスカッションのほか、教育や福祉の分科会とともに協働のまちづくり賞を受賞した事例を発表する分科会も行う予定となっているようであります。ぜひ多くの市民の皆様に会場にお越しいただき、各団体のさまざまな取り組みを知っていただくとともに、このフォーラムがSDGsの達成に向けたさらなるアクションにつながっていくことを期待しております。

2019年の抱負

会見する大森市長の様子2

 正月ということもあって、案件はこの1件でありますけれども、この2019年に向けての抱負を少し述べさせていただきたいと思います。
 昨年は7月豪雨による甚大な被害を受け、岡山市にとって大変厳しい1年となりました。一日も早い生活、生業の再建に向けた支援や、今後起こり得る災害から生活を守るための防災対策にしっかり取り組み、市民に安全で安心して暮らせるまちを目指したいと思います。
 また一方で、昨年、JR桃太郎線のLRT化合意や、岡山芸術創造劇場整備などに一定の道筋をつけることができたほか、日本遺産認定、SDGs未来都市選定、G20の保健大臣会合の開催決定といった実りある成果も得られたところであります。
 今年は亥年であります。そして、岡山市として政令指定都市移行10年という節目の年を迎えるわけであります。イノシシというとやはり「猪突猛進」という言葉が浮かびますけれども、「猪突猛進」にはプラスのイメージとマイナスのイメージと2つあるんだろうというように思います。1つはやはり前に向かってがむしゃらに進んでいくという、これはどちらかというとポジティブな意味だろうと思いますが、どうもやっぱり周りを見ずに進んでいくということでマイナスのイメージもあると思います。したがって、私は周りをよく見て進み、がむしゃらに進み、かつ結果を出していくということで、周りをよく見て進む「猪突‘躍進’」でこの1年間全力を尽くし、「災害に強い岡山」、また中四国をリードする「力強い岡山」をつくり上げていきたいと考えております。
 そしてさらに、岡山市のさらなるレベルアップに向けて、職員一人一人が時代の潮流を捉え、それぞれの施策の目的、本質を見定めながら合理的に日々の仕事を変えていくようにできればというように思っております。もちろん、変化にはリスクがあります。しかし、やっぱり変わらないということにもリスクがあるわけで、それらをよく見きわめながら一つ一つ物事の対処を行っていきたいというように思っております。皆様方には引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 私からは以上です。

質疑応答

  • 記者
     SDGsのフォーラムについてお伺いしたいんですけども、岡山市は未来都市に選ばれたSDGsですけれども、このフォーラムに対して先ほど期待のほうをおっしゃいましたけども、具体的にフォーラムに対しての市長の思いといいますか、期待といいますか、何かありましたらお願いします。
会見する大森市長の様子3
  • 市長
     このごろ、岡山大学もSDGsに力を入れていますよね。それで、経済界もSDGsに力を入れてきている。今朝、ある雑誌が私の机の上に置いてあったんですけどね、SDGsに関しての日本の各都市比較で、岡山市が全国で5番目に挙げられているっていうようなこともありました。
     SDGsがなぜ、今国連で提唱され、かつさまざまな各界で積極的な取り組みをなされているかっていうことを、そういう本質っていうのはすごい重要なんじゃないかなというように思っています。もちろん、環境問題から見たこれからの地球がどうなっていくんだろうっていうようなこともあるでしょうし、経済一辺倒で果たして人間の幸福っていうのがどこまでいくんだろうかという懐疑的な見方、そういうさまざまな点からこういうものがなされているんだろうと私自身は推測をするんですが、やはり今、こういうSDGsを求める、何かそういう根源的なものがあるような気がするんですね。だから、それぞれの個人個人がどういう視点でこのSDGsに沿った形で世の中を見ていくのか、また行動していくのかということは非常に重要になるだろうというように思っています。岡山市としても、このSDGsの精神っていうのは非常に重要だろうというように思っています。そういうサステイナブルな世界をつくっていくっていう視点で、このフォーラムも活用していただければというように思っているところであります。
  • 記者
     もう一点、西日本豪雨の被災者支援の関係で、1月から個別訪問をされると思うんです。取りこぼしのない支援に関係して。この日程等は決まっているのでしょうか。
  • 市長
     いや、私はちょっと承知していません。スケジューリングはやっているはずですけどね。担当のほうへ聞いていただければと思います。
  • 記者
     ちょっと発表から離れるんですけども、今日イトーヨーカドーの跡地の起工式が行われているんです。実際、今、まちがすごく変わってきていると思うんですが、あのあたりに関する期待とかを。
  • 市長
     そうですね。イトーヨーカドー跡地もそうですけど、本当に多くの再開発の計画が動きつつありますよね。やっぱりまちは変わっていくんだろうというように思っています。こういう中心街の活性化に関して言うと、一定の人が住んでいくっていうことも私は非常に重要な要素だろうというように思っています。それとともに、やはりいろんな魅力づくりをしていかなければならないし、我々としてできることというのは、そういう再開発に対するサポートもありますけれども、やはりインフラの整備みたいなものも非常に重要なんじゃないかなというように思っているところであります。
     路面電車の駅の乗り入れもそうですし、県庁通りの1車線化の議論とか、また緑を増やしていく、西川の緑道公園の緑っていうのは、多分誰に対しても誇れる緑だろうと思います。もちろん後楽園もそうですけどね。ただ、やっぱり街路樹という面ではもっと整備をきちっとしていかなければならないし、公園においても同じかもしれません。だから、そういう緑をどうやって増やしていくのか、そして住んでいる人にどれだけ気持ちよく住んでいただけるような、そういうまちづくりっていうのが私は必要なんじゃないかなというように思っています。
     SDGsそのものじゃありませんけれども、そういう心地よい生活っていうのかな、それをどうやって提供していくのかっていうのが、我々のこの使命なんじゃないかなというようにも思っています。そういう面で、先ほど申し上げたように、周りを見ながら一つ一つ、細かいところも市民にとってプラスになるようなまちづくりを進めていきたいと思ってます。
  • 記者
     抱負の中で触れていらっしゃった豪雨の部分なんですけれども、改めて半年たちまして、今も課題抽出や予算への反映っていうのを行っていらっしゃると思うんですが、この1年、今岡山市がどういうフェーズにあって、新しい1年で何を具体的に進めていきたいかというのを改めてお願いします。
会見する大森市長の様子4
  • 市長
     私は大きくは2つに分かれると思うんです。
     1つは、昨年の豪雨に対して、まだ生活再建途上の方もおられます。そういった方に対してきちっと向き合って生活再建を促していく、こういったことだろうと思いますね。住宅の応急修理は、発注率はまだ100%にはなっていませんが、緊急的な応急修理は終わっていますから、仮設住宅に住まわれている方も二十数世帯おられますけれども、そういうところは、それも最終的にきちっとしなきゃいけませんし、先ほど質問がありました個別訪問もやっていきながら。
     昨年末にここでもお話ししましたけど、事業者がまだまだ売り上げが回復してないっていうところもありますから、そういったところにも目くばりをしていくことは重要だろうと思っています。そういう面で、一つ目は昨年の豪雨に対する再建、そういったものを後押ししていくっていうことがあります。
     2つ目は、これからやはり災害に強い岡山にしていかなければならない。岡山は、県南でいくと218平方キロメートルっていうのがゼロメートル地帯なんですね。これは干拓でできているまちですから、やむを得ないところがあるわけです。そういう面では、内水氾濫というのは非常に怖いところでありまして、そういうハードの整備をしていく。それから、砂川が決壊しているわけですから、そういったことは、これは国のほうも激特(河川激甚災害対策特別緊急事業)を認めていただいて、144億っていう多額のお金を5年間で投資していただけるということにもなったので動くと思いますが。そういうハードをやっていくともに、重要なのは何といってもソフトだろうと思います。自主防災組織がまだ6割台であるわけでありまして、今回砂川の決壊で亡くなった方がおられなかったっていうことの中に、やはり付近の人がノックして被災者を救出したっていう話もあります。そういう面でやっぱり自主防災組織の充実っていうのが、私は非常に重要だろうというように思っています。現在、来年度の予算に向けて議論しているところですが、そういったところを今年重点的に対応していきたいというように思っています。

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